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[地獄の業火に抱かれる夢を見る。
――熱い。
体は熱を弾き、痛みは心を苛む。
夢なのか真なのか。
何れにせよ、 生きては居ない。
嗚呼、何故此の様な責め苦を味合わなければ成らないのか。
其れが、人兇しの罰とでも云う心算か。
――なれば幾らでも兇して遣ろう。
ずると、黒が動いた。]
[其処は何処だ]
[人の姿など何処にも無い]
[其処は何だ]
[誰にも判るまい]
[地獄なのか]
[それとも他の何処かなのか――――]
[弾き飛ばしてその後、漸く可笑しさに気付く。
嗚呼、そう云えば彼――射手のは何処へ行ったのか。
此処が良く判らない空間なだけであるのか。
兎も角、眼前の敵を排除するが先。
這わされて居た体を起こす。視線が低い。
嗚呼。
頭の中に呼び起こされた記憶。
――此れは、兇した時だ。]
アハッ、アハハッ
また、此処か
――虫唾が走る
[吐き捨てて、弾き飛ばした男に圧し掛かる]
後悔等するものか
幾度見せられても同じ
[だが此処は――嗚呼若しかしたら自分で見ているのかと、微かに考える]
[扉の叩かれる音に、僅か思案に暮れていた意識を払い
白猫へと向けていた視線を上げる。]
――ああ、申し訳有りません。
…どうぞ、鍵は開いておりますので。
[呼び名に、扉の向こうの人物を悟ったのか警戒を見せること無く
薄らと笑みを湛えたまま、扉向こうへと声を投げて]
[ふと気が付くと、少年は氷の中に閉ざされていた。
最早言葉を発する事も叶わない。
今までの彼に、冷感など殆ど無かったにも等しいのだが―今は。
全身を刺すような痛みが身体を駆け抜ける。
そして、下腹部には更に強烈な痛みが。頭の中では言い知れぬ不安が襲い掛かる。――それは今にも狂ってしまいそうな程の。
―あぁ、そうか。
皆、僕が殺したんだから。
やがて氷像の周りを無数の氷柱が取り囲む。
氷柱は氷を貫いて、少年の体内深くへと潜り込んで行く。
――そして「罰」は続いていく。
まさに「この世の物とは思えない」程の痛み。悲鳴を上げる事すらままならず、少年はただその痛みに耐え続けていた]
[返事があれば少しだけほっとした様子に微かに微笑む]
失礼致します。
[ゆるりと扉を開けて瀟洒な一礼を。
あげた表情は穏やかさに満ち]
失礼、うちのお猫様が…ああ、やはり。
[彼の足元に留まる白い猫に気付いて苦笑する。
迎えに来ましたよ、と]
ええ、僕が勝手に連れて来てしまいました。
[申し訳有りません、と苦笑交じりに短く謝罪を述べて。
白猫の小さな身体を腕へ抱え上げ、腰掛けていた寝台からゆるりと立ち上がる。]
…さあ、ご主人の下にお戻り。
[扉近くに佇む彼へと歩み寄りながら
擽る様に指先で鼻先を一撫でして。そのまま差し出そうと]
[――それからどれ位の時間が経っただろうか。
恐らくは、経過した時間の中に「人の一生」等軽く納まってしまう程の長い時間。
痛みを受け続ける少年にとっては、それは当に「無限」にも等しかった。
「時間」など、此処には在りもしない事も又、事実では有るが。
丁度、少年の身体が無数の氷柱と、鎌鼬のような刃に切り裂かれ。
背後には灼熱なる炎が煌々とその光を放ち、少年の背中を焦がしていく。
氷は、溶ける事もなく。
痛みと狂気の中で少年は、一筋の光を見た――気がした。
「――ゲレフト?」
嗚呼、それは一番愛しい人の声。今までずっと待ち望んでいた、漸く再会できた母の声。]
[男の首には黒の手が巻きつく。
狂っていると云われただろうか。
其んな事はとうに知っている]
[白の細い手は男の腰に絡みつき、名前を囁く。然しその腰には深々と銀が突き刺さっている。
快楽に堕として仕舞えば、簡単だった。]
[ゆる、と首を横に振って]
いえ、構いません。
むしろ…有難うございました。
私は、彼女にまで気を回していられませんでしたから…助かりました。
[苦笑とともに微笑み、レギーナを受け取る。
すみません、と猫に小さく謝罪を一言]
─自室─
[まどろみから目覚め、一つ、瞬き。
傍らから、規則正しい寝息が聞こえるのを確かめると、一つ、息を吐いて]
……ミライ、カコ、イマ。
刻の流れを司りしモノ。
オレにしばし、その力を。
[小さく呟き、す、と目を閉じる。
それは内なるモノ──Chronosの力を動かす、キーワード]
助かったのなら、良かったのですが。
本来ならば僕からお返しに行くべきでした。
[主人の下へ戻った白猫に小さく笑みを零し。
その表情を、ゆるり相手へとそのまま向ける]
――大丈夫ですか。
[白で覆われた指先へ、ちらりと視線を向けながら
何がとは問わず、そのまま昨夜と同じ問いを]
[しばし、訪れる静寂。
それを経て。
閉じた目が開くのと同時に、ため息を一つ]
……ハズレ……か。
良かったんだか、悪かったんだか……。
[小さく、独りごちて。
碧の瞳で、しばし、天井を睨むように見つめる]
とはいえ……直接的にその痕跡が「ない」としても。
何らかの形で協力なり同調してない……とも、言い切れん訳で。
……結果的には、油断できん……な。
[やれやれ、困ったもんだ、と。零れ落ちるのは、嘆息]
[ふと、目が覚める。氷は解けて、炎も消えていた。
それでも痛みは果てしなく。ティナの身体をその腕に抱いても、消える事は無かった。]
『――あぁ、皆、同じような苦しみを味わっているのだろうか。』
[思うと同時に、強烈に胸が締め付けられる。だが、それによって少年が悪夢より目覚めた事も恐らくは事実であろう。]
・・・言ったろう?僕はもうGerechtなんかじゃ無い。
僕の名はオーフェン。オーフェン・ツァーハイト。
「そう、だったわね。・・・オーフェン。大丈夫だった?」
あぁ、今もとても痛いけど。僕は大丈夫。それより、彼女を――
[そっと目をやると、其処には死んだように倒れる銀髪の女。
意識は在るのか無いのか定かではないが、恐らくは自分と同じ責め苦を味わっているのだろう。]
いえ、うちのお猫様を預かっていただいたのに、そのようなことは──
[レギーナを抱き上げたまま、呟きかけ。
そして向けられる視線に僅かに逡巡する]
え、ええ。
[指先は密かにまだ痛んだけれど、それほど問題があるわけではなくて]
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