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こう???
[ラッセルが固まってるのに、気にしないでナイフとかフォークとかを握った手を見せる。
もちろん、他の人にも視線を向けて。]
[苦笑するセシリアに大丈夫とでも言うような表情を見せて]
一つ一つ気をつけていけばいいさ。
いっぺんに直そうって言って出来るもんじゃないからさ。
お互いがんばろうぜ?
[食べながらではあまり真剣さに欠ける気もするが]
んー、それが出来れば苦労しないって言うか…
[キャロルの楽しげな言葉にはもそもそと。こう見えてそういう方面はさっぱりらしい。
ぱくりとサラダを口にして、セロリに一瞬顔を顰めて飲み込んでから]
おっさん、て。
確かに俺より上だけど、まだ早いでしょうに。
ん、もちろん折角だからきっちり食べて帰るつもり。
[ハーヴェイにそう返して、セシリアと話す様子に邪魔をしないようにと食事に向かって]
[畳み掛けるような問いかけに、おっとと思いながらセシリアを見た。
そういえば、チョコレートをあげたあとも、こんな調子でもうひとつと言われたっけなと。
そう一方では懐かしくも思い出しながら、問われた言葉を一つづつ返す。]
そう、冬だったな。初めて会ったのは。
あの後、氏とは何回か街の外で会ったりしたんだ。
そうだよ。ヴォルフェ氏は人狼の研究もしていたんだけど…知らなかったかい?
[それは少し意外だったので、逆に瞬いて問うた。
内密にしていたのかとひとりごちながら。
数年前に居なくなった、には驚いた顔を見せた。]
行方不明?……それで連絡が取れなかったのか。
ヴォルフェ氏とは東の方の村で、出版した『ウールヴヘジンの左手』について話をした後分かれてから、それっきりなんだ。
[だが村を去った数日後、その村は人狼の手によって滅ぼされたと近くの町で聞いてもいた。
氏がそれに巻き込まれたかどうか。
またその事を告げてよいのかどうか躊躇われ、村の名も経緯も少しぼかしながら言った。]
―廊下―
[ユージーンと別れた後広間に向かって廊下を歩いている。
窓の外は先ほどよりも風雨は増しただろうか?]
……
[頭の中に過去のことがよぎり、きゅっと自分の身を抱く。
広間に向かう足は自然と足早になった]
─広間─
[周囲の話をのんびりと聞きつつ、ゆっくりと食事を進める。
食事中には、あまり言葉を発する事はない方で。
それでも、ギルバートの返事には思わず声を上げて笑いつつ]
……確かに、得意そうには見えないわね。
[何気に、酷い評価をさらり、向けて。
ラッセルが固まる様子に気づくと、ほんの少しだけ、眉を寄せた]
―広間―
[広間につくとユージーンの言うとおりに料理が運ばれていて。
広間にいた皆に再度会釈をして挨拶。]
……(ぺこり
[聞こえてくるのは皆の会話を耳にしながらトビーがラッセルのほうに何か聞き戸惑う様子のラッセルが見えた]
……
[そちらの方に近寄るとトビーはナイフやフォークの持ち方を聞いているらしかった]
[トビーとラッセルの様子を交互に眺めて首を傾げる。しかし、トビーのぎこちない握り方を見て、あぁと納得して]
そうか、童っぱはこういう食器は使った事がないのでござるな。
ほれ、これはこう持つでござるよ。
「自分も余り使い慣れてるわけではないため、多少ぎこちないのだが、とりあえず自分のナイフとフォークを使ってみせる」
箸は・・・まぁ、今度暇な時にでも教えるとしよう。
この国に来てから何人かに教えたが、誰もまだ使い方を理解してくれなったでござるからな。
―廊下―
[養女がじっと見つめてくるのに、先のような苦笑を浮かべる。
相手が何を考えているのかは、墓守にもなんとなく想像はついていた]
そうですか。
ゆっくりしてらしてください。
[すまなそうな顔を向けられ、けれどそれに対して何か言うでも無い。
深く頭を下げて見送る]
─広間─
[トビーは他にも視線を向けていたが、自分にばかり訊ねているように感じてしまい。
徐々に息苦しさを感じて来る]
……ぅ……。
[極小さな呻くような声。
ナイフとフォークを手から離すと、僅かに震える手で水の入ったグラスを取り。
息苦しさの緩和を祈りながら喉へと水を流し込んだ]
[少女が去った後すぐにまた声が掛かる。
身体毎そちらに振り向いた]
ヘンリエッタ様。
[また深く頭を下げた。
愛称でこそないものの、いつか言われたことは覚えていた為、名前の方で呼ぶ]
お身体の方は宜しいのですか。
父は……仕事についてあまり話してくれなくて……。
最近は研究より古書店の仕事を主にしていましたので……。
[幼かった頃は父を尋ねる人も多かったし、セシリアの前で研究についての話をしていたような覚えがある。
しかしいつの間にか書斎にこもることも減り、古書店で店番をしていることが多くなったのだ]
そ……う……ですか……ご存知ないですか……。
で、でも、良かったです、ありがとうございます!
私父が何を研究していたのかも知らないで…このお屋敷で『ウールヴヘジンの左手』を所蔵していると聞いて、それでここまで……。
東の方の村……そこに行けば何か手がかりがつかめるかも……!
[窓が風に吹かれて音を立てる。
雨が強く打ち付けるようになってきた。
山を降りるのは数日先になるだろうが、その間にハーヴェイから父について聞こう。
山を降りたらその村に行ってみよう……。
手がかりが書名だけだったさっきまでと比べて、ずいぶんと前進した。
セシリアは期待と喜びに、顔をほころばせた]
―広間―
[一瞬顔を顰めたギルバートには楽しげな笑みを返した。反応を楽しんでいるように。]
掻っ込んで詰まらせるなよ?
[そう返したものの、食事に気を取られて届いていないかもしれない。
シャーロットの姿が再び見えれば、会話の妨げにならない程度に、ひらと小さく手を振った。]
[食事を楽しみながら、ギルバートの言葉には笑って首を振る]
我の国では、海を越えて外の世界に出ようとする者はあまり居らぬゆえ、その時点でもう我は相当の変わり者と言う事になろう。
この国は、我の国よりもひらけておるし、旅してまわる者も多く見掛けられることから、きっと我の性分に合っておるのでござろうな。
[ナイフとフォークの使い方に困るトビーに少しだけ驚いたけれど]
育ち盛りじゃないって、どう見ても子供だろー?
[見た目に合わない言葉にも驚いて。マンジローが使い方を教えるのに少しほっとして。
その後で聞こえてきたキャロルの声に一瞬だけ詰まらせて]
…なんかさらっと凄いこといわれた気がする。
[かと言って事実だから反論のしようもない]
―広間―
[部屋に戻ってきたシャーロットにも気付いたけれど、今は食べ方でいっぱいいっぱいだ。
あちこちに視線を向けていたけれど、近くにやってきたシャーロットに自分の手を見せたりする。
マンジローの声にそちらを見て、シャーロットに見せたまま指の形を変えてみる。
間接が太くなった指は、そう綺麗には動かない。特に慣れていない動きなので、どうにもぎこちない。]
……???
こう、かなぁ???
[なんかちょっと違う気がした。]
―廊下―
はい。休ませて頂いて幾分か楽になりました。
[肩に入っていた力を抜いて微笑む]
アーヴァイン様は後でと仰られたそうなので。
先にお食事を戴きに広間へ。
[使用人もユージーンに頷いた]
ええと。
一年、とかの数え方を知ってから、十年は数えたと思うよ。
[握るのに手一杯で、色々変えながら、ギルバートに答える。
すごいなぁって手元を見て尊敬の顔。]
一回目で教えてもらったの。数え方。
だから僕の年は10歳以上なんだって。
─広間─
あら、お帰りなさい?
[広間に戻ってきたシャーロットに気づいて、声をかけ]
雨、大分強くなってきたようね。
[強く、大きくなる風雨の音に、小さく呟く]
……素直な感想を言ったまでよ?
[ギルバートには、どこまでもさらりと言った。
からかっているのは一目瞭然、という所]
[トビーに持ち方をみせられ、答えるよりも早くマンジローがトビーに使い方を教えていた。
再度変えた握り方を見せられ自分の手を添えて握り方を調整しようとする。]
……
[水を飲むラッセルには大丈夫というように首をかしげながら、視線は極力あわせない程度にはずしていたかもしれない]
赤い人、だいじょうぶ?
[シャーロットの手が自分の手を動かしてくれるのを見ている。
指の動きは固い。
それでもなんとか形になって、シャーロットの顔と自分の手を見比べて、笑った。]
ありがとう、おねえさん!
[しかし、向き直った料理の前で、また食べ方に悩むわけで。左手に握ったフォークを、ぎこちなく料理につきさそうとしたりしている。やっぱり周りを見る。]
それは良かった。
[墓守は微笑と共に頷いた]
丁度、皆様御集まりですよ。
[使用人と目を合わせてから、少女に言う。
同じくその場にいる少年の探している対象が、彼女であることは知らなかった]
[入ってきたシャーロットに会釈すると、またトビーの方に視線を戻す。ラッセルから視線が外れた事で彼は幾分気が楽になっただろうかと思いつつ、今の彼にはトビーの持ち方のほうが気になっていた]
まだちょっとぎこちないかも知れぬが、そのうちおいおい慣れるであろうよ。
我もそうだったゆえ、すぐにできなくとも心配する事はないでござろう。
それにしても童っぱ、お主見た目よりも年上のようでござるな。
我の国でも早ければ13,4歳で元服する者も居るゆえ、意外とすぐに大人の仲間入りできるやも知れぬぞ。
[それは果たして彼自身にとっていいことなのかどうか、今の自分にはいまいち判断できなかったが]
─広間─
[グラスを両手で抱えて。
息苦しさを押し流す様にゆっくりと喉に流し込む。
一気に飲み切った後に視界に入ったのは、シャーロットの表情。
大丈夫とは言えなかったが、幾許か落ち着いたようには見えるか]
……は…ぁ……。
[息を整えるかの様に短く呼吸を繰り返す。
シャーロットへと向いていた視線は少しずれ、手を添えて握り方を教える様へと向く。
軽く寄せた眉は、下ろした前髪によって隠された]
[食べながらマンジローの言葉に耳を傾けて、そう言えば、と思い出したように頷く]
確かに東国の人に会うのも初めてだし、話に聞いてたのとは違う感じはするな。マンジローさんは。
[ようやく納得したと言うようにもう一度頷いて、見よう見まねで手を動かすトビーの方を見て、返された言葉にまた少し驚く]
へ…ぇ、そんな歳になるのかお前さん。
もっと小さいと思ってた。
[トビーの素性も生い立ちも知らないから、それ以上は言わないけれど]
だったら余計に食わないと。
お前さんはちょっと細すぎるからな。
……(こくり
[挨拶の後、かけられたキャロルの言葉に頷く。
視線は一度窓の外に向けてから視線はトビーの方へ。
握り方を変えてやるとお礼を言われたので笑みを返す。]
……
[幾分か落ち着いた様子のラッセルに、使用人に目配せをすれば近づき過ぎないようにしながら傍に新しい水の入ったコップが置かれるかもしれない。]
……
[トビーが食べ方に困る様子にその近くに行き、
自分の分を取り皿に分けてサラダをフォークで食べる]
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