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[さくと雪を踏み分け、傍らにとさりと座り込む。]
[ノーラの無残な亡骸の傍らに。]
ぁ、ああ……ぁ………
いやあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!
[悲鳴は、遠く響いただろうか。]
――そう。
[手を持ち上げる。
頭を撫ぜるには、彼の方が背が高かったから、代わりに、頬へ。
いつかの時のように、冷たくはない、温かい手のひら]
[なのに、心はどこか、冷めていた。
彼の話は聞こえているのに、胸の奥にまで届かない]
[鴉の鳴き声は、慰めか、それとも]
[リディの声に反応するように顔を上げ、苦しげに言葉を詰まらせるイレーネを落ち着かせようと]
[だけど、それ以上どうすればいいのかは判らずに]
[ただ、その場に居る者達の様子を*伺ったまま*]
…師匠、俺…間違ってる?
けど…
こうしていかなきゃ…守れねぇじゃん。
[床に転がったまま、呟く。
違うとわかったあの人を、守るためにも…
奴等を殺し尽くす以外、方法はないのだ。]
[一瞬、自分の錯覚かと思った。
何せさっきノーラがいると勘違いしたばかりなのだ。疲れで頭がぼやけていると思っていてもおかしくない。
だから、その悲鳴が聞こえた時、...はマテウスとハインリヒへ視線を向けた]
[そしてミハエルの提案に]
確かに、森は広いから別れたほうが効率はいいが…
[だがミハエルに対し、ハインリヒと同じような懸念を抱き、護身術を学んでいるというが、二手のほうがいいだろう。と口にしようとした直後だろうか。森のほうから微かに悲鳴が聞こえたのは、その声だけを頼りに、二人を置いて森へと駆けた]
痛い…
…痛い、よ…
[リディの声に頷く。右の肩が、全身が、痛い]
でも…あぁ……
[それでも否定の言葉は消えない。
だってあの時人狼だったのは、愛しかった兄で]
…ぃゃぁ…
[小さな声が啜り泣きに混じる]
わたし、いつの間に外に出たんだろう?
まだ夢を見ているのかしら。
[頭の中にリフレインするピアノの音]
[誰かの悲鳴が聞こえる]
あれは、ブリジットさん・・・?
ああ、包帯を取り替える時間、かしら。
[男はミハエルとマテウスの言葉を聞き]
んー、そうだなあ…
[どうしようかと思案しかけた時、届いた少女の悲鳴。いち早く駆け出したマテウスの後を追うように雪を蹴る]
そう。
[頬に触れる感触。微かに、目が、細められる。
どこか、寂しげなような。
何も、映してはいないような。
ふかく澄んで、底の見えない、蒼]
……少し、休め。
治りきってねー腕で、あんなモン持ち上げて。
後から響いて、ピアノ弾けなくなっても、しらねーぞ。
[投げかける声は、いつもと変わらない響き。
この状況にあっては、どこか異質だろうか]
[悲鳴はここまでは届かない。
代わりに、左肩に走る鋭い痛み。]
―――ぃ・・・っ
[胡桃色の中で光は揺れた。
身体が傾くのを、傍らの神父が引き止めてくれたろうか。そのまま蹲った。]
[やがて、歪んだ月の光の下、白い雪に赤を散らして…愛しい娘の元には帰れなくなった母親と、その傍らで震える少女の元に辿り着くと]
ひでえ冗談だ…
[*男はそう呟いて、その息が闇に溶けるのを見た*]
[自分に少し遅れて駆ける足音が二つ
ただそれに振り向くことない、五感を研ぎ澄ませ、先程聞こえた悲鳴という情報だけを頼りにしなければならないためそんな余裕はない。
森に足を踏み入れ、ただひたすらに駆けて駆けて
そして――なにかの傍らで座り込んでいるため最初はわかりづらかったが、距離を縮めたことで視認でき]
ブリジット!無事か!
[傍まで駆け寄り、肩で息をしながら、先程の悲鳴の主のブリジット…続いて、ノーラの亡骸に目を移し]
本気かよ…ちっ!
[エーリッヒの言葉が聞こえた。
本当は頭では理解している。
この状況が続くことは無いのだと。
彼らの動きこそが本来のものなのだと。
ただ、それでも心は。
思い出したばかりの記憶は。
その感情は未だ、過去に囚われていて]
―――!
[リディが小さく声を上げるのとほぼ同時に。
右肩に走った新たな痛みに悲鳴を飲み込んだ]
ん。
そうする。
[笑みの形に、目を細めた。
淡く白く、次第に明けゆく夜の空の瞳。
そこに映る眼は、何も語らぬ石のように無機質で]
アーくんこそ、ね。
[平常さゆえの異質さには、気づかない――気づけなかった。
自分もまた、同じであるから。
だから、彼もまた、気づかなかっただろう。
変わらぬことが、おかしいことに]
[周囲の異常な反応の方が、正常なのだ]
[手を離して、意識をゆっくりと広げる。
壊れないように、壊さないように、そっと]
[震えながら、ノーラの手を取るも。][腕は途中で千切れ落ち。]
[死体は、ノーラと認識はできるものの。][酷く、それは人でないような気がして。][喰われている、何かに。][何か?][恐らく、それは。]
じん、ろう…?
[呟いて、名を呼ばれ、泣きそうな顔で声の主を見上げる。]
マテウス、さん。
これ、これって、ノーラ…
[言いかけて、嗚咽を漏らした。][涙が再び、溢れ出た。]
仕方ないんだ。
仕方ないのに、
どうしてぼくは泣いてるのかな。
[頬を伝う涙は止まらない。]
どうしてぼくは笑ってるのかな。
せんせーが死んじゃったのに。
大好きだったのに。
[口許は歪んだまま。
問いは誰に向けたのかすら分からない。]
[悲鳴をあげたまま硬直しているブリジットの姿と、そして嗅ぎなれない鉄分を含んだ血臭――]
ブリジットさん!
[...は勢いを殺しつつ、ブリジットの視線の方向にあるものから彼女を守るように抱きしめると、ちらりと背後にあるものを見て、彼もまた固まった]
ノ、ノーラさん……。
[抱きしめている腕も小刻みに震えて――]
[床に散らばる、金の糸。
灯りを受けて、淡い輝きが散らばる。
血の赤よりもずっと、目を惹いた]
あなたも、休みなよ?
怪我、しているんでしょう。
[上から見下ろすようにして、エーリッヒへと声を投げた]
……心配すんな。
お前よりは、丈夫だ。
[ふ、と笑って。
周囲を見回す。
泣き声の満ちる空間。
つい先ほどまでの穏やかさなど、そこには、なくて。
肩に舞い降り、案ずるような視線を向けるカラスに。
大丈夫だ、と告げる]
……少し、外、出てる。
人手が必要になったら、呼んで。
[誰か聞いているかもわからない、けれど。
静かに言って、ふらりと外へ]
[遺体というのに見慣れて居るとは...とはいえ無惨に喰われているのは遺体はやはり酷い
有象無象の自衛団員もそうであったわけだが、それとノーラとではわけが違う。
自分でもそうだというのに、ブリジットが受けた衝撃はいかほどのものかは想像するだけでも軽くないのはわかり]
ああ…わかった。わかったからそれ以上言わなくていい
[似合わないとはわかっていても、ブリジットの頭をわしゃわしゃと撫で付けた]
リディ、ちゃ…
[必死に息を吸う。整える。
泣き笑いとなっている慟哭は、朱の花が伝えてくる]
ごめ…なさ……
リディ、ちゃ…だって…
[リディへと手を伸ばす。
その左肩へと。右腕を。ゆっくりと]
[外に出る。
風は冷たい。
駆け出して行った者たちは、まだ、戻らないだろうか。
いずれにしろ、今はここを離れるべきではない、と思いつつ、空を見上げ]
……思い出したくなんか……なかったんだよ。
あれも、これも……全部。
忘れたままで……いたかった……。
[小さな呟きは、風へと溶け。
代わりに、紡がれるのは。
歌]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken.
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
In jetzt bloser Stille.
Weil wenn Sie wer setzen fort, das Schlafen wachte auf, ich will es zeigen.
Der Vogel flattert die Flugel mit allem Gedanken.
Zum blauen Himmel.
Kommen Sie Gebet an.
Von mir stehen wer immer noch hier zum Himmel……
[静かに、静かに。
歌が紡がれて。
*風と共に、空へと溶けてゆく*]
[震えながら、抱きしめられれば素直にミハエルの腕に縋り付くような格好になって。]
[ミハエルさん、と、掠れる声で名は呼んだが。][動揺を震えを、瞬時に抑える事は出来ず。]
[マテウスに撫でられ、優しい声をかけられればしゃくりあげて。]
[撫でられる事はそれでも確かに心地好かったが。]
[抱いてくれる腕も温かかったが。]
[それでも、ノーラの死からは、暫く立ち直れなかった。]
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