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[問いへの答えは、すぐにはなく。
しばし、睨み合いの緊迫タイム]
「如何な手段を用いようと、現状、昇華させる事は何者にもかなわぬ」
……そーいわれても。
なんか、強引な方法でやってくるかもしれねぇし。
「正規以外の術が通るほど、軽いものではない。
仮に、何者かの命を用いたとて、封は解けぬ。
……その程度で解かれてはならぬ物故に」
ちょ、命がけが『その程度』扱いかよ……それ、どんだけ……。
[言い方はさすがに癇に触ったが。
同時に、その重みは知れて。
ため息一つ]
―東殿・回廊―
[動いた唇は何を告げていたか。人の名前のように見えたが。
答えは微か届く声で知ることになるわけだが。
はぁと一つついた息は、少しだけ呆れも含んだろうか。
アーベルの頭を撫でて。]
…お疲れさんと。
こっちも、アレはオティーリエに渡しておいたぜ。
[その後突っ伏したまま、ちらとアーベルを見るが反応は薄い。
念のため心話で話しかけようとも思ったが、余計な負担がかかりそうで止めた。
表面上なら直ぐ癒せるが、心や疲労は領域外。
こればかりは時に頼るしかない。…時空のが居たら早く回復したろうか。]
一人じゃ補えるものが少ねぇよなぁ…。
[それでも某風竜には反則言われてるおっさんだが。]
……んじゃあ、最後にこれだけ。
『現状、誰にもできない』って事は。
つまり、それができるのは……。
[確かめるように言いつつ。
青の瞳は、会議場へ。
天竜はその視線を追うも、肯定否定、そのどちらも態度に示しはしなかった]
…………。
わかった。
[今の状況と、その反応と。そこから掴むのは、独自の推論]
つうかさ。
爺様もちゃんと物食えよ? いざって時に動けねぇとか、泣けんぜ?
[一転、軽い口調に戻って告げると、会議場前を離れ、階下へと]
[突然現れたユーディットに狼狽えながらも、エリィへの処置を任せて見守る。]
…なんとかしてやんなきゃならないんだ。
コイツ、俺を守ろうとして剣の力をまともに…
[触れて弾き飛ばされ、流され呑み込まれた自分も決して無事とは言えなかったが、それよりも抗おうとした彼の方が酷く。
いや、彼が受けた事で、自分はこの程度で済んでいるのかもしれなくて。]
なんかあったら、コイツの兄貴達に合わす顔が無いさね。
[三角錘の中で横たわる姿。
あまりに痛々しく、目を背けた。]
―東殿/どこかの部屋―
[呆れの溜息はともかく、髪を撫でられて青年の寄せられた眉から力が抜けた。穏やかな寝顔とは言いがたいけれど、見守られている内にそれなりに安定してきた様子になっていく。
尤も、視線や声への反応は薄く、凍らせた心は溶けていないのだが。
そして時は過ぎ、やがて微かに左の指先がぴくりと動いた。右の手にも力が入り、既に乾いた赤が小さく剥がれシーツに落ちる]
……ぅ……、っ!
[ぱち、と音がしそうな勢いで青年の瞳が開き、側の気配――生命の竜を見る。その色は心の奥を覗く赤紫]
―東殿・どこかの部屋―
[自分も軽く眠っていたのか、どれくらい経ったかよくは分からず。
先に目を開ければ、呻きと、微かな動き。
開いた赤紫の瞳に、灰茶の瞳は覗かれるが、静かに見据え返した。
心竜は内の何を見ただろうか。
想いだけならば、騒動の原因である二竜主とした他竜への労わり、命竜としての性が。
過去を覗き見たならば――この世界とは違う風景が。
世界の崩壊。何が起こったのか、悟る前に全てが終わり。
一転、現在の世界。
どうしてか、生きながらえた二つは、だが異なる世界で生きることが出来なかった。
例えるなら二匹のクラゲが砂漠に落とされたように。世界と存在は合わず。
生きられないなら、共に世界で眠り合おうと。そう誓い合ったのに。
一つは、それでももう一つが生きながらえる事を望み。
世界とのバイパスの役目を果たし先に、消えた。
それからは、永い永い孤独の日々。
望郷と片翼への愛憎は、ゆっくりと殻に覆われ褪せてゆく。]
[赤紫の瞳に映ったのは灰茶の瞳、見えるのは生命の竜のしての労わり、そして覗いてしまったのは――…生命の竜の遠い遠い過去。
青年の目が見開かれ、その色は熱が引くように紫紺へと戻っていく]
………、えぇ。
おはようございます、クレメンス。
[心を凍らせていなければもっと動揺が表面に出たのだろう。青年は温度の低い声で静かに生命竜の笑顔から目を逸らした。覗いてしまった光景に、心の奥底では覚醒した『願い』が揺れる。
目を伏せて腕輪と指輪を嵌め、眼鏡は少し迷ったがかけずに青年は無理矢理に体を起こした。立ち上がる事は出来ずに壁に背を預けて寝台に足を投げ出す]
御迷惑をおかけしたようですね。此処は?
―東殿・どこかの部屋―
[心を覗かれたことに気づいているのかいないのか。
こちらはいつもと変わらずに、椅子を引き少し近づく。]
気にすんな。だいぶ消耗してたっぽいしな。
剣は変わりないか?
[ひらと手を振り、質問にはさぁと首を振る。]
どっか空いてた部屋だ。倒れてた所からはそんなに遠くねぇ。
[軽く、心に届いた声に頷く。]
ああ、どっちも無事だ。
聖魔剣はオティーリエに渡してある。
それから爺さまと…、エーリッヒが結界の中だ。
こっち側に残ってるのは、ナタ、氷竜殿、翠樹の嬢ちゃんとナギ、それからノーラ殿だな。
んで。これからどうするんだ?
[剣は手に入れた。あとはどう動くのか。
その先はクレメンスは知らない。
揺らされきっていない為なのも原因だろうか。
まぁ何をするにしても、おそらく暫くは動けないだろうが。
自分の消耗はまだ何とでもなる範囲だが、アーベルにかかっている負担は大きい。回復にはまだ時間がかかりそうだと予感した。]
―東殿/どこかの部屋―
[近づくクレメンスの足元に視線を落し、かけられた声に頷く]
はい、大地殿の意思はとても固くて。
過剰に剣へ精神力を注ぎ暴走させた分、その反動で宥めるのに力を持って行かれてしまいました。
――…今は小康状態のようですが。
[膝の上でしっかり握る黒の腕輪――『神斬剣』に視線を落す。
それが影に沈んだ影輝の均衡もあっての事であるとは、剣の持つ気配に紛れて気付けない]
─西殿・階段─
……あー、それにしても。
[ぽてぽてと、階段を下りていく]
さっすがにこんだけ八つ当たり続くと……直接食らってなくてもきついっつーの。
[珍しく零れ落ちたのは、愚痴。
八つ当たりを感知できる=余波はきっちり食らうわけで。
……実は、八つ当たりの度に消耗していたのは、絶対の内緒事だったりする]
……あー、そーいや、あっちはどーなったんだろ。
[関連して思い出したのは、虚竜王の不機嫌の今回の犠牲者の事]
―― 西殿・廊下 ――
[見知った気配に運ばれる感覚、血の匂い、遠く聞こえる声…接続を自ら落としたわけではなかったせいで、腐食を進めながらも無機の知覚は作動を続けていて、自らの周囲に時空の力が作用した事も感じていた]
―― 西殿・廊下 ――
『だめ…』
[子供がむずかるような、拒否の意志に反応したのは、他でも無い、彼をこの結界の内に送り込んだ虚竜王の力の残滓……言ってしまえば不機嫌のカケラ。それは拒否の意志とは容易く同調し、停滞の力を薄める]
[一度立ち止まり、探知の風を巡らせる。
一応、大丈夫だとは思うのだが]
火炎の兄さんも大概無理してるっぽいし……。
どっちもちゃんと休ませねぇと、ヤバイよなぁ。
カケラの事もあるし。
[カケラに関しては、火炎の放った焔がある程度は対応できるはず、と思いつつ階段を降りきり]
─ →西殿・廊下─
ん、と。
こっちか。
[風の捉えた気配の方へと歩みを進める]
―西殿:地下室―
[ある程度の回復しか見込めはしない。
すぐにこの剣に気付かれるだろう。]
――目を作りますか
[蝙蝠が一羽、閉めた扉から出て、先ほどまでいた部屋のそばに向かう。
ぴたりと天井にとまると、しばらくは様子を見る。]
[暗い翠の目は、その目を通して。まわりを見る。]
[飛んでゆくときに見えた廊下の様子も。
決して、構うことはなかった。]
[闇の中でどんな顔をしていようとも、それは見えるわけがない。]
―東殿/どこかの部屋―
[彼女と剣の無事、結界の中と外の竜達、そしてかけられた問い。
いつかは当然訊かれるはずであったそれに、青年は口元に微かな笑みを浮かべた]
二つを合わせ『真・聖魔剣』に。
――…そう言いたい所なのですが、この状態では少々難しい。
[口元の笑みが苦笑に変わり、生命の竜を見る。紫紺は覗き込みはしないけれど、その心の動きをいくらかは映す]
……貴方は、いいのですか?
[今更かもしれないが、止めないのか言外に問う。それは生命竜の心の奥を覗いたからこその言葉]
[途中遭遇したカケラに関しては、以下略。
進路を塞ぐようであれば『掃除』して、そうでないならひとまず無視をして]
……っとー。
あ、いたいたー。
[そんなこんなでたどり着いた場の空気は、やたらと深刻だったかも知れない]
って、げ……。
これ、大丈夫……じゃ、ねぇよな?
[三角錐の中のエーリッヒと、傍らの二人とを見比べながら問いかける。
……何かしら、違和感のようなものを感じるのは、何度も感知した不機嫌の影響かも知れない]
―― 西殿・廊下 ――
[ゆっくりと引き延ばされた時間の中で閉じていた瞼が開く]
だめ だよ…俺は…眠ら、ない。
[対なる精神と生命、誰よりも彼等を止めなければならないのは、自分だと。剣の力が彼等を…この世界そのものを害する前に]
[未だに難解?なユーディットの説明をどうにか把握した所に聞こえた、微かな声]
……あれ?
[振り返れば、目を開いた機鋼の竜]
だいじょーぶ……かよ?
―― 西殿・廊下 ――
[焔竜は、苦い顔を向けたろうか。それには「御飯食べてる?」とかいささかピント外れな問いかけを投げて]
あは…だいじょーぶ、では…ないですけど。
[風竜には、淡く笑みを見せた]
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