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[宿に戻ればブリジットの無事は確認できただろうか。
ゲルダの怪我の具合を確かめて手当てをしてから
ベッティに言って少しだけ食事を分けてもらい
空腹を満たしてから青年はアーベルの選んだ部屋へと向かう]
――…あー、本読む気力も残ってねぇや。
[荷を部屋の片隅に置いて寝台に横になる。
疲れた様子の青年は暫く天井を仰いだ後、目を閉じた**]
…確か一緒にここへ向かったはずだけど…
もう戻ってきているのかな?
[宿に戻ると言い出すライヒアルトに頷き、
皆と一緒に帰路に着いた。]
居なかったら探しに行かなくちゃ、だね。
[辺りを見回しながらブリジットの姿を探して。
湖畔から通りに出ると其処で思い立ったように立ち止まり。]
少し、雑貨屋によって言っても好いかな?
必要なもの、持ってきてしまいたいのだよ
我はヘラクレス、全能なるゼウスの息子にしてペルセウスの血統
全アルゴスの正統なる継承者である!
ケルベロスよ、貴様がなぜここにいるかは知らぬが
我が眼前に現れた以上見過ごすわけにはいかぬ
再び捉えてハデスの宮殿に繋ぎ直してくれる!
[帰り際、雑貨屋に寄らせてもらうと、茶葉と煙草を持って行こうとして。祖母は娘が戻ってきた事を喜ぶが行かなくては成らない事を聞き訝しむ。結局、雑貨屋から出てくると宿屋へ向かい、ブリジットの姿が見えれば娘は胸を撫で下ろした。*]
─どこか─
……………。
「我はヘラクレス、ゼウスの…」
……………………。
「ケルベロスよ、貴様がなぜ……」
…………はぁ。
「再び捉えてハデスの宮殿に……」
なぁんで、クソガキ探しに出てキチ〇イに当たるかねぇ。
[そう呟いて、深い溜め息ひとつ。]
はぁ……見つけちまったもんはしょうがねぇか。
[そう呟くと、今だ訳の分からぬ事を喚くダーヴィッドに歩み寄ると]
……うおりゃ!!
「はうん。」
[ダーヴィッドの後頭部に一撃を入れ気絶させると]
全く世話のやける。
[ぶちぶち文句を言いながら、気絶したダーヴィッドを引きずり、宿屋へと戻って行った**。]
―回想―
[ゼルギウスの眠りは、
身を案じてくれた者達が思うほど深くはなかった。
夢現、交わされる会話がなんとなく判るほどの浅い眠り。
にもかかわらず、揺さぶられようが、運ばれようが、微動だにできないのは本人が思うより身体に負担がきていたから。
細工師として一番忙しい時期で、疲労も蓄積していたのだろう。
耐えていたのは、人狼騒ぎの件で不安を見せる妻に
これ以上の不安を与えたくなかった為。
――……それが逆効果であったのは、今の現状が語る。]
…、……―――。
[浅い眠りに、動かぬ身体。
その感覚は、生きる屍のようだった少年時代をゼルギウスに思い起こさせる。
光の世界から聞こえる声を、闇の世界から夢現に聴いていた。
―――……そこに行けるのなら、この身体が行くことを阻むなら
いっそ死んでしまって、魂だけでも寄り添えたら佳いのに。
そう、強く願っていた過去の想いも、夢の狭間に思い出した。]
─回想/ →自宅─
[結局皆固まった状態で自宅へと送られて。
ゲルダが隣に来たことには少し戸惑ったが、厭うことはしなかった。
途中もう一人自分を探しに出た人物が居ることを知れば、申し訳ない気持ちになり。
自宅へ着き、別れる時にその人物にもよろしく伝えるよう4人に頼んだ]
本当に、迷惑を掛けた。
……ありがとう。
[そう言葉を紡ぎ、送ってくれた4人とは別れる。
去り行く姿を見送ってから、ミハエルは自宅へと入った]
[執事やメイドにも自分が疑われていることは知れていて。
顔を見せると微妙な反応をされる。
眉根を寄せるのではなく、眉尻が下がった。
特に何も言わぬまま食事の準備をさせてそれを食べ。
その日は何もせずベッドへと入った]
─回想・了─
─翌朝─
[起きて身嗜みを整えた後。
食事も摂らず執事達にも何も言わず、一人家を出た。
向かう先は自衛団の詰め所。
改めて自衛団長から話を聞こうと考えた]
ええと……確かこっち、だよね。
[道を確認しながら歩き続け。
ようやく詰め所を発見した時だった]
……?
[不意に視界に入った人の脚。
それは詰め所へ続く道から少し逸れた道の先にあり。
誰かが倒れていると思い、足を向けた]
おい、大丈夫……。
[声を掛けながら様子を見るべく近付いて行く。
瞬間、声は一度途切れ]
ぅあああああああああ!!!
[次いで、悲鳴が周囲に響き渡った。
脚の力が抜け、後ろへ倒れるように尻餅をつく]
[翡翠が捉えたのは話を聞こうとして居た自衛団長。
喉を潰され、左胸に穴を空け、血溜まりへと沈んだ変わり果てた姿だったが。
見開いた翡翠は焼き付けるように自演団長を凝視し。
身体はカタカタと震え始める。
悲鳴を聞いて自衛団員が駆け付けたのはその頃だろうか。
周囲が騒がしくなり始めた]
ち、違う! 僕じゃない!!
僕が来た時には、もう───!!
[自衛団員に囲まれ詰め寄られ、震えながら首を横に振る。
責めるような視線、疑いの眼差し。
恐怖を抱き、声が出なくなって来る。
ミハエルを囲む団員の隙間から、他の団員が団長を検分する姿が見える。
その際に見えた左腕が、右腕と違い全く無傷だったのを翡翠は*見た*]
─昨日・湖畔─
[こちらの言葉に、眉根を寄せ哀しげな顔で首を振りながら答えるミハエルに何も言うことは出来なくて。
ただ、自分とは異なる環境の中こんな風に思ってしまうまで頑張ってきたのだろう少年の頭を撫でるだけでいた。
ゲルダが彼の手を取り声をかけている間も、ベッティが打算などないと教える間も。
ゲルダが涙と嗚咽を零す少年を抱きしめようとするなら頭を撫でる手を背にまわし、温もりを伝えて。]
ミハエル君は、いっぱい頑張ってきたんだね。
頑張ったんだね。
私は独りが怖くて、ずっと皆に隠し事してた。
私なんかより、全然すごいよ。
私も、ミハエル君を信じたいって思ってる。
だから、ミハエル君も。
信じたい人のこと、もう一度、考えてみて欲しいな。
[ベッティも彼の頭を撫でるのを見れば、幼馴染達が一緒でよかったと微笑んで。
彼女達と共にミハエルが落ち着くまで只傍にいた。]
ううん、そんなことないよ。
それにね、心配するのは当たり前なんだから。
お礼なんか要らないの。
[しばらくそうしていた後、涙を拭って常に戻った様子のミハエルから恥ずかしそうに礼を言われれば、そういって微笑んだ。
そこに聞こえた声に、え?と驚いて後ろを振り向けばライヒアルトの姿があり。]
ライ兄。どうしたの?って…わぁ、本当。
何時の間に日が落ちちゃったんだろ。
[きょと、と首を傾げたものの続いて言われた言葉にやっと辺りが暗くなっていることに気付いた。
ミハエルを送っていくと言うのなら、自分達もいくよ、と声をかけ。]
[ライヒアルトとミハエルのやり取りを聞けば、自分達が追いかけてきたことも無駄ではなかったかも、と安堵の表情を浮かべ。
けれどライヒアルトから苦言を言われればその通りだと、申し訳なさに眉を下げた。]
ごめんなさい。
ライ兄、心配してきてくれたんだね。
[思えばそんな中を一人で後から探しにきてくれたのだ、ゲルダの謝罪を聞くと余計に申し訳なくて表情を曇らせた。
ゲルダの怪我に気付いた声を聞けば、そうだ、と声をあげて]
ライ兄、さっきゲルダ転んじゃったの。
戻ったら手当てしてあげて?
[大丈夫、というゲルダには手当てしなきゃダメだよ、と強く言って。ベッティもそれには同意しただろう。]
―宿屋/個室―
ん……―――。
[ゆるりと、伏せられていた紅が持ち上がったのは
時刻にしていつ頃だったか。
おそらくは、もう、空が白み始めていた頃合。]
此処、は、私は、嗚呼……―――イレーネ?
[覚醒していく意識の中。
昨夜のことを思い出し、探るのは心配をかけただろう妻の温もり。
傍らに在るのに、安堵の息を吐く。]
運んでくれた人にも、お詫びしなきゃ、ね。
[寝ているだろか、妻の髪を梳く指先の動き。]
ねぇ、私は、ちゃんと君の夫でいられてる?
子どものお父さんになれてる?
[寝落ちる前、謂いかけ消えた語尾をポツリ紡ぐ。]
……私が、なにをどうしたって、それは全部2人の為だから。
それだけは、信じていて。
[今までのように、傍に入れなくとも。
謂わぬ続きを体言するように、指先が妻の身体から離れた。]
ちょっと、出かけてくるね。
[言葉と頬に接吻を置く。念のためメモを枕元に添えて。
向かう先は自衛団の詰所。
何か思いつめたような貌は、
団長に何か相談事があるかのように見えるか。
しかしながら、歩む先に在るのは……―――]
え?何が……―――
ちょっとまって、子どもにそんな無体しちゃ駄目!!
[ギュンターの遺体を発見した少年が自衛団に囲まれている様で。
ミハエルを庇うように、囲う隙間から少年の身体に手を伸ばした。
そして、叶うならそのまま抱き寄せて、
叶わないならばその傍らに寄り、
翡翠の視線の先を紅も追い、ギュンターの死に様を映すのだった*]
―詰所近く―
─昨夜/宿屋─
[空いている部屋の鍵を開け、中の備品を確かめる。
飛び出す前は、毎日当たり前にやっていて。
外に飛び出してからも、食い扶持に困った時はよくやっていた仕事]
……さて、と。
やり難い状況だが、動かねぇ訳にはいかねぇし。
どこから、『視ていく』べき、かね。
[作業を進めつつ、巡らせるのは思考。
近しい所から『視る』のは容易い。
けれど、それは人からは守れたとしても、牙からは守れない。
思考の根底にあるのは、かつて遭遇した『事件』での経験]
……敵に回るにしろ、味方になるにしろ。
俺からカードを切り易い……ってなると、やっぱり、あいつかね。
[浮かべるのは、『外』での自分を知る者。
敵であるなら早めに動くに越した事はなく。
人であるなら、情報という名のカードを増やす事で、最も上手く生かせそう、と思える者]
……ん、落ち着いたら『視て』みっか。
え…ブリジットも一緒だったの?
[そうして皆で一緒にミハエルを送る道すがら、ブリジットのことをゲルダから聞けば彼女も追いかけてきたことは知らなかったから驚いて。
ライヒアルトの返答を聞けば、大丈夫だろうか、と心配して落ち着きがなくなり。
宿に戻っているかも、という二人の話を聞くもやはり気はそぞろになった。
ミハエルを家に送り届けた後、雑貨屋以外は何処にも寄らず宿屋へと戻り。
そこでブリジットの姿が見えればほっとしたものの。]
ブリジット、その人どうしたの!?
大丈夫?ブリジット、怪我とかしてない?
[彼女が赤毛の男性を引き摺っているのが見え、驚きと心配で駆け寄った。
まさかブリジットが男性を気絶させたとは思わなくて、誰かに襲われでもしたのではないかと。
ブリジットの返答を聞けば、その表情は安堵に代わるか、もしくはあんまり危ないことしちゃダメだよ?と注意するかになっただろう。]
[思考と作業が一段落した所で再び階下へ戻る。
丁度、目に入ったのはゼルギウスが倒れ伏す所で]
って……大丈夫か、兄貴?
[さすがに表情が険しさを帯びるものの。
ライヒアルトの診断にそれは緩んで]
ああ、これはさすがに休ませねぇとな。
[イレーネの申し出に頷き、先に立って部屋へと案内する]
ん、気にすんな。
……お前も、無理すんなよ?
[出際にイレーネから向けられた言葉には笑って。
迎えに行く、というライヒアルトを、頼む、と言いつつ見送った]
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