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ま、知り合いといえば知りあいだな。
私も昔、学院に通っていた生徒でそのときに…な。
アルだけで充分だろうが、何か起きたときような保険程度にでも思っていてくれればいいさ。
ナターリエ・メルヴィル。こいつはメラニー
[髪から金色の龍…メラニーが顔を出し、会釈のようなものをして引っ込んだ]
しばらくの間よろしくな。
[と疑問符などを浮かべたり興味を持ったりしている生徒たちに自己紹介をした。]
―エアフォルシェン湖湖畔・集合場所―
[そして翌日]
ここで合っていたようだな。
[湖に辿り着き、程なく人の集まっている場所を見つけた。
小脇に抱えられた数冊の本はどれも重そうだったが、本人は顔色一つ変えないままさかさかと輪の中心へ]
受講申請をしに来た。
[相変わらずの無表情で特別講師の前で立ち止まり、本の間から受講届を取り出す。
丁度旧知同士の再会の真っ只中だったようだが、空気は読まなかった]
影輝の導師には、変わってる人が多い。
ヴィリーさんの導師はどんな人ですか。
[>>109ライヒアルトではないと否定されて、頷きながら修正した。
ライヒアルトが変わっている人から外れなくなっているのは、漏れ聞こえた過去の所業のせいだろうか]
…ああ。
[>>107腐れ縁と聞いて女性と交互に見ていたが、ヴィリーが笑うのを聞いて納得の顔になった。>>109
ツキネを抱いていなかったら手をポンと打っていただろう]
ま、そういうことだ。
[何があるか詠めんというアルの言葉に軽く頷き]
しばらくの間お前の特別講師っぷりでも見ておくさ
[そう軽くいいながら、カードデッキへと手を伸ばし]
メル…ヴィル…さん?
[>>110今度は何とか発音できた。が、やっぱり突っかえた。
師とつけるかも迷って、結局こちらを選んだ]
メラニーさん。
[竜と両方にぺこぺこり。
>>111つかつかと輪の中心に進んだ人には目をぱちくり]
……あー、そこそこ。
妙な勘違いをするな、するな。
[なにやら勝手に納得しているらしき外野に突っ込みを入れながら。
>>111 新たな声が耳に届くと、そちらを振り返る]
ん、ああ。
じゃ、届をこっちに。
[そう言って、新たに来た生徒へと手を差し出しながら。
ナターリエの引いたカードに、しばし、沈黙した]
9人目、月闇学科2年 ミリィ がやってきました。
─南館・月闇学科教務室─
だからさー、ずっと謝ってんじゃん。
生徒の可愛い茶目っ気なんだし、もー少し受け入れる度量もたないと女の子にモテないよー?
導師もいい年なんだしさー。ほらスマイルスマイル。
[へらりと笑う少女の前で頭痛に眉を寄せている導師の手の内にはとあるレポート。
本来ならば上位古代語についてを調べまとめていなければならないはずのそれに書かれていたのは、美味しいカレーの作り方で。
これを提出したのは、今目の前で悪びれなく笑っている少女本人。]
…ぁ…や、で、でもそれ本当に美味しくできるんだよ!?
アーデル姐さんも太鼓判押してくれたんだから!
って、な、なにその怖い顔…
や、やんもう導師ったら、そんな顔したら男前台無し☆
えーーーー!?単位くれないの!?
ひどい、パワハラだ!!横暴導師!!!
[こめかみに青筋立てながらどんどん黒いオーラを纏っていく導師の様子にさすがにやばいと気付いた少女は慌てたものの、時既に遅く。
レポート再提出と共に特別期末試験への参加を言い渡された。]
[妙な誤解への取り扱いはアルの仕事とばかりに低く笑いながら、カードを引いて]
おっと、邪魔したな
[と、新たな受講生に場を譲り]
ああ、いいづらかったら、ナターリエのほうでもいいからな
[と突っかえていう>>114女の子に心持優しく告げた]
[金の龍が見えれば>>110ティティエンも応じるように会釈し]
おれぁ威力だっぺ。ヴィリーでええど。
[自己紹介にも簡単に返した。ティティエンとファンカンの紹介も忘れない。
もう一人現れた参加者>>111には一旦視線だけ向けて。ベアトリーチェの問い>>112にそちらへと意識を向けた]
おれんどごの導師ぁ、おれど同郷だ人だんだげんじょも。
まぁおもへごど優先して考えぇ人だなぃ。
あどぁ、人とからがうごども多いっぺな。
[要は正確に問題ありと言う話だった。言葉が伝わりにくいようならティティエンが補足して、リーと同郷の導師であること、面白い事を優先して考える人であること、よく人をからかう人だと言うことを伝えるだろう]
[促され差し出した受講届けには、几帳面な字が並んでいる]
――――――――――――
■氏名:ゲルダ=ルッツ=ハイメンダール Gerda=L=Heimendahl
■学科・学年:大地学科2年
■種族:人間
■取得魔法:魔導錬金術、神聖魔法(初級)
■その他:ルーの外れ出身。生物学上は男性、と本人は言っている。
基本無表情。無口ではないが口調も淡々としていることが多く、その上気まぐれなので何を考えているのか分かり辛い。
入学直後に素質を認められ機鋼学科へ編入、その後大地学科へ。生命体でも作り出す気なのではないかという噂があるとかないとか。真相は彼のみぞ知る。
本の虫で、術を行使する際にも何かと使用することが多い。大図書館によく出没する。
――――――――――――
[場所を譲ってくれた先客には頭を下げ、講師が沈黙している様子に無言で首を傾げた]
……『混沌』って。
お前。
よりによって、それ引くかよ。
[流浪大陸が浮かぶ、と言われる混沌の海。
それをイメージしている、と言われる、光の粒子の揺らめく海の中央に、闇の円と、それを取り巻く光輪が浮かぶ図案。
25枚のカードの中で唯一、正逆で同じ意味を持つもの。
全ての始点であり終着を示す、根源のカード。
それを、長年の付き合いある相手が引くのはどういう事なのかと]
……いや、じゅーぶんに、似合いだと思うぜ。
[>>118 内心までは読めなかったが、何となく察しはついたので、突っ込みは入れておいた]
……違ぇよ。
[ヴィリーには、淡々と突っ込みを返しておいて。
>>120 首を傾げられて、数度、天鵞絨を瞬いた]
ああ、なんでもない。
んじゃ、これを一枚引いて、持っててくれ。
それが、名札になるから。
[言いながら、差し出すのはカードデッキを持つ方の手]
えぇー。
[>>115ライヒアルトの突っ込みには小さく残念そうな声。
人が増えてまた緊張するのを、白もふなでて抑えている。
抱かれててくれてありがとう。心からそう思う]
ありがとうございます。
ナターリエさん。
[>>117優しさを増した声に、緊張しながら小さく笑顔を返した]
ああ、威……ヴィリーだな。
ティティエンとファンカンも、よろしくな
[異界龍は異界龍同士で挨拶をしつつ]
よりにもよって、引いてしまうのが私だからな。
[無駄にえらそうにいいながら]
ま、お前が似合ってるというならいいだろう
[と、混沌のカードを手にしそのまま懐へといれた]
ひどい…横暴だ、せめてレポートなしにしてくれりゃ良いのに…
[しくしく泣きながら教務室を出ると、どこからともなく飛んできた鴉が少女の肩に止まった。]
『…やっぱり怒られたか。』
[肩に乗った鴉はどうやら少女の使い魔で。その口調から、呆れているのが伝わるだろう。]
うん。レポートもっかい出せって。
あとなんか特別試験受けろって。でないと単位やらねぇって言われた。
『…だから言ったろ、真面目に書けって。』
一応あれだってマジメに書いてたんだけど。
『…お前のは真面目じゃなくて悪ノリって言うんだ。
で、試験って何するのか聞いたのか?』
あ、うん。なんかどっか湖?そこ行って受けてこいって。
『………ちょっとそこで待ってろ。』
[あまりにもアバウトすぎる少女の説明に、恐らく人間ならば眉をよせ嘆息しているだろう仕草で首を振った後教務室へと入った鴉は、直接導師から試験の行われる場所と時間をしっかりと記憶し。
そして翌日、少女を連れて試験会場へと向かった。]
─ →エアフォルシェン湖湖畔・集合場所─
同郷の導師ですか。いいですね。
[>>119どうやらティティエンの通訳は大活躍だったようだ。
ふむふむと聞きながら相槌を打って]
教わるには大変そうですけど。
[正直な感想も口にした]
─エアフォルシェン湖湖畔・集合場所─
ね〜む〜い〜…もーちょっと寝かせてくれてもいいのにぃ…
『うるさい、お前自分が単位かかってるって解ってるのか』
ぅ〜…クロウのいじわる〜〜〜〜…
…あ。
ねね、クロウ。なんか人いっぱいいるよ、あそこじゃない?
『そう、みたいだな。』
なーんだ、私以外にも試験受ける人いるんじゃん。
すいませーーーん、試験受けにきたんですけどーーー!
[溜息つきたそうな鴉は気にせず、試験官らしき黒髪の男性に声をかけた。
話してるようだけど、空気読むとか何ソレおいしいの。]
ベアトリーチェ=シーゲルスタイン。氷破学科の1年です。
宜しくお願いします。
[ナターリエともう一人がカードを引き終わった頃に、改めて名乗り頭を下げた]
……なんで、そこで残念がるか。
[>>123 ベアトリーチェの声に、素で突っ込んだ。
腕に抱えられた白もふは、みゅー、と一鳴き。
ナターリエに挨拶にいきたいような、でもこっちもほっとけないような、で複雑らしいです]
……ほんと、そういう引きは強いよな、お前。
[>>124 偉そうな物言いには慣れているのでさらりと返し]
そこで、似合わん、と言っても強引に似合う理屈出すだろうが。
[ついでに突っ込みひとつ。
もっとも、物言いは大分冗談めかしてはいるが]
[特に意味もなくフェイントを掛けたりしたかもしれない。
裏返したカードは聖母の正位置]
……。
[思うところでもあったか、絵柄をじっと見つめた]
礼には及ばないぞ、ベアトリーチェ
[若干緊張した様子ながら自己紹介するベアトリーチェを見る。
異世界からきたなどというのはまだ知らず、ただ孤児院の子を見ているようで、ベアトリーチェと目線を合わせるようにしゃがみこんで]
どうだ、ツキネはさわり心地がいいだろう?
[こちらにもまた数ヶ月ぶりだなというように見遣りつついう]
おっと……。
[>>128 新たに呼びかける声。
千客万来っていうのかこれ、などと思いつつ]
受講者、更にお一人ご案内、か。
んじゃ、受講届を。
あと、名札にするんで、このカードデッキから一枚引いてくれ。
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