情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―住宅街・アヤメの家―
もう、大丈夫。
ありがとう…ごめんね、取り乱して。
[レッグに落ち着かせてくれた礼を言い立ち上がる。
集会場に行こうと、未だ中身を出さないままの袋を抱えて出ようとすればチャイムの音と、知っている声が聞こえ。
瞬きをして、名を呼んだ。]
*パトラッシュ、さん。*
―住宅街・アヤメ宅―
[玄関を開けて、顔をのぞかせたアヤメの顔色はあまりいいものとはいえなかった]
アヤメ、大丈夫か…?
レッグとナターシャも中にいるな……?
[アヤメを気遣った後に、ゆっくりと落ち着いた声で語りかけながら、
すぐには玄関の中には入ろうとはせず中に促されればそれに従い、肩にかけたままのアサルトライフルはそのまま玄関口に置いた]
―住宅街・アヤメの家―
いや…。
[司書の謝罪には首を振り、聞こえた声に玄関を見る。
大丈夫と言われてもまだどうしようかと躊躇う間に、ふらつきながらも家主が先に玄関へと立っていた]
ラッシュ。
いるよ。ナターシャさんもここに。
―→集会場―
[集会場までの道のりは、まるで酷い道だった。
歩きながら死体の顔を見てまわり、彼女を探したが、集会場までの道で見つけることは出来なかった。
時折動かされたような跡が残る死体に、だれかが避けたのだろうかと思ったがそれだけだ。
血塗れた道を通り、ようやくたどり着いた集会場にも死の匂いは濃い。
先にたどり着いて様子を知っていたジョエルはともかく、他の二人の反応はどうだったか。
支え手が必要なら貸すようにして、とにかく集会場へと入り、休める場所を探して入り込んだ広間の大きなモニターに、非常事態のマニュアルの内容が映し出されていた。
そういえば、マニュアルの類は一度も目に通す事はなかったとモニターに走る文字を読むと。]
………え?
[一瞬、ぽかんとした風にモニターに書かれていた文字を見る。
その内容をようやく理解して顔色を変えた。]
なんで、なんでこんな………!?
殺し合いみたいな事………!
[そこには無常の言葉が並んでいた。]
―― 住宅街・自宅 ――
うん。 ……大丈夫。
ラッシィ、無事で好かった。
[蒼白であっても、笑みを忘れぬようにと
ふぅわり笑みでパトラッシュへと返し。]
……。
[玄関口に置かれた銃器に視線を遣って
口許に手を当てた。
軽い眩暈と吐き気を堪えるために。]
―住宅街・アヤメの家―
[家の中に入ると今までの外の様子が嘘のように日常が身近に感じられた]
レッグもナターシャも…、無事でなによりだ。
[レッグとナターシャの姿を見、それぞれの返答が聞こえればそう声をかけて]
アヤメ…
[心配そうにその名前を呼び、アヤメを見上げた]
―住宅街・アヤメの家―
ラッシュも。
[無事で良かったと言う声には少し安堵が混じっていたが]
放送は聞こえた。
移動しようって言ってたとこだ。
[その先に待ち受けている事態を理解していなくても。
続いた声は常よりもずっと硬いものだった]
……。
[アヤメの様子に視線を追い、ライフルの銃身を見つける。
更に眉が寄るも、結局は沈黙を通した]
―― 住宅街・自宅 ――
……ん
[見上げる姿は現状に不釣合いな愛らしさ。
普段なら思わず手を伸ばしてしまうのに。
笑みを造ろうだけで、精一杯。]
大丈夫……
[発した声が掠れている事に後から気付いて]
あは。
[あえて思い切り明るく笑って誤魔化した]
―集会場・広間―
[がり、と音がなるまで指を握ると、手のひらに痛みが走る。緩め離すと爪の跡が残っていた。
何度もモニターに表示された文字を読むものの、何が変わる事もなく。顔色の変わらないまま、その場に暫く立ち尽くす。
誰に声をかけられても、暫くは無言のままだった。]
…時間、までは。
自由に動いてもいいんでしょうか。
[誰が残っていなくても、独り言のように呟いて。]
…私、少し外に出てきます。
時間までには戻ります。……探し物があるから。
[近くに居た者にそう断りをいれて、一人集会場を*出て行った。*]
―住宅街・アヤメの家―
すぐで…大丈夫か?
つらいようなら少し休んでからでもかまわないと思うが…。
[レッグの言葉に、アヤメの様子をちらりと見ながら。
視線が向いた先には気づき]
ああ…、すまないな…配慮が足りなかったか。
[ナターシャもそれに気づけば反応していたかもしれない。
一般の者にとってはただでさえ銃器など馴染みの薄いもの、その中でも特に殺傷力の高いそれは刺激が強すぎたのだろうと思った]
アヤメ……
[無理に取り繕う様子に体を数回すりつけた]
少し休んでからいくか。
[集会場の前の様子は今のまますぐに行くには刺激が強すぎるから、そう判断した]
―― 住宅街・自宅 ――
……なぁに?
[幾度も私を呼ぶパトラッシュの優しい声。
心配する気持ちが摺り寄せられた身体から伝わってくる。]
だいじょうぶ。
ラッシィは、ラッシィだから。
……怖く、ないよ。
[其れは本音で。
創作ではない現実に困惑するからだが先程から悲鳴をあげても
彼へ向ける言葉に偽りはないから]
……ん。そうして貰えると少し、嬉しい。
[休む、の声にはなんとか、頷いた]
―住宅街・アヤメの家―
俺はいいけど…。
[改めて女性二人の反応を窺う]
いや。
銃器は全員に配布されてるんだろ?
大きさは。関係、ない。
[最後の方は聞き取り難くなる程低くなった。
大きさ殺すのには関係ない。だって自分もそうしたのだから。
ライフルよりもずっと小さな銃で。
家の中に入って戻していた銃に、前と同じように上着の上から触れた。無意識にではなく、確かめるような動きで]
…うん。
[兄が作家を宥めているのを見ながら、いいよねと言う様に司書の*顔を見た*]
―住宅街・アヤメの家―
[アヤメを見上げる視線は心配するように、返ってきた答えに頷き]
今はそうしたほうがよさそうだな、アヤメお茶の準備できるか?
何か飲んだほうが落ち着くだろうしな。
[そうお願いした。
レッグの返答にはそうだなと答えて]
まぁ、もういらなくはなりそうだがな。
まずは落ち着いてから、いろいろと話す。
避ける事はできない、覚悟が必要なことだ。
今は…とにかく落ち着こう。
[視線はレッグからナターシャへ、彼女へもそれでいいかと確認するというよりは、
そうするぞと伝えるように]
―― 住宅街・自宅 ――
ん。
[お茶の準備、と言われ緩く頷いた。
彼の気遣いが其処からも溢れるようで。]
みんな、紅茶で好い?
……珈琲も確か、あったと思う。
[問いかけながらも、
落ち着こう、というパトラッシュの声には再びの頷き。
手で口許を覆いながら台所へと向かう。]
―住宅街・アヤメ宅―
俺は紅茶で。
[それぞれがアヤメに返答を返し、手伝いに立ったものもいたかもしれない。
台所に向かうアヤメを見送り、自分は四足で座ってから]
アヤメもつらそうだな…
[無理のないことだとは思いながら呟いて漏れ出す言葉。
程なくしてアヤメが戻れば一息ついて、皆が少し落ち着いたところで]
状況は芳しくないが…、皆しっかりしてほしい。
それから…覚悟が必要だ…。
[これから向かう集会場周りのこと、そこに向かう道中の惨状についてなるべく柔らかく伝えた後に]
マニュアル、読んだかは知らないが…、俺達は殺しあう必要がある…。
[そのことを伝えた皆の反応は*どうだったか。*]
―― 住宅街・自宅 ――
うん、解った。
[紅茶で好い、と言うパトラッシュ。
レッグ、ナターシャの分も聞ければ確り頷いて。
もしも手伝いを申し出るようなら
『ありがとう』と微笑を見せただろう。]
……貰い物なの。結構好い物、みたい。
私は其処まで、拘らないんだけどね。
[台所で用意をし、紅茶についてはそんな事を謂い、
ティーポッドと人数分のカップをトレーに乗せ
パトラッシュの元へと戻る。トレーから其々に紅茶を配り]
……
[『覚悟』『殺し合い』と確かな言葉にされれば
顔を伏せ、暫く黙り込んだ。]
[感情を無理に言葉にしたならきっとそんな響き。
けれど胸中に渦巻くものは言葉の枠に収まらなかった。]
……
[心中を誤魔化そうと、スプーンへ手を伸ばし
カップの中でかき回そうとしたが]
あ……
[震える手がかちゃかちゃと小刻みに音を立て
それが一層、自分を不安にさせた。]
[スプーンでかき回すのを止める。
響く音が、自分を余計に追い込む気がしたから。
けれど重圧から来る吐き気、眩暈が酷い。]
ちょっと、ごめ――。
[ごめんなさい。
そう紡ぎ切る事も出来ないまま、立ち上がると
小走りに御手洗いへと駆け込んでいく。]
[数秒後―――。
個室に駆け込み響かせるのは水音。
吐瀉物がぴちゃぴちゃと立てる、自虐の音色。]
―――ぅぇっ
[呼吸が儘ならず、目尻に涙が滲む。]
―――っぁ
[扉を締めるまでは間に合った為、
恐らく外の三名には、吐瀉の音は届いては居ないだろうが。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新