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─中央ビル一階・広間─
[近付いて何も操作していなかった広間の端末に指を滑らせる。入力、読み出しを繰り返し、自分の携帯端末へと移動、保存。手早く済ませると広間の端末から携帯端末を外した]
わたくしも用事が済みましたし、失礼致しますわね。
お邪魔致しましたわ。
[朧紗にそう告げると広間の出入り口へと向かう。呼び止められる等が無ければ、そのまま広間の*外へと*]
─中央ビル・一階モニタールーム─
[エルザの漏らした言葉には、ああ、と同意の頷きを一つ]
……推測できる射速も、相当なモンだからな。
高速であわせた、というよりは、何かしらの防御陣があるんだろ。
それが何かは、さっぱり読めんけど。
[右の瞳──『龍眼』の動体視力は、人のそれを大きく上回る。
それを持ってしても、動きらしきものは捉えきれなかった。
後でもう一度、精査してみるか、などと考えつつ。
対峙の様子を、常磐緑で静かに*追った*]
―広間―
えぇ、またぁ。
[1人と剣を見送った。
傍らの話は聞いていたのか否か、娘は端末の方を向く。
先客の操作が終わるのを待ち、入れ違うようにその元へ。
出て行く女性を同じように見送って]
さぁ、どんなもんやろか。
[独りごちながら、細い指で端末に*触れた*]
――中央ビル・一階モニタールーム――
『組織』……ねえ。
[自分が属している組織の事をを思い、思想の違いに愕然とする。
まるで、ヒトの視点と神の視点のような――]
ま、『総帥』のような事が出来る人が、世の中に何人もいるはずねえけどな……。
[そうしている間にも、画面に映し出された映像は動き始めていた。
両側から聞こえてくる分析の言葉に、始めの内はへーだのほーだのと相槌を打っていたが。
段々と言葉少なになり、気付けば齧り付くようにして画面に見入っている]
(すごい……。なんというか……圧倒、されるだよ)
[『総帥』は勿論の事、彼に肉薄する『死神』も。
命を掛けた遣り合いの空気が、画面越しにも伝わってくるようで。
一通り再生が終わるまで、動けぬままに全てを見詰めて*いた*]
─中央ビル・一階モニタールーム─
映像では見えない変化は感じられませんからね。
生で見れなかったことが非常に残念です。
[ライヒアルトに自然と答えるように、
言葉とは裏腹に楽しそうに笑みを浮かべてはいたが]
アーベルさんは他に何かをもっているのかどうか…、
それよりは他を……。
[考えながら断片的に口に出て、二人の反応はどうだったか、あまり気にしてなかったかも*しれない*]
―中央都市部の辺縁、とある一軒家―
[残されていた缶詰で簡単な食事を済ませ、眠っている]
[久しく見ることのなかった昔の夢を見ていた]
[スラムを歩く小汚い少年―自分だ―と、その服を掴んで着いて歩く同じようにみすぼらしい格好をした少女]
[よく覚えている。一日かけてくず鉄を拾って得た僅かばかりの金を、同じストリートチルドレンのガキ大将とその取り巻きに寄ってたかって奪われた日だ]
「――――」
泣くなよユーディー、明日は食べ物が見つかるよ。次はあんなクソどもに負けるもんか。
[もう三日も何も口にしていない]
[アーベルはまだ片手で数えられるような歳でありながら、その倍といっても通用しそうなほど成長が早く、身体も丈夫だったが、妹は逆に年齢通りの小さな女の子だった。我慢できるはずがないし、そもそも命に関わる]
[それでも、妹は空腹ではなく、自分の傷を見て泣いているようだった]
「―――?」
俺は大丈夫だよ、痛くなんかない。大丈夫だって。
[嘘だった。たんこぶだらけだし、口の中は切れて赤錆の味がしたし、青アザもできていて、とにかくぼろぼろだった]
[痛みと空腹と惨めさと、滲んでくる涙を必死にこらえて、妹に笑って見せようとしていた]
[そんなときだ、『そいつら』に出会ったのは]
養子?
[そいつらは、戦災孤児のための養子縁組の斡旋組織と名乗った]
[丁度、子供を亡くしたばかりの若い夫婦がいて、養子を探している、と]
[ただし、1人だけ]
俺か、妹を?
それなら―
―――
――
―
止めろ!!
[叫びながら、飛び起きる]
[良かれと思ってしたことだった。自分はその男達に、泣いて拒む妹を差し出した]
[しかしその数日後に、聞いたのだ。子供を攫って人体実験の材料にする輩の噂を]
[そしてそいつらの良く使う手口の一つとして、自分が妹を差し出した組織の名前を]
ハッ…ハッ……。
[荒い息をつきながら、ベッドを下りる]
[暑いわけでもないのに、汗でじっとりと湿った体を洗うため、浴室へ]
[シャツを脱いだその首の付け根には、星型の痣がある]
─中央ビル・屋上─
[しばらく前に広間の端末に入力した情報]
『協力者との接触完了。通信機器他の異常は無し。次段階へ移る』
[暗号化したそれを敢えて他の者も使う端末から発信した。受信側がどこなのかを探ることは出来ないが、発信側を探ろうとすれば可能なように細工して]
気付く人は居るかしらね。
気付かないならそれはそれで構わないわ。
[屋上の縁に座り、脚を組んだ。フリルスリットからすらりとした脚が露わになる]
次の一手は……どうしましょうかしらね。
突かなくても動いてくれそうなのは何人か居そうだけれど。
……念には念を入れておいた方が良いかしら。
[左手で左耳のイヤリングを弾く。チリン、と澄んだ音色が辺りに響いた]
─中央ビル・一階モニタールーム─
[一通り、対峙の様子を見直した後、零れ落ちたのは嘆息]
……やっぱ、飛んでもね。
[口をつくのは素の感想。
漆黒なる流星を束ねし者、その超越ぶりは幾度となく繰り返し聞かされた。
十四になるまでの十年間、『飼われて』いた場所で]
……あんなもん、ツクリモノで越えられるかってーの。
[呟きは、場にいた二人に届いたか、否か。
その事はさして気にした様子もなく]
さて、お目当てのものも見れたし。
俺は、これで。
[二人にひら、と手を振り、モニタールームを離れる。
何やら呟いているエルザには、一瞬だけ探るような視線を向けたりもしたのだが]
……さて。
どーしたもんか。
[廊下に出た所で、がじ、と頭を掻く]
贅沢言える内は、絶対と言っていいくらい当たりたくないっつーか、関わり持ちたくないのを除けば。
誰とやりあうのも、問題ないんだが。
[誰の事やら]
……死神も、スタイル的にはって感じだし。
ま、まだ全員と顔あわせた訳じゃねーし、焦らず考えるか。
[などと呑気に呟きながら、向かうのはビルの外。
建屋の中にこもっているのは、何気に好きではなかった]
[外に出て、軽く、身体を伸ばす。
広がる片翼、その動きに合わせるように、何もない右肩の辺りでも大気が動いた]
……さて、と……お?
[とりあえず上に、と思って上げた視線の先。
僅かに捉える、人の影]
……あの姐さん、よっぽどあの場所好きなんかね……。
[ぽつり、と口をつくのはこんな呟き。
脚線の方は、あんまり気にしていないらしい]
─中央ビル・屋上─
[鶸色は遥か先を見詰めたり、周囲に視線を転じてみたりと、変化を探るように動く。眼下に、ビルから出て来た姿を見つけると、微笑んでひらりと手を振った]
───どう言う原理なのかしらねぇ、片翼で羽ばたくと言うのは。
あの眼……キメラか何か、別のものを移植されたようにも見えるけれど。
[自分とは部署が違うために、漆黒流星で手を加えられたことなどの詳細は知らない。仮に聞いていたとしても、興味が無ければ覚えていることも少なかった]
[とりあえず、ここでぼーっとしていても仕方がない、と。
考えていた矢先、手を振るのが見えた。
こてり、と傾ぐ首。
手を振り返す変わりに一つ羽ばたき、大気を捉えて一気に上へと翔け上がる。
翼が生み出す揚力だけで飛行している訳ではなく、何らかの因子で気流を制してもいるのは、敏い者であれば気取れるか]
や、どーも、と。
周辺観察か何か、ってとこですかね。
[投げかけるのは、ごく何気ない言葉]
─中央ビル・屋上─
あら、会いに来て頂けるとは思いませんでしたわ。
[宙を翔け目の前に現れたライヒアルトに笑みを向けた。翼の無い空間に鶸色を向けるも、原理を悟るには己が能力では分野が違いすぎる]
そうですわね、様子見とも言えますけれど。
どちらかへお出かけになるのでは無かったのかしら?
─中央ビル・屋上─
[オクタヴィアからやや離れた位置にふわり、と降り立つ。
黒の片翼は、そこに開いたまま]
狭い所が嫌いなんで、外に出ただけ、とも。
ま、自分の陣地にできそうな場所を見繕うつもりもありますが、ね。
[返す言葉は軽いものの。
左右の瞳に宿るいろは陰陽分かれたアンバランスだが]
─中央ビル・屋上─
地形を味方につけるのは常套手段ですものね。
あまり出向きたくない場所もありますけれど。
[湿地帯を思い出して軽く肩を竦めた。離れた場所に降り立ったライヒアルトに視線を向けようと、やや振り返るような体勢になる]
貴方ですと空も得意フィールドになるのかしら?
大概の人は飛べませんものね。
(最後の1人にまで勝ち残るためには…最も合理的な選択は、他が潰しあうのを待つことだ)
[参加者と突発的に出くわさぬよう、狭い路地を伝って街を駆ける]
(しかし、同時に…)
(誰がどう戦い、勝ち残っているかも、把握しておくべきだな)
─中央ビル・屋上─
そういう事。
ま、贅沢いえない時もあるでしょうけど、出来る限りは得意フィールドで、ってのは基本ですし。
[湿地帯の事は知らぬから、肩を竦める様子にはやや首を傾げるのみ]
空は……さて、どうでしょねぇ?
それは、機会があればのお楽しみ、ってコトで。
[続く問いには、冗談めかした口調で返す。
空中戦に如何ほど対応できるか、は、晒さぬ手の内の一つ。
これまでにそれについて知った者は、例外なく闇に葬っている、とも言うが]
[まずは参加者達の居場所を把握すべく、中央ビルに向かう途中、空に巨大な隻翼の鳥を見た]
(『烏』か…屋上で誰かと会っているのか…?)
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