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―東殿・自室―
…誰か運んでくれたのか。有り難い。
誰なんだろうな。
とりあえずナタとオトは違うだろうが。
[残り気から探る、などという器用な事は難しかったので、真実は闇の中なのだがここ2つは確信した。
ごろり、上を向く。
解放の疲労感はまだ残ってはいる。あまり無茶な動きはできないだろうが。]
慌しかったが…結局、向こうにゃ焔と風がいったんだっけか。
[雷竜の事はまだ聞いていない。]
―西殿:回廊―
[ここが、外から見て結界が張られていた西殿ならば、会議場が上にある筈。
そう考えた雷撃竜は、カツリと踵と床の音をさせて真っ直ぐに歩く。
途中、2階には個室が並ぶのを見て客室があるのを記憶しておき、階段を上がる。]
…無事でおられると良いのですけれど。
[独りごちつつも、命の心配等はしていなかった。
階段を上がると会議場入り口が見えてくるが――そこは、封じられていて。
人影が見えれば、一度足を止める。]
―東殿/回廊―
[青年は騒ぎにも黙して全てを見聞きし記憶へ刻んでいた。
流水の津波を見送り、後程と断りを入れ去る大地に視線を流し、影輝が追うと告げる言葉に頷く。
そうして皆がその場にいなくなってから、口元の笑みを深くした]
そう、若焔殿が。
――…賭けに勝ったな。
[青年が零した言葉の意味を知るものは少ない。
そして迷走する大地竜の気配に目を細めながら影輝の後を追い、生命の竜の琥珀の光に還るかの如き姿と倒れたニ竜を回廊の角から見て取った]
………。
[しばしの逡巡。だが、此方へと歩き出す流水の竜を避けるように*踵を返した*]
―東殿・食堂―
[中に入れば何人かの配膳係りが食事を作っていた。
ひらと片手を上げて、火にかけられている寸胴軍に近づく。]
えーと、どっちがカレーだっけ?一個もらってくな。
あ、これも。
[置いてあったリンゴを一つ手にし。
カレーをよそおうとした係りを制し、鍋の方に触れると、鍋ごとその場から*消えた。*]
―会議場前―
オトフリート殿…?
貴方も此方に取り込まれた、のですか…?!
[驚いた声をあげ、オトフリートとその近く、疾風竜とギュンターにも気がつきながら駆け寄った。]
―西殿・会議場前―
……単に、呆れられてんじゃねぇの?
[王が何も言わない、と言う言葉に返したのは、やはり遠慮のない言葉。
ギュンターの咎めの視線は以下略]
望み、ねぇ……。
[それから、首飾りを押さえるよな仕種に、気のない声を上げる。
旧知の月闇竜が『聖魔剣』を手にしている事は、既に聞き及んでいた]
……ばっかみてぇ。
[直後に零れた呟きは、傍らのギュンターにぎりぎり届く程度のもの]
あ、と。
[近づく声と気配に、そちらを見やる。
月闇竜に向かうミリィの様子に、ピアが制止するような声を上げた]
雷撃の姉さん、大丈夫かっ!?
[混沌のカケラがいた事を思いだし。
とっさに口をついたのは、こんな一言]
[呟きに、ギュンターはどんな顔をしたか。
それを確かめる事もなく]
……ウチの兄貴はバカだけど。
でも、ちゃんと見るべきものは見る、やるべき事はやる。
オレが間違えたら、ぶん殴って、教えてくれる。
[言いつつ、手が、左の首筋に伸びた。
そこに残る傷痕が、嵐竜王の手によるものなのは、ごく一部しか知らぬ事]
ま、闇竜王のやり方はしらねーから、何でかはしらねーけど。
見てない、ってのはないんじゃね?
[さらりと言って。
続く言葉に、青を細める]
それで、ほんとに。
叶うと思ってんの?
[問いには微か、*呆れの響き*]
―回想―
はい、いってらっしゃいませ。
私はもう少しここにて。
[回復を高めるためか、半人半竜の姿となっている焔竜に触れながら、ティルに頷きを返した。
続いた言葉の重さに、視線は床へと落ちる]
…申し訳ありませんでした。
[自分を盾にするというよりは、本能的な防御反応が出ることを期待しての行動だった、というのは言い訳にすらならないだろう。そもそれは下手をすれば刻印に手を出すよりも酷いことになった可能性が(内側から刻印を破るような危険すらあっただろう)あるのを忘れているのだから、口にしていたら呆れられるどころではなかったかもしれない]
―回想/東殿・回廊―
[窮地に救いが述べられたのは命竜殿の言葉。
仔は縋る様に顔を振り向けど、怯えの為か言通りに後ろへと下がる事が出来ぬようであった。
命竜殿が欠片に対し対抗する術を持ち合わせておらぬ事は承知済み故、仔を拾うには難しいかと私は思えども意外にも――…失礼、有り難き事に命竜殿は危険を冒して僅か離れた場所に居る仔を回収する。
慣れぬ人物故か仔は随分と驚いた様であったが、欠片の恐怖に勝るものは無い。
大人しく命竜殿の腕に抱かれたままであった。
案の定か対抗手段を持たぬ以上、偶然にも其処に居られたお疲れの様子である焔竜殿に…少々ご足労をお願いする事になってしまったが。]
[氷竜殿に手渡されるまで身動ぎすら少々怪しかったなれど、
むずがる様子も抵抗もせぬ。
ただやはり慣れぬ腕の為か僅かに硬直した様にも見えてはおった。
だからして氷竜殿に其の身を渡されると、幼子は一寸不思議とでも言うかの様に命竜殿へと視線を向けておったのは少々意外であった。
何を思ったかは私に判らぬ。仔は何を言うでも無かった故に。
時折頭を撫ぜられるのが安堵するか――はてまた嬉しいのやも知れぬ。
以降幼子は始終氷竜殿の首に手を回ししがみ付いたままであった。
氷竜殿には至極申し訳無い事に、彼の腕の中は半ば定位置に収まりつつある。
――しかし此れを父王が知れば、嫉妬に氷竜王殿に下手な八つ当たりが向けられるやも知れぬと危惧せずに居られぬのは私の気のせいであろうか。
…幸か不幸か向こうの声は今は届かぬ故――此方の現状も知らぬと思いたいが。]
[と焔竜殿の消失に驚く間も無く。氷竜殿の問いに、
仔は驚愕したか不思議と思うたか闇竜殿へと視線を真直ぐに向けた。
それも其の筈、捜すと言っていた目的の剣を既に闇竜殿が持っていた故に。
しかし闇竜殿から密やかに告げられる言の葉に其の色も直ぐに消え失せた。]
……!…うん!
[共に王をお出しするとの言葉に仔は嬉しげに口許を綻ばす。
捜していた剣を闇竜殿が既に持ち合わせて居た事は確かに幼子にも不思議であったようであるが、其れ以上に父王に会えるやも知れぬという期待は幼子の心を埋めた。やくそく、と真似る様に仔は口許へ指を添える。
後の事は仔の記憶に少々薄い。
幼子の事、多少の恐怖はあったに違いは無かろうが氷竜殿に抱かれていた事も安堵する要因で有ったし、何より父に会える事への歓喜は何より大きい様であった。]
[途中で命竜殿を個室へと送りはすれど、幼子が行った運搬はそれは酷いものであった。首根っこを引っ掴み運ぶ仔の頭の中に首が絞まるや窒息する等の配慮は恐らくではあるが、無い。
もし氷竜殿が居らねば、…命竜殿の無事は確証に厳しいものであっただろう。
――氷竜殿には既に何度感謝を重ねたか判らぬ。
後に氷竜殿と共に個室へと戻り休息を取る事となった。
この時私はまだ知らねども一寸前程から雷竜殿の消失により力の調整が利かぬ。
身体を休めようかと思う矢先、氷竜殿は早々に倒れこんでしまった。
ここ数日、申し訳無い事に仔を抱きかかえて事を過ごして居るからであろうか――にしてもやはり珍しき事。因は疲労のみで無いのかとも思うが、その理由は私にはまだ知る由も無かった。
仔はいつかの様に少々の時間を掛けて氷竜殿へと毛布を被せると、就寝の挨拶を交わし。
闇竜殿の言葉に、仔と私は聊か異なる感情を抱きながら眠りの底へ着くことになる。]
―回想終了―
―焔竜の眠る部屋―
[どれだけの間、そうしていただろうか。
手に返る反応から幾らか落ち着いたらしきことを感じて溜息を吐いた。そっと手を離す]
お目覚めになられた時のために、何か食べるものがあった方が良いかしら。
[無くても焔竜なら本能が食堂へ導く気がしなくもないが。
少しでも早く食べるものが手に入るのに越したことはないだろうと、立ち上がり部屋を出る]
………。
[移動する途中、階上への階段を見上げて小さく唇を噛んだ。
感じられる幾つかの気配、微かに届く話し声。
戻ったら覚悟を決めて上にも行こうと思いながら、今は下にある食堂へと向けて階段を下りた]
多分、そうなのでしょう…無限の輪が。
…え。
[わかりませんか、との言葉に、少しばかり首を傾げる。
僅かに感じられる気配に、更に首を逆に傾けて]
あぁ…力ある剣、とやら、でしょうか?
それを、
[いいかけた所、ティルの声が聞こえて顔を向ける。
少しばかり穏やかな表情を作り、頷いて]
私は大丈夫です。
疾風竜殿も無事そうで、安心しました。
[ギュンターへも、同じように頭を下げた。]
―とある部屋→回廊―
[天気は今日も悪い。
その部屋を出た後、気配を探った。
今はこの首飾りは、沈黙している。]
[翠樹の仔へ、話にいかなければと。
そして、もうひとつ。
それは、決して心の奥から外へもらしはしない決意があった。]
――こちらですね。
[氷破の竜に願ったとおり、二人は一緒にいるようで。
仔にだけ話すことは可能だろうかと、困りながらもその部屋へ向かう。]
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