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―食堂(厨房)―
カレー?
[誰が用意したのだろうか、寸胴鍋が置かれていた。
後は林檎が一つ。口元に指を当てて暫し考え、材料と道具を探してご飯を炊き始めた。食べる時には冷めてしまうかもしれないが、カレーが熱ければどうにかなるだろうとか]
[合間に棚を色々探って菓子の類を探し出し、大皿に盛り合わせてみた。自分のことに手一杯で陽光の仔竜とは未だ出会えていないが、こうしたものもあった方が良いだろうと。
同じようにもう少し小ぶりな鉢にも入れると、それを焔竜の部屋に置いておく分としてみた。ついでに見つけた林檎もいただいて、盆に乗せる]
[そうこうするうちに、ふっくらと炊き上がる良い匂いが立ち昇り始めただろうか。後は蒸らすだけ。盆を手に再びそこを後にする]
―食堂→二階―
―会議場前―
あぁ…――「揺らされて」居るのですね。
貴方が。
[足早に去るオトフリートの背中に、小さく呟いた言葉は彼女に届くか判らない。
そのまま暫し立ち尽くした後、ティルとギュンターに色々と事情を聞いた。
話される中、何度か疾風竜は悪態をついたかもしれない。
会議場は封じられ、王には会えないと聞いて少し落胆した。]
この中に入れれば、会えると思っていたのですが。
それにしても…あの剣を、揺らされた者が持っているのを王達は知っているのでしょうか…。
[身じろぐ。
寝台に伏せた背には、一枚足りない二対の翼。
良く見ればそこには、古い傷痕と共に腐り落ちた翼の痕跡がある。]
…ここは?
[薄くあけた青い目には、見知らぬ部屋の様子。]
―二階―
[焔竜の眠る部屋のサイドテーブルに林檎と菓子盆を置き。
様子を窺ってから再び部屋を出る。
廊下に出たところで、先ほどは気付かなかった扉が微妙に空いている部屋が目に入った。
気になって中を覘き見れば、ベッドの前で力尽きている生命竜の姿]
クレメンス様…。
[今は敵とも呼べるはずの相手だった。
それでも彼は恩人で。敵対しているはずの今も何度と無くその力でもって傷を癒してくれた。
そう、今動いていられるのも彼が休ませてくれたからなのだ]
…どうして。
[溜息を一つ。寝台へと抱え上げるのは無理だったが、凭れ掛かるその上に毛布を一枚掛け、そっと手を触れた。
焔竜にしたのと同じように、異質とならぬ程度の力を注ぐように]
[生命竜がどうしてそこまで消耗したのかは知らない。それでも外からよりも中で回復を図るべきであるような気配は何となく感じ取って。短い時間で手を離し、部屋から出ると扉を完全に閉めた]
[少しだけ疲労を感じつつ、廊下を戻ると気配が変わっている。
ダーヴィッドのいる部屋の扉を小さくノックした]
…?
[林檎くわえたまま、ドアからの物音に目をあげる。
見えた姿に目を見張って、なにかいいかけたが…
口は林檎の相手にいそがしくて、とりあえず口の中のモノを飲み事を優先。]
…エルザ?
て、事は…ここは…。
[とらわれたはずの彼女が居るなら、解放されたか、共にとらわれたかどちらかだ。]
―東殿・個室―
[疲労の程は氷竜殿程では無く、また同じ翠樹の気を纏う者であれど仔は幼い故にか均衡の崩れし影響を私ほど受けた訳でなかったのか、仔の目覚めは私や彼の竜より早かった。
幼子は一度寝台から抜け降り私と氷竜殿がまだ眠りの底だと知るや、
静かにせねばならぬと考えたのか、部屋に備えてあった椅子の一つに腰掛けたまま常に握り締めたままの小袋の中を弄る。
一つ、何味か判らぬ真白の包み紙に首を左に傾ぎ、しかし口へと放り込む。
薄荷だったか、慣れぬ味に僅かに幼子の顔は苦悶に歪んだ。]
…結局、役に立てなかったな。
[少しずつ思い出すのは、膨大な力の奔流にのまれる感触。
ぽすり、と寝台に伏せてうずくまった。]
―回廊→氷破の部屋―
[決して気付かれぬようにと気配を殺し、その部屋にたどり着く。
こんこんこんと、手の甲で三度ノックした。]
お目覚めでしたか。
[浮かぶのは安堵。モゴモゴしている姿に口元へと手を当てた。
笑っては失礼ですから]
西殿…結界の中です。
ダーヴィッド様は、その。剣の力にも弾かれて…。
[少し声のトーンを落としながら、状況を説明してゆく。
オトフリートに剣を奪われたこと、そのことで剣の機嫌も悪くなっているだろうこと。それからティルもまたこちらに取り込まれてしまっていることも。
ミリィのことはまだ知らず。伝えることも叶わなかったが]
願いなんて…他のを奪って叶えるもんじゃねぇだろが。
[微かなつぶやきと一緒に、まだ新しい翼をぱたり。
食べたらきっと、また眠るはず。*]
いいえ、そんなことは。
そう、気を失われている間にも助けていただいたのです。
[カケラを退けてもらった一件のことを慌てて言い添える。
だが声が沈んでいるのは、彼に伝えるべきものの一つを伝えることが出来なかったのを思い出したからだった]
役に立たないのは、私…。
[唇を噛んで、視線を落とす]
他のを奪って叶えるのもじゃない、ですか。
そう、ですね。
[力があるだけでは何にもならないことは知っている。
だがそうした言葉を自分のものと出来るほどの経験は無く。
ただ鸚鵡返しに口にして、心に刻むだけだった]
[食べ終えて再び眠りにつくダーヴィッドに頭を下げると部屋を辞し、今度こそ上の階へと上がる]
[突如室内へと響いた音。
別の味を食しようと包を解いた小さな手がはたりと止まる。
一寸の逡巡の後、椅子から軽く飛び降りた仔はぱたりと素足で床を叩いて扉へと駆け寄った。
その跡に点々と残る緑達は今まで寄りも些か大きく成長し、しかし直ぐに枯れゆく。
――其れが、雷竜殿が消失した影響かは知らねども。]
……だぁれ?
[幼子は恐る恐るに僅か扉を隙間に開け回廊へと覗き込んだ。
相手の顔を知れば、すぐさま其の顔は綻びようか。]
おはようございます、ベアトリーチェ殿。
[小さく笑って、首を傾げる]
今日は、まだお休みですか?
[仔の腕を見て、そこに蛇がいないことに気付き、尋ねた。
声は小さい。]
ブリジット殿も。
――うん、おはよ。
[幼子は自らの小さな身体で抑える様に、先程よりも扉の隙間を押し開ける。
投げられた問いに一度瞬くと、何かを確認するかの如く一度己の腕へと視線を向け次に室内へと振り返る。――私と氷竜殿が未だ眠りの底に居るようだと確認しやれば、最後に闇竜殿へと視線を戻して仔は小さな頷きを返し肯定を示した。]
ナギも、ブリジットもまだ、ねてる。
…きのう、たくさんつかれちゃった? から、かも。
そうですか。
それじゃあ、寝かせておいてあげましょう。
ベアトリーチェ殿は、大丈夫なんですか?
[そっと仔の頭を撫でて]
剣の、お話。
それなら、ここでしてしまいましょうね。
[しぃ、と人差し指を、口にあてて。]
[と、その前に一つ思い出して、メモを残す。
「食堂にカレーがありました」
…目を覚ます前に、自分の分も食べられる人が多いことを祈ろう]
―三階結界前―
[ミリィがいれば驚いて、まずはその話を聞くだろう。
そしてここにきた一番の理由は]
ギュンター様。
[養父とではなく、その名を呼ぶ。
年経た天竜は無言のまま、複雑な表情を浮かべてこちらを見た]
重ねての失態、謝罪の言葉も御座いません。
ですが、どうか。お力をお貸しください。
もう、これ以上は、足枷となりたくありません…!
[返ってきたのは*長い沈黙だった*]
その剣があれば、何らか叶う、のですか?
では、例えば、例えばですよ。
私が奪ってこの状態を元の状態に戻したいのです、と言えば戻せるのでしょうか。
[少し遠くを見るのは眼鏡の奥の濃い紅色。
ちらちらと、力無きモノへと揺れる小さな焔を写し、小さく呟けば。
ギュンター辺りには諫められるかもしれない。]
/*
時間切れなので、変なところですがここで。
動かしその他はご自由にお願いします。
邪魔だったら、この後またどこかに移動したことにしていただければ。
リーチェは、たくさんねたから、へいき!
[頭に触れる指が僅かくすぐったかったか、小さく笑いながら身を捩り。
そうしてから仔は自らの声が少々大きくなった事に気付いたか慌てて口を両の手で押さえる。氷竜殿を起こしはしないかと室内を再び振り返ったが、扉近辺からでは幼子の眼にはどうやら無事な様に見えたか安堵の息を零した。
確かに少なくとも先程より位置が動いたと云う訳では無い様に見えたが、
私も同様眠りの中故、実の所は判らぬ。]
おはなし。
ないしょ?
[闇竜殿の真似事の様に、仔も短な人差し指を口へと当てる。]
良い仔ですね
[くすくすと笑って、両手で口を押さえる様子をほほえましく見た。
それから、そっと膝を折り、目を合わせて。]
そう。お話、内緒ですよ。
ナギ殿にも、ブリジット殿にも。
できますか?
ブリジットにも、
…ナギにも?
[高さの近くなった闇竜殿の眼を真直ぐに捉えながら、仔はゆると首を傾ぐ。
氷竜殿であれば口を閉じれば幼子なりにも秘密裏に出来よう、しかし常日頃仕えている私にはどうか――仔は一寸困惑にも似た色を浮かべ考え込んだ。
しかし幾ら悟られる事が多いとは云え事を全て知られるとは在るまい。]
…わかった、だいじょうぶ。
リーチェ、いいこだから、できるよ。
[現れたエルザに、目を向けてお辞儀をし、挨拶。
知っているだけの事情を、摺り合わせる事になるだろうか。
そしてその後、ギュンターが重く長い沈黙を破るまで、ふたりの顔をじっと見た**]
良い仔ですね。
[仔の言葉を信じて、にこりと笑う。
もう一度、頭を撫でてから、ネクタイを外す。
そしてボタンを開き、そこにある首飾りを見せた。]
これも、剣です。
本当は、ザムエル殿のと、二つで、ひとつの剣。
半分だから、まだ、王様方は出せないのです。
ですが、もしかしたら。
……わたしが、その中に行ってしまうかもしれない。
その前に、あなたに、これを渡します。
[微笑んで。]
ぜったい、内緒ですよ?
…きれい、だね。
[闇竜へと見せられた首飾りを、幼子の双瞳は興味深げに真直ぐに捉えた。
剣の事と聞きして、何故首飾りなのかと幼子は思ったかも判らぬが、口を継いで出た言の葉は首飾りに対する素直な感想であった。
やはり幼子と云えども女児。装飾に興味を抱くのは不思議でないのやも知れぬ。]
――? 剣なの?
[闇竜殿の言葉に、仔は再び不思議そうに相手を見やった。
そうして今一度首飾りへと視線を向ける。幼子の眼にはやはり首飾りの様にしか映らぬのであろう。]
――ととさま、だせないの?
でも、おじいちゃん、剣もってないって、いってた。
…ノーラみたいなわっかも、わっかだから違うって。
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