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[左腕に、肩口に、脇腹に。
確かに自分も、酷かった。特に、左腕が痛む]
…どっちもどっちだと思う。
[普段より苦労しながら、外に降り立つ]
せめて、なんか―――
あ。
[緋に濡れた手を服で拭いて、ポケットを漁り。
ハンカチを1枚、取り出した。
淡い青。それも、異なる色彩が移ってはいるが]
借りたまんまだった。
─寮─
[寮に戻ると、感じるのは人の気配。
食堂と、給湯室に生ける者]
…………。
[ただ、一方には。
微かに、嫌な感触。
それは、残滓のようなものか。
先ほど還した、もう一人の力の]
ん、…サンキュ。
[手伝われた事に驚いて、
目を見開いてから、そう返して]
そ。
いつ、借りたんだっけか。
なんか、すんげぇ前の気がする。
[こんな格好でするには、暢気な話だった。
いや、今だからこそ、だろうか]
ん。
[小さな布に、目を落とした。
そこには、既に乾きかけて黒くなった血の染みが在ったが。]
凄い前の事みたい。
まるでもういつだったか思い出せないくらい昔のこと。
[ハンカチを持ったショウの手を、彼に向けて押す。]
血くらい拭きな。
…そっちが拭けばいーのに。
[口を尖らせながらも、言われるままに、
乾き切らない血を拭う。
濃厚な緋色が、淡い色彩を塗り潰していく]
あー。
返そうと思ったのにな。
また、洗って、
[言葉は途中で止まる。]
―――…またなんて、あんのかな。
っ、せぇーな!
背のコトは、言うなっての!
[表情を歪めながらも、眉を吊り上げる。
手の中で、ハンカチをくしゃりと握った。
視線を上げる]
戻るつもり、ないって。
どうでもよくなんて、…ねぇだろ。
……どうでも良いって
言ったでしょう。
[声を荒げる。]
大体アンタ、いっつも煩いの。
教室でもはしゃぐし声はデカイし馬鹿だし
私は静かなのが良いって思ってたのに。
なん…
[フユが声を荒げるところは、
見た事がなかった。
続く台詞に、ショウも言葉を返す]
そういうフユっちは、
いつも何考えてるかわかんなくて、
すげぇ感じ悪ィし―――
[凄い怪我、と言われ、一つ、瞬く。
傷自体は癒えており、胴着と袴の一部が黒く染まっているだけ、という状況なのだが]
ああ……見ての通り、斬られたから、ね。
血、落とした方がいいな、と思って戻ってきたところ。
[なんでもないような口調で言って]
君は、これから、どこか行くの?
[玄関から聞こえた声に、表情が引き締まる]
待て。
[子犬に、短く命じる。躾を受けた犬なのかどうかは知らなかったが、その声にぽてんと腰を落としたところを見れば理解したのだと思われた。弓を手に、給湯室を出る]
そっかー。
……いたくないんですかー?
[少しおかしく思ったのか、尋ねて]
んー、フユせんぱいを探してみようかなぁなんて。
あまのせんぱいが何かいってましたしー
……でも、せんぱいの答え聞いてからにしまーす
[教えてください、と笑って。
片手のバトンは強く握る]
[払われる事の無かった手は、ショウの襟首を掴む。]
何考えてるか何て、言ったって
どうせ誰も分かっちゃくれないのよ!
アンタに、私に聴こえてるように聴こえるって言うの?
おかしいって思われるか、唯の神経質と思われるか
[校舎の建物に押し付けるように、更に力を加えた。]
本当アンタ、いっつも煩いの
そのくせ、結局私のこと笑わすんだから
[手にしたバトン、それにほんの一瞬、視線が向くか。
ふと過ぎるのは、アズマの亡骸]
…………。
[瞬間、過ぎる、痛ましげな表情]
……痛い痛いって、泣き叫んで転がってたら。
いつ、殺されるかもわからないんだから。
悠長に、構えてなんていられないでしょ?
[それだけのこと、と。返す言葉は、端的で]
ふぅん?
[にしては服と彼の様子に違和感を覚える。
だけれど、それは口にすることもなく。
表情は微笑みで。]
なんかぜんぜんいたそうじゃないから。
人じゃないのかなーって思ってました。
[違うんですよねー?なんて笑って]
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