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[そうして最後に訪れたのは雑貨屋。
扉の前で一度脚を止め、深呼吸する]
……よし。
[一拍の後に呟き心を決め、その扉を開いた]
───ゲルダ。
[カウンターに立つ女性を呼ぶ声は、2年前のあの時よりは低くなり。
見詰める翡翠は彼女を見下ろす位置にまでなっていた]
あのさ、聞いて欲しい事があるんだ。
[彼女に村を出る話をしたのは夏が訪れる少し前。
1年前から決まっていた話だったのだが、どうしても直前まで言い出せなかった。
あの時の彼女の表情はとても印象に残っている。
告げた後、荷運びの準備もあったためにそれまでよりも逢う時間が減ってしまっていたのは心苦しく、申し訳なかった。
それを埋めるわけではないが、ミハエルはある決意をする]
…僕はもう少しでこの村を去らなければいけないけど。
年に一度、閉ざされていた村が開く時には必ず、ここに戻って来る。
戻って来て、真っ先に君に逢いに来る。
そしていつか、君を迎えに来るから──。
それまで、待っていて欲しい。
[ゲルダの右手を取りながら、その瞳を見詰め真剣な眼差しで言葉を紡ぐ。
そしてゲルダの手を自分の口許へと引き寄せ、手の甲に口付けを落とした]
―金の映す世界―
[景色は移ろう。
ミハエルの別荘で彼が漆黒の獣を弔った墓。
其れが見える場所に座る漆黒の獣は困ったように笑う]
――…今までの、礼、ね。
[気に掛けていた少年の言葉を繰り返す。
礼など感じずに良いと思いながら。
其れを伝える術はないからただ紡いだだけ]
律儀だな。
[自分の墓を見下ろす事になるなど考えた事もなかった。
弔ってくれるものの存在があった事に先ず驚いた。
感謝という気持ちがあったかは知れない。
ただ、意外だっただけだから――]
―金の映す世界―
[だから、墓へやってきたゲルダの存在にも驚いたのだ。
漆黒の獣ははた、と瞬きをした]
――…想われてるのかね。
[供えられる物に視線を向け微かに困ったように首を傾いだ]
理解されようとは思わねぇからな。
[人は人、獣は獣。
其々の道理がありそれは別の常識を作っていた。
人の世に生きた獣はそれを感じていたからこそ
人に理解されようとは思いもしなかった]
……花の礼、ね。
あれは俺の役目だったから気にする事ねぇのにな。
―金の映す世界―
[ゲルダの紡ぐ言葉に耳を傾ける。
子供たちの様子を見に行くという彼女]
――…それも悪くはねぇな。
[気に掛かっていた者がその存在を気に掛ける。
支えあう形ではないかもしれぬが
いつか其の形が繰り返されるのかもしれない。
それは少しだけあたたかな気持ちを呉れた]
見守る側、ね。
先ずは生傷を作らねぇようにすることだな。
――…もう、俺が傷を診る事は出来ねぇンだから。
[紡がれた言葉にゆると目を細める。
漆黒の尾は風と戯れるようにゆらと揺れた**]
/*
>>1927ミハエル
晩飯、お外だったからついでにお酒も飲め飲め言われてな。
ねぎ焼きとちゅーはい、うまうま。
カヤとミハエルがなんか仲よさげでそれがぐっときてしまった。
なんだろう、ほんのりとそうなったらいいなって形だったから。
[撫でられてぐるぐる咽喉を鳴らしている]
『ルークス……。双子の……。』
[聞いたことの無い名前に、一度二度と瞬いて覚え。
双子の兄弟と聞けばようやく彼がリヒトを模している理由を知った。
瑠璃の瞳から零れる涙は、感情の波と共にゆっくりと引いてゆき。
深緑の瞳を見上げれば、そこには少しだけ悲しい
――残念だというような色が見えて、
遅かったと、呟くコエに顔を伏せた。]
『ごめんなさい。』
[ぽつりと赤い世界に零れるのは謝罪のコエ。]
『リヒトは……私のせいで死んでしまった。
私が獲物の始末に失敗したから。
狼が村に居るのが知られてしまって……』
[違うと、仕方ないと、リヒトがいれば言っただろう
それでも、兄と弟の再会を阻んだ事が申し訳なくそう告げた。]
─虚空にて─
[事件の後、初めて知った事。
伯父の家の事情に、蒼はただ、目を伏して]
……なんっつーか……因果な話、だな。
[いえたのは、ただ、それだけ。
自分もまた、その因果の一画かと思えば、気は重く。
蒼はやや、不安定に揺らめいた]
[その数日後の出来事。酒場での騒動の後。
運命の女神が舞う様子を見つつ、ふ、とため息をついて]
……間違ってなかったとしても。
無茶すんな、ばぁか。
[触れられぬのはわかっているけれど。
眠った頃にこつ、と頭を軽く小突いて。
そんな呟きを落としていたとかいないとか**]
[涙が、心が落ち着くまで、リヒトの対は隣に居ただろうか
ようやく少し笑みを向ける事ができれば、これからの事を問われて]
『これから………』
[たっぷり間が開いたことで、あまり深く考えていない事は知れるだろうか。
少し困ったように視線を彷徨わせながら。]
『……とりあえず、この子をちゃんと産みたいの
だから、街の方まで行こうと思ってる。』
[その街とは真逆に歩いていた事を世間知らずの寡婦は知らない。
呆れたような溜息に、何か悪い事を言ったのかと瑠璃が覗き込む。
己の危うさにルークスは気づいているのか。
相棒の話を対価に、連れて行ってやると手を差し伸べられれば、
おずおずとしながらも、その手を小さく掴んだ
孤独で無いことへの喜びが、薄らと表情に紛れて。]
[道の最中、幼馴染の幼い時から今に至るまで、
夫やもう一人の幼馴染、
年下の妹たちらの事を交えながら
時に笑いながら、時に悲しげにその兄に語った。
最後の時を語るまで、どれくらいの日を要したか。
腹の子は随分育ってしまい、情が移ったのかルークスも子の誕生を楽しみにしてくれて
それはまるで同胞が戻ってきたようで、一人で無いことが随分と慰めになった。
そうしてようやっと気づく。
夫には与えたものがある。与えられたものもある。
だけどリヒトから、与えてもらうばかりで、
自らは何も与えていなかったという―――*酷く薄情な事実に*]
─先の時・虚空にて─
[墓前に供えられる火の点いた煙草。
それと共に向けられた言葉に、滲むのは、苦笑]
……だったら吸うなってぇの。
[死した魂からも、やはり、突っ込みは入っていた。
語られる近況。
触れる事はできないけれど、見えてはいるそれらを、聞いて]
……ああ。
気が向いたら、聞きに降りてきてやるよ。
[届かないのは承知の上で、戻ってゆく背に声をかける。
風に揺らぎ、散ってゆく紫煙に絡むように、蒼の光が瞬き、消えた**]
/*
グラォシルヴの返しにごろごろした。
ルークスのことは適当に利用すると良いよ。
そしてリヒトはグラォの傍に居られただけで十分だったんだと思うよ。
/*
つうか、結局こいつは成仏しないで彷徨っているってーことですな、これは。
[する気あったのか。
ないよ!
開始前は消滅ルートも視野に入れt]
ユリアンは、無理せずになー。
/*
>>1930ミハエル
ねぎ焼きはねぎいっぱいで幸せでした。
うんうん、そんな事言ってた言ってた。
ミハエルもカヤも良い子だなぁ。と幸せな気持ちになった。
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