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11人目、陶芸家 アマンダ がやってきました。
─ 工房 ─
……よし、良い色だ。
[ある民家の敷地内にある工房の中に、女が一人。
大きな窯の戸を開くと、今焼きあがったばかりの器を一つ手にとって満足そうに笑い。
傷やひびの有無を確認して、完成品の棚に置く。
窯の中に入っている器も、全て同じように確認しながら完成品と欠落品とに仕分けられていった。]
いってらっしゃい。
お酒入ってる状態でお風呂って、かなり危険だから気をつけるといいよ。
[エーリッヒが温泉に向かう様子>>128には、そんな言葉をかける。
もっとも、酒が入った本人が気をつけてもどうにかなるものでもないかもしれないが。
予防線を張る様子には、「あれって、そんなこと考えてなかった子供に、そういう悪戯する気を起こさせるだけじゃないかなー」とは思ったが、あえて触れないことにした]
自衛団には見つける手段があるつもりでも、それが不発に終わって何の進展もなかった場合とか、逆に状況悪化した場合も、訴えて良いですよね。
[真顔で応じるクレメンス>>131には、にっこり笑顔で頷いた。
なんでもない、という様子には首を傾げるが、その場は特に突っ込まず]
はい、じゃあお待ちしてます。
[パンケーキを焼きに行くのを見送って。
焼けてくるまでは、広間で様子見をしているだろう**]
…ふぅ。
一人だと流石に時間がかかるわねぇ。
[窯の中の器の仕分けも済み、軽く伸びをしながら外に視線を向ける。
普段は父と祖父も一緒なのだが。]
父さんたち、もう着いた頃かしら。
[自分の師でもある父の友人が大口の注文を受けた直後に腰を患ってしまったという連絡を昨日受けて、父と祖父は手伝いに向かっていった。
早くとも1週間は戻ってはこられないだろう。]
ボクの評判を落とす陰謀、ねぇ。
あまりそういう事されると、うちの父上がボク以上に頭に血上らせるから、やめてほしいんだけどね。
[エーリッヒ>>132の言葉には、乾いた笑いを浮かべて遠い目をして応じた。
過去に父である侯爵本人に喧嘩を売れない某貴族が、その子供である自分に喧嘩を売った結果、父が激怒して暗殺部隊を差し向けた事もあるとかないとか。
酒量の話には、]
え。酒瓶1本だけでそんな状態なの?
1樽じゃなくて?
[体どこかおかしいんじゃない?大丈夫?といいたげな視線を向けた。
社交界での付き合いでの酒で鍛えられた肝臓は、若いながらも丈夫です。]
一緒にお風呂?
ボクは介護するのに慣れてないからね、遠慮しとくよ。
[お風呂のお誘いは、さらっと受け流しておいた]
まったく、おじいちゃんにも困ったもんだ。
いつまでたっても半人前扱いで…ん?
[父はともかく祖父の遠出は心配なのだが、半人前のお前らに任せられん、とすごい剣幕で言われれば見送るしかなく。
何事もなければいいけれど、と溜息をついたところで外から自分を呼ぶ声が聴こえた。]
はいはい、いらっしゃいませー。
って…あら、自衛団の方が何か御用?
えっと、昨夜ならここで仕事してたけど。
[来客かと思い工房から出てみると、自衛団員が立っており。
昨夜は何をしていた、と問われると面食らいつつも答えたのだが。
神父殺害の容疑者として嫌疑がかかっていると言われ更に面食らった。]
はぁ!?
ちょっと待ちなよ、そりゃ昨夜は父さんたちも出かけちまったしお客もこなかったからずっと一人だったけどさ!
何で私が神父様を殺したなんて疑われなきゃなんないわけ!?
…って、ちょっと待って…神父様、殺されたの?
[あまりに不躾な言いがかりに自衛団員に食ってかかったものの、自分で口に出してようやく事の次第を理解し青ざめた。
自衛団員からの肯定の返事と、容疑者を全員集めるので集会場に行くようにという命令を受けると溜息混じりに頷いて。]
わかった、行くわよ行きゃあいいんでしょ。
でもさ、せめて身支度だけ整えさせてくれる?
心配なら待ってても良いからさ。
[今しがたまで土に触れ煤を浴びていた為に服も肌も汚れている姿を示せば自衛団員も納得したらしく、再度集会場に行くようにと指示だけ残して去っていった。]
やれやれ、厄介なことになったなぁ。
[深く息をついてぼやくも、逃げるわけにもいかない。
身支度を整えて、一応の用心に家と工房の施錠をしてから集会場へと向かい。
まず書かされた身上書の内容は、以下の通り。**]
────
■名前:アマンダ=ポター Amanda=Potter
■年齢:35
■職業:陶芸家
■経歴:この村で3代続く陶工の家に生まれ育ってきた。
家族は父と祖父の三人家族。
父と祖父は共に陶工であり尚且つ現役な為、三十路を過ぎてもいまだ半人前扱いされている。
が、十代後半から二十代前半にかけて村を離れ父の友人の元に修行に出ていたこともあり、一人立ち出来る腕前は充分持っている。
────
─ 集会場 広間→ ─
楽しそうだな恒例行事。
んだよ、飲むなら俺も誘ってくれりゃ良いのに。
ガキ共居ると大っぴらに飲めねーからよ。
[見つかったものなら質問責めに遭い、終いには飲みたいと言われるのが目に見えていた。
そのため、いつもは子供達の目の届かないところで飲んでいる。
なかなかに肩身の狭い状況ではあった。
エーリッヒ>>128にそんな軽口を向けつつ、温泉へ向かうのを見送って。
ミハエル>>135の物騒な物言いにいいえがおで頷いておいた。
相手が姪だからと言う贔屓目はあれど、自衛団の落ち度には違いないと思ったために。
挙手してまで主張するゼルギウス>>134には、くつくつとおかしげに笑いを漏らす。
呟きは聞こえなかったため疑問に答えることは無く、他の注文も受けてから台所へと向かって行った]
─ →集会場 台所 ─
[再び地下の備蓄から材料を持ち出し、台所へと入る。
誰も居ないその中で、大きな溜息を吐いた]
あーくそ。
何だってこんな目に遭うんだ。
……アイツだけでも早いとこ疑いが晴れてくれりゃ良いんだがなぁ。
[6年前に他界した妹の忘れ形見。
今クレメンスの手元にある妹に関わるものは、生前に何度かやり取りした手紙くらいしか残っていない。
それ以外のものは、妹の結婚後に他界した両親があの世へ一緒に持って行ってしまった。
クレメンスは戻って来ないと考えたため、そんな行動を取ったらしい。
それだけに、姪に対する想いは強いものだった]
[この村を出たのは16歳の時。
ウェンデルに負けず劣らず悪ガキだった少年のクレメンスは、外への憧れが強く、家出同然で村を飛び出した。
様々なことに首を突っ込み、色々な仕事を渡り歩いて。
結果、妹がミハエルの父に見初められたと前後する頃、左腕に囚われの烙印を押された。
それまでは年一回の割合で妹と手紙のやり取りをしていたのだが、烙印を押されてからは手紙を受け取ることは出来ず。
それが何年も続いて、囚われる前から縁のあった好事家に買われる形で外へと舞い戻ったのが今から14年前のこと。
連絡の取れない数年の間にも妹は手紙を出していたらしく、保管していてくれた好事家から数通を纏めて受け取った。
1通目には、貴族に見初められたことを相談する内容が書かれており、困惑した様子が見て取れた。
当時妹には婚約者が居たのだから、無理もなかったことだろう。
その時相談に乗れなかったことを、激しく後悔した。
それ以降の手紙には、見初められた貴族と結婚したこと、娘が産まれたこと等が書かれていて。
連絡が取れないにも関わらず、年に一度、クレメンス宛に手紙を書き続けて居たようだった]
[全ての手紙を読んだ直後、クレメンスは妹に1通の手紙を送った。
長く連絡をしなかったことの謝罪、結婚と出産に対する祝辞。
そして、もう連絡を取り合わない方が良いと言う、別離の言葉を手紙に綴った。
理由の詳細こそ書かなかったが、貴族に嫁いだ妹に自分は兄として相応しくないと言う内容を書き添えた。
聡い妹ならば、それだけで大体のことは察しただろう。
それだけ、昔のクレメンスの素行は悪かったのだ。
自分のことは死んだことにしてくれ、とも書き添えたが、妹がどうしたかは分からない。
差出人の名は「K」とだけ記し、それ以降、妹から手紙が届くことは無かった。
12年前に村に戻った時、クレメンスは村の旧知の者達に自分と妹の関連についての口止めをした。
余計な迷惑をかけたくないからと言うのがその理由だった。
旧知の者達も妹には好意的だったし、クレメンスの素行の悪さも良く知られていたため、その願いはどうにか受けて貰えて。
新たに村に来た者や産まれた者には伝わらないまま、今に至る]
くっそ、後で団員殴ってくっかな。
[苦い過去を脳裏に過ぎらせながら、それでも手際良くパンケーキを焼いていく。
腹立たしさに冗談には聞こえない言葉が漏れた。
実際、結構本気でそう思っている]
─ →集会場 広間 ─
ほれ、パンケーキ焼けたぞ。
[出来上がったパンケーキを一枚ずつ皿に載せ、バターとジャムを入れ直した陶器壷を添えて広間へと運ぶ。
注文した面々の前に皿を置き、その後はしばらくソファーに腰掛け、周囲の様子を*眺めた*]
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