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─二階・自室→一階・廊下─
[ふるりと首を振ってから、ティーセットを片付けようとトレイを手に部屋を出る。階段を下り、台所へ向かう廊下の途中でフォルカーに会った]
おはよ。
……ぇ、ミーネさん、が。
[挨拶もそこそこにヘルミーネのことを聞かされた。縹色が、揺れる。驚いた風な、そうじゃないよな様子は、フォルカーにどのように見られたか]
オトさんが見つけて……そう……。
[状況を伝える幼馴染の顔を見ていられなくて、視線が落ちた]
……これ、先に片付けて来るね。
[泣きたいのに、涙は出ない。泣く資格さえ無いのだと、そう思った。トレイをフォルカーに示し言葉を向けると、足早に台所へと向かった]
─台所─
[使ったカップとティーポットを、ぼうとしながら洗う。考えれば考えるほど追いつめられるような気がして、今の間は考えることを放棄する。のろのろとした動きで食器を洗い続けていた]
[返ってくる言葉は意外に冷静な言葉であるか。
別に無視されても咎めることはせず、オトフリートが集会場に入るまで*傍にいることだろう*]
―回想・広間―
いえ、僕のほうが後から来ましたし、
寒いのは一緒ですから。
[ほんの少し暖かさに痺れてきたような指先を見てから、エーリッヒに言った。
まさか怖がられているなんて思いもしない。
だって、覗いたのはダーヴィッドだから。
見たくてとか言い出した彼を、やっぱり睨み続けていた。
ヘルムートの反応はどうだったろうか。
とりあえず、少年は自分の感情に素直に従って、つめたーい目のままだったりした]
へんたい。
[も一つおまけに追加した言葉。
狙ったわけではない問いには素直に言葉が返りかけて]
――あ。
[まぁ当然だよなという顔をして、心配などしなかった]
―自室―
[その日は部屋に戻った後も眠れず、ベッドに横になったまま自分の手を見た。
ローザをナイフで刺した自分の右手を]
別に恨んでくれてもなんでも、構わないさ。
[呟く声、微かに胸が痛むようなそんな感じがする。
外が騒がしくなりはじめて]
見つかったか?隠しても無駄だろうな。
[ナイフは刺したままになっていたし、それが自分のものだとすぐにばれるだろう。
起き上がり、部屋を出た。
その足は、ローザを殺した崖のある場所の方へと]
―西側の渓谷―
[そこにはハインリヒの姿があり、自衛団員はまだ着てないようだった。
よぉと手を上げて挨拶、そちらには距離を置いて近寄り。
がけ下の様子を見る、昨晩とさほど変わりのない光景]
あれはさすがに、死んでる…か…。
[呟く声、どこか上の空に近い感じの印象あたえたかもしれない]
下の降り方探してるのか?
自衛団員に聞いてみたらどうだ?奴らの方が詳しいだろう。
[その様子にそう声を*かけた*]
―回想・広間→個室―
[温まり始めたのは遅かったから、体が温まるのも少し遅い。
部屋に戻っていく人を見送って、おやすみなさいと言葉を投げる。
ヘルムートには甲斐甲斐しく世話をやいたりしたかもしれなかった。
2階の部屋に戻る頃には、体も温まっている。
そのまま、本を取り出した。
何冊も、何冊も。
神の教えを説いた本の後ろのページを探す]
――あった。
[索引から見つけた言葉は、人狼。
ページを捲った先に書かれていたことを、しっかりと刻み付けた。
「神に背く者」「赦されざる者」「殺害する事」
同時に記載された聖なる者については、今は見なかった。
そして、他の本を探す。
死者の弔いを詳しく知る為に]
―外・エルザの墓近辺―
[その場に佇む時間の長さはどれほどだったか。
少年の声に、翠が緩く、動く]
……フォルくん……。
護……らなかった……?
[雪に消える呟き。
意を問う暇もなく、フォルカーは上着を押しつけて去って行く]
護る……。
[引っ掛かる、記憶の片隅。
自衛団長が死んだ日、台所で少年が呟いた言葉は]
……護り手……?
[呟きは風に溶ける]
[少年と入れ替わるようにやって来た青年。
投げかけられた問いに、口元が歪む。
どこか、皮肉っぽい、笑み]
……本人にも、言わなかった事を。
何で、君に言えますか。
[返した言葉は、如何様に伝わるか。
しかし、今はそれよりも。
確かめねばならない事がある]
それはそれとして……ユリくん。
エーリッヒさんの部屋……って。
どこでしたっけ?
[問いかけは何気ない、けれど。
翠に宿るのは、冥く、静かな光**]
―朝・個室―
[今日は静かだった。
着替え、髪を整え、本を整理する。
机に向かって、手紙を書く。
書きたいときに書くのが、姉弟の決まりだった。
今日は、誰が、死んだのだろう。
明日は、誰が、死ぬのだろう。
誰を殺せば、良いのだろう]
ビー、会いたいなぁ。
[小さく、書き上げた手紙をしまいながら呟いて、部屋から出ていく。
もし今日何もなかったら、きっと自衛団員の人に渡せるだろうと、白い手紙を三通持って。
しかしそれは再び床に落ちることになる。
――フォルカーから、話を聞いて、ただ呆然と玄関を*見つめた*]
―西側の渓谷―
[向こうに下に行けそうな箇所を見つけたところでエーリッヒがやってきた。
手をあげた彼を煙草をくわえたまま無言で見る。
苛々した気配は隠すつもりもなかった]
あ?
[ローザの亡骸を見下ろして言う言葉は聞こえたか聞こえなかったか。
しかし、驚きもしない様子に露骨な違和感を覚えた]
なんだか、彼女がそこにいるのを知ってるような言い方じゃねえか。
[疑るような視線をむけて、問うのは低い声。
自衛団員にと聞けば奴らに用はないと思えども、知らせるべきかと思い直し周囲を見回す。
巡回の自衛団員の姿を見れば]
おい!こっちだ!
[そう言って呼び寄せたか]
[やってきた自衛団員に遺体は自分が運ぶと告げ、頑として譲ろうとはせず。
同行だけは認めて共に亡骸の傍へ降りていく]
…すまん。俺のせいだ…。もっと傍にいればよかったんだ…。
[言いながら冷たくなったローザの顔にかかった砂を手で払い、頬に触れる。
胸に刺さったままのナイフは抜こうとしても抜けず、諦めてそのままにして、
硬くなってしまった身体を抱き上げれば、凍らぬ血液を纏った髪が腕に絡み付いた]
…何ジロジロ見てるんだ。早く、行け。
[自衛団員を急かして上に戻ったなら、亡骸を抱えて黙って歩き出す。
行く先は、エルザが葬られたと聞く場所へ。問われれば短く答える筈。
エーリッヒが共に来るなら拒みはしなかったが、ローザに触れることだけは許さなかった。
オトフリートとユリアンはまだそこでヘルミーネの埋葬をしていただろうか。
誰を埋めているのかを知れば一瞬驚き目を見開くが、すぐに歯痒そうに奥歯を噛み締める。
それから彼等に無言のまま視線で隣を空けろと示し、黙々と穴を*掘るのだろう*]
―一階:廊下―
[誰に告げるときにも、少年に表情はなかった。
揺らぎもしない眼差しは、話した相手の様子を窺うようでもある。
外に行くというユリアンを見送り、片付けてくるというイレーネに頷いて、冷えた廊下に佇む。
何のせいかも分からない胸の痛みを覚え、薬を飲み忘れていたことを思い出した。叱られる、なんて遠く思う]
――……ハシェさん。
[神学生の彼に伝えるときには、胸に当てていた手は下ろした。
彼の手元から落ちていく封筒を視線で追って、屈んで拾い上げる]
落ちましたよ。
ご家族の方に、ですか。
[目に入った宛名からの推測で、問う]
うん…それもそうだね。
さっき聞いたことは忘れてくれ。俺も自分の感情を整理できないかって思っただけだから
[皮肉げな笑みを浮かべていうオトフリートに答え、一度エルザの墓を見て]
エリ兄の部屋?
いや、俺の部屋より奥から出てきたのしか知らないからわかんないけど…それじゃわからんよな。俺の部屋一番手前だし、ごめん
[名が名だったので知っているのに知らぬように答え申し訳なさそうに謝る]
ってかこんなときにエリ兄がどうしたの?
何か…あったの?
[もしかしてというような硬い表情でオトフリートに聞く]
……ここにずっといると、冷えてしまう。
僕は、一度、広間に向かいますが。
ヘルミーネさんの元に、行かれますか。
[静かな声で問うて、広間の方へと*目を向けた*]
[そんなこんなで変態が部屋に帰りついたころには夜もいい時間になっていた。
広間で話をしていた時は忘れていられるが、一人でベットに横になると否応なしに人狼について考えさせられる。人狼は、一体誰なのかと。
とはいえ考えてても見当はさっぱりつかない。
疑う事なら、いくらでもだれでも出来そうだったが。
そうして気付けば朝になり、普段の時間に体は起きた。]
―台所―
[顔を洗って朝食でもと、台所に行くと誰もおらず、扉が開いたままだった。
薪か水かと思いながら、扉から外に顔を出すと、新雪にの上に残された足跡がいくつか西に伸びていた。
ああ散歩かと、内側に戻ろうとしたら、ずきと頭が軋んだ。]
痛っ…。
[痛みに顔をしかめて、もう一度外を見る。見れば痛みは襲ってこない。]
外に、いるのか?
[何が、とは口にはできなかった。]
―外・西の崖付近―
[たどり着いた時には、ハインリヒとエーリッヒが何やら崖を覗き込んだり、探しているような素振りだった。
予想はしている、分からないのは誰だという事だけ。
ゆっくり近づいて、下を覗いた。]
ローザ…。
[薄紅の髪と赤い血が、白い世界に鮮やかに広がっていた。そしてその上に揺らめくものは。]
――がう、ローザもちがう。
人狼じゃ、ない。
[はっきりと、今度は意思をもって呟くと、白い揺めきは、次の瞬間には消えた。暫く後に、ハインリヒの傍で何度か見かけることになる。]
[ローザの死が事故じゃない事は、胸のナイフが物語っていた。
小さなナイフは調理用のものではない。だが見覚えがあった。ごく近い間に。]
……あれって、どっかで見たことが。えーと……。
ああ。グラーツ殿が持ってたやつか?
[ぽんと手を叩き、エーリッヒを見て―――つまりはエーリッヒがローザを殺したのかという事に気づくと、青い顔で彼を見ていた。]
[それにオトフリートが返事を返した頃か。それとも埋葬を始めたころにか、ハインリヒがきて]
ハイン兄…さ…ローザ…っっ…ァ…
[新たな足音に振り向いて写ったのはハインリヒ。そしてナイフが刺さったままの状態で抱えられていたローザ。
足元が一瞬ふらつき、頭を抑える。予想していたといえばしていたけれど、でも不意に来た光景にはこたえた
触れさせたくないように大事にしている様子は昨日の自分を彷彿とされる]
ぁー…もう…なんなんだよ…
[吐き出すように呟く本音。でもきっと自分はこのままずっと*寝させてもらえないのだろうか*]
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