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ないてるの?
[なんだか かなしそう]
[こんなとき どうすれば いい
あたし かなしかったとき は
叱られて泣いた とき は
綿毛の畑 で あれは
あおい 髪の おねえさん ――だったっけ?]
だったら一人でいくなよ
…ほら、ユリアンなんて寂しがって泣いてるぞ
[己の心情を隠すように、あえてユリアンを出し口内でくっくと笑って]
嫌じゃないならいいだろ…?一緒に行ったほうが、きっと楽しいぞ。
そう、描ける。
色彩のある、世界を。
[微かに笑みつつ告げたそれは、ある意味では、『絵師』のみに許された事とも言えた]
[アーベルの肩ごしにユリアンを見て
その目に溜まっている涙に、釣られるようにまたほろりと、
水滴を零した。]
ききゅう、待てなくてごめんなさい。
のせてくれるって、言ってたのに。
[小さく、言う。
暫く黙ってまた鼻を赤くしていたけれど、
大分たってから、頷いた。]
……うん。
じゃあ…かえす。
・・・・・そう、か。
[命を削って、ただ伝説の成就のための生け贄と、そう思っていたのだけれど。それだけではないのだと、その笑みが告げる。後悔をしても、海が見たい、とそう言った少女の顔と、それはどこか似ているように思えた]
ちょ、おまっ。……くそ、卑怯だぞ。
[目に浮かんだ涙を拭いて、アーベルに文句を言う。
何時の間にか、頭痛は治まっていた。]
[アーベルから離れると、鞄を開けて手を入れる。
中から現れたのは、
エーリッヒのハンカチに包まれた、つがいの絵筆。
愛しそうに、酩酊したような目でうっとりと
暫くそれを見つめていたけれど、く、と一度唇を噛んで。
手を伸ばして、ミハエルへとそれを、差し出した。]
そうだぞ。ちゃんと謝らないとな。あいつだって少しは傷ついたりするからな
[ユリアンに対して滅茶苦茶失礼なこといいつつ、少し待って頷いたのを見て]
ああ。いい子だ
…っつーことで、ミハエル
[歩み寄るミハエルを見て任せるというように]
師父には、呆れられたけどな。
[『絵師』となる覚悟を問われた時の事を思い、掠めたのは苦笑]
それでも……さ。
例え、長く生きられなくても。
空に行く事ができなくても。
それでも、俺は、描きたかったんだよ。
……空の、色彩を、さ。
[言葉と共に、視線は上へ]
[あの おねえさんの おかげで 楽しい気持ちになれた]
[あのとき おねえさん
なにを してくれた っけ?]
[ふっと、蘇った光景に従って。
大岩の上にとび上がると、
スカートをつまみ、くるくると回って踊りだした。
そのうち、楽しくなってきて
ここにきて初めて、声をたててわらった。
ソレが見ているかは、知らなかったけれど]
ねえ。
こわく、ないよ?
[ただ――
いつかは、笑ってほしくて]
[涙はないけれど
うつむいていた少女は、目をあける。
黒いまなざしはベアトリーチェへと向いた。
衝撃からか、いまは記憶の混乱で思い出せない。
ただ聞こえる波の音がこわかったから、耳をおさえていた]
[たのしげに踊る子を見て、
黒はただその姿をうつす。
子の笑い声。
しっかり耳を押さえていた両手が、少し力をなくし、色を取り戻す]
[アーベルに頷きを返し。
大事そうに取り出されたハンカチと、それに包まれた2本の絵筆。
少し見つめて]
…ありがとうございます。
[ここに来て初めて、仄かに笑みを見せた。
受け取ろうと両手を伸ばす]
― 広場 ―
[彼が「目を覚ます」前に、
彼女はその場から失せて。
それから、光景のひとつひとつを見ていた。
断片的な、絵物語の中の話のように。
けれど、最後まで見ることはなかった。
だから、結末は知らない]
…ふん。
ふん、ばぁか。
[子供染みた罵倒は自身に向けたものだ。
泉の傍に座り込み、「空」を仰ぐ]
たとえ、空を行く事が出来なくても、か・・・
[ゆっくりと目を閉じる]
そうだな・・・
[同じ空に夢をかけても、そしてそれが儚い願いでも・・・・それだけが、きっと全てではなく。だから、絶望を抱えても、終わりを招くことは出来ず]
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