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そうだと、嬉しい……けど。
[言いつつ、ふと目を伏せて]
……姉様がおかしくなった原因は、ある意味ではボクだから……わかんない……。
ん、いや……。
[よく判らない。聞こえたのは獣の声? 人の声?]
それより、大丈夫か?
[頭を押さえていたディーノに、心配そうに尋ね。]
なぁ、お前もしかして。…あの後、どうした…?
[確認を。ひとつ。]
[耳を澄ましてみる]
[聞こえる声はどちらから―――?]
[聞き覚えのない声の主]
[浮かぶのは何故かあの子]
[衝動に駆られて灰色のコンテで描き出す]
[賢くてどこか不思議な]
[気をつけなさい、と言われていた彼の姿]
[寂しそうな瞳は優しくなって]
[よく懐いていた人と並んだ姿]
[私とは違って一人じゃない、二人の幸せな表情を]
[描いてる方まで満たされそうになって先とは違う涙が落ちる]
[眠らない月がほんのすこし優しく感じて]
[柔らかい風に身を委ねる]
エリカさん。
そうなのか、とか。
原因は自分、とか。
勝手にふさぎこまないこと。
最後まで気を強く持ちなさい。
最後まで―――。
[そう言って、シャロンが手袋を脱いだ。
その手は、何故か、少しも火傷を負っていないキレイな手で。
エリカの頬を撫でた]
あ、うん…大丈夫。
[一つの答えに行き着くと、頭の痛みは消えていて。続いた言葉には顔を伏せた]
…あの後の記憶が、無いんだ。
自分でどうしたのかも、覚えてない。
気がついたら、あの暗闇に漂ってた…。
―――じゃあ。
私、行かなければいけないところがあるの。
貴方と一緒に歩いてみたかったけど。
どうやら。
それは私の役目じゃないようね。
[脱いだ手袋を付け直して。
シャロンがエリカの返事も待たずに扉を開けて、小さく呟いた]
―――さようなら。
[パタン、と扉を閉まる音]
……そっか。
きっと、俺もお前も、もう……。
[言葉を切った。それだけで十分だろう、と。
顔を伏せたディーノを見て、そう感じた。]
守ってあげられなくて、ごめんな……。
[近づいて、いつかのようにその手に頭を摺り寄せて。
その瞬間、空から一条の光が差し込んだ。
パトラッシュたちに向けて、それは『上の世界』へ導くように。]
[ゆっくりと、振り返ることなく。
シャロンが外へと歩いていった。
終わらせるのは、きっと派手なほうがいい。
クローディアにはきっと会えない。
私の手は、こんなに汚れているのだから]
─早朝・自宅─
[まだ目覚めぬうちにと、こっそりと自宅へ上がりこむ。
リビングのソファーで、仕事着のまま仮眠している父親の姿。
何日も帰らなかった事を、心配していたのだろうか?]
……親父。
[素直に謝罪の言葉が出ない自分が、なんだかもどかしくて。
ずり落ちたタオルケットをかけなおそうと手を伸ばす。
緩んでいた包帯が、右手からはらりとおちて…]
…な、何これっ!?
[ぶつけた痣だと思っていた手の甲の星は、淡く青白い輝きを帯びていて。
思わず素っ頓狂な声をあげる。]
「……うっせぇぞコラぁ!!」
[寝起きの親父に渾身のアッパー食らって、あっさりダウン。]
[頬を撫でる感触と、投げかけられた言葉。
特に最後のそれは、戸惑いを強くして]
……シャロン……さん?
[胸を過ぎるのは、嫌な予感]
やだ……なんで、姉様と同じこと……。
[微かに、声が、震えて]
…うん、多分。
そうじゃなきゃ、ディに会えるはずが無いもん。
今まで、どうやっても会うことが出来なかったのに、さっき会えた。
きっと、そう言うことなんだね。
[切られた言葉は理解していて。手に摺り寄せられた頭をそっと撫でる]
ううん…パトラッシュが気に病むことじゃないよ。
もしあのまま僕だけ生き残ってたら、もしかしたら壊れてたかも知れないから…。
クローディアを失ったシャロンのようになってたかも知れないから…。
[村を滅ぼそうとする存在に。扇動されたとは言え、パトラッシュを手にかけたのは、村の自警団なのだから。
飽くことなくパトラッシュの頭を撫でていると、光が降り注いでくる]
え…何?
[ゆっくりと歩いていった先には、ランディがいて、
自警団の連中にでも嬲られようと思っていたが、
ランディの手で殺されても、
別に構わないと思った]
―――こんばんわ。ランディ。
[少し笑ってみようと思ったが、
何故だろう。
どんな笑い方を今までしてきたのか、
今はもう、
あまり分からなくなってきて]
〔雑貨屋から宿まではそう遠くない〕
〔早足で行けばあっという間に着いてしまう〕
…あ、フランにタオル返すの忘れてたな。
ま、いいか。後で返そう。
〔また新たな煙草に火をつけ、自警団員すらいない無人の広場をゆっくりと横切り、宿屋までぼんやり進む〕
〔どうやってシャロンに切り出そうか〕
〔そもそも俺と会話してもらえるのか〕
…あー、やめやめ。
当たって砕けるしかねぇだろ。
なるようにしか、ならんもんだ。
〔そう思った瞬間に〕
〔シャロン、その人から、声をかけられ、驚く〕
[…そんなこんなで、暫く気まずい沈黙が続くわけで。]
…ぁー……えっと、その…なんでも無い…から……
[済まなそうに言い訳すると、親父はフ…と軽く笑んで。]
「そうか…お前、継いじまったのか。」
[そう呟く姿は、なんだか寂しそうにみえた。]
う、ふふふ・・・ふ・・・ふ・・・
[チョコレート。
チョコレート。
暖めて。
暖めて。
少しずつ
少しずつ。
溶けていく]
ランディ・・・。
ええ。ランディ、よ。
でも、生きてて欲しかった。
[ぽつりと呟く。それはもう如何しようも無いことだ。
如何しようも無いことは言うべきではないと知っていながら。
口にせずに居られなかった。
ただしその呟きは低く小さく。殆ど誰にも聞こえないような声で]
[つと、頭を上げて空を見る。
空の彼方から、ぽつりと雫が一滴、零れ落ちた。]
これ……リディア、が呼んでる?
[感覚がそう伝える。身体が、浮く。]
[瞬間、月の光が強くなって目が眩む]
[瞳を開ければ描きあげたばかりの姿が目の前にあって息を飲む]
…………。
[少し戸惑いながら]
[ようこそ?とスケッチブックに書いて見せ]
[でもこの人たちは私の秘密を知ってるはず…ほんの少し警戒しながらも笑顔で]
[行くべきだろうか。
それとも。
思考が空回る]
……も……やだよ、こういうのって……!
[言葉と共に、大きな瞳が、揺らいで。
それを、黒猫が心配そうに見つめる]
シャロン…。
〔気持ちの整理をつけるかのように、唾を飲み込んで〕
お前さんに、聞きたいことがある。
宿屋の主人から聞いた、この村に伝わる人狼伝承にゃ、人狼とコンタクトの取れる人間って奴は出てこなかった。
あれは、何処で仕入れた情報だ?
〔風は少し湿り気を帯びていたが、汗が引くには十分な温度へと変化していた〕
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