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写眞を撮るのが、俺の仕事。
[カメラを持ち上げて示す]
[自分を無口だと言った雄弁な男へ]
[ふと気がついた]
[いくら状況把握と記録のためとはいえ]
───人を撮ったのは、随分久しぶりだけどね。
[そう言ってもう一つシャッターを押した]
[ファインダー越しに]
[ヘルムートを視る]
[知っている写真作品は少なかったが。
近くに誰かファンがいたのかもしれない]
…んっ。
[ふと黙り込んで後ろに回していた右手を胸元に戻した。
一分かそこらの間、瞼を閉じて何かをやり過ごすように呼吸する]
>>101
武器庫、結構いろいろあったぞ。
ただ、君だったら、そんなに重いのは選ばないほうがいい。
軽すぎる、と思ったくらいで十分だろう。
一度見てくるといい。
……ん。
ああ、防腐剤の類なら、あったかも知れん。
[日用品の部屋、と言う言葉>>96にふと、視線は下り階段の方へ]
……そういや、剪定鋏を探す必要もあったか。
[山刀は、大掛かりな枝打ちには向くが、小回りがきかない。
ならば、持っていようと思ったもの]
……それは、確かにそうだろうが。
[否定の言葉>>101には、妙に納得してしまうのは。
『そらいろ』たちの撮影を思い出すが故か]
……とりあえず、だ。
せめて、蛇対策を十分にしてから、という思考には、なれんかお前ら。
[ため息まじりの言葉は、やっぱり先の自分を棚上げしたもの。
言ってから、軽く額を押さえる。
感じる痛みは、進みたがりへの頭痛か。
それとも、侵蝕される内側の痛みか。
現状、判別する*術はなく*]
重たいのは、駄目かな。
[軽すぎるのもどうかと思う]
[カメラも一緒だ]
[軽すぎると重心が狂う]
[手元がぶれるから]
あとで見てみ───ピアニスト、サン?
[ピアノが]
[そう言っていた彼女]
[何やら様子がおかしいのが見えて]
[視線を向ける]
[茶色から取り出したのは
ハンカチに包まれた小振りのナイフ]
……なら、両方を。
["アリス・マクレガー"。
彼女の命を奪ったように、奪ってしまえば。
さらり解かれるハンカチの先。
過去を繰り返そうとする刃が剥き出しになる。]
奪って、しまえば、良い。
武器は鈍器から鋭利な細い刃物まで、揃っているね。
[冷凍睡眠に入る以前は、写真のフラッシュを浴びる日々だった。
それは一人の人間の眼差し、記録ではなく。
報道を知る権利を持つ者、すなわち国民の全てに開かれた公のもの。
ファインダー越しに、サファイアブルーがアーベルを見詰め返す。]
こういう状況の所為か。
撮られて、生きていると感じるのが不思議だ。
[生きていると言ってから、ユリアンの能天気にも見える無謀さに困惑している事にも気付く。]
[ブリジットが頷いてこちらに来るようならば、
椅子に座らせて包帯を巻き直すだろう。
巻かれていた布は誰のものだろうか。
ブリジットは捨てたがらないだろうからそれは好きにさせて。
包帯を巻く所作は手馴れたものだった。]
……これでどうだ?
[巻き終えた手に、そう声を掛けて。
向き合った少女の数値に…その跳ね上がった数値に眉を寄せる。
微量とは言えない跳ね上がり方…名前を呼んで]
―――…他に痛むところはないかい?
[静かに訊く。]
>>106
お前らって、これでもかなり用心深くだな・・・
と、そっちか。
[意気揚々組をちらと見た。
ただ、時間がないの、事実なのはあえて口にせず・・・。]
>>110
撮られて生きてるですか。
議員も揉まれて生きているのですね。
いや、でも、にしては、無謀だという一面を先ほど知りましたが……。
[また困った顔を見せた。]
[]
───こいつくらいの重みのがあれば、いいけど。
[ある意味カメラも鈍器にはなる]
[しかし商売道具で蛇を無残にはしたくない]
そう?
[蒼玉]
[青灰簾石]
[レンズを隔てた]
[あお]
不思議だね。
[自分にとっては呼吸と一緒]
[ああ、自分も同じだ]
[気づいて]
[唇を持ち上げた]
[もう一つシャッターを切る]
…ああ、そうだ。
[一つ思い出したようにゲルダの方を見て]
食料庫…持ち運べそうな保存食はあるかね?
ビスケットみたいのでいい。
扉の先はまた階段だったみたいだし、
いちいち1階に降りてくるよりかは少し休憩できるように
食料持ち歩けたほうがよさそうなもんでね。
[鎮痛剤は持っている、あとは…水と包帯があれば
階上での滞在時間を長くできるだろうか。
皆の数値が気に掛かってくる、あまり移動で負担を掛けたくなかった。]
───湖。
[どの写真だろう]
[森の鏡湖]
[雪原の氷湖]
[土砂降りの中の王冠達]
[オーロラと湖水]
[懐かしくて瞳を細めた]
───無理は、しちゃダメだよ。
[シャッターを切りながら]
[告げる]
[ふらふらと安置所を出る]
[大広間へと出て辺りを一望]
……?
[耳に届く、音]
[意識を出来得る限り集中する]
あぁ
[解った、という具合に]
[足は医務室へと]
―― →医務室 ――
生きていると感じる時。
[自分にとってのそれは考えるまでも無く、白と黒の鍵盤に触れている瞬間。
動かなくなってしまう前に触れる機会はあるだろうか]
少し休んだら、階段の向こう、やっぱり探してみたいです。
[危険があると言われても、探索に向かう意思は*強くなっていた*]
―― 医務室 ――
[辿り着いても室内には入らずに。
扉の傍から見て、室内に居るのは
石化してしまった老人と
ハインリヒ、ブリジッド、ゲルダ。
そして、老人の傍の、せんせい。
女から視認出来たのはその5人。
いや、4人というべきか。]
……。
[ナイフを手に無表情]
[ぼぅと面々を窺う様に立ち尽くす]
まあ、ね。
[ダーヴィッドの言葉に頷く]
[命の次ぐらいには大事だ]
[呼吸と一緒なのだ]
出来れば、軽いのはパスしたい。
[ある程度重みのあるものを]
[イレーネを見送りながら]
[ダーヴィッドに好みを伝える]
[ゲルダから否定の言葉は恐らく返らない。
そうなると次の準備に取り掛かったほうがいいだろう。]
…ああ、お嬢さん達は少し休んでおくといい。
あと…ちょっとあの兄さんを見ててやってくれ。
[そう言ってオトフリートを指す。
まずは包帯の補充か…立ち上がった。]
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