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―瑶子宅―
お蔭様で。
……あー、さんきゅ。
[瑶子が戻って来て、姿勢を正した。
女性の部屋ということで一応気も使っているのか、礼斗の部屋の時とは違い隅の方にいた]
瑶が?
……いや、そりゃねーだろ。
[問い掛けに瞬いた後、真顔であっさりと否定する。
テーブルの隅には水の入ったコップが一つ置いてあった]
[振り返り、倒れ込む様子。
いつもなら、軽口と共に手を差し出すような場面だが、今はそういう気にはなれなかった。
だから、その場から動く事はせず。
ただ、呼ばれ方にひとつ、瞬いた]
……はい?
ああ……そういや、名乗ってなかったか。
[呼びかけ方がイニシャルと気づいて、こんな呟きを漏らし]
礼斗緋文、だ。
[短く、自分の名を告げた]
―瑞穂家・二階―
[ご飯を用意したのはだれか。冷蔵庫にあったパンと牛乳を食べた。]
…あれ、みずねえちゃは?
[いない人のなかに瑞穂がいたので、誰となしに尋ねる。
答えは返ってきただろうか。
いなくなった、知らないと、どちらを言われればしょんぼりする。
だれも居なければ、うさぎが無言で返事して。
それから暫くは大人しく、本を開いて中を見ていた。]
――きみゃくはめぐる、ちからのままに。
――きざめ、きざもう、いのちのしるしを。
[雪夜の書いた、桜の絵本。桜花の事はそこにはない。ただ桜にまつわる綺麗な挿絵と、不思議な言葉が綴られている。]
きみゃく…。
[言っていたのは百華だったか。不思議な言葉だと思った。]
[気づけば自宅の二階にいた。
千恵が自分のことを尋ねている]
千恵ちゃん。
[そっと頭を撫でようとするもその手は触れることはできない]
死後の世界ってあったんだね。
[ぽつりと呟く]
ああ。 それであやみん、なのね。
店でも言ってたけど、本当に変わったお名前。
[少し硬い笑顔を向ける。
相手が距離を置く事に、私は少し安堵していた。
そして同時に寂しさを感じていた]
お店で言ったかしら。百華よ。
なんとでも呼んで頂戴。
[足首をくるくる回すと、私はゆっくり立ち上がる]
―自宅―
言い切っていいの。
[首を傾げる。
水の入ったコップが視界に入った]
まあ、いいんだけど。
もし親しい人が憑魔だったら史兄さんならどうするのかなって。
そっちが聞いてみたかったんだ。
[そうして、各々が別行動を取る段になると、伽矢の後ろを憑いて行く。
そして、場所は瑞穂の家。そこで伽矢が瑞穂を襲い、その心の臓を喰らう光景をただジッと見下ろしていたが、]
よう、偽善者。大した自己犠牲愛だな。
感動しすぎて涙が出るぜ。
[新たに桜に囚われる魂に向けられたコエは、多分に嘲りを含んだもの。]
[精神が壊れて、狂ってしまえるのならばどれほど楽なことか。
それが出来ないのは、小さな頃からやってきた神社の修行。それから、それを許さない司としての治癒能力。
双方が合わさり、神楽にそのような逃げは決して許さなかった。
───逃げることが出来ないのならば、道は一つしかない]
憑魔。
[暗い目が、前方の暗闇を見据えた。
その脳裏に浮かんだのは、礼斗の言葉。
『魔を滅する事に囚われ過ぎて、お前自身が魔に堕ちるなよ』]
魔に堕ちる?上等じゃない。
お嬢様なことをして、憑魔を消せるなんて思わない。
私がやることで、魔に堕ちるというのならば、そうなればいい。
役割は果たし、絶対に此処から生き延びてやる。それが終わったら……桜花め。どれほどの時間がかかっても、今まで亡くなった人達の分も含めて……消してやる!
ま、漢字だけ書いて、まともに読まれた例はないな。
[珍しい、という物言いに、掠めるのは苦笑。
百華の心の相反する感情には気づかない]
……で、こんなとこで、何を。
[立ち上がる様子を見やりつつ。
素朴な疑問を投げかけた]
たまたまよ。たまたま通りかかったの。
[少し目をそらす。
わざわざ住宅街を通った理由が、子供のような現実逃避だったから]
お祈りよ。 元通りになりますようにって。
[血がこびりついた手に目を落とす]
―回想・死んでるあたり―
[地面に倒れてすでに命も事切れたころ、何か声が聞こえた気がした。
どこかで聞いたことのあるような声、それは殺され雪夜のものだっただろうか?
自分は死んだはずなのに声が聞こえる?しかも死んだはずの人の。]
…
[物言わぬ死体となった自分にそれに何かを返す術はない。
それからどれくらいの時間がたっただろうか、自分の体が桜に取り込まれるころ……自分がいたのは自宅の二階]
―瑶子宅―
うん。
根拠はないけどな、信じていい気がする。
[一見すれば頼りない言葉。
傍らのコップの中では、白く色付いた氷の花がゆらりと揺れて、溶けていった]
親しい人が、か……
……その、『憑魔』ってのがいなくならなきゃ、出られないんだろ?
だったら、……倒さないといけない、だろうけど。
[「殺す」という言葉は避けた。
カップの中の黒い水面に視線を落とす]
……やっぱ、分かんねーや。
そうなってみないと。
……たまたま、か。
[目を逸らす様子。
深く追求はしない。
昨夜の出来事を思えば、精神的には参っているだろう、というのは伺えたから]
……祈り。
元通りに、か。
[あかの痕の残る手を、ちらりと見て。
は、と小さく息を吐く]
……ま、確かに、俺も。
このまま進んで……前の時のようには、なってほしくはない、な。
― 住宅街・地蔵堂 ―
[礼斗君の視線は私の手に。
赤い痕を隠すように、きゅっと右手を握った]
前の時?
貴方。 同じ目に遭った事、あるの?
[推測し、尋ねる]
─住宅地・地蔵堂─
[痕を覆い隠す手の動きに、視線をそこから外して。
投げかけられた問いに、一つ、頷いた]
ああ。
今から三年前に、ね。
だから、今起きている事については、多少は知っている。
……そして、あの時と同じ最悪の結果を避けるための方法も、ずっと、考えている。
[そのために、どうするか。
結論は一つ。
しかし、そこに至るための答えは見つかっていない。
ならもう一つ。
力あるものの隠れ蓑にはなれるか否か。
そんな思考も、意識の隅にはずっと、あった]
そう。 そうだったの。
[こんな恐ろしい事に二度も巻き込まれるなんて。
抑えきれずに、一度ぶるっと身体を震わせた]
最悪の結果を避ける……あの時と同じ?
[こんな事聞いてしまっていいのだろうか。
戸惑いながらも唇は質問を紡ぐ]
一体、三年前に何が?
貴方は、どうすればいいか知っているの?
[最後の一匹をみつけ、屠る為にはどうすれば]
[さて。
それで、残る1匹の憑魔を探すにはどうすればいいのか。
生憎と、自分にはそれを探る手段は持ち合わせてはいない。
最悪、自分以外の全員を殺すというのも手だが、それはまさに最終手段。現在考えうる手としては下の下だろう。
それは、人を殺すということを嫌がっているわけではなく、そのようなことをすることが現実的ではないということだ。
歴史を振り返ってみても、勝つのは一握りの能力があるものではない。大多数の能力も何も無いものだ。
それを考えるのならば、そんな行為は自殺行為と同等だと言うことはすぐに理解できる]
もし……そんな手段を取るのだとしても、これから先、もっと人が減ってからね。
[神楽が今まで持ち合わせていた甘さは、ほぼ無い。
それだけの変化が起きるほどの出来事だった。
だが、だとしてどうする?他の手段は?]
全面的な信頼はしない。
けど、それなりに信頼できるものを味方に、か。
司。後何人だったっけ?2人?
出来ることならば、それと手を組みたい。
けど……それの判別の手段も無いんだよね。
―自宅―
根拠ないのに。…そっか。
史兄さんは、史兄さんのままなんだね、本当に。
[溜息をつく史人を見る]
それならば、とってもらしい答えだと思う。
でもそれじゃ他の人の予想もつかないね。
─住宅街・地蔵堂─
……同じように、壁に取り込まれたものは。
俺を除いて、全員、死んだ。
[淡々と言い切る刹那、僅か、目を伏せる]
どうすればいいか、と言うなら、『憑魔』を全て浄化する、としかいえない。
……『憑魔』を探す術。なくはないが、何度も使えるほど、便利なものじゃないし、な。
[淡々とした口調のまま、小さく呟く。
物言いだけ聞けば、それをなせるのが自分か、他者かは曖昧なよに。
彼女にそう話す事が、どこにどう繋がるかはわからない。
だから、これはある意味では、賭け]
─繁華街・広場近く─
[オレは倒れた幼馴染の傍から逃げるようにして駆け出す。
時間の経った幼馴染の身体は、桜の花弁となり宙へと舞った]
(次の餌はどうするかな。
力あるものは早めに『処分』したいところだけど)
[もう一人、オレは司を知っている。
皆が憑魔であるオレを探す中、一人で生き抜くにはチカラが必要だ。
けれど憑魔と言えど、人の手でも殺される可能性があるのを先に見た。
人を侮ることも出来ない]
(ちっ、利用しようとした駒に痛手を負わされちまった。
けどまだ、オレの事には気付いてないはず。
やっぱ先に喰うとしたら──)
[考えながら、オレは先程喰った幼馴染の家へと駆け込んだ]
─繁華街・瑞穂の家─
[家へと戻ると従妹が丁度起きたところらしく、腹が減ったと言われてオレは冷蔵庫にあったものを出した。
料理なんて出来なかったから]
瑞穂は。
……いつの間にか、いなくなってた。
[そう答えると、従妹はしょんぼりしてしまった。
オレが喰ったと言えるわけもなく、言うつもりもない。
大人しく本を読み始めた従妹に気付くと、オレは窓辺へと行き窓を開けた。
何をするでもなく外を見遣る]
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