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―一階・廊下―
[呆然とした頭の中に、問いが入り込んでくる。
玄関から視線を剥がし、フォルカーを見た。ゆっくりと、頷く]
そう、です。
僕の、片割れ。
ビー。
ベアトリーチェ
[拾ってくれたのだ、と、呟いた後で認識して、ありがとうと礼を告げる。
受け取ろうと手を伸ばして]
あ。
……僕は。
[少し言葉は詰まったが、玄関へ、広間へ、視線を交互にやって]
冷えてはいけませんから、広間に、行っていてください。
僕の事は、気にせずに。
[決めあぐねた声で、そっと*囁いた*]
─台所→広間─
[勝手口の外が騒がしい。ようやく食器を洗い終えて気付いたこと。けれど外を覗くことはせず、広間へと足を向けた。何が起きたかは想像がついたから]
今度は誰かな……。
[今日顔を見ていないのは誰だったか。顔を合わせたのはフォルカーのみであったため、確定は出来なかった。碌に思考は巡らさず、ソファーに座り、膝を抱える]
……フォルが無事なら、それで良い───。
[大事なものをもう失いたくない]
フォルが生きていれば、それで、良い。
[喩え自分が消えてしまっても。深層の意識を抑えられる唯一の事柄。これだけは、譲れない]
―西の渓谷―
[途絶えていた意識が、ふわりと浮かび上がる。
気がつけば、西の渓谷の半ばにある、それほど広くもない足場に立っていた。
足元には、胸にナイフがつきたてられたままの自分自身が倒れていて。
あぁ、死んじゃったんだ――と。諦めにも似た苦笑が浮かぶ。
真っ先に思い浮かんだのは、ハインリヒのこと。
言いたい事だけ言って、困らせるだけ困らせて、死んでしまって。
こんな事なら、想いを告げなければ良かったかもしれない。
次に思い浮かぶのは、父親のこと。
酒には詳しいけれど料理は下手という不器用な父親は、自分が居なくなってもマトモに生活していけるのだろうか。]
[その場を動くに動けず、しばらくボーッとしていれば。
ハインリヒが自衛団員と一緒に降りてきて、幾度か瞬いた。
掛けられた言葉にも幾度か瞬いて。
足元に倒れている自分を抱き上げて運んでいく後姿に、苦笑して首を傾げる。
好きな人が、自分を抱えて歩いている姿を、第3者の視点で見るというのはとても不思議な気分だ]
…………そばに…いても、良い?
[その問いに返事など期待できる筈もないけど。
そう小さく呟いて、ハインリヒの後について歩いていった。
エーリッヒの姿に気づけば、胸を押さえて複雑な表情を向けるけれど。
恨んでも仕方ないし、すぐに視線をハインリヒに戻す。
先日、エーリッヒから買った服には、せめて一度くらい袖を通したかったな…くらいは思うかもしれない**]
―少し前・西の渓谷―
[ローザの遺体の傍に降りる前、やってきたダーヴィッドが「違う」と言うのを、意味がわからないと思いながら聞く。
それは彼が何を知ることができるのかをしらなければ当然のこと。
しかし、昨晩広間でヘンタイだと騒ぐ中ライヒアルトのことも「違う」と言っていたようなことを思い出し、
もしかしたら、オトフリートと同じかもしれんと考えた]
当たり前だ。そうであって、たまるか。
[そう、自分に言い聞かすように呟いた。
しかし、ナイフの持ち主についてダーヴィッドが零した言葉にピクリと表情を歪め、エーリッヒを見据えた]
あれは、あんたのナイフなのか?
[どうなんだ、とはっきりと問いかけて。
自衛団員を呼んだのは、その後のこと―]
―エルザの墓前―
[ユリアンがローザの遺体を見て取り乱したように見えたのにも表情を変えず。
ただ、昨日のエルザの遺体の傍にいた彼の気持ちは、こうだったのかもしれないとは思いながら。
穴を掘り終えればそこへ横たえるためにローザの身体を抱き上げた]
きっと、生きてたら真っ赤になってるんだろうな。
[抱き上げたローザの冷たい頬に自分の頬を当てて、小さく笑う。
もう、真っ赤になって恥ずかしがる顔は見れないのだと思うと、無性に腹が立って、悲しくて。
涙を見せずに努めて冷静を装っているが、胸の裡は―]
野郎ばっかり残っちまったな。
[やがて遺体を埋め終えたなら墓標を見て苦笑した。
ライヒアルトの墓標もそこにあっただろうか。
それから集会場へ戻るすがら、密かに固めた決意から、
やっと口を開くようにはなっていただろう。
問われれば答え、自分も問いかけ。何としても*生き延びるために*]
―一階:廊下―
片割れ?
ハシェさんは……双子、ですか。
[緩やかに上がり、ウェンデルに向いた少年の眼差しは、先とは異なり、驚きを持って彼を捉えた]
――……そう、でしたか。
ここから、生きて帰って……………
会えると、いい、ですね。
[声に、視線に、羨望にも似た色が混ざりそうになるのを押し隠せたかは、少年自身にはわからない。
彼にしっかと手紙を渡したあと、指先は、知らず首元のブローチに触れる。
彼のいらえに頷きを返して、広間へと足を向けた]
―一階:広間―
[廊下に比べればマシだったが、暖かいとは言い難く室内。ソファの上、膝を抱える幼なじみのほか人気はなく、静かだった]
……レーネ、……………寝てる?
[尋ねるではなく、そうであれば良いと願うよう。
暖炉により、火を起こす。部屋の空気が暖められるまでは、まだかかりそうだった。
いらえの有無に関わらず、片隅に畳まれていた毛布を幼なじみの元に運び、肩にかける。
隣に腰掛けはせず、窓辺に立って外を眺めた]
─外・エルザの墓近辺─
[忘れてくれ、と言うユリアン。視線の動きに、一つ、頷いて。
続けて投げかけられた問いに、薄く、笑む]
……『見つけ』たので。
『成すべき事』を果たす……それだけです。
[返す言葉は淡々として、常とはどこか違う冷たさを帯びる。
実際には、内を巡るものが酷く沸き立つような心地がしていた。
今、口にした言葉は、身の内の力が何よりも欲するものだから。
けれど、それは冷たい笑みにざわ、と毛を逆立てた猫が甲高く鳴く声と、足を叩く感触によって打ち破られる]
─広間─
[体勢も体勢なために僅かばかり意識が落ちていた。意識を戻したのは肩に重みがかかったのに気付いた時]
……ん……。
[膝から顔を上げ、手の甲で目を擦る。かけられた毛布に気付くと、周囲に視線を巡らせ]
………フォル?
[窓辺に立つフォルカーに気付き、声をかけた]
……っ……ああ、ユエ。
大丈夫。大丈夫だから。
さて……ユリくん、ちょっと手伝ってくださいね。
いつまでもこのままにしておいたら、さすがに怒られます。
[不安げな猫に笑いかけ、それから、埋葬のための作業にかかる。
もっとも、身体的な部分はだいぶユリアン頼みになってしまうのだが。
ハインリヒの訪れは、その最中。
動かぬローザと、それを見たユリアンの変化に戸惑いつつ、眠るための場所を用意して]
……小言と突っ込みは、後からな。
そう、遠くなく……直接聞けるだろうから。
[小さく呟いた言葉を、場にいた者はどう聞くか。
翠は静かなまま、内心を物語る事はない]
―一階:広間―
[彼方に向けられた少年のまなこはぼうっとしていて、目に映す光景も見ていないようだった。
かかる声に一度瞬き、上半身を捻る]
起こしちゃった?
[問いかけたあとは、言葉を探して黙り込む]
……………しずか、だね。
……本当に。
見事といえば、見事な状況ですね。
ユエまで含めて、圧倒的に男性ばかりだ。
[野郎ばかり、というハインリヒの言葉に苦笑して]
とにかく、戻りましょうか……やる事、やらないとなりませんし。
[一度、集会場へ戻ろう、と促し、歩き出す。
道すがら、ダーヴィッドの話やローザの見つかった状況などは聞く事ができるか。
それから、集会場に入る前に足を止め]
と、ユリくん、ちょっと先に行っててもらえます?
俺、こちらに大事な話があるので。
[にこり、と笑って。告げるのはこんな言葉。
それに、返る反応はどうだったか。
ともあれ、ハインリヒと二人になると、静かな瞳をそちらへ向ける]
―外―
[こんな時、常の自分だったら如何していたか。
記憶の中を探ってみるけれど、感情に阻まれて答えは見つからない。
ユリアンが問い、オトフリートが答える。
ともすれば霧散しそうな意識を止めつつ、ぼんやりとそれを聞いていた]
――お前…?
[垣間見える笑みは冷たい。
思わず抱いた身に絡み付く蒼は今無く、ただ寒い]
見つけた…?成すべき…ぁあ…エリ兄が…
ってことはオト兄が落雷を落とす人だったんだね
[オトフリートの冷笑を直視するにも複雑で、無視するにもできず、酷く中途半端に見返す。当然ながら落雷関係ありません。]
もち。長い間外にいるだけでも俺極刑ものなのにこれで無視までしたら七代ぐらいは酷い人生を追いそうだからね
[内心では既に七代たっても酷い人生を送るのだろうと思いながらも埋葬のための作業に移り]
そだなぁ…甲斐性のない野郎だらけだ
[野郎ばかりというハインリヒの言葉にこたえる。
当然なのか自分はそこには含めていなかったりする]
ん。わかった。あんま長居しないでな。
俺は俺で整理する…いざ見つけたとかいわれるとどうも上手く頭に入らない。
…というか、その前に、オト兄が見た中で誰が大丈夫な人なの?
[それは見つけるものというオトフリートの言葉と、エーリッヒのことについてというようにしつつも、他の人について誰をみたのか可能ならば聞いてみて。]
じゃ。また
[素直に二人を置いて集会場内に入った]
―→ 集会場廊下―
─広間─
ううん、大丈夫。
[問いかけにはゆるりと首を振った]
……うん、静かだね。
他の人は、外なのかな。
さっき勝手口の外が騒がしかった。
[かけられている毛布を胸の辺りで合わせ、体を包み込む。縹色はフォルカーを見つめ、その後窓の外を見るよに向いた]
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