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[ゼルギウス達がもどってくると]
とりあえず、いまのところ様子に変わりはなさそうだな。
[それは無事ともとれるが、回復にも向かっていないことも示していた]
広間も気になる、ここは任せてもいいか?
[ゼルギウスにそう告げれば了承の意を得られたことだろう]
悪いな、ちょっといってくる。
[部屋をあとにし広間へと向かった]
ナターリエ…?
[ふ、と、不安に駆られたように親友の名前を呼ぶ]
イヴァン、運ぶなら…自衛団の人たちを呼んだ方が良いのかも。
きっとあたしたちだけだと、手が足りないから…。
[紡ぐ声音は、いつもよりも幾分柔らかい]
ナターリエは、大丈夫?
そうか…。
今は待つしか無い。
薬での対処は出来るだけのことをした。
後は本人の体力が持つかと、意識が戻るかどうか…。
ああ、こっちは任せてくれ。
[広間へ行くと言うマテウスに頷きを返す]
[広間の連中を頼むとは言わなかった]
[言う必要が無かったから]
[部屋を出て行くマテウスを見送る]
[顔をあげなかったのは、死んだイヴァンの方を優先したのもあったが。この場の悲しみに囚われない要する為だった。
ベアトリーチェの姿は、とても人間的で、同情を集める。
ゼルギウスはイヴァンを殺し彼女を守り。
ヨハナも彼女らを守った。もっともヨハナの行動に不自然はない。ここに来る直前の問いが、ほんの少しだけひっかかりを覚えたが、それは疑いを抱くには至らなかった。
イヴァンは動かない。
動かす事も出来ない。
ゆっくりと、イヴァンの体から熱が消えてゆく。
そこにベアトリーチェと、ゼルギウスの姿が無くなったのを知ってから。
まだ居る幼馴染らに聞こえないほど小さな声で。]
……お前の無念は必ず晴らすよ。
人狼を、あれを、表に引きずり出してやる。
命に代えても。
[手向けにイヴァンに向けた微笑は、殉教者のものだった。]
……うん。
[届いてくる言葉は優しくて。
崩壊しかけた心をギリギリの所で救い上げてくれる]
そう、師匠。
俺に沢山のことを教えてくれた人。
[ポツリポツリと。
話す気になったのはきっと疑問系ではなかったからこそ。
それが村を離れていた間のことと、伝わるだろうか]
死者を見る力を持ってて。出かけた先で幾つもの死を見て。死を与えて。戻ってきた時には心がボロボロになってた。
何があったのか、俺には話してくれた…でも俺には何もできなかった。師匠が壊れていくのを見てるしかなかったんだ。
どんどんと壊れていって。工房の人達を巻き込んで。
それを止めるのに、俺は。
[俯き、そこまでを話して。
ナターリエを呼ぶ声に顔を上げた]
[広間につくとゲルダとナターリエ、エーリッヒの姿]
ヨハナさんはゼルギウスに任せてきた。
[3人にそう告げて]
後はヨハナさん次第だそうだ。
[ナタリーの様子とゲルダの言葉に]
大丈夫か?
イヴァン、運ぶなら手伝うぞ?
…わかんない。
[大丈夫かと、親友に名を呼ばれ案じてもらい。
ゆらと立ち上がると飛び散った赤で、黒服はもう別の服のように染まっていた。
みてくれだけは、さながら狂女のように。
ベールにまでついた血が重くて、ばさりと剥いだ。
薄い金色の長い髪が、さらりと落ちて服に映えた。]
ナタリーも。
あの子がそうだと思うのか。
[イヴァンが死んだからこそ、信じられるというのは皮肉。
自分に使われた生者を見極める力。
死して使われた死者を見定める力。
その両者から考えれば。先の思考とは別に、疑いも出るのだ]
マテウス。
…そうか。ありがとう。
ああ、運ぶなら俺も。
[戻ってきたマテウスに視線を転じる。
彼の力なら一人でも運べるのかもしれない。
ただもう動けるという意思表示も兼ねて、そう声をかけた]
そうした方がいいなら、呼ぶ。
[自衛団をと言うゲルダに応え、そのままの格好でふらりと自衛団を呼びにいこうとする。
このまま自衛団と出会えば、むしろ危ない見てくれだった。
向かいかけるとマテウスの声に、ゆらりと顔を向ける。
表情には、ゲルダ以上に色が無いが。]
そうしてくれると嬉しい。
[申し出は、素直に受けた。]
[エーリッヒの提案には]
無理はするなよ?
[それはエーリッヒを気遣ってのことで、
判断はナターリエにゆだねるように視線をそちらへ]
[ぽつぽつと語られる言葉に、耳を聳てる]
大事な人が、壊れて…。
[それに続く言葉は無い]
…エーリッヒは、優しいのね。
知っていた事だけど。
それに、やっぱり、莫迦。
平気だから。
[気遣うマテウスの言葉に小さく頷いて]
優しくなんか、ないよ。
怖くて、何も出来なくて。
そうすることしかできなくなっただけ。
……なんでそうなるの。
[ゲルダの声にはゆるく頭を振り。
最後の言葉に小首を傾げた]
マテウス兄さん、ありがとう。
…イヴァンは、お願い。
[兄に向ける言葉は、酷く短い]
ナターリエは、辛いなら、休もう?
まずは、血を落としてからだろうけれど…。
[エーリッヒの申し出については、マテウスの言に同意して。
翠玉の眼差しは不安を語る]
ナターリエ、疲れてるなら、やっぱり早く行こう?
[気遣うよう、ナターリエに近付き、手を差し出す。
エーリッヒからは離れ、それでも小首を傾げる様子に、*ただ*]
知りたいなら、後でね?
…。
[問いにゆらりと、エーリッヒを見上げる。]
…イヴァンは…。
[言いかけて、イヴァンの顔が思い出され言葉が詰まる。
菫は伏せられ、一度視線は他所へ離れ、間を置いてから。]
イヴァンは、いい奴だったよ。
墓を掘るときや、墓石を運ぶ時に無茶を言っても、何だかんだで引き受けてくれる、友達思いの。
それでも、皆何かがなければ、それは信じられないんだな。
[それはエーリッヒに対する答えと、微かな非難でもあった。]
それじゃあ、お願いしようか。
[エーリッヒの申し出を受けて、二人でイヴァンを外に運ぶことだろう。
ナターリエの様子は気がかりではあったがイヴァンをそのままにもしておけなかった]
[ゲルダにこくりと頷き、大人しく手を取る。
血塗れた手でゲルダの細手を汚してしまい、ごめんと小さく謝罪して。
そのまま浴室へと*連れて行かれた。*]
…ん。
[ナターリエに向かうゲルダに頷いて。
自分も立ち上がる。僅かに揺れる身体。癖のよに隠す]
…そうだね。
誰よりも真面目で、誰よりも優しかった。
イヴァンみたいな奴のことを優しいって言うんだ。
[ナターリエの声に混じる非難。自嘲が浮かぶ]
信じるのは、難しいよ。
信じていても通じないことだってあるんだから。
[そう言うとマテウスと共にイヴァンを運んだ。
自衛団員達は、少しばかり遠巻きにしながらそれを見ていた。
それに何かを言う気力はどこにもなかった]
俺、少しここで休んでから…。
[広間に戻ると、ソファの隅に座り込み。
限界が来たかのように顔を伏せ、意識を失うに近い*眠りへと*]
[団員達には視線を向けるだけで遠ざかっていった。
運び終えて広間に残るというエーリッヒに]
わかった、今日はゆっくり休め。
[その声は届いたであろうか、
毛布をかけて広間を*後にした*]
─ヨハナの部屋─
[寝台に眠るヨハナの傍に椅子を二つ]
[様子を見守るために置いたけれど]
…あ、ベアタ。
服着替えてこないと。
[紅で汚れてしまっているベアトリーチェの服を示し着替えを促す]
[そのままで良いと彼女が主張するのであれば]
[共に椅子に座り、ヨハナが目覚めるのを待ち続ける*事だろう*]
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