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――…行ってきて良いよ。
今度は私がラーイを待ってる。
[意識が岬の方へと向くおとうとに促すような言葉。
女は其方に行く気がないのか留まる態で]
[ふらりふらりと頭を揺らす、目が酷く重い。
もう少しで終わるのかな、と玄関をくぐる。
この周囲から出られないのは、わかって、岬のほうへと目が向いたけど、足が止めた。
見てしまうのが怖いのだろうか。なんて思って]
[立ち上がった少年が視線を向けた先に気づくと]
行っておいで。
[と、岬に意識を向けるもう一人の弟にも声をかけた。]
おにいさま、花が目覚めたのって何歳くらい?
[わからないと言うからにはこれよりも前という事だと分かるが
首を傾げるクレメンス>>+108に問いを重ねて]
どんな姿でも大好きなおにいさまに違いないから。
少しだけ不思議な気分だけど
今の姿も素敵よ、おにいさま。
[少年と夜闇の猫、二つに分裂したのは逃避によるもの。
本来の姿とならないのは、戻れないのか戻らないのか。
それは、自身にもわからぬもの、というのはさておき]
……うん。
[岬の方を見つめていた少年は、抱えた夜闇の猫と頷きあい]
行って来る。
[くるり、場にいるものたちを振り返り。
それから、とてとて、歩き出した。
生きるものの集う場所の方へ]
[>>+108クレムの説明にとりあえずの納得を。
そんなに小さい頃から花があったのか、とは驚きだったが。
不思議が起きるのは自身でもナータでも体験したから]
俺は戻れたよ?
ナータもだから、大丈夫なんじゃないかな。
[疑問にはそう言って。内緒にしたのは忘れていた]
ありがとう。
……ちゃんと戻るから。
[二人から促されて頷いた。
どんなに苦しくても引き摺られてもここに戻ると、自身にも宣言して意識を岬の先へと向ける。
深緑は金へと変わり、少年に続いて歩き出す]
[それは、自分の傍にいるアーベルの問い>>36にも答える形となったろうか。
フォルカーが近付いていくのを止めようとしたけれど、エーファを喰ったと告げる声>>33を聞けば手を伸ばせなかった。
身体が震えるのは、寒さか恐怖か。
けれど、続いて聞こえたアーベルの言葉>>37にそれが消えた。
誰かを殺してもいいという彼の言の葉を、静かな心で聴いた。]
…願いを叶えて、それでアーベルが満たされるというのなら。
誰かじゃなく、私を殺せば良いわ。
[エルゼのことを止めたい。
けれど、アーベルが願うなら、それを叶えたい。
許されなくても、救いがなくても。
それは既に、覚悟していたことだから。]
[岬には行かない。行けない。
“人狼”が居ると知れるから。
“私”を殺した者が居る。
“痛み”が蘇る。
負の感情に呑まれるのを厭い
その感情を晒すのを厭う。
其れを表に出すことはないまま
何時もと変わらぬ様子]
いってらっしゃい。
[岬へ向かう少年とおとうとに見送る言葉を向けた]
[それでも傍に駆け寄る、なんてことはしない。ただ狼の言葉を聞いていた。
どっちでもいいという狼>>41に、ふぅんと少し笑ってみせた。]
へー、意外だネ。
狼ってさ、もっと生きたいって足掻くもんだと思ってた。
[ほんの少し、残念そうな響きを見せて言う。
場の事を尋ねるように>>42言われれば、にこりと笑った。]
そだネ。姉さんで最後。
普通の人間が、どんだけ集まってもそんなモン作れないシ。
[自らを導いた男から、伝え聞いた事をそのまま口にした。
願いを聞いてくれると言われても、笑みは大して変わらなかった。
常の笑み、張り付いたわけではないのに、どこか仮面のようになってしまっていて。]
そんなに大したコトじゃないヨ。
目玉が欲しい、なんてコトでもないし。
─ →灯台傍─
[とてとてとてとて。
夜闇の猫を抱えた少年は、迷う事無く、人の集う場所へと向かう]
……あ。
[生ける者たちが集い、対する場所に近づけば、そこにいる死せるものたちの姿も目に入り。
姉と呼んでいたひとのふたつの姿に、少年はほんの少しだけ、泣きそうな表情を見せた]
[暫くして]
――…戻れた、って。
なんのことかしら。
[ライヒアルトが残した言葉>>+113にことりと首を傾げる]
―灯台傍―
[生者のたてる音ではない音が、届く。
そちらへ視線をやると、幼いエーリッヒの姿。
はたり、と瞬いて、さて自分も年若くなっていたかと思いなおす]
エーリッヒ。
随分と幼くなったものだね。
痛かったり苦しかったりはないかい?
11歳か12歳くらいだったかな?
ここに来たのが13歳になるかならないかって時だったから。
[んー、と思い出すように、顎に手を当てる。
大体そのくらいの歳だったと言うのは覚えているが、あやふやなところもあって。]
…ん、そうか。
ありがとう、ナータ。
[まぁ、身長だけは変わらなかったのはアレでソレだが。
ラーイの姿が元の姿に戻っていたのには嬉しげに目を細めていたが、あえて言及しないでいた。]
そうだな。
[ナータの変化は見ていないから首を傾げるだけだが、
戻れたよとの言葉には頷いて。]
行ってらっしゃい。
[と、二人の弟を見送った。]
―宿屋→灯台傍―
[玄関脇で一つ気配を見つけて。>>+107
けれど何かを待つような様子にその空気を壊そうとは出来ず。
深く一礼して岬へと向かった]
ヴィリーさん。ゲルダさん。
[ゲルダは…エルが抱いているのもあって二重写しのよう。
ヴィリーはやたらと傷が増えているようで、やはり不思議が多いとそんなことを。アーベルが動く前の一瞬に思った]
[アーベルの問いかけに首を傾げるエルゼの姿は、本当に解らないというようで。
それ自体が哀しいと思った。
エーファが護る者だったというエルゼと、それを知っていたようなフォルカーの声も聞いているだけで。
ただ、フォルカーが零した言葉に、それは違うと首を振った。
声は小さかったろうか。]
ちが、う…フォルカーちゃん、それは、違うわ…
[ゲルダは、呪いだと言っていた。
けれど、それを言うことも躊躇われたのは、死した彼女達、力ある者が報われなくて。]
アーベル…?
[エルゼから場のことを訊かれ、答えた後。
彼がこちらに向ける笑みはいつものそれで、けれど何も言ってくれなくて。
肩から離れた手が髪を梳いて、彼自身も離れるのを。
まるで、金縛りにかかったように動けないままで見送った。]
―灯台傍―
ありえそうですね。
誰にも渡さずにすむならそれでもいいって。
そういうのは、とっても………らしい。
[ヴィリー達がそれまでしていた会話は聞いていなかったけれど。
意味は想像しやすかったから、頷いていた。>>+120]
前から思っていたけど。鋭い人だ。
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