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[生命を繋ぐ力と共に送り込むのは、機鋼の魔がそこに生まれ、今は不完全な形でしか持っていないもの…それ故にこそ恐れ、欲しているであろう「精神」の…「心」そのもの]
どういたしまして、アーベル。
[愉しげに、そして優しく、心の魔は囁いた]
……でも、つらそう。
[きゅう、と眉を寄せ、返す言葉はどこか困ったように]
いたいの、つらいの、我慢しないで、ね?
[それが、保護者を哀しませる要因になる事は、幾たびも見てきたからこそ、その言葉は自然に口をつき。
伝言を伝えられれば、碧はきょとり、と一つ瞬いた後、こくり、と頷いた]
他のひとは、『落とされて』ない、みたい。
でも、時空竜のと似てて、違う力が強くなってるから、時空の精霊の王は、こっちにいるみたい。
[それが自身による転移か、それとも他者の干渉を受けてかは、幼き機竜には捉えきれぬのだが]
んん……余所に飛ばされたら、影輝の精霊の王が何とかしてくれると思うし、大丈夫だと思うの。
[自分なりに考えた答えを返す。
それに、当の影輝王が答えを返すまで、*それからさして時間はかからぬはず*]
[他が話をしている間、ハインリヒはソファーでぐーすかと暢気に眠っていた。もちろん高鼾で、自分にじゃれてくる魔獣の仔の存在には気付きもしない。100年云々言われていたこともさっぱり知らないことだろう]
ぐが〜……がご〜……。
[アーベルに置き去りにされた魔獣の仔は相変わらずハインリヒにじゃれ付いている。ぴょい、と腹の上に乗り、そこから顔の方向へ向かってよじ登り。ちょろちょろくるくる胸の辺りでうろうろ。そのうちふっさふさの尾がハインリヒの顔にかかり、鼻の辺りをもぞもぞと擽る形に]
……は……ぶえっくしょい!!
[鼻先を擽られて盛大にくしゃみをした。勢いで上体も上がる。その動きにより胸でうろついていた魔獣の仔がころりと腰の方へと転がった]
う゛あ゛ー、なんだよったく…。
[ごしごしと擽られた鼻の辺りを手の甲で擦り、辺りを見回す。腹の辺りできょとんとした様子でこちらを見上げる魔獣の仔に気付くのは、一通り広間の中を見回した後だったか]
[首を傾げる魔獣の仔をじーっと見つつ。ひょいと拾い上げてからソファーに座り直し、空いたスペースに魔獣の仔を下ろす]
こんな奴連れてたの居たか?
お前の飼い主は誰だよ。
[うりうりと魔獣の仔の喉元を擽った]
……猫か何かと勘違いをしているようなので言って置くが、それはれっきとした魔獣だぞ。何処から迷い込んだものかは私の知るところでは無いが。
ところでお前、此処へ来てから時間の感覚はどうなっている?
つまり時の流れに応じて空腹を感じたりだとか、そういう事をしているのかどうか、だ。
猫ではねぇことくらい俺にだって分からぁ。
けどここに居る動物って、誰かしら飼い主居ただろ。
時間の感覚?
眠い時に寝て、腹減った時に食っては居るが。
寝なかったり食わなかったりってのはよくやるかんな。
あんま気にしてねぇ。
[それもどうなんだ。どこまでも自由人だった]
……判った。お前に訊いた私が間違っていたようだ。
お前なら本当に、目が覚めた時に時代が百年先へ進んでいても何の支障も無く暮らしていけそうだな……。
[気だるげに溜め息をついた。
よく見れば、ミハエルの周囲にきらきらと光を反射するものがあるように見えるかも知れない。更によくよく見ると、細かな氷の結晶が漂って居ることも見えるかも知れない。
ひとえに、室内に漂うクレメンスの気を防ぐための物だが]
……ちなみに、そいつは成獣になると小さな街一つくらいは壊滅させる事もあるそうだ。
[二階の窓から外の樹上へ、]
[片腕なれど移る動きは軽い]
く、……っそ、
[沸沸と、]
[内より熱され][掻き乱される]
[漣に留まらず水面は荒れ狂う]
[廻る力は身体を癒せど精神を蝕む]
[己を抑えようと服の胸元を掴んだ]
それでも、心配は心配だよ。
クレメンスならばわかると思っているのだけれど。
[精霊王たちがいると聞いても、案じることは変わらずに。
広間で、そのほか、人の話を聞く。
戻ったら、百年。そんな言葉を聴いて、そっと窓の方へと寄る。
だからこそその後のやりとりは、あまり聞いていなかったのだが――。]
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