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ま、見たまんまだよな……。
[淡い笑みに、さっくり返して]
つか、そろいも揃って、ぼろぼろ過ぎ。
死人出てねぇのが奇跡じゃねぇの、コレ……。
―― 西殿・廊下 ――
[風竜の言葉に、そうですね、と頷いてから。僅かに目を伏せる]
……俺が……機鋼の力が消えたら……アーベルさんとクレメンスさんの力が弱まったりは、しないかな。
[それは、可能性のひとつとして口にした言葉。風竜の過去に触れるとは知らず]
―東殿・どこかの部屋―
流石爺さまだぁな。頭も固けりゃ心も固ぇってか。
[へらり笑って、顔をみやり。]
無茶にはこの際多少目ぇ瞑るかね。結果よければ何とやらだ。
[それから視線は膝の上の黒い腕輪に。
腕輪の均衡に影が役立っているのは、こちらも気づいていない。]
[二つをあわせて一つの剣に。
以前そういえばそんな事を聞いた気がしたが。
今難しい、にはまぁそうだろうなと、肩を竦めて一度椅子からは立ち上がる。
同じ部屋であれば、以前氷竜に出した即席の茶でもあるだろうと探し、見つかれば湯を入れて一つだけもってきて寝台の傍のテーブルへと置いた。自分の分はない。
再び椅子へと腰かけて。
問いと共に投げられた紫紺の視線には、少しの間沈黙し。]
そうだなぁ…ああ、一つだけ頼んでいいか?
どうやって願いを叶えるか分からんが。
俺の願いは叶えないでくれ。
…無論降りるわけじゃねぇよ。
叶える願いが少ない方が、負担も影響も薄くなるだろ。
[答えの代わりの頼みには、さてどんな顔をされたか。]
はあ?
[目を伏せながらの言葉に、最初に上がったのは、とぼけた声。
次の瞬間]
……お、ま、え、な。
弱まるどころの騒ぎじゃねぇだろっていうか!
そういう事は、ネタでも考えんじゃねぇよっ!
[火炎の竜もいい顔はしないだろうが。
それに勝るとも劣らない、不機嫌な様子で怒鳴っていた。
手まで出なかったのは、一応、状況を考えての、自重]
[へらと、いつもの軽薄の笑みを浮かべ。
さも何でもないことをいうように口調は軽く。]
止めは、しないさ。
だが今は…世界の崩壊すら省みずに、渇望した願いってやつが叶った時の、その結末が見てみたい。
おいさんはよ、もう全部捨ててまで願いをかなえようって気持ち、薄いのよな。
何度か、その時の心持ちを思い出しはしたんだが。
[内側に埋めた過去は、殻を破って何度か鮮やかにその時の情景を、強い思いを呼び起こし、揺らされた。だが。]
それでも時間が経てば……すぐ色褪せちまう。
代わりに出てくんのは、姐さんやら兄さんやら、チビやら氷竜殿やら卵姫やらティルやらなにやら、そういうので。
…歳は取りたくないもんだな。色んなものが増えちまう。
[苦笑して返したその顔にあるのは、微かな悲しみと苦み。]
―― 西殿・廊下 ――
[怒られました。多分、これまで沈黙していた機鋼の砦のにーちゃん達からも、一斉突っ込みが入ったと思われます]
あう…ごめんなさい。
[しょげた]
俺は、一番叶えて欲しい時に、願いを叶えられなかった。その手段が俺には無かったからな。
ただ時間だけが過ぎていって…その結果がこれだ。
今のお前さんらには、強い願いも、叶える為の手段と力もある。
全部揃ったら何が出来るか、何をするか。
…ま、止めはしないさ。
[それは、進むも引くもという二つの意味を含んではいたが。]
―東殿/どこかの部屋―
[暖かな湯気ののぼるカップに視線を落し、沈黙を待つ。
やがて返された生命の竜の頼みに、小さな声を上げて笑った]
願いを叶えない事が願いなら、叶えない事が叶える事。
ですが、貴方が言いたい事は違うのでしょうね。
[負担を減らす為と言われ、やはりという風に頷いて顔を上げる。
そして語られるクレメンスの言葉と心を静かに受け止めていく。
凍らせた心は揺れて、ゆっくりと溶けて、緩んだ封が腕輪の気配をよみがえらせていく。危うい均衡を保ちながら]
[兄弟総突っ込みまでは気づく訳もなく。
しょげた様子に言いすぎた? とは思うものの]
……それって、おっちゃんと精神のを抑えるために、お前が犠牲になる、って事だろ、よーするに。
犠牲になる、っつーのは、見た目はカッコいいし、やってる方はいなくなるから気楽かも知れねぇけど。
……残った方は残された方は、それ、ずっとずっと背負わなきゃならねぇんだよ。
だから、冗談でも考えんじゃねぇ。
[ここまではやや、低い声で言って。
続いたのは、大げさなため息]
大体、そこまで悲観しなくてもいいだろーが。
前向きに考えろ、前向きに。
――…私の『願い』、オティーリエの『願い』――…
[青年の口元には、いっそ優しげな笑み]
止めないなら、止まる筈も無い。
私は――…『願い』を叶えますよ、クレメンス。
貴方が得られなかった機会を、手段を、手に入れたのですから。
[言葉と共に黒の腕輪をもう片方――左の腕に嵌める。
少しずつ心の封を説き、使える力を戻しながら青年は微笑んだ]
―― 西殿・廊下 ――
[風竜に低音で諭され?ると、いちいちごもっともと頷く]
はい…もう、考えません、から。
そうですね…俺にも、まだ、出来ることがある…きっと…
それしか『出来ない』って思っちまったら、その時点で負け。
一意専心・終始一貫に見えても、実際には諦めてるのとかわんねぇ。
[さらりと言って。
きっと、という言葉に、にい、と笑う]
とにかく、剣、何とかしねぇとだな。
ギュンターの爺様の話じゃ、真・聖魔剣への昇華は無理らしいけど。
周り見えねぇインテリは無茶やらかす、ってのはパターンだし。
[人間界で何度かあったようです、そういう事が]
―客室のひとつ―
[長い間休息を取ってしまったようで、身を起こすと体が重かった。
ふると頭を振り、寝台から降りると顔を洗い身支度を整える。]
長く眠ってしまいました。
[舌打ち混じりに呟き、眼鏡をかけて部屋の扉に手を掛け押し、足を進めた。]
止めて欲しかったのかね?
だけど、そいつは俺の役割じゃねぇよ。
おいさんそんな若ぇわけでも、優しいわけでもねぇからな。
[穏やかな笑みには、快活な笑みを返して。
腕輪を嵌める様を見つめる。]
羨ましいよ、お前らが。
[それでも願いをかなえると、はっきりと口にした心竜に、酷く穏やかに微笑んだ。]
―廊下―
[なにやら声が聞こえた気がして足を向ける。
小さな人だかりと、遠くから見ても真面な状況ではないと分かる機構の様子に、一瞬固まってから足を向けた。]
…何が…?!
[踵が床を打つ。]
[床を蹴る音と、気配に視線をそちらへ向ける]
あ、雷撃の姉さん。
[呼びかけつつ手を振ると、肩のピアも一緒に手をちたちた振り]
すみません、疲労がたまって居たのか、だいぶ寝過ごしたようです。
エーリッヒ殿が居ると言う事はまたこちらに送られたのですね。
ご無事そうではないですが…何か出来る事は無いですか?
[ピアに少しだけ表情を緩めた後、エーリッヒの様子に強く眉を顰める。
…自身に治癒の技など無い事は良く知って居たのだけれど。]
[剣を、という風竜の言葉に、はたと思い出す]
そうだ、剣は、今、どうなって?
ベアトリーチェが、ノーラさんに渡したと言ってた、けど。
[まさに雷撃の如くに駆けてきた雷竜には、笑みを向ける]
え、と。だいじょうぶ、じゃないけど、だいじょうぶ、です。
ユーディットさん、のおかげで、痛みはないですし。
[どうやら、時空の停滞のおかげで神経系の伝達速度が遅れている様子。それを自分の力でさらに痛覚として感知するのを避けているとか、そんな感じらしい]
んー、休もうとしねぇの多いし、ちゃんと疲れとるのはいいんじゃね?
[お前も休め、という突っ込みは知らない。らしい]
うん、虚竜王の八つ当たりで。
あと……爺ちゃんが、こっちに。
剣は……二本とも、揺らされた連中の方に渡っちまってるよ。
[ため息混じりに、状況を説明]
[エーリッヒには、眼鏡の奥の目を痛ましそうに細めて]
充電が必要なら言ってくださいね?
[そういう問題ではなさそうだが。
ティルの言葉には目を見開いて]
ザムエル殿が…!!
では剣がひとつになってしまうのでしょうか?
振るわれたなら一体何が…?
[息を飲んだ]
[なんとなく、そんな気はしていた。浸食する剣の力の中に見え隠れする対の気配]
それじゃ、やっぱり…時間は無い、ですね。
[ゆっくりと、身を起こす。さらり、と僅かにどこかが崩れた]
…ふざけんな。
[抑えた声は、そのままぶつけたら壊してしまいそうだったから。]
消えればとか、壊れちゃえばとか、そんなこと思うんじゃねぇ。
[機竜の長兄の誕生に深く関わったのもあり、幼い頃から見てきた機竜達は弟も同然の存在だったから。]
さっさとここ出て機鋼王んとこのラボぶち込んでやっから…覚悟しとけな?
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