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うん。人に。
だって、こんなにたくさんの人に会う機会、ないもの。
[眼差しは一瞬のうちに失せた青年の表情を捉えない]
真逆なら、それはそれで。
お互いに足りないものを補えるんだよ。
そんな大層な話でもないけれどね。
[伸ばした繊手は避けられることもなく]
[熱を持たぬ焔の色の髪へと触れた]
ああ。
[秘めやかな吐息が零れ落ちる]
御心に感謝いたします。
[掬い、落とす、その動きの度、鈴の音が城の壁に響く]
フフフ…そういう反応を見せるのですね。
[シャーロットの様子に微笑むと、メモを取る。
彼女の名前を書いた下に、簡潔に一行。]
興味深いですね。私を含め、記憶あることが
期待できないのが残念でならないですよ、本当。
手札でやるしかないの。だから、今から後で
もしかしたら、得るかもしれない札を
考えるのはやめましょうよ。今を楽しみましょう。
[左眼が、広間の扉を捉えた。]
何やら、賑やかな感じがするのですね。
長い、ですか?
…ではどのようにお呼び致しましょう。
[己の呼ばれ方には頓着を示さず、少年に向けて小首を傾げ。
注がれる視線には僅か身じろいだ]
お見苦しいことはないように。
お借りしましたので。
[もどかしそうにしながらそれだけを答える。
布に包まれた足は何度か小さく踏みかえられていた]
零れても、必要な事なら、また拾うだけだろ。
頑張る、というもんじゃないと思うがね、俺は。
……覚える覚えないは、それぞれの自由だろうさ。
[首を振るキャロルに素っ気無く返し。
言い直された呼び名に、一つ、息を吐いた]
……様、はつけなくてもいいんだが。
どうにも、性に合わん。
[だからと言って、強く押し留めるつもりはないのだが]
[心は満たされたか、緋色のネイルを塗った爪先があかから離れる]
きたないあかが、そこにあったのですよ。
[その爪先は、少女の足を包む布を指す]
[見定める様に碧眼もまたそこへと落ちた]
――良いことです。
きたないあかが見えなくなることは。
[濁る語尾に頓着することなく、くれないから声を零す]
[はたり、と眼を瞬かせた。
丸い瞳が女の様相を映し、
耳は吐息と共に落ちる声を拾う]
……キャロは、好きなんだね?
[鈴の音の鳴るさまは儀式めいていた]
……機会が、ない?
[少年から返る言葉は、自身にはやや意外に響く。
故に口をついたのは、素の疑問]
足りないものを補い合う……ね。
[続けられた言葉に、蒼氷はふい、と虚空を彷徨い。
右の手が軽く、紅を滲ませる左腕を撫でた]
[イザベラの言葉にカップを両手に持ち、口に運んだ状態で、むー、と小さく唸った]
何だか観察されてるような気分だわ。
楽しめるか分からないけれど、考えても無駄だと言うのは同意ね。
考えるための情報が少なすぎるもの。
[カップから口を離しながらそう呟き。イザベラの左眼が扉を捉えるのにつられそちらへと視線を向ける]
…そう言えば。
また誰か増えたのかしら。
私達が来た時みたいに。
あら、気を悪くしないでください。
実際、観察しているんです。ようなじゃなくて。
[静かな微笑。アシンメトリの眼光。]
玄関先同然の場所で話すのが好きな人たちでしょうか。
落ち着くのですかね。面白い人たちならいいですね。
とても。
ん。呼びにくくないかなって思ったの。
リィの呼びやすいのなら、それでも構わないよ。
[艶やかな爪先を追って視線を落とすと共に、
少女に対しての答えを返す]
きたないあか?
怪我でもしたのかな。
へいき?
それなら、座っていたほうがいいかも。
あ。
そう言えば、広間に行きたいんだっけ。
移動、しよっか。
他のみんなも、いるから。
[言葉は次から次へと流れ出て、一つの提案をした]
[長い睫毛が一度開閉し、青年の言葉を反芻する様]
記憶が貴方にとって必要で有るならば。
そうであるのかもしれませんね。
[爪先の緋色を、口許のくれないへと当て小さく呟いた]
ああ、そう言えば。
広間へと行くのでしたか?
[はっきりと観察していると言われると、あまり気分が良くないのか眉根が寄る。非対称な微笑みにも少々気遅れしているようにも見えるか]
立ち話が好きな人達なのかもしれないわね。
他人の趣味をとやかく言うつもりはないけれど。
面白い、ねぇ…。
まぁ、暇潰しにはなるかしら。
つけなくてもいい。
ハーヴェイ……さん。
[鸚鵡返しに呟いて。敬称を外し呼んでみたものの、結局一段変わっただけに終わった]
[鈴の音と共に降りてきた碧眼には小さく震え。
ただ頷きだけを返し]
呼びにくい、とは思いませんでした。
構わなければこのままに。
怪我…いいえ。いいえ。
大丈夫ですので。
[少年の言葉にそれまでより大きく頭を振った。
口元が僅かに引き締められる。娘自身は気付かぬままに]
まだ他にもいらっしゃるのですか。
はい、どうぞご一緒させて下さい。
[言うなり一歩先へと踏み出し、
表情の薄い顔だけをハーヴェイへ向けた]
うん。
こうやって、話をするのも、久しぶり。
よく覚えてはいないんだけれどね。そんな感じがする。
[己の発した台詞を繰り返し、腕を撫でる様子を注視する]
それも相手がいないと出来ないことだから、
人と会えるのは、やっぱりうれしいことだよ。
[キャロルの呟きに、そういう事、と頷き。
彼女と、それから、ラッセルの言葉にそうだったな、と呟いた]
ここで突っ立って立ち話しててもなんだしな。
座れる所に落ち着いた方が良さそうなのも、いるんだし。
[言いつつ、蒼氷は青の髪の女に向けられる]
[リィン]
[指が、手が、腕が動く度、響く澄んだ鈴の音]
[少年の確認するかの様な問いかけに、緩く重く女は頷いた]
はい。
きれいなあかは、うつくしいものですから。
[陶然とした眼差しは、またそのあかの髪へと向いた]
……まあ。いいか。
[さん、という呼び方に一瞬眉は顰められるものの。
様よりはまし、という結論に至ったのか、それ以上は言わずにおいた]
人と話すのが久しぶり……なのは、俺もかも知れんが。
[そんなに嬉しい事か、と、口の中で呟く。
左腕が注視されているのには気づけど、それには触れようとせずに]
フフフ…。貴女、かわいらしいですね。とても。
[笑い声とともに、喉の奥からぐっぐっ、と音。]
来るんじゃないかしら。そろそろ。
うん、構わないよー。
[かぶりを振るネリーの肩上で、揺れる三つ編み。
ハーヴェイの腕から其方へと視線は逸れた]
そう?
大丈夫なら、いいけれど。
大丈夫に、見えない感じもするなあ。
[皆の同意を受け取り前に向き直ろうとして、
キャロルの台詞に一時、動きを緩める]
うつくしいもの。
そっか。
オレには、よくわからないけれど。
キャロルが好きなら、オレのでいいなら、好きにしていいよ。
[画材を持ち直すと、広間へと先んじて*歩み出す*]
怪我。
或いは、
[何でもない事の様、女は淡々と口に出す]
花の毒が抜け落ちていないのやもしれませんね。
[広間へと向かう人の背を、靴を鳴らし追う]
ねェ。
[相手の膨れ面に気付いていないか、
或いは気付いた上で、反応を見ているのか。]
そういえば、私城の中ある程度見て回ったんです。
鏡……まだ、見つけていないんですよね。
[ガマの鳴くような音が、言葉と共に漏れる。]
鏡、必要ない?女の子なら必要じゃないかしら。
見つけたら教えてね。鏡。見たいのよ。すごく。
[むすっとした状態で紅茶を飲み続けていたが、訊ねられて視線はイザベラへと向く]
鏡?
…そう言えばここにも無いわね…。
流石にキッチンにも無かったし。
でも個室にはあったりしないのかしら?
無いと髪整えにくいじゃない。
個室にも無いって言うなら…探してみようかしら。
分かったわ、見つけたら教えてあげる。
[こくり、と小さく頷いた。相手が鏡を見たがっている理由は察することは出来なかったが、無いのは自分としても少々困る]
[先へ進む少年を追う形で広間へと向かう。
扉を抜けた先には、先に別れた二人の姿と、知らぬ一人の姿]
……全員いる……訳じゃないんだな。
[先に会った内の一人の姿は見えず、ぽつり、とこう呟いた]
手。
[茶の男のひとの言葉。
それが自分に向けられたと気付くまでには、そう掛かりませんでした。]
…あの。
お邪魔で、なければ。
[本当は知らない方に頼るのも恥ずかしくはありましたが、なにしろ慣れない場所ですから、不安のほうが大きかったのです。]
あ。
済みません、名乗りもせずに。
…ええと。
[幾つか増えた色と、交わされる声。
慌ててそうは言いましたが、思い出すのに、少し時間が掛かってしまいました。]
ニーナ。
ニーナと、言います。
歩けますから。
…毒も、大丈夫です。
[どこか頑迷にすら聞える調子で少年に答え。
歩き出す人々の後ろについて歩を進める。
チリと伝わってくる感覚は気付かぬ振りをして]
ありがとう。優しいのね。
[紅茶とクッキーを右眼で見つつも手を付けようとはしない。
まるで、あらゆるものが観察対象でしかないように。]
困るものね、鏡。ないとかなり困るでしょう。
鏡があれば、自分で自分を肯定できるもの。
自分がどんな顔かたちなのか。覚えてないの。
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