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─西殿・廊下─
[それぞれ動き出す面々を見送り。
さて、自分はどうするか、と考えて]
んー……。
オレの力は、起きた事を感知する、方。
積極的に探すには、むかねぇよなぁ。
あ、てゆーか。
今の話、爺ちゃんたちにもしとかねぇとヤバイか。
[二人はまだ食堂にいるだろうか、と考えつつ、そちらへと足を向ける]
―回想―
[エーリッヒ達の話を聞けたのはいつだろう。
聞いたのは彼らが動き出した後で。心配ではあったけれどその邪魔をしないようにを先に心がけた]
[そして自分は。剣に向かって何度も「声を掛け続け」た。
少しでも反応を引き出すことが出来ないかと。届く可能性が低いことは承知の上で、それでも諦めずに]
―回想終了―
[何度目かの休息の後。
今もまた、目を閉じて意識を澄ませて声ならぬ声を紡ぐ]
─西殿・食堂─
[食堂に戻り、状況を話して。
探査を試みるというエルザの邪魔をしないように、出て行こうとしたものの。
八つ当たりの後遺症が出たか、やや、足元が覚束なく。
……そんな状態で外に出してもらえるというのはさすがになく。
しばし、そこで休息を取る事となった。
実際、きつかったのは本当で。
どのくらい眠っていたかは自分でもわからなかったものの]
……ふわ……。
[目覚めて最初に目に入ったのは、眠る前と同じように意識を澄ませるエルザの姿]
[あの部屋に人は来ない。
ばさりと蝙蝠がはばたいた。]
―地下室―
[と、先ほどまでは反応しなかった首飾りが、かすかに熱を帯びた。]
[まどろみの中から、一気に覚醒する。
逃げ場は無いわけで。]
――まだ平気でしょうかね?
[快調には程遠いけれど。
そばの闇を、そっと掴んだ。]
―東殿・どこかの部屋―
[声に目を開ければ、アーベルがすでに立ち上がっており、ふらつく様子は辛うじて見えなかった。見ていれば、後に頼まれた事には従わなかったろう。
続くように自分も立ちあがる。
何度も繰り返した転移と治癒、そして剣を持ったときの反動と、三対の一つが欠けた影響は、こちらは頭痛と自己の回復方面に出たようで。
失った体力の戻りが遅い。今も完全には少し足りない80%といったところか。
目の前のアーベルよりは大分マシだとは思ったが。]
―東殿・どこかの部屋―
まぁ無理すんな。
怪我でなくとも、何かあったら呼んどけ。
[決意するような声にそう言いながら、自分はその場からゆらりと消えた。]
さってー。
[どうしようか、と考える。
属性的にも関わり的にも、剣探しは自分に向くか。
奪還で荒事になるなら、率先して動くつもりだが。
その点に関しては、火炎や機鋼に無理をさせるつもりはなかった]
問題は、どこにいるか、だよなあ……。
[的確に探せそうなのは、目の前で意識を凝らす天聖の竜だろうけど]
―西殿食堂―
[重ねの刻印を外しての感覚でも、その正確な位置は掴み取れない。未だ竜皇殿の全てを知るわけでもなく、西殿とて今回使われるはずだった場所しか教わっていないのだから、それは予想の範囲外だったりもしたのだが]
あ…?
[小さな小さな声が洩れる。
ティルが目覚めたのにも気付かぬまま、必死にその気配を追いかける]
『聖魔剣。今何処に』
[響きは風は揺らさぬままに、唇が動く]
―――。
[ぱちりと目を覚ました]
……?
[少しだけ、何が起こったか分からないように、周りを見渡していたが、はっと気づくと、その身を起こした]
大地の!?
氷の!?
[叫んで、辺りを見渡すが、誰の姿もない。
……それどころか、いやに静かだ]
……どういうこと?
全て、終わったのかしらぁ?
[ざわつくような流水の気配は感じない。
いや。流水どころか、どの属性の気配すら、いやに静かで―――そこで、ナターリエは自分の体に残っていた氷の力が全て消え去っていたことに気づいた]
治ってる……?
氷のが、治してくれたのかしらぁ?
[疑問に答えるものはいない。
今はただ疑問を解消する術もなく、ナターリエが部屋から抜け出した]
―地下室―
[答えを告げるように、熱を帯びている。]
[彼女になにかは伝わらずとも、それが異常事態であることはよくわかった]
――まったく、厄介ですね。
この剣は。
[ため息。
そうして、手にしたのは一振りの闇の長剣。]
……。
[カツン……カツン。
と、嫌に自分の足音が響いた。
部屋の外へと出てみても、やはり、気配はほとんどしなかった]
終わっては……いなそうねぃ。
終わっていたのならば、ここまで気配がしないほうが、逆に不自然、か。
[ならば、昨日の結果はどうなったのか。
「揺らされている」精神を止めることが出来たのか。
はたまた、大地のが所有している『力ある剣』が奪い取られたのか。
もしも、まだ騒動は続いているのならば……誰が今度は結界内に閉じ込められたのか。
考えることは山ほどある]
さて……どうしようかしらねぃ。
[一人で考えてるならば答えは推測の域を出ない。
全ての疑問に答えるような証拠が存在していないのだ。
当てもなく、ナターリエは歩き続け……やがて、食堂へと辿り着いた]
……一先ず。
喉の渇きでも潤しましょうかねぃ。
[食堂へ入り、そのまま足を台所へ向けると―――]
―――水の、気配?
[もちろん、台所ゆえに水の気配があるのは当然だが、それ以外に、水の力を使ったような匂いを感じる]
何故、こんな所で?
[それは、オトフリートが聖魔剣の場所を隠すために仕掛けておいたものだったが、聖魔剣が結界内に移動した以上、それを知る由は、もう無い]
……。
[いぶかしみながらも、トラップの類は存在していないのをナターリエが確かめ、まあいいかと無視して、適当に台所内を散策して、飲み物を見つけると、豪快にそれをラッパ飲みした]
……くはぁ!うまい!
[なんか、妙におっさんくさい]
それにしても、誰も説明してくれる人がいないのは困りますわねぃ。
[飲み物を片手に、ナターリエが適当にテーブルに腰をかけた]
うーむ。どうしようかしらぁ。
―地下室―
逃げ場はないけれど
[エルザへと答えをささやく剣など、気にせずに。
まったく、目くらましで残してあった場所から、蝙蝠を引き上げさせる。]
[地下室の闇は、濃い。]
[迎え撃つには良い場所だが、そのまま逃げ道もない。]
─西殿・食堂─
[そろそろ動こうか、と思いつつ。
集中が深まったようなエルザの様子に、一つ、瞬く。
それと共に近づく気配があり。
ロッド手にして、ドア方面に移動してみたりする]
―結界の外―
[青年の気配は消せても腕輪のそれは消せないまま、結界の外へと歩み寄る。集中して剣がなく力を封じる銀を嵌めた右の指先を伸ばし、触れた]
………。
[ちり、と熱にも似た痛みに腕輪の気配が揺れる。
予想はしていたが、通り抜ける事は可能でも内部に入るのはあらゆる意味で危険と思えた。それでも試したのは万一の時の為]
< 海に抱かれるような心地がする。
それは生まれるより前、光と闇の合間を揺れていた頃に似る。
何も考える事なく、ただ、均衡を保つべく在った。
目も耳も口もなく、ただ、全てを写す。
遠く近く、静かな、声が聞えていた。青年の影が、滴を落とされたように微かに揺らめいたのは、灯りの所為だとでも思われただろうか。
名が一つ、紡がれる。
誘われる無い筈の瞳、一つめの眼を開くと、世界が見えた。
深い水の底に居るようで、遥か彼方の天を仰いでいるようだった >
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