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と、見ての通りだが。
[そこで漸く、巫女を振り返った]
最初は礼斗緋文。次に黒江瑶子。
どちらも白。
回答はこれでいいか。
手を組む、ねぇ。
……囮になれって意味なら、お断りだが。
[探るように、その目を見る]
……まぁ、確かに厄介じゃぁあるな。
[ぽつぽつと歩く。
神楽を追うのは、こころの何処かが『つかさ』と囁いているからでもあった。
つかさ、ひょーま、どちらもわるもの。
少なくとも、自分の中ではそのままで。
さっき聞こえた言葉も、ちらりと首をもたげる。
千恵か、伽矢がひょーま。
かやにいちゃがひょーま?
ちえも、ひょーま?
頭の中ではてながたくさん飛んでゆく。]
ううん、違うの。
瑞穂ねえちゃんは帰ったんじゃないの。
おしごと、しにいったんだよ。
[せめて、安らかな最期だったらいいのだけれど。
姪が一生懸命歩いているのはわかっていたから、彼女に合わせて歩む。
が、私は途中ではたと立ち止まる。
この子は瑞穂ちゃんの死を知らない……?
いえ、憑魔が死を知っているとは限らない。
それとも知らないフリをしているだけ?
でも、この子が憑魔なら、何故二人きりなのに私を襲わない?
……いいえ、伽矢だって私を襲わなかった。
そうよ、子供達はきっと憑魔じゃなくって、残る彼が……
立ち止まったまま、頭をぐるぐると思考がめぐる]
お帰り、礼斗さん。
[座り込んだままに礼斗に声をかける、正確にはそれは声じゃないのかもしれないが]
静音さんですし。
[神楽を家に泊めてたくらいだから知り合いなのだろうと思いながら]
こういうときに前向きになれるのはいいことかもしれませんよ。
[今の自分の状態に比べればはるかにそっちの方がいいのだろうと思った]
─中央公園─
[神楽の問いに答えない史人。
ナイフの上に開いた氷花と、その後の言葉と。
大体の状況に、察しはついた]
確かめたのは、そこ、か。
……答えへの道は、近づいたけど。
どうなる、かな。
[呟いて。
それから、ふ、と桜を見る。
薄紅は、ただ、静かなまま]
[史人の行動を眺め]
───そういう芸当ね。
[納得はした。
憑魔がそういうことが出来ないという可能性は無いのだが、とりあえず信用はしよう]
ええ。
私もそのどちらかで考えていた。
もし、あなたがどちらかを判断していれば、分かりやすかったんですけどねえ?
ま。泣き言はいいわ。
あなたはどちらが怪しいと思う?少し判断材料があるならちょうだい。
ああ。私の能力からの判断材料もあげる。
無表情な女の子───黒……江って言ったっけ?あの子は普通の子じゃなく、憑魔には殺されなかった。
ひふみんとみずちーは憑魔に殺された。
さて。思い浮かぶことはあるかしら?
─中央公園─
ここは、ただいま、と返すところ……なんかね。
[呼びかけに、視線は瑞穂の方へと動く]
に、しても。
……言い得て妙、だな、それは。
[神楽だから、という物言い。
苦笑が掠めた]
前向きになったのはいいんだが、多少、心配ではある。
……思い込んだら、突き進むからなぁ……。
─ビジネス街・ビルの屋上─
[周囲の空気を細かく震わせる。
その震わせる速度を速めたり遅めたりしながら、オレは調整を取って行った]
………あまり遠すぎるのは無理、だな。
人が居そうなのは……中央広場か。
[はっきりした声や音は掴むことが出来なかった。
かろうじて捉えたのは、人が動く時に空気を震わせる、物理的なもの。
翠の瞳は、先程立ち去った中央広場へと向いた]
…近くまで行って様子見るか。
[再びオレは足元で圧縮した空気を破裂させる。
宙を翔け、中央広場傍の高めの建物の上へと降り立った]
─ →ビジネス街・中央広場傍─
それから、囮になんてしないわよ。
手を組むってのはそのまま、後ろを預けるに近いまでをお願いするの。
……もしも、あなたが憑魔ならば、他の全員がいなくなってから改めて勝負しましょう?
[返されたのは苦笑]
そうですね、悪い方向に突き進まなければいいんですけど。
[神楽の方に視線を向けてから]
礼斗さんは、憑魔に滅んでほしいですか?
[その質問の仕方は少し司らしからぬものだったかもしれない。
礼斗の過去も、憑魔に詳しい理由も何も知らない。
そんな中、浮かんだふとした疑問]
はん。
んなこと言われてもねぇ。
憑魔はお前が全て浄化するんじゃなかったのか。
[どちらかを見ていれば、などと言われれば鼻を鳴らす]
……そうかい。
[瑶子の名前が出され、内側に揺れる気配。
軽く息を吐いた]
……あぁ。
あの女のガキはよく知らねぇが。
礼斗緋文を殺したのは、男のガキの方だった。
……ああ。
心配なのは、そこだな。
[悪い方に、という言葉に、思いっきり、同意した。
何気に酷い]
……そう、だな……。
[それから、投げかけられた疑問に、軽く目を伏せて]
これ以上の惨劇は、見たくはない、ってのが、俺の本音。
そして、神楽や史さんには、死んで欲しくない。
……これで、答えに、なるか?
[自分は『憑魔』──伽矢の事を何も知らない。
ただ一度、ぶつかっただけで何故、あれほどに憎まれていたのかもわかってはいない。
だから、それを願う事に躊躇いはなかった]
おしごと?そっかぁ……じゃぁ、しょうがないね。
[言われると納得したというように、微笑んで見上げる。
百華の表情の変化は、不思議そうにきょとと見上げるだけ。
胸中を窺い知る事が出来るはずもなく。
途中で足が止まったので、自分も一緒に足を止める。
何やら考えている伯母をじっと見つめて。]
ももおばちゃ?
[くいくいと、繋いだ手を引いて呼んだ。
じーっと、伽矢と同じ色の大きな瞳が百華を覗き込んだ。]
─ビジネス街・中央広場傍の建物─
[屋上から中央広場を見下ろす。
桜から離れた場所に、二つの人影を見つけた]
……眼鏡の野郎と巫女か。
一人だったら隙をついて喰ってやるんだが。
[短い舌打ちが漏れた。
彼らの会話までは耳に届いていない。
先程の方法は慣れないのもあって、酷く体力を使う。
ここでチカラを使いすぎるのは抑えておきたかった]
そう…ですよね。
[俯き]
私は、自分がよくわかりません。
憑魔は浄化しないといけない、これ以上の惨劇を起こしてはいけない。
伽矢くんに、これ以上手を血で染めてほしくない。
でも…、伽矢くんに死んでほしくもない。
千恵ちゃんと伽矢くんに生きて幸せになってほしいって。
[再度顔をあげると微笑みかけて]
すみません、こんな話してしまって。
[さきほどたくさん流したはずなのにやっぱり涙がこぼれる]
浄化はともかく、判断には困るってことよ。
私だって、無駄に人を殺して確かめたいわけじゃないわよ。
[そう言い返した後に、聞こえる答えには]
充分すぎる判断材料ね。
憑魔に殺された。
伽矢に殺された。
=に近いなら、伽矢を憑魔だと仮定するにはおかしくない。
後は、他の人が納得してくれればいいんですけどね。邪魔が入るようならば、多少厳しいかな。
ん、ごめんね。
ぼーっとしてたみたい。
[手を何度か引っ張られ、ようやく姪の視線に気付いた。
あぁ。この子もそっくり。
……夫の瞳も翠色だった。私は無意識に、唇を舐めた。
再び歩き出してしばらくすると、公園の入り口がかすかに見えた]
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