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久しぶり。
元気、してた?
[…もう開き直ったらしい。
年齢の話題に触れなければ大丈夫。うん。
心の中でそう呟いて。
イレーネの嬉しそうな声に、悪い気はするわけはなく、少女も声を明るくした]
うん。今は、お婆ちゃんの家に住んでるんだけど…
その前、この村の近くに住んでて…その時の、友達なのっ。
[ザムエルの問いには微笑んで答え]
呪に近いというより、そのものかしら。
大切に思われている物は、そんなことをしないとは思うのだけど
[彼女もまた冗談っぽい口調。
つまった様子の彼に、どこか優しい眼差しで微笑み。]
人によっては気に入らない人もいるわ。
だから、そうだったら、遠慮なく言ってね?
[くすくすと笑う。]
あなたが作ったものを見るのも、とても楽しみ。
本当に。
[正直、どうすればいいのやら、と。
このタイプの女性が人をからかう事多々あるのは、過去の経験に即せばすぐにわかる。
とはいえ、すっかり動揺しているユーディットにどう説明したものか……と、そちらで悩んでいたのだが]
……ええと。散歩か、アーベル?
[気づけばカーバンクルが駆け寄った先、蒼髪の青年の言葉に、こちらもややピントのズレた言葉を投げていた]
いいえ。お話をするのならば、
落ち着ける場所の方が宜しいかと思いまして。
フルトヴェングラー様も、どうぞ御一緒に。
[客人が同意するのならば、先立って先に進もうか]
[ホールへ、と促す執事に頷くも、二人の様子に少し考え]
あぁ、いや邪魔と言うわけではないがの。
続きはホールでゆっくり話したほうが良いかも知れんて。
[そう言って]
[青い髪の青年が逃亡を試みたらしい様子に、赤い唇が弧を描く]
ァラァ、御機嫌よゥ。
貴方も歌に惹かれておいでになったのォ?
[艶やかな笑みと質問を投げて逃亡を邪魔しつつ、長い睫毛の影に隠した瞳で宝石の獣が駆け寄るのを見やる。
理解しかねるといった様子の金髪の青年の言葉には、ただ静かに笑みを向けたまま]
呪そのもの…か。
ま、大切にしていたら何も問題ないだろうな。
[どこまで冗談なのかわからないまでも、後半のほうには同意して。優しい眼差しなどには気づかないまま。]
そうですね、もし気に入らなかったら、そのときは。いいますよ。
とはいっても、楽しみなのはこちらもです。ナターリエさんが描いた絵。楽しみですよ。
[と、同じようには笑みを浮かべたりなどはできないものの答えた]
―――アラ、こんばんは。
…って、歌?
[女性の笑みと共に投げられる問いに、小さく溜息。
…はは、と乾いた笑いを浮べつつ逃亡は諦めたらしい。
と、続く言葉に僅かに目を瞬いて。]
―――散歩、…だな。うん。
…決して話を盗み聞いたわけでは。
[近寄ってきたカーバンクルに、来る?と腕を伸べながら問いかけつつ。
エーリッヒの言葉に、へらりと笑みを向けて曖昧に返事を返す。
…気分転換に風に辺りに来たのだから、強ち間違いでは無い。
そして勘違いは何処までも続行中。ふるりと首を振って必死に否定。]
うん。変わってない、よ。
・・・そっちは?
[声を明るくする少女に呼応してか、此方の声も心なしか弾んで聞こえたかもしれない。]
[タブー(年齢)に触れる気配は今のところなさそうではある。]
そっか・・・・そう、ですね。
[声を被せた2人の言葉には頷いて、同意を示した。少女の時に比べやや声のトーンも下がるか、けれど昨日よりは慣れたようにも思える。]
そうね。それですら大切にするのでしょう。
[庭園から視線を戻し]
そんなに楽しみにされると照れてしまうわ。
そうね、それならできるだけたくさん描いておきましょう。
オルゴォルも、描かせてもらえるのかしらね。
[最後の言葉は呟きで。それからもう一度、窓を見やる]
あなたは、黒と白の薔薇を見た?
あと数日であれも綺麗に咲くそうよ。
物ばかりでなく、あれも良いわね。
ううん、すべてのものは生きているのだと思うけれど。
[ふわりと笑って、*しばし雑談を楽しもうか*]
……ったく。
[女の態度に、半ば諦め状態に陥り、ため息一つ。
それから、アーベルの曖昧な言葉にきょとん、と瞬き]
盗み聞きってなんですか、っとに……。
[勘違いしているらしい様子に、疲れたように呟いて、額に手を当てた。
そんな相方の様子は素知らぬ様で、カーバンクルは差し伸べられた腕にぴょい、と飛び乗り、みゅう、と一鳴き]
ぁ…そんな事…は、ないと思うんだけど…
[二人の方を見やると、ホールへと促しているように見え]
…食事もまだみたいだし…行った方が、良いかもね。
[視線を戻すと小さく笑って]
うん、元気。
そんなに変わってることはないかなぁ…
お婆ちゃんに、薬の作り方を教えて貰ってるくらい。
[慌てる召使いの少女の初々しさに、笑みは更に深くなったろう]
…ネェン、そんなに強く否定なさるのも失礼かもですわよォ?
誤解から始まる…こともありますしネェ。
[アーベルのどこかずれた挨拶に、ついに笑い声が零れてしまう]
くすくす…
そうネェ、いいお日柄かもしれないわァ。
[困っているエーリッヒの様子には気付かぬ振り。
もうしばらく、人間模様をかき回して愉しんでから、ホールへとゆらゆら*去っていくだろう*]
それですらも…か。思われる物は幸せだ
[元来あまり物に執着心がない...には想像でしかいえないが、そんなことを呟き]
ええ、とはいっても、普段通りのを見せてくれればいいですよ
[と無難な返答。でも楽しみにしているのは嘘ではない。
そして最後の呟きは聞こえぬまま、窓をナターリエにつられるように見て]
あー……中庭にはいったですけど。見てませんでしたね。
今度見てみます。
[何か意味深な言葉にはどう答えたものかわからないまま、なんともつまらないな言葉を返した。]
急かすようになってしまい、申し訳御座いません。
[謝罪しつつも、ランプに照らされた廊下をゆっくりと歩んで、
ホールへと向かって歩んでいく。
丁度、料理を運び込む侍女達と擦れ違い、軽く笑んだ]
なら、良かった・・・
[友人である少女からも来た否定にそう返すも、やはり何処か申し訳なさそうなまま。]
[それでもその後の言葉には一つ頷いて、ホールのほうへと視線を向けた。]
・・・・薬?
[少女の祖母が何をしている人かまでは知らなかったようで、視線を戻しやや首を傾げてみせる。]
[ヘルガの言葉にきょとんとすると]
そ、そういうものなんでしょうか?
[どぎまぎしつつ聞き返す。やっぱり遊ばれていることは気付いていない]
え。だから、ほら。…不可抗力であって。
[口外する気は無いから。とか真顔で言う辺りまだ勘違いしてるらしい。
腕に飛び乗ってきたカーバンクルを確り抱え上げれば、
ゆっくりと人影に歩み寄って。]
んー。そろそろ食事かなー。
[とはいっても、中途半端な時間に食事を取ったのでそれほど空腹感が大きいわけではないけど。と思いつつも。...は普通に一人前は食べれるのだがとか。
なかなかに健啖である。
きっと。何人かが食事のためにホールに入ってくれば。
ふわもこをなでたいとかまたしても葛藤を抱いたり、イレーネの人見知りが激しかったら密かに気遣ったり、アーベルには軽口でも叩きあい。ブリジットの頭をぽむぽむしたりしたりと、色々周りと談笑をしつつ。食事をとった後は、*自身に宛がわれた客間へと引き返すことだろう*]
[ヘルガとユーディットのやり取りに、何となく頭痛を感じつつ]
いや、だから……君も何か、勘違いしてませんかと……。
[カーバンクルを抱えてやって来るアーベルの言葉にため息をついて。
さて、どうやってこの状況に収拾をつけようかと、*頭の痛い試行錯誤を*]
[オトフリートが歩き始めるのを見ると、イレーネを軽く見て…歩き出した]
うん、お薬。
お腹痛いの直すのとか、傷薬とか。
お母さんも知ってるんだって。
[少女の父と母は、農家を営んでいるのだが…母が嫁いできた、らしい。
なんでも、穀物を売りに行った街で一目惚れしたとかどうとか…まぁ、さておき]
遊ぶだけじゃダメだー、って。
でも、お婆ちゃんの話は面白いから良いんだけどね。
[そう、小さく笑ってみせた]
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