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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
☆舞台設定について
wikiページの内容を転載しておきますので、ちと長いですが一読・確認お願いいたします。
・ラスファ魔法学院
『刻の狭間の海』を彷徨う流浪大陸ラーン。
その東部に位置する魔法王国ルーの王立学院です。
全寮制の魔法学院で、様々な分野の魔法が研究・学習されています。
学院長は十五の学科の総括を勤める十五人の導師の中から、特に能力の高い一人が選ばれ、就任しています。
学ぶ生徒は、種族も年齢も様々。
世界的な特性(他世界との接点が開きやすい)事もあり、異世界から空間転移してきてそのまま保護の名目で入学する、というケースも少なくありません。
・学科について
十五属性の名称を冠した十五のクラスが存在しています。
大地:神聖魔法(初級)
流水:精霊魔法(初級)
火炎:古代語魔法(初級1)
疾風:次元魔法(初級)
氷破:古代語魔法(初級2)
翠樹:精霊魔法(上級)
雷撃:魔法剣技
陽光:神聖騎士道
月闇:古代語魔法(上級)
影輝:魔導占星学
天聖:神聖魔法(上級)
精神:上位古代語魔法
生命:治癒魔法
時空:次元魔法(上級)
機鋼:魔導錬金法
入村時、ここから一つを選び、それに合わせて肩書きを書き換えてください(大地学科2年、という感じでお願いします)。
・各魔法について
簡単な設定のみ記載します。
書いていない部分は、適当に埋めてください。無敵すぎたり便利すぎたりしなければ、基本OKです。
古代語魔法(初級:火炎・氷破 上級:月闇)
自身の精神力を持って、周辺の万有物質(マナ)に干渉。
それによって空間のバイパスを開き、接触した精霊を古代の魔法言語によって束縛して、その力を引き出す系統の魔法。強制を伴うため場所に左右される事はない。
攻撃・防御・支援・探索補助・移動など、系統のバランスはよいが、回復はほぼ不可能。
呪文を使う際には、精神集中の媒体となるもの(魔法の杖や護符、指輪など)と詠唱が必須。
また、猫やカラス、蛇、フクロウなどの動物と契約を結び、使い魔として連れ歩く事が可能。
使い魔とは感覚を共有し、同じ痛みや疲労を感じる。
精霊魔法(初級:流水 上級:翠樹)
精霊語での語りかけにより接触した精霊との信頼関係と友愛に基き、力を借り受ける系統の魔法。
その精霊の力が及ばない所(砂漠で流水属性)などでは、呪文そのものを用いる事が不可能。
古代語魔法同様、バランスのよい呪文が揃い、使用者は女性に限られるものの、回復系もあり。
神聖魔法(初級:大地 上級:天聖)
神聖言語による、神への祈りによって奇跡をもたらす系統の魔法。
魔法学科というよりは、宗教学科的な意味合いが強め。
回復・支援系の呪文が多いものの、攻撃系のものはいわゆる不死怪物に効果覿面。
次元魔法(初級:疾風 上級:時空)
異界龍(プラズムドラゴン)、と呼ばれる異界の存在と盟約し、龍を媒体に異界の力を引き出す系統。
攻撃・防御・支援・移動・回復・補助と一通りの系列が揃い、更に異界龍そのものによる攻撃や支援(直接攻撃やブレスアタック、防御行動など)など、多彩な技能を持つ。
また、盟約した異界龍の恩恵により属性攻撃に対する防御力が高く、異界龍の属性(十五属性から選択。自分の属性とは、必ずしも一致しなくても問題なし)の攻撃によるダメージはほとんど被らない。
治癒魔法(生命)
対象の生命力、それそのものに働きかけて傷を癒す系列の魔法。
回復と、身体能力を高めるタイプの支援の他、免疫や抵抗力を一時的に高める事で毒や麻痺などの状態異常から保護する呪文などが使える。
反面、攻撃力と呼べるものは皆無。
魔法剣技(雷撃)
古代語、精霊、次元の三系統のいずれかの拾得者は上級魔法を習得する代わりに剣技を学び、魔法剣士としての道を進む事ができる。
魔法剣技は文字通り魔法と剣技を組み合わせたもの。武器への魔力付与や、武器を媒介にした攻撃魔法などが主体。
魔法剣士は精神の集中が必要となる点などから軽装である事を要求され、一般に、『速くて脆い』という認識がされている。
神聖騎士道(陽光)
神聖魔法の取得者が進める。最初からここに編入されるという事は極めて稀。
聖騎士、と呼ばれる双女神の承認を受けた騎士になるための修行を積む学科。大地学科で学んだ事に加え、槍術、馬術、礼儀作法など、騎士に必要な講義を受ける。武芸の講義が多めの学科。
こちらは『遅くて硬い』という認識が一般的。
上位古代語魔法(精神)
基本は古代語魔法と同じ。
ただし、こちらでは古代語よりも更に力の強い、上位古代語と呼ばれる言語で構成された遺失魔法の研究が行われている。
上位古代語魔法は一般的な古代語魔法よりも威力が高く、禁忌とされる呪文も多く含まれている。
また、古代語魔法を上位古代語に変換して詠唱する事で、効果を二倍以上に高める事も可能。
魔導占星学(影輝)
様々な手段で気脈を読み、因果律を辿り、未曾有の未来の中から最も『引き当てられる可能性の高い』ものを読み取る占術と、カードを用いた符術と呼ばれる特殊技能を総括してこう称する。
符術は無地のカード(ホワイトカード。単体でも近距離投擲武器として使用可)に、自分の血を使ってルーンを描き、それを言霊によって発動させる事で様々な効果を発揮する。
初級段階では、ルーンを使ったものしか扱えないが、上級ではルーンカードと呼ばれる特殊なカードの図柄を血と魔力で無地のカードに写し取り(魔力複写)、その意味に即した効果を発揮する事が可能。
複数枚のカードを組み合わせる事で、様々な効果を発揮する事ができる。
複数枚を組み合わせる場合、それぞれの意味をきちんと組み合わせて、意味の通る文章にするのが必須。
気脈を読む手段の一環として精霊や異界との接触を必要とする事もあり、初級では精霊魔法と治癒魔法を平行して習得、上級では異界龍とも盟約して次元魔法を使えるようにもなる。
また、特殊な恩恵を与える使い魔との盟約も可能。
カーバンクルやスプライトなどの妖精と盟約し、その能力を恩恵として身に受ける事ができる。
魔導錬金法(機鋼)
比較的新しい系列の魔法……というか、魔導技術。
周囲のマナに己の精神力で働きかけ、その配列を望む形に変換。
マナそのものからそこにはないものを構築・具象化させる事ができる。
構成の複雑なものほど具象化に必要なマナと精神力が増えるため、大抵は無機物の具象化どまり。
生命体の具象化に関しては、倫理的な問題から基本的には禁忌とされている。
もっとも、現時点の技術では人間やそれ以外の種族を具象させるには至らないらしい。
そして、この技術で食品を練成しても味は良くないらしい。
・校内設備
本館(北館)
学長室、各導師の研究室と私室、会議室、大講堂、大図書館のある建物。
東、西、南館
各学科毎の教室や特殊な実験室が存在。
東に神聖魔法系と治癒、南に古代語魔法系、西に精霊、次元魔法系の設備。
第一別館
南東方面。魔法剣技と神聖騎士道の校舎。様々な状況を魔法空間で作り出す武芸訓練場がある。
第二別館
南西方面。魔導占星と錬金の校舎。屋上には天球儀を施した小部屋。
中庭
四つの校舎の中央部。
真ん中に、世界の中央にあると言われる『世界樹ユグドラシル』と根を同じくする『世界樹の子』と呼ばれる大樹が生えている。
学院寮
寮母を務めるのは年齢不詳のハーフエルフ『アーデルハイド=レーゲンボーデン』。
普段は気のいい姐御肌の金髪碧眼美人だが、怒らせると誰も勝てない。
初代学院長の頃から寮母を務める、ある意味学院最強の女傑。
ちなみに、アーク・マスターと称される最高位の魔法の使い手の一人で、雷撃属性の異界竜『グリューヴルム』と盟約する次元魔法の使い手。
寮内の設備は、以下のとおり。
部屋は基本、二人一部屋。
一階に、食堂と大浴場、談話室などの設備。
地下に倉庫。
周辺には畑と果樹園。自給自足。
・迷宮
実技試験に用いられる迷宮。
敷地内に発生した空間の歪みを利用して、様々な迷宮を作り出せる。
・学院周辺環境
森に囲まれた山間の盆地で、近くには河と湖。
王都までは徒歩で一週間ほど。
一番近くの街までは徒歩で30分ほど。
近場には、古戦場やら曰くアリの迷宮も存在する。
・世界観など
『刻の狭間の海』
世界と世界の合間、とでも言うべき不安定な空間。
ラーンの存在する世界は、この不安定な空間を文字通り流浪しています。
このふらついた世界特性のため異世界との接点が生じ易く、そこから人が落ちてくる事が多々あります。
ちなみに、そういう風に落ちてきた人は接点がすぐに離れてしまう事もあり、大抵は帰ることができません。
住人構成
人間やエルフ、ドワーフと言った有名所の亜人種を始め、妖精や有翼人、獣人、魔族などが当たり前に共存しています。
ただし、竜王とその眷族は、ラーンに対しては一切の干渉をしない、と定めているらしく、その姿を見ることはできません。
モンスターとしての中位ドラゴンなら、一般的にも認知されています。
信仰に関して
大陸の主神は、光と闇の双女神。
二人は姉妹であり、宿敵であり、表裏一体存在でもあります。
世界を生み出した『創世神』の娘たちであり、その伴侶たちでもあります。
かつては『創世神』の唯一の伴侶の資格をかけ、自らの使徒たちにその代理戦争を行わせていましたが、数百年前に行われた百度目の戦いの結果、和解。
『創世神』の左右をそれぞれが支える、という立場に落ち着きました。
現在は争う事無く、均衡を保ちながら世界を見守っています。
双女神以外にも、各属性を司る神々が存在しています。
光の魔導師と光輝の杖・闇の貴公子と常闇の剣
かつて、双女神の名代として戦い続けていた者たちと、それぞれの象徴たる聖具。
数百年前、百代目となった名代たちの戦いの末、双女神は和解に至りました。
ちなみに、その百代目たちはどちらもラスファ魔法学院の卒業生です。
・各ログの設定
・白ログ
魔法生物『ふわふわ』の暴走により閉鎖・隔離された空間。
中ではふわふわが大量増殖中。
各役職の設定は、適当に作ってしまってOKです。
・赤組設定
何らかのかたちで、ふわふわの増殖・暴走に関与しているものたち。
事態を収集させないとならないものの、状況コントロールもままならない。
状況を楽しむも何とかしようとするのもご自由に。
吊りは、巨大ふわふわの襲撃。
突然現れたふわふわに問答無用でプレスされ、弾き出される。
襲撃も基本的には同様。
意図的なものにするかどうかは、各自の設定次第で。
・墓下
結界空間外の普通空間。
・魔法生物『ふわふわ』
魔法学院の地下に、大量に生息する魔法生物。パステルカラーのふわふわとした毛玉状生物。
ふわふわとした毛玉に、つぶらな瞳がぱっちりと開いている。
小は1センチあるかないか、大は直径2メートルまで、多種多様なサイズが存在する。
微弱なテレパシー能力を持ち、意思の疎通は一応可能。言語は片言・舌足らずに変換される事が多い。
使い魔としての契約も一応できる。
魔力に感応して増殖したりする。
風に乗せると何処までも流れて行く。
抱えていると非常にぬくい。
☆進行について
24コミット進行です。
一発言後、投票・能力を全てランダムにセットして、コミットしてください。
アンカーは、生存者一覧で一番上の方にお願いします。
都合が悪い場合は、可能な方にお願いする事になります。
コミットが揃ってなくても、こちらから強制進行をかけますので、その点はご心配なく。
村の設定が変更されました。
─学院・地下─
魔法学院・地下。
創立から既に千年近いこの学院内で、何故か未だに全解明がされていない空間。
その場所のそこかしこにふわふわと積もるパステルカラーの魔法生物。
彼らは基本的には、人畜無害のほのぼの存在──。
……の、はず。だったのだが。
なんの因果か間違いか、はたまた何者かの意図的介入か。
平和なはずのふわふわたちに、異変が起きようとしていた。
それも、学院関係者を巻き込む規模の異変が──。
2人目、氷破学科2年 ライヒアルト がやってきました。
[中庭の芝生の上でごろりと寝転がる青年が一人。
その横には付き添うように鴉が一羽佇んで居る]
「いやぁ、いつ見ても大きいなぁ。なぁライ?」
…だから何だってんだ。
大きかろうが何だろうが良いじゃねぇか。
「相変わらずつれないなぁ」
[毎度のやり取りをして沈黙が流れる。
彼らにとってはごく当たり前のことらしい]
[しばらくそうしていると、青年がむくりと起き上がった]
「ん? 戻るのか?」
…ああ。
ここでずっと寝てるわけにもいかねぇだろ。
[服についた葉の切れ端なんかを払い落し、南館に向けて歩き始める。
鴉を翼を羽ばたかせると宙を舞い、青年の後をついて*行った*]
3人目、疾風学科3年 ゲルダ がやってきました。
……あふ……。
[中庭、『世界樹の子』の枝の上。
小さな欠伸と共に、ふぁさ、と白い翼が揺れる]
ねっむ〜〜……。
[ぽつりと零れるのは、本気で眠そうな、気だるげな声。
肩の上にちょこな、と座った真紅の龍が、じい、とその横顔を覗き込んだ]
……なによ?
[物言いたげな視線に、睨むような視線を向ける。
真紅の龍は、別に、と言いつつ目を逸らした]
別に、って態度じゃないわよ、グラナート?
[その様子に、更に突っ込みを一つ。
真紅の龍はゆら、と尾を振った後]
「眠いのは、夜に眠らぬからでは」
[ぼそり、と言った]
……大きなお世話っ!
[余りにも的確すぎる突っ込みに、とっさに出たのはこんな一言]
4人目、氷破学科2年 ベッティ がやってきました。
氷破学科2年 ベッティが村を出て行きました。
4人目、火炎学科1年 ベッティ がやってきました。
…あれ、迷っちゃった。
えーとえーと、どっちから来たっけ。
[と、やや濁った声で呟きながらぐるりと一回転すると、はいもう何処から来たのか分からなくなりました。]
あ。
[何時もの事ではある。]
[とりあえず外なことは間違いない。が、似たような建物(に見える)が沢山あって、自分がどこから出て来たのかも良く分かってない。
はて早くここに慣れようと散策していたはずなのに、成果はいまいちあがっていないのが。]
ぁーぅー。
どどど何処だここー!
ああもう、そろそろ戻らないと暗くなるのになぁ。
ええとええと、こういう時は誰かに聞くのが一番なんだけど。
[と周囲を見渡すも人影はなし。]
だよねー。
[独り言も何時もの事。]
さぁてぇ。
そろそろ、寮にもどろーか、グラナート。
さすがに、今日は大人しくしてないと、アーデル姐さんコワイもんねぇ。
[美人の寮母は怒ると怖い。
更に、彼女の心得ている系統の怖さは自身も良く知るところ。
お怒りの調整は、生き残りに必須だとかなんとか]
……よっ、と。
[ふわりと広がる翼、その力で滑空し、下へと降りる]
はっ。何か音が聞こえた!
誰か居る?それとも鼠か何かとか!もー喋ってくれればそれでもいいんだけど。
どなたかぷりーずへるぷみー!
南館へ戻るにはどこをどういけばいいんですかー!
[両手を万歳降参しながらやや大きめの声で一人喚く喚く。]
[ふわり、と降りた先には元気よく(?)騒ぐ少女の姿]
……元気いいわねぇ……。
そんなに大声上げてると、瞑想修行してる連中に怒鳴られるよお?
[冗談めかした口調で言いながら、くすりと笑う]
で、なに?
もしかして、迷ってる?
あ、あはははは。一応それくらいが取り得なもんで。
[笑われて少々照れながら頬をぽりぽりと掻いた。]
って瞑想修行かー。うわーなんか座禅とか組んでそう。
どうかうちの学科にはありませんように。
[とか祈りながら、改めてゲルダを見ると、何と背中に羽が生えているじゃないか!と驚いたが、今はそれどころじゃありません。はい。]
そうだ道!私迷子なんです!
[改めて言わなくても分かりそうなくらいに喚いていたが。堂々とそういい切ってから。]
南館に戻りたいんですが、そもそも南館ってどんな建物だったかもうろ覚えでもうどーしようもなくって。
どこをどういけばたどり着けそうですか?
[そう訊ねた。]
瞑想って、けっこーどこの学科でもやるんじゃないの?
精神集中って、共通単位だし。
[祈りを打ち砕くような事をさらっと言いました。
翼に驚かれるのには、ちょっときょとり、としながら]
きっぱり言い切るわね。
[ちょっと面白い、と思ったかも知れない]
南館……南館?
そんなの、ここから真っ直ぐ南に行けば目の前じゃない。
[言いながら、ひょい、と南を指差した。
肩の上の異界龍は、何か感じるものでもあるのか、少女をじいい]
まーじでーすかー。
さ、サボったら怒られますよね…。
[うるっとした目で見上げたが、むしろ落ち着きがないので、お前は重点的に修練なさいとか先生に言われそうです。
面白いとか思われてるのはいざ知らず。
建物を指さされればああ!と一つ手を叩いて指差した。]
あれか我が家!
そっかあっちが南か。覚えとこ…。
[本当に覚えきれるかどうかは不明だが。]
わーい助かりました!これで遭難せずにすんだ!
ありがとうございまーす。
[そうぺこりとお辞儀して顔をあげると、ゲルダの肩に乗っていたものと目が合った。]
わ、おっきいトカゲ。
[思わず呟いた言葉はけっこう失礼かもしれない。]
学科の導師次第じゃない?
[さらっと言った。
かく言う自分も、瞑想の修行は苦手なのだが]
この校内で遭難って……。
あ、ちょっと笑えないかも。
[何せ、広さだけは定評がある。
実際、飛べなかったら最初は迷っていたわけで]
「……トカゲ、とは失敬な」
[呟きを聞きつけた異界龍、ちょっとむっとしたよにぼそりと呟いた]
ひぃ。どうかいい人でありますように…。
[さらっと言われて改めて祈る。むしろサボりを許容する導師とか悪い人な気がするが。]
あはははは…実はもうすでにごにょごにょと…。
[遭難前科はすでにあったり。しかも入寮初日。
夜中に森の隅っこでがたがたしていた所を寮生に発見されたのは、恩であり恥でもあったりするわけで。
あの時は仕方ない、で片付けてもらえたわけですが。次またやらかしたらどうなる事やら。]
ですよねー。この学校広すぎだってば。
うちの学校の何倍なんだろ…。
ってうわぁあ?喋った!あ、ひょっとしなくて使い魔?
[わー、と間近に視えるトカゲもとい竜をじーっと見つめながら、思わず額の辺りをつんと撫でたんだかつついたんだか分からない様子で触ってみた。]
ごめんごめんええと…
[またトカゲと言いかけて、あわてて黙った後で、トカゲはおろか目の前のおねーさんの名前も知らないのに今更気づく。]
っと、そういえば名前。言ってなかったですね。
私ベッティって言います。こんばんはー。
[最後は今更すぎて、ちょっと間が抜けていたりするのだが。]
5人目、影輝学科2年 カルメン がやってきました。
―(南西)第二別館―
ふふ……手伝ってくれてありがと…
[荷物を運んでくれた年下の男女の学生二名に、くすりと笑み浮かべ礼をいいつつも、慌てている二人を見下ろす眼差しは普段の眠たげな様子とは違い、肉食獣にも似て]
…いえ、本当に助かったのよ…それにしてもあなたたち可愛いわねぇ…どう?…私の下僕にならない?
[赤い舌をだして舌なめずりしながら鼻にかかった声で言えば、あわあわと断りの言葉を述べてからさって行くのを楽しげに見送って]
あ〜ら…残念ねぇ…
[言葉のわりに残念そうな響きもなく。初心な子をからかって楽しんでいたのか。本心であったかは当人しか知らぬまま、実験室へと*姿を消した*]
その様子だと、前科あり、か。
ま、確かにだだっ広いけど、ゆっくり覚えるしかないよ。
[口ごもる様子にまた笑いながら、さらっと言って]
んー?
ああ、あたしはゲルダ、こいつはグラナート。
使い魔とは違うね。異界龍……ほら、寮母のアーデル姐さんも連れてるでしょ、あれの同族。
[大雑把な説明。
つつかれた異界龍はちょっとむう、という感じの表情を作り。
それから、挨拶するよに尻尾を振った]
6人目、翠樹学科4年 カヤ がやってきました。
[果樹園で小柄な学生が枝に小さな手を伸ばしていた。
本来なら届かない筈の手に葡萄の房が自ら落ちてくる]
樹の恵みに感謝を。
[帽子のつばの下から常緑の瞳が樹を見上げ微笑む]
ですよねー。なもんでこう、西へ東へと繰り出しては、慣れ親しんでおこうと思って毎日毎日励んでるんですけど。
[その前に地図が必要だ。]
あれ違うんだ?あ、そういえばそんな説明もあったような…。
[どうやらまだ頭の中で混同しているぽいので、少々首を傾げつつ。異界、には少々神妙な顔をしたが、へーといった様子で流した。
グラナートが尾を振る様子にわーとにっこり破顔して。]
あは、可愛い。わーわー、よろしくねー。
グラナート…は長いから、グラでどうだ!
[勝手に略しつつ、こりこりと猫にするより柔らかく、頭のあたりを掻いた。]
って、はっ!もういい時間じゃ!
[自己紹介とか色々和んだ時間を過ごして居る間に、辺りはいい感じに暗くなりはじめているような。]
大きくてツヤツヤ。
とてもいい実。
…味も最高。
[泉の水に濡れた房から直接食み、味の感想を述べる。
サヤサヤと葉が擦れる音に片手を振りカヤは歩き出した]
……あんたさあ。
先に、事務局で校内図もらった方がいいんじゃない?
来客案内用の携帯版があるはずだけど。
[目印なしで歩かせない方がいいんじゃないか、と思いつつ、突っ込みいれた]
そ、色々と、根本的に違うから。
……グラナート、あんたも少しは愛想良くする。
[撫でられたからか、使い魔と間違えられたからか、はたまた略し方が気に入らないのか。
とにかく、どこかむすっとした異界龍の様子にくす、と笑い]
ああ、確かに陽が落ちるか。
のんびりしすぎてると、アーデル姐さんがうるさいねぇ。
な、なんだってー!そんな便利な物があるんですか!?
[ちなみに入寮時に生徒用の校内案内図は貰ったはずだが、説明書は読まないタイプで、諸々書類やら何やらの山に埋もれっぱなしである。]
よし明日は校内図を探す所からはじめよう。
[新たな目標を見つけて希望が持てた気がした。根がおめでたい証拠である。]
あはは、人見知りしてるのカナー?
[グラナートの機嫌が悪そうなのには全く気にせず、イイ笑顔で笑いかけながら、寮母さんの事に話が移るとこくこく頷いた。]
ですねー。さくっと帰ってごはんだごはん。
今日の探検はしゅーりょー。
[うーんと背伸びをし、南館へと足を向け。]
あ、そういえばゲルダさんは何処なんですか?
[寮と学科の事を差しながら訊ねた。]
……ん、まあ。
頑張って、探すといいよ、うん。
[逐一反応が面白い、とか思いながらまた笑う。
異界龍は紅玉を思わせる瞳でベッティをじと、と睨んで目を逸らし]
何処って……ああ、学科?
疾風の方だよ。焦って時空行かなくてもいいと思ってるから、のんびりしてる。
[受けようと思えば昇級試験は受けられるのだが、面倒がって受けていないのは、学科内ではわりと有名な話だったりする]
ま、立ち話は疲れるし、とりあえず、寮まで行こうか?
[何気ない口調で提案したのは、ほっといたらたどり着けないんじゃ、と思ったからというのは、*否定しない*]
[了解ですサー!とか言いながら、こちらも笑顔で一人と一匹に返し。グラナートの様子は、何かうちで飼ってた猫を思い出してちょっと懐かしく思いながら。]
疾風…てことは、えー何だっけ、精霊じゃなくて次元?
あ、どっちみち西館かぁ。
ん?昇級試験受ければ飛び級…っていうか、学科上がれるんですか?
[言葉のニュアンスにそんな意味を受け尋ねたりしながら。
提案にこくこくと光速で頷いたのは、自分でもそんな予感がしたからだとは*口には出さないが。*]
7人目、月闇学科5年 ゼルギウス がやってきました。
[頭の上にのらふわふわがふわり。
肩にいたコウモリが追っ払おうと威嚇。
頭上と肩上で繰り広げられる小怪獣バトルスペクタクルアクション活劇とかも気にせず、主人はだらだらと惰眠を貪るわけです、えぇ。]
昼間っからオヤスミは毎度として。
騒がしいのはいただけない。
[西館に向かう途中、大樹の騒ぎに木陰を覗き込む。
のらふわふわを摘んでユラユラ。
コウモリには唇に人差し指一本立てて見せ]
しー、ずかに。
せっかくの頑張りが逆効果だぞ。
どうしようか、これ。
戻しに行くには時間が足りない。
あ、コラコラ。
食べちゃ駄目。
[マフラーの下から覗く飾りから手をひょいと引き離す。
革紐の先で艶が出るまで磨いた根っこが揺れた]
8人目、雷撃学科1年 イヴァン がやってきました。
― 武芸訓練場 ―
腹減っt…(ビッタン!)
[言葉を発し終える前に、白いふっさふっさしっぽに顔面をはたかれた]
あう〜!いってえよ、白雪さん。しゃーねえっしょ?ゆんべから、なんも食ってないんさ。
[情けなく眉を下げたが、頭の上に乗った真っ白な異界龍(見た目はふさふさの真っ白な毛に覆われたちっさな蛇っぽい)は、続けてぺしぺしぺしと尻尾で盟約者の鼻をひっぱたく]
おにー!
[涙目になりながら、男は手にした剣を構え直した]
えーと、六千七百八十…あれ?七十だっけか?
[すぺん!と白い尻尾が頭をはたく。素振り一万回への道は遠かった**]
ヌクヌクだ、これはいいや。
暫く大人しくしてて。
じゃーね。
[コウモリに手を振り、西館へ歩いていく。
草原と同じ色のマフラーが風に遊ばれ*フワフワ靡いた*]
9人目、精神学科4年 ウェンデル がやってきました。
精神学科4年 ウェンデルが村を出て行きました。
9人目、精神学科5年 ウェンデル がやってきました。
[と、
ウェンデルの手を離れた雑紙は
見る間に白から淡い桃色に変わる。]
[さらによく見ると、桃色の紙片は風に細かく千切れていき、一片一片がはなびらに変わっていく。
花びらの形はハート型。]
[ウェンデルは、髪にとまった紙片、もとい花びらをつまんだ]
上出来。
さあ、北風よ、まだ見ぬすいーとはーとの元へ
この想いを届けておくれな
[つまんだ花びらを口元に寄せてからまた離した。
北風は冷たかった。へっくち]
精神学科5年 ウェンデルが村を出て行きました。
9人目、精神学科4年 ウェンデル がやってきました。
10人目、流水学科1年 エーファ がやってきました。
[ ぺた ][ ぺた ][ ぺた ]
[あゆむ あるく 西館へのみち]
[鐘が 鳴る鳴る はじまりの音]
‥‥‥あ。
[立ち止まり、天を仰いで困りがお]
また、間に合わなかったみたいだ。
[まだまだみちのりは遠い。
もっともそれは、エーファにとっての話。
それでも のんびり のんびり 進んでく。**]
[西館の一室、窓の隙間から桃色のハートが滑り込む。
差し出した掌の上で一回転して着地]
風さん配達ごくろうさま。
お返事も届けてくれる?
[唇に悪戯な笑みを浮かべ、偽の花びらの端と端を摘む。
左右に引くと小さな音を立てハートは哀れ真っ二つ。
風の精霊達はクスクス笑いながら二つの破片を*運んでいく*]
─南館・氷破学科講義室─
[椅子に腰掛け手持ちの古文書を読む。
窓から吹き込む風でページが捲れないように押さえていると、ひらりと桃色が古文書の上に落ちた]
………アホか。
[落ちた桃色を掬い上げて、ピンっと上へ弾き上げた。
途端桃色は赤を宿し、小さな煙を残して消え去る。
そうして再び視線は古文書へと向けられ、静かな時間が過ぎて行くのだった]
[ちなみに鴉は机の上で*お昼寝中*]
[南館のうえに一陣の風が吹き、ピタピタッと頬へ何かが張り付いた。
風はクスクス笑ってウェンデルの癖毛を揺らす。]
嗚呼、かくも大いなる悲しみに我が心は引き裂かれ……!
[大袈裟に両手を広げ、空を仰いだ]
……小さな人も、他には真似の出来ない可愛らしさがあると思うんだが、どうかな。彼の民は君たちとも仲が良いのでは無かったっけ?
[風の精霊の腕を取り、ウェンデルが語りかける言葉は古代の言葉。別に怪しい独り言では無い。]
[小さな風の精霊は、応える代わりにウェンデルの襟を舞い上げて顔にぶつけた。]
わぷ
……全く、皆つれないね。
[その時、屋上にひとの現れた気配があり、ウェンデルはなにやら言い訳をはじめた。*]
……いやあ教授、この短期間で全文解読は不可能ですよ。今朝、概略を提出したじゃありませんか。いやいや真面目にやっていますよ。
ところで良いエールが手に入ったのですが、どうです、一杯……
[放課後、カヤは果樹園で日課の手入れ。
土と樹と水の精霊がクルクルと周りで踊っている。
手伝いか邪魔かはちょっぴり微妙]
さーて、後は寮母さんに頼まれた分だ。
デザートはトルテだといいな。
[大きな手篭一杯の赤い実をヨロヨロと運び始める。
絶妙なバランスは帽子の中のふわふわの寝返りで崩れ]
あ、わわわっ!
[コロコロ転がる赤い実達。
土の精霊達との追いかけっこの*始まり始まり*]
ああ、そうだよ。
昇級試験か……年に何回かある、迷宮突破の実技試験で最後まで勝ち残ると、飛び級できるんだ。
……でも、試験とか面倒だから、あたしはのんびりやってるってワケ。
[質問>>24に答えながら寮に戻り。
食堂への案内がてら、一緒に御飯を食べたりしたかも知れないが、それはそれ]
─西館・実技実習室─
……異界に満ちしアヤカシの力、我が友を介し、我が力となれ……。
[紡がれる短い言葉は、異界と自分を繋げるキーワード。
肩の上の相棒の尾が揺れる。
ぽう、と。
手にした細い皮製の鞭の柄に、真紅の光が灯る]
……異空の揺らめき、集い、形成し、全て貫く槍となれ!
[詠唱と共に、束ねた鞭を握る右手を上へと差し上げる。
揺らめく紅の光。
頭上に形成された純エネルギーの槍は、設置された標的へと飛び、それを貫いて打ち砕く。
静寂を経て、告げられる点数。
一応、課題はクリアしたらしい]
─西館・屋上─
んー、っと、いい天気、いい天気。
[課題終了後、真っ先に向かったのは屋上。
ここでのんびりと翼の虫干しをするのはいつもの事。
同族が少ないせいか、最初はわりと驚かれたりしたのだが]
さーあて、今夜辺りまた、散歩に行こうかな?
[なんて呟きをもらしつつ、しばし、屋上の手摺に座って翼を広げてのんびりタイム]
─南館 古文書資料室─
嗚呼、かくも世に麗しき精霊は満つれど我が意を解さず!
我がまじないは彼らを留めることあたわず!
『この紙を元の場所へ』
…まあ、こちらが古代語だから仕方が無いけれどね。
かといって簡単な精霊語を覚えて話し掛けても通じるモンじゃなしまずきちんと話を聞いて貰えないのはどうしたものか。適正って奴かい。切ないったら無い。
おい、話し相手になってくれても良いだろう。
『上から三冊目の本を此処へ』
ああもう慣れたさ。切ないねえ。
[とか、古代語と通常の言語を交互に呟きつつ、書物の間に埋もれては精霊さんを無駄遣いしているようだ。]
…それとも適正云々という以前に僕が嫌われているのか!
[もう学園内の大概の講義は終わったのか、外からは開放感に満ちた話し声が聞こえて来る。]
[ふと、それにひかれてウェンデルの気が逸れた。]
[ドサドサバサッ]
[ウェンデルの集中力の欠如により、周囲で働いていた魔法が一斉に途切れ、一斉に書物が降り注いだ。*]
― 武芸訓練場 ―
きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうは〜ちっ!
きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅ〜〜〜っ!
いちまーんっ!!
[流れる汗を玉と飛び散らせながら、最後の一振りを終えると同時]
終わったー!めしーっ!
[抜き身で振っていた剣を鞘に納める暇も惜しむように、駆け出…]
「ちょーいと、お待ちっ!」
[…そうとした途端に、またふさふさ尻尾で顔面を、ビッタン!と、ひっぱたかれた]
「いつから礼儀を忘れたんだい、この子は!」
[頭上から首を伸ばした龍の瑠璃の瞳に睨まれて、首をすくめる]
あちゃ…ごめん。
[鞘に納めた剣を腰の剣帯に携え、入口で無人の訓練場に振り返ると、きちりと背筋を伸ばして一礼。同時にあれだけ流れおちていた汗が、すうと引いて、ひんやりとした空気が辺りを包む]
…めしーっ!!
[一瞬の後、再びどたばたと駆け出した男の頭上で、真っ白な異界龍は、ヤレヤレとためいきついて丸くとぐろを巻いた]
[手篭に何とか拾い終えて、ほっと一息。
なのに風が吹いてまたひとつコロコロ]
コラ、悪戯っ子。めっ!
[風の精霊に人差し指を向けて怒るとサヤサヤと梢が鳴る。
反省の合図に表情を緩め、手篭を持ってまたヨロヨロ歩き出す]
んー。
そろそろ、いいかな。
[陽射しを受けた翼を数度動かし、それから、ぴょん、と手摺の上に立ち上がる。
吹き抜ける風に、黒のフレアスカートが揺れた。
ちなみに、ちゃんとスパッツ装備しているので、飛行時も問題はない。らしい]
さぁて、そろそろ寮に戻ろうかなっと。
[軽い言葉の直後の羽ばたき。
白の翼で大気流を捉え、一気に下へと滑空する]
11人目、大地学科1年 クロエ がやってきました。
――武芸訓練場前・廊下――
[廊下を歩いていると、誰かが練習していたのか掛け声が聞こえて足を止める。その声は一万まで続いたかと思うと、一騒ぎあり、そして白い竜を乗せた男が走り去っていく背中が見えた。向こうはどうやら少女には気づいてなかったみたいだ]
・・・凄いですね。素振りは一万回やらないといけないのですか。
流石はラスファ魔法学院。努力家の人達ばかりですね。
僕も頑張らないといけません。
[腰につけた小剣を撫でながら、新たに気合いを籠めて歩きだす]
[風の精霊達がクルクル巡り、楽しげに学院内の噂話をしていく。
クスクス笑いながら歩く先に風が柔らかく舞う気配]
やあ、ゲルダ。
[両手は手篭を支えているから声だけで挨拶]
んん?
[呼びかける声に、くるりと振り返る。
最初に目に入ったのは赤の入った手籠、一歩遅れてそれを支える姿]
誰かと思ったら、果樹園の主様かぁ。
これから、アーデル姐さんのとこ?
[軽い口調で問いを向ける。
笑顔を向けられた真紅の龍は、挨拶するよに尻尾をゆらり]
[ずどどどど、と地響き立てて少女の前を駆け抜けた男は、まっしぐらに寮の食堂目指して進んでいく]
[頭の上の異界龍が、何やら気配を感じたように滑空する別の少女を見上げたのもまるで気付いていない様子]
そ。美味しいデザートになるといいな。
[風の精霊が話していく噂話は各種色々揃っている。
本に埋もれたウェンデルや、一万回の素振りの事も。
土の精霊がカヤの足を突付いて、突進してくる気配の警告]
…腹ペコさんもいるみたいだし。
―寮 食堂―
[足の遅いはずの とべないとり]
[だけれどなぜだか食堂につくのは早くて、
にぎやかな中でだってやっぱりマイペース]
‥‥‥。あまい。
[スプーンをくわえ至福のひととき。
お皿の上には雪のように積もったアイスがあるのです。]
12人目、機鋼学科1年 ローザ がやってきました。
―本館・とある導師の部屋―
それじゃ、失礼します。
[実験の失敗で見事に壊れた扉も机も、パッと見る限りには元通り。単純な作業であればこそまだ未熟でも十分に出来るのだが]
別にあたしは便利屋じゃないんだけどなぁ。
ずっとお世話になってきたとはいえ。
[ぼやきながら屋上に出ると、足下を蹴り空へと躍り出た。
薔薇色の翼が大きく開く。
そのまま風に乗って生活空間たる寮を目指す。
上を見れば色々と見えてしまうわけだが。
特に見えて困るような格好をしていないというか、常にある意味見えているというか…]
だよねぇ、美味しいお菓子は幸せしあわせ。
[にーっこり、嬉しげに笑った。
故郷の山では甘いものはわりと限られていたためか、こちらに来てからは休校日にはスイーツの食べ歩きが趣味になったとかならないとか]
って、何、それ?
[付け加えられたような言葉に首を傾げ、瞬き一つ。
直後、真紅の龍がぴん、と尾を立てた]
[前方に障害物ハッケン…ではなく、人影を見つけて、僅かに速度が緩む]
いよっ!
[すちゃっと手を挙げて挨拶]
じゃな!
[したと思ったら見る間に追い抜いていく]
[同意の言葉は材料の作り手としては嬉しい限り。
カヤの唇が仔を描く]
ほら、来た。
やあ! じゃーね。
[速度を緩め、追い抜いていくイヴァンに挨拶の声]
…転ばないよう気をつけて、って聞いてないな。
土さん、気をつけてあげてくれる?
[大地の精霊達はお安い御用と笑い声]
[...も先ほどの男と同じ方向、すなわち寮の方角へ歩きだす]
さて、そろそろご飯の時刻でしょうか。
お腹すきましたね。・・・ん?
[影が見えて空を見上げると、そこには薔薇の羽で空を滑空する女性の姿。思わず見とれてしまう]
綺麗ですね・・・。僕もあんな風に飛べたらいいですね。
さぞかし気持ちいい・・・うぎゃ!
[空を見上げて周囲をあまり見てなかった...は思いきり果樹園の木の幹に激突してひっくり返った]
[ゆらり、と尾を振る真紅の龍。
その尾がかする感触と、カヤの笑い声に我に返ると、物言いたげな相棒の様子に、またか、と言わんばかりにため息一つ]
……はあいはい、三対だからって、過剰に意識しなぁい。
[呆れたようなやり取りは、これで果たして幾度目か。
真紅の火炎の異界龍にとっては、真白の氷破の異界龍は、色々と]
というか、あいつって、いっつも無駄にエネルギー使ってるわよねぇ……。
[寮の方を見つつ、ぽそりと呟いた]
うわっ!
[なんだか痛そうな木の精霊の悲鳴に驚いて声を上げた。
笑っている場合じゃなかったらしい]
え、ぶつかっちゃった?
それは痛そうだ…ちょっと見てくるよ。
[見てくる、の部分だけゲルダに言って果樹園へ戻りだす。
ヨロヨロしてるから足取りは遅いけど]
ん?
今なにか聞こえたような。
[聞こえるとしたら下からなわけで。
見下ろしてみればなにやらひっくり返っている子が一人]
あーらら。
大丈夫かしらぁ?
[急ぐためよりは趣味のための飛行であったから、旋回して下へと降りていった。
まさか自分が原因だなんて知りません]
あ、それはいいけど。
……それ、あたしが持ってっとこうか?
[戻り始めるカヤの背に、こんな言葉を投げかける。
さすがにというか、よろける様子は気になった]
――果樹園――
[ごちん。ぶつかった瞬間、目の前に星が散った]
あ痛たたた・・・・。
こんな恥ずかしい場面、誰にも見られてませんよね。
騎士たるもの、いかなる時も動じてはいけません。
[額を押さえながら、なんとか立ち上がって辺りをきょろきょろ見回す。と、こっちに向かってくる人影が見えて、慌てて背筋を伸ばした]
―きのう―
へーへー、そっかー。試験はアレだけど、迷宮突破の実技試験って、何か面白そう。昔流行ったとかいう巨大迷路みたいなのかな?
[そんな会話>>42をしながら、食堂の場所も正しく教わり。
折角だからと根掘り葉掘り色々な事を聞いたりと。その中にはゲルダの背の羽のこともあったか。
そうして分かれた後、部屋までの道のりは、曲がり角一つ間違えただけで済んだ。]
―きょう―
[新しい学園生活にはゆっくり適応していく。
まだここに来てから数日しか経ってないが、元来の性格のおかげで段々とクラスメイトとは馴染みつつあった。馴染んだだけで、友人と呼べる人はまだ居なかったが。
基礎肯定…というか、現状授業内容も何も全く良く分かっていないので、これとこれの講義は受けておきなさいと、入学時にどこぞの講師に配分された時間割り通りの授業を本日もこなす。
これでも一応、それなりに多少頭は悪くはないという自負はあったが、それでも全くの1から全てを覚えようとするのは骨が折れた。講義が終わる頃にはぐったりと机に突っ伏し、暫し返事がないただの屍状態に。
心配そうにかけられる級友の声には、辛うじて片手を上げて。]
う、うん、大丈夫、心配しないで少し休ませてー…
[ほっそい濁声でそう告げると、一人二人と去っていき。諸々回復する頃には一人っきりだった。]
[種族的に小さい上、重量過多な荷物付き。
果樹園に着いたのはローザより少し後]
あらら、随分と痛そうだ。
[クロエではなく、ぶつかられた樹の精霊を労う。
手篭を下に置いて小さな手が樹の幹を撫でた]
駄目だよ、樹は避けられないんだから。
動ける方が避けないと。
[クルクル動く瞳が見るのはクロエの額。
めっ! と人差し指を向けて短いお説教]
[カヤに依頼された地精のおかげか、転ぶことも、ぶつかることもなく食堂へと辿り着く]
めしーっ!
[入口から顔を出した途端に、厨房の方から飛んで来る物体X…もといトレイ]
ありがとさんっ!
[どうやらいつものことのようで、鮮やかに両手でトレイをキャッチすると、ほかほかのカレーライス特盛りが乗ったそれを手に、手近なテーブルに腰掛けた]
ねえ、あなた。大丈夫?
[クロエの前へと優雅に舞い降りて小首を傾げた]
何かにつまずいちゃったのかしら。
下を走っているとよくあるわよねぇ。
[クスクスと笑う]
私はロザリンデ。ローザでいいわ。
見かけない顔だけど、新しい人かしら?
あら、果樹園のヌシさま。
[カヤがやってくるとひらり片手を振る]
そりゃ、樹は避けられないけれど。
痛い思いをしたのは一緒だと思うわぁ?
[短いお説教には肩を竦めた]
なら、いいんだけど……。
ま、精霊連中がフォローするから大丈夫かな?
[丁重な断りと共に果樹園へと向かう姿を見送ると、自分は寮の食堂へ]
─ →寮・食堂─
[小さな人がやってきて、ぶつかった木の方を労る。
叱られれば、しゅんとした。その姿は年相応の小娘そのもの]
すみません・・・。私の前方不注意でした。
樹さん、ごめんなさい。痛かったですよね。
[ぶつかった木にぺこりと頭を下げる]
[空から下りてくるは、先ほど見とれてしまった薔薇色の羽をもつ女性。広げられる羽にうっとりしかけて、慌てて顔を引き締める]
はい、大丈夫です。
これぐらいの事でへこたれていては到底聖騎士にはなれませんから。
[と言いつつも、少し涙目になっているのは気のせいではないだろう]
躓いたわけではありませんが・・・。
ちょっとわき見をしまして。
[ちらりとローザの羽を見て言い訳しようと思ったが、言い訳は騎士道に反すると思いなおし、自己紹介をした]
僕はクロエ・ド・ジャルジェ。大地学科1年です。
先月入学したばかりです。
やあ、ローザ。
けど必要ない痛みを与えたのはそちらだよ。
[ローザに手を振り返し、指したままのクロエを見る]
…痛そうなのは同意だけどね。
[たっぷり アイス からっぽ 10皿め]
‥‥‥‥‥?
[ひえひえのはずなのに、急に暑いのです。
顔を きょろきょろ 動かすと、人がいたのでした。]
─寮・食堂─
[中に入ると、まずはとてとてとカウンターへ。
ホットミルクとクッキーをもらって、窓際の席へと向かい]
……元気というか。
氷破と盟約してるわりに、暑いっていうか。
[豪快なお食事風景に呆れたよにぽつり。
クッキーぱくり]
[クロエが樹に謝る様子に表情が緩む。
樹の枝がサヤサヤ揺れたのは謝罪を受け入れた証]
ん、次からは気をつけるように、だって。
[精霊語を意訳して、しゅんとした姿に伝える。
樹の精霊が許したならカヤがそれ以上責める必要は無い。
ローザとクロエの邂逅を邪魔することなく*また寮を目指す*]
[ぱくぱくと器の中身をものの数分で空にして、一緒にトレイに乗っていた水をごくごくと飲み干す]
ふう!ごっそーさま!
[ようやく辺りを見回す余裕が出来て、スプーンをくわえた少女に気付いた]
うん、辛いさ!けど美味い!
[問いに答えて、にこぱと笑った]
あら、聖騎士の候補生さんだったの。
覚えてなくてごめんなさいねぇ。
改めてよろしく、クロエさん。
[ニコニコしながら手を差し出した]
あらごめんなさい。
自分と一緒にしちゃダメだったわ。
[悪戯っぽく笑う様子からして。
未だに自分が原因だとは気付けていない模様]
[暑いという、ゲルダの呟きは頭の上の白い龍が聞き咎めたようで、ふぁさ、と尻尾を一振りすると、辺りにうすらと冷気が漂う。瑠璃の瞳が悪戯めいて細まったのは、冷気を好むはずもない火炎の龍に向けてのことかもしれない]
辛いと、暑いのだよ。
早いと、お腹に悪いのだよ。
[赤い まなこは ぱちくり。
あっという間に食べてしまったものだから。]
‥‥‥ごちそうさま。
[11皿目を空にして全部をひとつに乗せるのです。
傍から見たら、危ないこと間違いないでしょう。]
[目の前の少年が訳してくれた精霊の言葉に安堵する]
ええ、今度こそ気を付けますね。
私が未熟なばかりに痛い目に合わせてごめんなさい。
[そして手を差し出したローザに自身の手も差し出し、握手を交わす]
僕の方こそ、すみません。
まだ学園の人の名前は覚えきっていないものですから。
でも、ローザさんは覚えました。綺麗な薔薇の羽と共に頭の中にインプットしましたので、絶対忘れません、
ヌシさまは常にこの子たちの味方なのよねぇ。
ごめんなさいもしたし。
許してくれたなら一軒落着かしら。
[カヤの表情が緩んだのを見て一安心]
ええと、わたしは寮に戻るところだったのだけど。
どうする?
[小首を傾げて問いかける。
目的地が同じなら、飛ばずに歩いてゆく*つもり*]
[呆れたよに呟いた後は、のんびりと蜂蜜入りのミルクとクッキーを味わっていたわけで。
そこに唐突に感じた冷気に、瞬き一つ。
冬は雪深い山岳部の生まれ育ち、寒さには強い、けれど]
「……」
[真紅の龍の、紅玉の瞳が細くなる。
ゆら、と尾が揺らめき、こちらの周囲には僅かな熱気]
んにゃ、辛いと暑いは、ちょっと違うだろさ。
熱いカレーは美味いけども。
[うぬぬ、と首を傾げて、エーファの前に積み上がった皿を見る]
きみは、甘いのが好きなのな。
[危ないとは思っているのか、でも笑顔は変わらない]
[ かちゃ ] [ かちゃ ]
[重ねられた白いお皿の山は、
ゆらゆら 揺れて いったりきたり]
辛くなると暑くなるよ?
うん、甘いのは好きで、
冷たいものはもっと好きだ。
[絶妙なバランスを保ちながら歩いてゆきます。]
[寒いのは平気ですけれど、
暑いのは苦手なのです。
だから とっても びっくり。]
わ――…
[悲鳴にしては小さくて短い声の代わりというように、
積み上がったお皿は均衡を崩してしまって、
なんだか 世界がゆっくりとして 見えました。]
僕も丁度寮の方へ行こうとしてたんだ。
お邪魔じゃなかったら僕もご一緒してもいいですか?
[寮へ戻るらしいカヤとローザに同行を申し出、しばらくの間歓談しながら寮の方へ*歩き出した*]
辛くなると暑くなる、そーか、なるほどお。
[エーファの言葉と、そのバランス感覚に同時に感心しながら、ひょいと頭の上に手を伸ばして、真白の龍を目の前に抱えあげる]
白雪さん、大人げないさ。
[笑って言うと、瑠璃の瞳がツン、と横を向く。しかし冷気は和らいだ]
[かちゃかちゃと鳴る、皿の山。
なんか、危なっかしいなー、と、思った矢先]
……って、ええええっ!?
[相手が熱気を苦手とするとか、そりゃあ知りませんから。
何が起きたかわからず、思わず大声上げながらも]
ちょ、まっ……それだけ割れたら、姐さんが怖いっ!
[論点そこですか。
それはさておき、なんとか支えられないものかと手を出してはみたりする]
とあっ!とあっ!と…むぐっ!
[落ちてきた四枚の皿の内、一枚を左手、一枚を右手、一枚を口で受け止めて、目をぱちぱち]
カッシャーン!
[被害総額、皿一枚]
「あらま、割れちまったわねえ」
[宙に放り投げられた異界龍は、何事も無かったように盟約者の腹の上にとぐろを巻いて、落ちた皿を見やってぼそり]
[とりあえず、全部ではないものの、それなりの枚数は支えられた。らしい。
なんか一枚、あり得ないズレを示しながら半ば硬直しているのは気にしちゃいけない。
強引に異界バイパス開いて、空間凍らせたりなんてしてませんとも]
……な、なんとかっ……。
[姐さんに殺されずに済んだ、とは。
さすがに自重した。
カウンターの向こうから、白金の龍が物言いたげにしているのは、見ないフリ]
─南館・氷破学科講義室→寮・食堂─
[勉学が終われば飯の時間。
周囲を気にすることなく食事を進めているのだが]
「…ライ、好き嫌い良くない」
煩い。
[食べながら丁寧にキノコだけを取り除けて行く。
その様子に鴉が突っ込むのだが、即一言で一蹴され効果は無い]
「残したら勿体ないし。ちゃんと食べよう!」
…だったらお前が食え。
「ライが食べなきゃ意味g…もがっ!!」
[口煩い鴉に無理矢理避けてあったキノコを突っ込んだ。
この光景も結構いつものことだったりする]
わ、あ。
[ぺたり。
ぱたぱた しすぎて 後ろにしりもち。
直後に甲高い音がして、きゅっと目を瞑りました。
一応、前の人にぶつかったらいけないと思ったみたい。]
‥‥‥びっくりした。
「……修練不足だな」
[落ちた皿にがーん、とかなっていると、真紅の龍がぼそっと呟いた]
……あんたのシンクロが悪いのよっ!
[どっちもどっちです。
とりあえず、無事な皿は手近なテーブルに置いて。
無茶な能力発動の疲労に、くったり。
白い翼が、へしょり、となって見えたかも]
[がばり。]
はっ。ここは何処?私は…ベルティルデ。うん合ってる合ってる。
[むっくり起き上がって口元を袖で拭うも、幸い口から何かが零れているという事はなかったっぽい。]
って今何時?うわああまた結構な時間じゃ!
あうぁ、急いで寮戻らないと。
[わたわたと持ってきた筆記用具や本を慌てて片付けて、とりあえず館が閉められる前にダッシュで南館から脱出した。]
‥‥‥えっと。
ごめん? かな?
[あんまり事態を把握していなくて、はてなまーく。
ぺたりと座り直して、ふたりを交互に見るのでした。]
んむむ…
[両手と口に皿、腹に異界龍という状態のまま、肘と腹筋の力で起き上がる]
ぷは!
[座ってようやく口から離した小皿を異界龍が器用に頭に乗せて支えた所で、ライヒアルトの声が届く]
あー、やっぱ拳骨?
[遠い目をしてみたり]
[事態の把握は、こっちも出来てはいないから、謝られても困ると言えば困るわけで]
あー、えーと。
どうなんだろ?
とりあえず、ケガ、してない?
[くったりしながら問いかける。
虫干し後の白い翼は羽毛がふわふわして、触り心地はよかったりする]
んふ…
[左手首から漏れる血を指先から掬い取り、ホワイトカードになぞれば、薄光とともに血が滲んで広がることなくくっきりとした線として描かれる。
また滴り落ちそうになる血を掬い、描きルーンと成して]
…今日はこんなものかしらぁ…ねぇ?
[誰もいないところに気だるげに問いを発しながらも、手首の針をまち針の要領で傷口を縫う。いちいちルーンを描くのに血を出さなければならないのが手間で仕方ないからこその処置である]
あーあ…がんばったらおなか空いちゃった
[ルーンを描いたカードを胸にしまってゆらゆらとした足取りで寮の食堂へ]
―実験室→寮・食堂―
―寮・食堂―
[寮、かつ食堂まで迷わずたどり着いたのは、昨日ゲルダに案内されたせいか、それとも食欲の為か。]
こ、こんばんはー!まだご飯のこってま…
[荷物持ったまま勢い良く食堂に飛び込むと、何やら騒動が起こったらしいが、最初から見て無いので何が何やら。
ただふっと、何やら悪寒が背筋をぴりりと走り固まった。]
[位置が位置ですから、イヴァンの格好はよく見えずじまい。
でも、 ぴょん っと起き上がったさまに 目が丸くなるのです。]
‥‥‥うさぎ?
[食事も終え、自分の皿を片付けながら]
皿割っといて御咎め無しってこた無いだろ。
[イヴァンの声に通り過ぎ様に返す]
[食器を返しに行って、本人もお残しのために一発貰ったりしたわけだが。
鴉は先程まで座っていた机の上で、お腹いっぱいの状態でひっくり返っている]
[なんて呑気に言ってる場合じゃ、ないわけですが。
ゆっくりと、こちらに近づくピリリとした気は雷撃のそれ。
学院最強存在と、その相方は悠然とこちらに接近中]
村の設定が変更されました。
わたしは、怪我は、してないよ。
[立ち上がって長いスカートの裾を払います。
それから そっと 羽根を なでなで なでなで。
触り心地が気に入ったみたいなのでした。]
[痛む頭を押さえながら、鴉が転がる席へと戻る。
ゲルダ達に近付く怒りの根源から逃げるように、鴉を回収して食堂の隅へと避難した]
だよねー。
[無情なライヒアルトの言葉にため息をついて、無事だった皿をまとめると、白雪さんを頭に乗せ直して、割れた皿の破片に、両手をかざす]
盟約に従いて、我が意を助けるべし。
[手の間に広がった凍気の空間が、割れたかけらをひとまとめに氷の塊に閉じ込める]
―寮・食堂―
あらあら?
なんだかにぎやかね。…ふふ
[ベッティに続く形で食堂に顔を出す。電撃の気配は感じてなお楽しげに。けだるげな、ゆえに甘ったるい声を発して入った]
ん、ケガがないならよかったー……って、くすぐったい、くすぐったいからっ。
[撫でられるのは、別に嫌ではないけど、くすぐったいわけで。
それに気を取られていたら、接近に気づけなかったらしい]
「……で、何をしてるのかしら、あんたたちは?」
[不意に、投げかけられるのは、何とも静かな、静かな問いかけ]
[塊になった皿の欠片を持ち上げて、立ち上がると、近づいて来る気配の方に振り向く]
ごめんなさいっ!
[氷の塊差し出しつつ、ぺこり。ある意味先手必勝の策]
[くすぐったいと言われたものだから、
仕方ないので諦めることにするのです。]
‥‥‥‥‥‥え、えと。
[ですが、急に投げられた声は、
寒さの好きなエーファでも凍るほどの冷たさ。
静かなのに地の底から這い上がるようにおそろしくて、
身を竦ませて かちん と止まってしまったのでした。]
賑やかというか、鬼が見えます私には。
[背後から聞こえた声に思わずぎぎぎと振り返り、当の本人にうっかりでも聞かれる事のないように小声で言う。]
でも何やったんだろ。ってわーぉ、ゲルダさんも居るし。
誰か説明してくれる人…
[渦中の3人組を遠目で覗けば、昨日大変お世話になりました人が居て目を瞬かせる。]
あの、何かあったんですか?
[ときょろきょろし、とりあえず避難してて輪からは外れていたライヒアルトにひょっこり近づいて訊ねた。]
[撫でる手が離れたところで、くるり、声の方を振り返る。
しかし、何をといわれても、説明できなかったりするのだが。
それでも、これは言わねば余計に危険、と]
ごめんなさーいっ!
[全力で頭下げ]
―― →寮・食堂 ――
[カヤとローザの三人で寮まで戻った。お腹が空いていたので...は食堂に向かう。と、何やら不穏な空気]
どうしたのですか?何があったのです?
[寮母のアーデルハイドの気配が剣呑でないのを察して首をかしげた]
いや、えーと、白雪さんが俺を冷やそうとして冷気を出しすぎて、んでグラナートが暖めようとして熱気を出して、それに驚いて彼女が皿を落として、受け止めそこなって二枚割れましたってことで、俺が悪いと思いますごめんなさいっ!
[固まる前に必死でまくしたてた、かなり意味不明だが]
あら?なかなか面白い振り返りかたする子ね
…でも、アーデルさんは鬼じゃないわよ…ふふ
[ぎぎぎと音が出そうに振り返るベッティを楽しそうに見ながらも
寮母こアーデルハイドの怒りの気配も笑み一つで流して
皿が割れたというライヒハルトの言葉に目を一、二度瞬かせ]
仕方ないわね…ところでそこのあなた。私の食事をもってきてくださらない?
[と、ちゃっかり安全そうなとこにいるライヒハルトにも甘えたような声でおねだり]
[一緒にというクロエに頷くけれど歩調は緩めない。
すぐに追いつかれるのはわかってた。
背の高さ、すなわち足の長さが短めなのは不可抗力]
味方なのは当然。友達だもの。
[ローザに微笑み、歓談しながら食堂まで歩いていく。
速度はカヤに合わせて貰ったから到着には時間がかかって。
扉を開いたのは、寮母の登場場面]
あっちゃー。やっちゃったね。
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