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― 中庭・木の傍 ―
[木は、遠慮なくロランを取り込もうとする。ダンピールの魔力はその後押しを]
……っ!
[間をおかずに、二人、魔力を送るために使うのは、さすがにきつかったが、木の力も強い]
[そうしている間に菓子を食べきって、こちらに戻ろうとしたアナスタシアと目が合って。]
あ、気付いたっぽい。
[ぱっと表情が明るくなった彼女がこっちに駆け寄ろうとするのを見て、やれやれ、と苦笑しかけたのだが。]
……は?
[ぱよん。
という感じに跳ね返されて倒れるアナスタシアの姿に目を見張った。]
― 中庭・木の傍 ―
[ロランは抵抗しただろうか?いずれにせよ、木から大きな力が…以前よりも歪んだ形で放たれたことに、気付いた者もあったはずだ]
[そして、その力が、思いも寄らない形で、誰かを巻き込むようなことも、あったかもしれない*]
…あんまり無理しないようにね。ニキ。
[異様な空気も気にせずに、娘はそっと立ち上がり。
思い人へと身を寄せて、己の変化を静かに解いた。]
(力を外に出すんなら、こっちの姿のが楽だしね。
負担肩代わりはできないけど、消耗を癒すぐらいなら…)
[本から静かに流れる力は、果たして彼に合ったかどうか。]
操られている?
コイツが?
[ハッと気づいた時には掴んでいたはずの手は逃れておりました。
部屋へ足を向けるその背を追おうと動きます。]
――おい、まてレイス!
[もしも、その力に巻き込まれたのが、ダンピール自身でなかったなら、次にそこに来た者は、木の傍に倒れている彼を見つけることになるだろう*]
え、ちょ…ねーさ、
[手を伸ばそうにも、キリルを抱えているせいでそれも叶わず。
思わず足を踏み出しかけて、アナスタシアが手を上げてこちらを制しているのが見えて動きが止まった。]
まさかとは思うけど、さ。
……出れねーの?
[こちらの問いかけが膜の中にまでは届いたかどうかわからないが、今見た一連の出来事からそう判断するのは容易なことで。]
…………ねーさん、菓子に目、眩みすぎ。
[呆れた声音で、ぽつりと呟いた。]
― 廊下 ―
あやつられ…?
[ユルユル][力の抜けた手でドミニカの肩を撫でていた]
[切れ切れな小声に困惑顔でレイスを見る]
そんな風には見えない、けど。
[けれどドミニカが怯えているのも事実]
[困り顔のままユーリーたちの顔を見回した][キョロリ]
― 廊下 ―
な、なにするんじゃよぅぅ、
やっぱりお前さんが悪い人じゃないとか嘘じゃよぅぅぅぅ!
ちゅーかレイちゃんが操られてるとか何事――……
[抗議の声と這い上がろうとした動きが同時に止まった]
……………おおおぅ?
[今度は自ら頭を引っ込め、ぺたりと地面に身を付ける]
また、かしかしちゃんが動いた……?
[ベルナルトの呟きは、最もだと頷きつつ。
きっと彼も頭痛がしそうなのだろうなとふと。]
[気付いたっぽい、と言う言葉に]
ナースチャ、少しは解ってくださいまし!
貴女は今回、ホストですのよ?
[と、お小言を出しかけて。
呆れたような声に、目をぱちぱちと瞬かせた。]
………。
この膜、木の中ではものすごく強いのですね…。
[それとも、力が弱っているからなのだろうか?
妙に、菓子が大きく見える。]
…………
え?
あ、あれ…?
[アナスタシアと、同じくらいの、菓子。]
べ、ベルさん…御菓子、大きくないですか…?
[と、問いかけた。]
─ 廊下→中庭 ─
……んぁ?
[さて、どうしたものか。
ある意味、ここは魔人に任せた方がいいんじゃないか、なんて。
そんな風に思った直後、何か、感じた]
……なん、だ、コレ?
[力の流れる感触は、知ってるような、違うような、なもので]
あー……後で、ここの状況のレポ頼むっ!
[そちらに引かれた意識は、誰に言うでなくこんな言葉を投げかけさせ。
力の流れを辿るよに、ふわり、空間を渡った。**]
[走ることはできない足は、追いつこうとすればすぐに追いつくこともできるだろうから。
何か言われても、足を止めることはない。
部屋の扉を閉めることもない。
そっと囁く聲は、木の力の根付くものにしかとどかない]
― 廊下 ―
[周囲のやりとりを聞きながらぐすぐすと鼻をすすっている。
オリガが困惑しているのを見て、レイスが部屋に戻る姿を見て。
ユーリーやウートラが何かを感じたらしいのもみたけれど、中庭の異変には気づかなくて。
止まらない涙をとめようと目元をこすった]
―― おかしの、き、に、えいよう、をおくる、って……いってた……
[小さな声で呟くように、部屋へと戻るレイスの背を見る。
レイスへとむかったような木の力はほかにはいまのところ感じなくて。
ただオリガの傍に引っ付いていた**]
菓子の実と一緒に生れたらむしろねーさんは本望かもね。
[流石に呆れて思考する気力が半減している為か、こちらの返答も割と投げやり。
とはいえ、このまま放っとくわけにもいかず。]
…しっかし、どうしような、これ。
菓子に目がくらんで中に入って、出れなくなったんだろーけど。
ねーさんが小さくなってんのはこの膜の中に入ったせいだろうな。
[アナスタシアと違い、自分達の大きさは変わっていない。
彼女と自分達の違いは膜の中か外かという点しか考えられない為に、溜息をつきながら推測を口にして。]
[制止の声に止まらない歩みを魔人は追います。
ウートラが身を伏せ、ユーリーが空間を渡るのを背に部屋へと踏み込みました。
泣いていたドミニカにはオリガがいるので問題ないでしょう。]
いったい、どうなってるんだ
[部屋の水に触れて振り返るセイレーンを赤混じりの黒が苛立ちを込めて睨みます。
水を苦手とする魔人は部屋の中に立たず宙に浮かんでいましたが、たまに散る小さな飛沫が触れればそこからパッと水蒸気が散りました。]
[誰かがついてきているのならそれはそれでよかった。
ただ、聞こえた言葉に、眉を寄せて]
――…わたしが、取る。
[何をとも言わなかった。
室内に水の力が満ちているからか、しゃがれた声に昔の聲がわずかに重なるように。
水を介して泉のそばへと、力を制御するように送る。
そこに木の力が混じっていることは、気付かれてしまうことは承知の上で。
ニキータが使う力の主導権を、遠くではあるが、少しずつ奪っていこうとして]
――…
ロランを、木が、取りこんだ。
だけですよ。
[ディスプレイを見ることもなく、ただ、もう振りかえりもせずに、そう伝える]
力が暴れているので。
制御、します。
[アナスタシアの様子を睨むような…――単に、目つきが鋭く見えるだけで、注視しているだけなのだが。]
う、ううん…。
[ごそ、とエプロンポケットから裁縫道具を取り出して。そこから、ちいさな鋏を取り出し]
………これじゃあ、流石に切れませんよね…。
[膜を開いてしまえば、出られるとは考えたものの。
うかつに手で触れると、同じように引きずり込まれるかも、と思い]
……ナースチャが、手紙をはやせなくなったのって。
…こうして、縮んでしまったからかも、しれませんわね…。
[とんだ茶会のホストだ、と。少しは茶会にこだわりのあるメイドには、頭痛がひどくなるばかり。]
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