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…………?
[途切れていた意識が不意に繋がる。
最初に感じたのは、違和感。
全てが曖昧になったような。
全てが遠のいたような]
俺……は?
[つかめない。
自分の居場所。
あり方。
ただ、わかるのは]
ここは……違う。
[いる『場所』が違うという認識]
……俺は。
御霊を、視て。
……それから?
[家主に運ばれ、部屋に戻って。
悪態をついた後、意識を失して]
…………。
[記憶の欠落。
何があったか。
今は、思い出せぬ状態。
ただ、一つだけ。
明確に認識できたのは]
……生より。
切り離された、か。
[より死に近しき者である故にか。
それは、はっきりと知れる。
嘆息。
霊魂となっても、仕種などは生ある者と変わらぬように]
……奴ら、か。
…………遅ぇんだよ…………。
[叶うならば。
友と、対なる者が逝った時に。
ここに来たいと。
そう、願ったのに。
片隅に抱えていた想いが、零れた]
……いけは。
せんのだろうな。
[かれらの所には。
そうできるのであれば、この場に漂う必然などはなく。
否、それ以前に。
終わるまでは束縛されると言うのであれば。
それは生者も、そして死者も等しくあるはず]
そういう、下らん所だけ平等な辺りは……。
[やはり、教会が絡むのかと。
苛立ちは、己を育てた場所へと向かう]
[孤児であり、異端者として迫害されていた自分を庇護してくれた場所。
友と知り合えた場所。
けれど。
それは同時に、大切な者を奪いもして。
感謝と憎悪、両極端な感情は。
教会の与えた名前──『テュルキス』の名を、捨てるに至らせた。
そして、『明けの明星』を。
魔の王を称するともされる名を。
自ら名乗り。
それでいて、それまでの『形』は捨てられぬまま。
この地で、生き続けて来た、けれど]
……中途半端は、続かん……という事か。
[浮かぶ、笑み。
象られるのは、自嘲。
いつか、ウェンデルに言われた言葉が過ぎる]
何にせよ……俺は、俺のなすべき事を、最後まで果たすのみ、か。
[見定める者。
見届ける者。
この地に築かれた場が、何処へと向かうのかを、最後まで見届ける。
それが、今は、己が在り方]
……それは、いいんだが。
[過ぎるのは。
何かを抱え込んでいた、家主の姿。
双花の二人。
この場では、唯一、気がかりだった者たち。
特に、家主は]
……俺が、先に吐き出せば。
吐き出させる事ができた……のか?
[小さく呟く。
微かな痛み。
痛みなど、感じるような存在ではないはずなのに。
その感触は、いつか、どこかで感じたものにも似ている気がして。
胸元を押さえ、嘆息する。
無意識、縋り続けていた銀の十字架は、今はそこには*ない*]
[皆が動き出すより前に、階上へ。
一室に潜み、老婆が運ばれて行く先に見当をつけた]
[そうして騒ぎが一時の鎮まりを見せ気配が散った頃、自身の食事を取りに向かった。
ゲルダに言った通りに。
広間で共に、ではなかったが。
減っている料理の量は、誰かが訪れた事を示す]
[「仲間」が動いた。わたしは気配を感じて、椅子の上で身じろぎする。]
[「仲間」はライヒアルトの部屋に忍び込み、彼の首を真一文字に裂いて、死体を窓から捨てた。]
[…これで見極めるものたちはいなくなってしまった。今となっては、彼らがほんものであったのかどうかも分からない。]
[この村がこれからどうなるのか…。もう誰にも分からない。]
[戻った先は、子供の部屋。
理由は幾つかあれど、判然としない]
[窓辺に寄り、眼下の景色を映す。
幾つかの自衛団員の姿。
関わり合いにはなろうとしない。
先の、ウェンデルの姿に似ていた。
異なるのは、自身は渦中に在るということ]
…終わらせなければ、逃れられはしない。
[だから。だけれど。
胸を占める、『神への信仰』。
強固に保とうとすればする程、*奥底で何かが揺らいだ*]
―浴室―
[代わりの服は用意するから先に入っていてと、ゲルダに促されのろのろと服を脱ぎ籠に入れる。
懐にいれてあった木箱は、棚のほうに置いた。
服に手をかけ脱ごうとすると、ポケットの中に何か入っているのに気づく。
何だと思い手を入れると、そこから人狼と思われるものの毛玉が出てきた。]
持ってたままだったか…。
[毛玉を見る目は忌々しげで。
こんなもの要らないと、捨てようとしたが手を止めて。
暫し考えた後、木箱の横に取っておいた。]
[体についた血を落とし湯を浴びた。
その間も、考える事はこれからの事。
効果的な方法をただじっと考えていた。
外からゲルダの声が聞こえた。代わりの服を持ってきてくれたらしく。
湯から出て、乾いたタオルで身を隠す。
服を着る前、ゲルダが出て行こうとしたので呼び止めた。]
ありがとうゲルダ。
…なぁゲルダ。お願いがあるんだ。
[他に誰も居ない浴室で、ゲルダに内密に木箱を渡した。]
これを預かってて欲しい。
そしてもし…もしも”私に何かあったら”この木箱を割ってくれ。
[遺言めいた不吉な事に、ゲルダが何か言っただろうが。
万一の為だからと、苦笑し返した。
木箱が何かと尋ねられれば。]
…それは、うちの爺さんが教会から賜ったものだ。
変な箱だろう?箱なのに、蓋が無い。
だからそれを開ける為には、割るしかない。
中に何があるかは分からない…だが。
[閉じられたままの箱の中身。
その為祖父にも分からず、自分も知らないが。]
…私の勘が合ってれば。
人狼について、何か書いてあるかもしれない。
[教会から賜った、人狼を退け排す、銀の粒子の宿り箱。
ライヒアルトとウェンデルという教会関係者の関わり、知識。
憶測の域を出ないが。それらはどちらも密接な関係をもっているように思えた。]
だけど、今は駄目。今は割らないで。
お願い。
[木箱が割れれば、守り手の力が無くなるかもしれない。
祖父は明確にそうとは言わなかったが、それらしい事を示唆していたし、身から離す事はなかった。
絶対にと、念を押すようにゲルダに頼んで。**]
[ふらり、ゆらり。
漂い歩く、集会所の外周。
猫は、どうなったのだろうか。
考えたのは、そんな事。
支えをくれた、小さなぬくもり]
……?
[不意に、目に入った色。
雪の中、異質な黒]
……。
[それが何か、確める必要はなかった。
ただ、思ったのは]
……喰らなければ。
赦されるとでも?
……は。
[愚かな、と。
小さく吐き捨てて。
それ以上は、顧みない。
*自分のぬけがらは*]
―自室―
[やること、言う言葉は見つかった。
それらを頭に叩き込んで、まずはゲルダの部屋を訪ねた。]
聞いて欲しい事があるんだ。
[そういい、次にマテウス、ウェンデル、エーリッヒの部屋も同じように。
ウェンデルはおらず、エーファの部屋に居た。エーリッヒは部屋に戻っただろうか。
渋る者らには、「人狼のことについてだから」と興味をひかせ。それでも、強制だけはしなかったが。
そしてライヒアルトは
死んでいた。]
……。
[ライヒアルトを安置したのは誰だったか。
終わった後、話はこれかと尋ねられて首をふった。
そして、人を連れ、ヨハナの部屋へと向かう。
扉を叩いて、返事を待った]
[いつの間にかうとうとしていたみたいだ。ドアをノックする音で、わたしは我にかえる。]
…待って下さい。
[ゼルギウスさんに断りを入れてから、ドアを開いた。]
…おはようございます。
[どうしても、目に警戒の色が出る。]
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