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[ホワイトカードを数枚取り出し、内一枚の角を指先に滑らせる。
滲む血で、白の上に紅の紋様を描き出し]
俺は、いつでも。
[短く言った後、右腕の漆黒をちらりと見て]
フウガ、お前は、動くなよ。
[投げかけるのは、素っ気無い言葉]
はいっ!
アル先輩だからって負けないっっ!
[マテウスに元気良く返事をしながら。
自分にも着合い入れ。流石にちょっと緊張しているようだ]
/*
>>1574 ライ
え!? その予定じゃなかったの!? ハーレム状態だしてっきりそんなあくどい事をするのかと……(ニヤリ
赤コーナー、影輝学科1年ロミ・精神学科3年ベアトリーチェ組。
青コーナー、影輝学科3年ライヒアルト・機鋼学科3年カルメン組。
クリスマス恒例バトルイベント、第四回戦。
開始!!
[かーん]
[開始の合図に、一つ、息を吐く。
先ほど暴走しかけた闇色の焔が僅かに疼くような感触はあるが、それは押さえて。
左肩の真白がきゅ、としがみ付くのを感じつつ、手にしたカードをロミへと投げた]
静かなる流水、内に秘めし激流の牙を持ちて、我を阻むものを打ち砕け……流水破!
[言に応じて砕けたカードは、唸りを上げる奔流を作り出し、ロミへと向かう。
後輩だからとか女の子だからとか、そんな気遣いはこの男の辞書には存在してはいないわけで。
攻撃に遠慮は、全く、ない]
[開始の合図を耳にしながらカードに指を滑らせる。
紅がルーンを描ききった直後、投げられたカードにあわせたように地面へとそれを落とす]
大地よ、堅牢なる壁を、築け。結土!
[地面が盛り上がり、壁となって押し寄せる奔流に立ち向かう。
その後ろから放物線を描いて投げられるもう一枚]
疾風よ、鋭き牙を、剥け。風刃!
[ヒュン、という音を立て、壁が立つ直前まで先輩である相手の居た場所へとカマイタチが飛んでゆく]
[飛び交うルーンカード。
奇しくも同学科対決となったこのバトル。
後衛のサポートも関わって来るだろうが、如何にルーンカードを使いこなせるかで勝敗が決まるだろうか]
なかなか面白い対決になりそうだな。
そう思わないか?
[訊ねかけたのはいつの間にか観戦しに来ていた影輝学科の導師。
ロミやライヒアルトの担当導師かどうかは謎]
[壁に阻まれる水流に、微か、笑み。
素早く取り出したルーンカードを真紅の滴で複写する]
……力の導き手、抗う力を猛る流水に!
[阻まれつつ、先へ進もうとする流水に向け、投げ込むのは『力の導き手』を意味する『歯車』のカード。
カードに込められた魔力は水の勢いを増し、壁を乗り越え、先へと。
そこへ、ルーンを描いたカードを更に放り込み]
玲瓏たる氷破の吐息、流水の舞いと重なり、砕け、舞い散れ! 氷牙穿!
[水が壁を乗り越えたタイミングで砕け散り、氷の刃となって降り注ぐよに力を加える。
そちらに集中する関係上、風の刃を正確に避ける事はできず。
右の肩口を掠めた風は、紅を引いた]
[さてどうするか? 唸る水の奔流を生み出したライヒアルトに牽制すべきかと考えたが、ロミはそれを的確に射抜いているようだ。ならば無理に介入しない方がいいだろう。
視線を巡らすと、犬のぬいぐるみがライヒアルトの背後に回り符を奪おうとしている様子が見て取れた]
(それなら……)
[と、大気中にある魂の原料ともいうマナを凝縮させて半透明のロープを作り上げると、彼の腕を思い通りに動かすべく投げ縄の要領で投げつけた]
あらあら、ワンちゃん邪魔しちゃダメよぉ。
[ライヒアルトに迫る犬のぬいぐるみを見咎めて、ゆるりと棒を動かした]
< C6H6 C8H8 C6H12 C8H18 C7H8 … >
composing um-uyr-ob-ah
[記号のような構築文を呟きながら宙へと描き。
呪と共に棒を構築文に叩きつける。
途端、轟音と共に構築文から炎が発射され、弧を描きながら犬のぬいぐるみへと迫っていく]
…あらぁ、火力強すぎたかしらぁ。
[ぽつりと呟いた言葉の通り、火の球と言うよりは柱が宙を駆け。
犬のぬいぐるみへと襲いかかりながら弧を描き、更には前衛二人の横を通過しベアトリーチェの方へと向かう。
ちなみにナパーム弾な威力だったりする]
/*
>マテ
うん。今読み直してきたー。そしていきなりダメはなくてもライの肌に触れるような行動をしてしまった(涙目
ダメないから多目に見てもらえると嬉しい(ぉぃ
/*
>>1593ベティ
直接ダメージを与えるのは無し、って書いてるだけだから、操作は良いんじゃ?と思った俺が居る。
ただ、介入回数があるから成立しにくいかもしれないが。
[カルメンから放たれた火球に、犬のぬいぐるみは反応した。その反応速度はぬいぐるみとは思えないものだったが、その火球の行き先を見て人で言えば顔面蒼白になった。
しかし少女は思ったより冷静に見ていた。
ピョンピヨン飛び跳ねているイルカのぬいぐるみを呼び寄せると、抱きついて飛び跳ねている勢いに併せてそのまま横飛びした。このジャンプもぬいぐるみという物質からは想像できない跳ね方だったが、おかげでなんなく火球を回避する事に成功した]
あ、髪が少し焦げちゃっ、た。
[悲しいらしい]
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