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[宿から出てみれば、これまではそれなりにあった人の姿がほぼ見えず。おそらくは数度の被害が出た事で他の村人達は自宅に閉じこもっているのだろう]
まるでゴーストタウンだな。これじゃ…。
見た目だけはいつもとかわらねーのに、静かってのはなんともいえねー不思議な感じだよなあ。
[外に出てみたはいいが、特に目的地があるわけでもなく容疑者と言われた者達の家でも回ってみるかと考えた]
[どれだけ時間が経っただろう。
新しい服とエプロンを身に着けて、いつものように家事をこなしながら(そう、何があっても、例え大切な人が死んだとしても、やらなければいけないことは毎日山のようにある)、ふう、と溜息をつく。
今日だけで何度溜息をついたのだろう。
どんどん沈んでゆく気持ちに、ずるずると引き込まれそうになる。]
でも、エーリッヒ様も、同じ気持ちだったはず。
[掃除をしながら、モップの柄をゆるく握る。]
私だけ、こんな風になってたら。
申し訳ないじゃない。
しっかりしなさい、ユーディット。
[気合を入れなおして、モップをかける。
しかし放っておけばまた心は沈んでゆき。]
……駄目だ。これ。
[気分転換が必要だ、と判断し。掃除が終われば書置きを残して外に出た。]
[くすり、笑う]
傷つけているというなら、既にそうじゃない?
本当に“愛しい”なんて思うなら、向かい合ったら。
[抑えが効かない。
ならば赤いのだろうかと思った、血の如く。
眦を指先でなぞる]
カインの眸を見ただろう?
分けてはいたけど、あれは俺の一部だから。
やることは同じだよ。
染まったまま戻らないのは珍しいけど。
[言って、ふと、耳許に手を移した。
石が無い。
本来其処に留まる筈の力が収まり切らず、己に還ったのか]
[エーリッヒとユーディットの二人はどうしてるだろう?診療所で会うことは会ったがろくに会話もせず仕舞いだった]
…もう戻ってる頃かねえ?
[ブラブラとエーリッヒの家に向かっていると、丁度家から出てくるユーディットの姿が見えた]
よぉ。もう戻ってたんだな。
[軽く手を挙げて挨拶をする]
[どこに行こう。どうしよう。
何もアイデアはない。
玄関に鍵をかけ、家を出て暫く行ったところで、向こうから人影が来るのが見えた。]
ああ……、ハインリッヒさん。
[挨拶されればぺこりとお辞儀をして返し。]
どうしましたか。お散歩……ですか。
[笑ってみせるが、まだその表情はいつも通りには戻れていない。]
-工房-
[気がついたら疲れのためか、眠ってしまっていた。
目を覚ますと隣にはユリアンが同じように眠っていて。
一晩中見てくれた事を申し訳なく思いながら、腕を潜って体を起こした。
崩れた服を調え、脇に置いておいた薬瓶を胸にしまうと、顔を洗いに水場へと向かった。
顔色は少し、悪い。]
お散歩ってほど暢気な状況でもねーけどな。
まあ…実際んとこは散歩してるだけなんだけどよ。
[そう言って苦笑い。ユーディットの表情がやや硬い事に気がついて]
そっちはあんまり元気がねーみたいだな。
いつも坊ちゃんを怒鳴り散らしてる元気は何処いったんだ?
[ん?と顔を覗き込みニカと笑ってみせる]
そういえば、そうですね。
いえ、でも……よく、わからないです。
[暢気な状況、という言葉に、ゆっくり首を横に振る。]
もしかしたら、もう終わったのかもしれませんし。
自衛団の人は、相変わらず……警戒はしてるみたいですけど。
[視線が遠くなる。
その先には、こちらを観察するように見ている自衛団員が一人。
ふっと目をハインリヒに戻した。]
ええ、まぁ、あんまり元気がある、とは言えませんね。
殺された人のことを……考えると。
[少し俯く。]
[深い溜息]
…そうですね、それを許されるなら…。
[力なく揺れた声。覚悟がついたとは到底言えないが]
ああ、そうでしたね。
イレーネの時も、彼女の本質を吸い上げていましたか。
人狼のような異質を映すと、戻るのに時間がかかったりするのでしょうかね。
[耳元に手を当てる様子には軽く首を傾けて]
まぁ…な。
[殺された人という言葉に少しだけ表情を曇らせて]
どーなんだろうな。
人狼は結局…先生さんだったわけだろう?
ならもう騒ぎは終わったんだと思うんだがな。
自警団の連中も他に仕事はねーのかね。
給料くれるんなら俺が変わってやりてえよ。
[後半はわざと聞こえよがしに大声でいい、舌をぺろりと出す]
元気でねえ時はな。『空元気』ってのを出すんだよ。
[そういってユーディットの頭をポフポフと撫でる。その手は少しだけ震えてはいたが]
[顔を洗ってから、暫くユリアンが起きるのを待っていたがその気配は見えず。仕方なく手紙を書いた。
文字はあまり上手くないが、
『外に出てきます
エーリッヒさんが『視れた』よ』
と書かれたそれをユリアンの目に付く所に置いて、外へと向かう。
それだけ書いて、その場を離れれば察してくれるだろうと思いながら。]
…まだ、終わりじゃない。
[ぽつりと呟く。
良くない顔色のまま、向かう先は宿の方。
そこに皆あつまってればいいなと、限りなく薄い期待をしながら。]
[俯いた顔を上げる。]
人狼が一匹だけなら、お仕舞いでしょうね。これで。
でも、一応、他にも居る可能性はありますから。
[考えるのはイレーネのこと。
彼女が真に力を使う者ならば良い。
けれど、もし人狼の声が聞こえる人間だったなら。
もし、オトフリートの仲間だったなら。
まだ、オトフリートに仲間がいるのなら。]
[舌を出すハインリヒの様子には、自然な笑みが零れた。]
空元気ですか。
そうか……。病は気から、ってやつですか? ちょっと違うかな。
[頭を撫でる手の震えには、気付いたものの、黙っておく。
この人も辛いんだ。と、それだけはわかった。]
ハインリヒさん、そういえば昨日はティルと一緒だったみたいですけど……あの子は?
許すのは、誰?
一つは自分自身じゃないかね。
[耳から手を外して、腕を組んだ]
本質と知っている辺り、やっぱり、あの子は其方側?
異質――ねえ。
対して変わらない、っていうのが個人的な感想だけど。
遠い昔だろうね。
純粋だった子供の頃?
[純粋。
自分で言って、余りの似合わなさに笑った]
其方は、いつ拾って来たのやら。
[映したときに垣間視た、断片的な記憶。
赤いかけらを思い起こす]
―朝―
[目を開ければ、どこかわからない場所]
ここはどこだろ…
[眠い目を擦りながら、あたりを見回してみる。見慣れないベッド。テーブルの上におかれた果物と飲み物。
段々と意識が覚醒する。それと共に思い出す、昨日の出来事]
…オト先生…
[獣の毛に覆われた姿。それは間違いなく狼の証]
そっそ。塞ぎこんでたら身体の方もやられちまう。
だから、元気だしてりゃいーんだよ。うん。
[ティルの事を尋ねられれば]
ああ、ティルなら宿の部屋でまだ寝てるんじゃねーかな。寝顔みる限りは少し落ち着いてるみてえだが。
一応…宿の台所から果物と飲み物はもっていってやってるから起きたら適当に食うんじゃねえかな。
あ、金は…ちゃんと払っておいた。うん。
[人狼がまだ居るかもしれない可能性については]
どーだろな。イレーネが見分ける力持ってるんだろ?ならまだ居るならあいつが見つけてくれるかもな…。まあ、もういねえと信じたいが。
あ、そだ。お前さん手が空いてるなら、ティルに飯でも作って…いやなんでもねえ。
先生が…狼…
[信じられない、信じたくないけれど。見てしまったものは、真実。
重い心と身体を引きずるようにベッドから降りれば、テーブルの上の手紙に気がつく]
おっちゃん…
[何も食べたくはないけれど、ハインリヒの気持ちを無駄にはできなくて。ジュースに口をつけた]
-宿-
[自衛団の影が何人か見えたが、宿に入る事自体は問題がないようだった。
主の居ない宿はさながら檻の代わりなんだろうかと、ふと思いながら。
ぎぃと、扉の音を立てて入るが、すぐ中に人の気配は無かった。]
…誰も、居ない?
[ふらりと、中へと入る。
少しだけ、ユリアンとくれば良かったと思ったが後の祭り。
ことりと、何処かから音が聞こえたので、慎重にそちらの方へと向かっていく。
音は、二階の部屋の中からしたようだった。]
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