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氷破学科2年 ライヒアルト に 4人が投票した。
影輝学科2年 カルメン に 1人が投票した。
翠樹学科4年 カヤ に 1人が投票した。
流水学科1年 エーファ に 1人が投票した。
大地学科1年 クロエ に 1人が投票した。
機鋼学科1年 ローザ に 1人が投票した。
氷破学科2年 ライヒアルト は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、大地学科1年 クロエ が無残な姿で発見された。
流水学科1年 エーファ は絆に引きずられるように 大地学科1年 クロエ の後を追った。
現在の生存者は、疾風学科3年 ゲルダ、影輝学科2年 カルメン、翠樹学科4年 カヤ、月闇学科5年 ゼルギウス、雷撃学科1年 イヴァン、機鋼学科1年 ローザ の 6 名。
[丁度、三杯目を注ぎ終わった頃、ふと、何かを感じてきょろりと辺りを見回す]
[もふっ!]
え?
[気のせいだと思いたいような音がした]
[モグモグとケーキを味わっていた時、なんとも言えない音がした。
もふっ!
としか表現しようのない音の方をクリクリの瞳が見る]
……っ!
[口に物が入ってる時は話さない&話せないので言葉は出ない。
けれど驚きに零れんばかりに常緑の瞳を見開いた]
[コロコロと転がる牡丹色の先には菫色と濃青色が。
ぶつかったかと思うと絡まるように一つになって]
…あ。
[もふっ!
もふもふっ!
もふもふもふもふもふっ!]
クロエちゃん、エーファちゃんっ!
[声より早くふわふわは増殖する。
二人の姿はもふの山の中へと消えてしまった]
[新たにやって来た面々にケーキを渡し、自分もケーキをのんびり味わいつつ。
少しは落ち着いたのかな、とライヒアルトの方をちらり、と見る。
何やらケーキに夢中になっているらしい様子に、思わず笑いそうになったが、それは抑えて]
黙々食べるのはいいんだけど、感想くらいは言ってよねー?
[軽い口調で呼びかける。
それに、何か反応が返るよりも早く]
[もふっ]
[なんか、不吉な音がした]
……え。
[何時の間に現れたのか。
上の方にはふんわりとした、パステルカラー]
ちょ、上っ!
あぶなっ……。
[警告は、力の限り、遅かった。
もふふっ。
それだけ聞くと長閑かも知れない音ともに落ちてきたそれは、文字通りの問答無用でライヒアルトと鴉を押し潰し──]
……ええっと。
そりゃまあ、確かにあいつ、色々と無理はしてたみたいけど……。
[巨大ふわふわがころん、と後ろにひっくり返った後には、一人と一羽の姿はなく。
口をついたのは、こんな一言]
[黙々と、どこか満足そうにケーキを平らげて居たのだが]
……まぁ、美味いk……あ?
[感想を、と言われて言いかけたところで不吉な音。
ゲルダの警告に上を見ると、眼前に差し迫ったパステルカラー。
否、至近距離だったためにほぼ黒に近かったことだろう。
声を上げる間もなく鴉共々、巨大なパステルカラーのふわふわに押し潰された]
ちょちょちょちょちょっ!
[つい昨日も似たような光景を見たはずですが]
わーっ!だいじょぶかーっ?!
[あわあわとふわふわを掘り返すのも、昨日と同じ〜♪]
あああ、こんな姿に…
「いいかげんにおしっ!」
[おもいっきり白雪さんの突っ込みが入ったのも同じかも。違うのは消えた二人の名をまだ覚えていなかったので、言い間違えすら発生しなかったということだけでしたとさ…チャンチャン♪]
[ふわふわが人を弾き出すのを直接見たのはこれが初めてのせいもあり、思いっきりぽかん、としていたのだが。
ローザの上げた声に、はた、と我に返ってそちらを見やる]
て、そっちはどうし……って、えーっ!?
[視線の先にはもふの山。
飲まれる二人の姿が、辛うじて見えた……かも]
[巨大なふわふわがひっくり返った後には誰もいない。
ソファーからぴょんと飛び降りて巨大ふわふわを捕まえる]
今の、どうやった!?
とにかくこれを調べれば少しは進展が…あ、こら、うわっ!
[ぼふーん☆
小さな両手で捕まえると言うよりしがみついてたふわふわ。
それが間抜けな音を立てて無数の小さいふわふわになり逃亡]
こらー、まてー!
[一つ二つは腕の中に囲い込んだが、ローザの声に気を取られ]
ちょっと、そっちはそっちで、どうなって…!?
[慌てて発掘現場に向かうも二次災害になりそうで見守るばかり]
痛いさ、白雪さーん。
[段々きつくなる突っ込みに、涙目になりつつ、ゲルダの声を聞いて顔を上げる]
え?ええ?今度はライさんもか?
段々飛ばされる人間が増えてるってことは、ふわふわの吹っ飛ばす力が増えてる、とか?
[三人の飛ばされ方の違いなんかは、全く理解出来ていないので、そんな認識になってしまうらしい]
あ、あ、あ…!
[イヴァンと一緒に掻き分け、ザラザラと崩れたもふ群の中には。
当然の如くクロエの姿もエーファの姿もなく]
基準がわからなすぎ…。
[近くのテーブルに避難させておいた三杯目を取り上げて、気付けも兼ねてゴクリと一気飲み。
白雪さんと一緒に思わずイヴァンに突っ込んだ。ぺちん]
…あ、めっちゃ明後日。
[ほろ酔い中に編もうとした術式はものの見事に文法間違えてて、
カルメンのところに飛んでいってたらしいよ。]
[視界は直後に明るくなる]
…一体何だってんだ…よ!?
[悪態をついたところで自分の状況に気付いた。
足は地に付いておらず、身体は浮遊感を感じ取っていて。
もちろん重力に逆らわずに落下を始める]
ちょ、何でこんな場所っ!
-制御せしめ 落つる力
-我が意思の下
-その力を従わせよ!
[落下速度をコントロールする魔法。
その詠唱を行い、自分にかけ、重力のままに落ちる身体の速度を緩める]
[ゲルダのケーキをぱくり。甘い口どけが拡がり至福の時。
そのため、周りに注意を払ってなかったことが不幸を呼ぶ。
ローザの叫びにケーキから意識を離す。]
また、あの仔が突撃してきましたか。
どうやら僕は紫とは相性が悪いみたい―――え。
[様々な色のふわふわが突如増え始めて、...を覆う。
咄嗟に近くにいる筈のエーファを見るものの、
彼女も同じようにふわふわに飲み込まれていて。]
……確かに、一人ずつ増えてるわね。
[イヴァンの言葉に、今更のようにそれに気づいてみたり。
でも、なんとなくそれは違うような気もするのだが]
ほんと、基準がわかんないわよね……。
[ローザの言葉には、思いっきり深く、頷いた]
[落下ダメージの心配をなくすと、一呼吸置いてから周囲を見やる]
……ここって。
学内だってのは確かだな。
寮があっちに見えるってことは……結界の外、か。
[先程まで寮内に居たわけで。
それなのに寮の外観が見えると言うことは、中から弾き出されたと直結出来るだろう]
ついに俺も弾き出されたってことか。
窮屈な思いしないで良いのはありがたいんだが。
[そう思っても、寮にかけられた結界が解除されていないことに僅かばかり心配の念が頭を擡げる]
ライヒアルトくんも、なの?
って何でまたこう一気に。
[ゲルダの声に振り返るも、分からないと首ふるふる]
ふわふわが力を溜めてるの?
それなら解決に向か…うかなぁ。
[思いっきり怪しいと思った。はぁ、と溜息が零れる]
[半月型の映像を見ていたら、ピノ君がみぃみぃ騒ぎ出した。]
え?何何?
「いくよ、くるよ!」…って何が?
[フォーク咥えたまま、頭の上のピノ君に視線を合わせたため、モニターの中の変化に気づくのがちょと遅れた。
いつもの1.5倍くらいの速さでころころと、ピノ君が動き出した所ではっと、モニターを見ると。そこには巨大ふわふわが。]
あっ!
見逃した!
[そこじゃない。]
あう、ごめんなさい。
[ぺちんとローザに続けて突っ込まれると、大きな身体を少しばかり縮こまらせる]
確かに基準が良く判らないてば、判らないけども、今まで消えたうち二人はふわふわの声が聞こえるって言ってたさね。
関係あるのかねえ?
[なんとなく床に胡座をかいたまま、思案顔]
「関係ないんじゃないかね、ふわふわの考えることなんざ適当だろうさ」
[頭の上でとぐろをまいた白雪さんの無情な一言に、かくりと首を落とした]
[ばちん]
[変な音とともに、ふわもこの圧力が一気に消えたと思ったら、
いきなり空に浮いていて、そのまま重力に引かれて落ちていく]
きゃああああああああああ!
一体どういうこと!
[あまりのことに魔法を唱えることすら忘れて落ちる]
[ケーキに手を伸ばしかけた、そのときのこと。
視界を覆うものより
潰されそうという危機感より。
――くんっと、なにかに引っ張られる感覚がありました。]
「おーい、ライ。大丈夫かー!?」
[同じく宙に放り出されていた鴉が着地した青年へと声をかける。
鴉は放り出されても飛べるので何ら問題は無い]
平気だ。
……いや、少し平気じゃない……。
[ケーキのことを引きずって少しどんより]
「怪我してないだけ良いだろうに。
それより、先に弾き出されたあの二人ってどうしたんだろうな?」
…さぁ。
どっかで保護されてるんじゃねぇの?
わ、 わ???
[聴こえる「声」はひどく慌てたものでした。
それは、あおい子のことば。]
なに、なに、計算外ってどういうこと―――――
[青年は鴉と話をしていて、他に弾き出された人が居ることに気付いていない]
[もちろん自分の上から落ちてきていることも]
[はあ、と大きく溜め息をまた一つ]
ん、考えてもしゃーないさ!
「特にあんたはね」
あっはっは、確かにー!
[毎度の立ち直りを見せながら、トレイを構えた]
とにかくっ!御飯のために、ここを掃除するさー!
とりゃああああああああっっ!!
[ぶん回されたトレイにぶわっと舞い上がるふわふわたち…そして、当然、その結果…]
[もっふり!]
うん、ライヒアルトも。
あー、もう。
考えてもわかんない事、考えても仕方ないとは言うけれど。
[さすがに考えちゃうなあ、と思いつつため息一つ。
直後に、イヴァンの威勢のいい声が聞こえ]
って、あんたは何やって……!
[突っ込みは、思いっきり、遅かった]
[誰がどうなったのかわからない。とりあえず画像を良く見ると、残っているのは。]
ゲルダさん居る、イヴァンさんも居る、あとローザさんも居るし…ほ、他は?
[どうやら画面が固定されており、それ以外の人が見えにくい状態で。おろおろ。]
上手く行きませんでしたかぁ。
[ゼルギウスの声に溜息は重なって]
まったくよねぇ。
ああ、そういえばそうね。その辺何か関係あるのかしら。
でも意思疎通できる人を送る意味とか…。
わっかんない!
[結局放り投げました。
イヴァンには小さく首を振る。何となくボケに走る気持ちが分かってきたらしい。わざとかどうかは別として]
[ふと。何か違和感を覚えた。]
な、今度はな――て、あ、そうだ!
出てくるかもしれないんだっけ!
ど、何処から?
[きょろきょろ辺りを見回すけれど、近くには何も見えないようで。
食べかけのケーキ皿片手に、ピノ君頭にのっけたまま、たたたと違和感を強く感じる方へとかけてゆき。]
[地面が段々と近づいてくる。
じたばたじたばたするも空中ではどうすることもできず]
あ、あぶなーーーーい!どいてくださいーーーい!
[真下に誰かいるのに気づき叫んだものの、間に合っただろうか。
そのまま一直線にその青年に向かって落下した]
うん、考えても仕方なさそう。
って、なにをやっ…きゅう。
[近くに居たのが運の尽き。
しかも身を守ろうとマナを集めてしまったりするものだから。
カヤと三人揃ってふわふわの海に*沈んでいた*]
…先生達に報告するべきかなぁ、やっぱ。
「報告前に捕まって根掘り葉掘り聞かれそうだけどな」
[そんな他愛もない会話を鴉とその場でして。
ふと何かが聞こえて上を見る]
……んなっ!
[先程の自分同様落下してくる人影。
気付くのが遅れたせいか、フォーリンコントロールの詠唱は間に合わず。
半ば受け止めるような形で落下してきた人物に潰された]
[ちなみに鴉はちゃっかり逃げている]
[そんなクロエの上からさらにペンギンが一羽、
ひゅるるるるるるる ずどーん。
その衝撃で、目をくるくる回してしまったのでした。**]
[べちゃ。]
[なかなかいい音をたてて、...はライヒアルトの上に着地した。
更にその上から降ってくるペンギン一匹]
ああああああ、ごめんなさい。大丈夫でしたか!?
エーファさんもしっかり!!
[落下の衝撃はお陰さまで思ったよりもなくて。
慌ててライヒアルトの上からどく。
目を回したペンギンを抱きかかえてぺちぺち頬を叩いてみた]
[お皿とか何か色々もったまま、ピノ君と一緒に結界周りを駆けていると。
『どすっ!ずどーん!』
何かすごい音と衝撃がして、小さく叫ぶ。]
うひゃ!!
…ど、どっち?あっち!?
[音と衝撃のした方へたどり着くとそこには。
何か可哀相な事になってるライヒアルトと、ペンギンをぺちぺち叩いてるクロエが居た。]
いた!
わ、わ、ライさん!それからええと…だ、大丈夫!?
あそうだ!ピノ君お願い!用務員さん呼んできて!
[クロエとエーファの名前はまだ覚えてなかったので、慌てて近づきながら。
ピノ君は何故だか素直に『お願い』を聞いてくれたようで。
頭からふわふわ飛んでった。そのうち用務員さんの所までたどり着く…と、思う。多分。]
[何やら二段構えで衝撃を受けた。
仰向けの状態でしばらく目を回す。
イヴァンでもあるまいし、流石にダブルパンチを食らって意識を保てるほど丈夫では無い]
「うお、ライ大丈夫か!? おい!?」
[鴉が青年の頭上を慌てた様子でくるくる回る]
[さて昨夜、ベッティが校舎へ消えたあと(ついでに日が上ってから)ウェンデルも研究室あたりで寝ていたようなのだが]
……んあ?
[何やら気配を察知して起きた。
欠伸混じりで騒ぎのあたりに転移する。]
おー…
[真っ先に見たのは、乙女二人(?)を身体で受け止めたらしいライヒアルト。]
ライヒ君、ぐっじょぶ。
ついでに水、お茶、コーヒー。
喉乾いた。
[親指立ててまた欠伸。*]
わわわわ、ライさん気絶してるし!
あ、ウェンデル先輩!ってお茶用意してる場合じゃー!
[何かまだ寝ぼけてるような気がするウェンデルを、何とかしてほしそーに見るものの、回復魔法とかそういやこっちも駄目なんだっけとあうあう。]
あう、えと、と、とりあえずお水お水…。
[携帯していたハンカチを水差しで濡らし、ライヒアルトの額に当てて応急処置。]
えと、鴉さんの方は大丈夫?
[感覚共有しているディルクの方も心配そうに。]
[ペンギンの方は頬を叩いても反応は無く。
ライヒアルトの方も衝撃で気を失ったままだ]
大丈夫ですか・・・。
こうなったら、また治癒魔法を使って。
『大地を統べる偉大なるヨルムンガンドよ…、
彼の者に優しき大地に抱かれ、静かなる眠りを』
[ライヒハルトに治癒魔法をかけようとして、
うっかり構文を間違えたせいで逆に眠らせてしまった。]
「意識途切れてるから感覚も遮断されてるんだ。
まぁ、ちぃとばかし鈍い痛みは来たけども」
[大丈夫、と鴉は言う。
応急処置をしてくれたベッティに鴉は礼を言いつつ、その傍らへと降り立つ]
「んで、こっちはどうなってんだ?
寮がああ言う風になって騒ぎになってたりはしないのかね」
[クロエの詠唱のお陰で何やら青年からは安らかな寝息が聞こえます]
[ウェンデルにもかかってる気がしないでもないが]
[駆け付けた「居なくなった筈の二人」の前でもおろおろ]
どうしましょう・・・。僕の方は全然大丈夫ですけど、
エーファさんと先輩が意識を失ったままです。
[物凄く動揺していると、いつの間にかやってきた菫色ふかふかが慰めるように...の肩に止まった。何故かケーキの皿をその頭に載せている。なんと無事に死守したようだ]
[そっちは平気と尋ねた所、クロエは無事っぽいがエーファの方はこちらも宜しく気絶したままぽくて。]
どしよ、用務員さん来てくれるまでどれくらいかかるかな…。
あ、治癒魔法使えるんだ!
[とクロエの詠唱聞いていたら、何かライヒアルトとウェンデルが眠りだした。]
おおぅ…ね、寝て治すというやつですか…!
[その場合ウェンデルは関係ないわけだが。]
[ディルクの返事にほっとしたのは、ライヒアルトには申し訳ないが、不幸中の幸いというやつだ。]
そうなんだ、よかったー。
ううん、私もこっち落ちたとき助けてもらったし。
もちつもたれつ?
[と言いながら。質問にはうーんと少し考えて。]
うん、ちょっとは騒ぎになってたみたい。先生たちに色々聞かれたよ。
でも『これも臨時の実地課題ということで』って事になったらしいよ。
他はえーと…。結界から出てきた人は、結界内要観察チームというか。経過見つつ後でレポート出しなさいって。
それから、寮が使えないから、家が遠い人は校内で寝泊りしなさいって。
[と、こっちに来てからの経緯を大雑把に話した。]
「あーあー、なんつーか。
全く先生達らしいわ」
[臨時の実地課題と聞いて鴉が半笑いになった]
「ま、無理難題言われたわけじゃないから良いかな。
校内で寝泊まりは良いんだが、どうやってライを運ぶかだなぁ」
[魔法のお陰でしばらくの間青年が起きる様子はなく。
ましてやベッティやクロエに運ばせるわけにも行かず。
おそらくはギュンターが来るまではそのまま寝かせておくことになる*だろうか*]
[鴉の半笑いにはこっちもあっはっはと笑うしか。]
ぐっすり眠ってるからねー…。
[とはライヒアルトとウェンデルとエーファだ。
エーファの方は、クロエが抱っこしてるから任せるとしても。
男二人を運んでいける力は流石に持ち合わせちゃ居ない。が。]
はっ。こういう時の魔法じゃまいか!
えーと、物を運ぶ呪文呪文…。
[と初心者用の杖片手に何やらぶつぶつと。]
海のごとくたゆう 大気の流れよ
我が意に従い 力となれ!
[ふわんと杖を振るうと、風が集まりライヒアルトとウェンデルを包みこみ――――――
空高くぶっ飛ばした。]
う、うきゃあああああああああああああ!?
[ぽーんと上空に放り出された二人。
地上でどどどどうしようかとあわあわぐるぐる。
ちなみに、もいっかい魔法使って受け止めるという思考回路は停止していたり。
クロエやディルクが何か言ったかもしれないが、耳に入れる余裕はないないない。
ひゅぅぅぅと落ちてくるのを慌てて下で受け止めようとするのは、流石に魔法を使った責任感からか。むしろ危ないわけだが。
ぶつかるー!と目をぎゅっと閉じたところに。
もさん。
割って入った薄青色。]
[いつまで経っても衝撃が来ないのに、おそるおそる目を開けると、上空にはおっきなふわもこが。]
え、あ…ピノ君!?
[薄青ふわもこピノ君は、二人を受け止めそのまま地上にぼふんころん。
そこからずるっと落ちた二人が無事なのには、ほっとしてその場にへたり込んだ。
その後「こらあっ!何やっとるんじゃ!?」と途中からの一部経緯を見ていた用務員さんに、こっぴどく叱られたわけですが。
ともあれ、用務員さんに見てもらい、回復が済んだあと二人を運ぶ手伝いしながら、自分も一旦校舎へと戻っていった。
何か巨大になってたピノ君は、大変良い枕になりました。*ぐっすり。*]
て、主様……。
[あきれ返ってたら二次災害]
ローザも何やって……!
[ふわふわもこもこ。
増殖するふわだまりに、ローザと、更にゼルギウスまで沈み込み]
……あんたらねぇ……。
[へしょり。
そんな感じで力が抜けました。
いっそ自分も沈もうかと思ったくらいに。
しかし、それでは収拾がつかないわけで。
いや、元々ついてないけど]
呼吸くらいは、確保しとくか……。
[あたしはふわふわ掃除人か、と内心一人突っ込みいれながら、風を起こしてふわふわを追い散らす。
『きゃー』とか、『うきうきー』とか、緊張感のない声が異界龍には聞こえたかも知れない。
適当に追い散らすと、なんか疲れたので近くにあった瓶の中身を、ロクに確かめもせずにグラスに注いで、一口]
「待て、盟約者! それは……」
[行動に気づいた真紅の龍が突っ込みを入れようとしたが、遅かった]
……ふみ?
[一口、飲んだ所で上がる妙な声]
あれ、これ、なぁ……。
[これ、なぁに、と。
問うより先に、世界が回る。
くるくるくるくる、ゆらゆらゆら]
「……遅かったか……」
[真紅の龍が、処置ナシ、と言わんばかりに嘆息するのを遠く聞きつつ。
耐性ほぼ皆無のアルコールの影響で、*その場にくったり*]
うぅ、失敗ぃ。
[それでも埋まった中では一番、対ふわふわを考えていたからか、今回は復活が早かった。
額を押さえながらふるふると首を振って、目を開けると]
あれ、ゲルダ。
[くたりんと座り込む幼馴染の姿。
何となく目が合うのはその契約者の方で]
飲んだの?
「飲んだな」
……ご苦労様です。
[瓶を指差して尋ねれば呆れたような声が返ってきた。
水差しを取ってくると新しいグラスに注ぎ交換させる]
ほら、無理でもこっち飲みなさい。
あなたの場合、一滴だって酔っ払うんだから。
[自分はグラスに残っていた分をゴクリ]
うぁ、甘。
ってこれまさか。
[グラスを確認すれば艶やかな深紅色が揺れている。
もう一口含めば推測は確信になるわけで]
…じ、事故よね、事故。
注いじゃった分はもうどうしようもないし。
の、飲むためにあるんだし、ね!
[それでも雷からは逃げられないだろうなぁと。
最強の人の秘蔵酒片手に目が*泳いだ*]
「そうだそうだ、こう言う時の魔法だぜー」
[ベッティの腕を知らない鴉は囃し立てるように言う。
巻き込まれないように離れ宙を舞い。
その様子を眺めていた。
のだが]
「って、えええええええええ!?
ちょ、待って、ラーーーーイ!?」
[空高く舞い上がってしまった青年+αに度肝を抜かれた]
「お嬢さん降ろして降ろして!!」
[慌ててベッティに頼むも、彼女もパニクってるらしく、落下地点でオロオロするばかり。
鴉も鴉でその身体では受け止めることも難しく。
飛ぶのも忘れて、ベッティの周りの地面をバサバサくるくる走り回るだけに]
[間に合わない。
そう思った矢先に差し込む大きな影。
翼で頭を覆うようにしていた鴉は、衝撃が無いことに恐る恐る上を見上げた]
「あ……助かったぁ〜……」
[見上げた先には大きな薄青。
それが地面へと転がると、空に飛ばされた青年達も地面にずり落ちた]
「…お嬢さん、魔法下手だったんだなぁ」
[ぽつりと鴉が漏らした呟きは、果たしてベッティに届いただろうか]
[その後青年達は駆け付けたギュンターにより手当され、校舎の中へと運ばれた]
「あーもー、一時はどうなることかと…」
[さっきの騒ぎで鴉も少し憔悴した模様。
寝かされた青年の腹の辺りに倒れ込み、休息と言う名の睡眠に入る。
鴉の重さに少し魘されてるっぽい青年が目覚めるのはもうちょっと後の*話*]
[そんな騒ぎは露知らず、ぐっすり眠っていた訳ですが]
…落ちるッ
[がばっ]
………夢か。
[どうやら、南棟の資料室に運ばれたようだ。
此処も、何人かの生徒の寝場所に使われているらしく、寝袋やマットレス、毛布などがぽつぽつと置き去りにされている。すべて抜け殻なのは、持ち主が授業に出ているからだろう。
ウェンデルが、何か飲み物は無いかと辺りを見回すと、ライヒアルトが唸っている。
その腹の上でもぞもぞしている鴉の頭を指で撫でた。]
[資料室から出ると、あちこちの教室から講師の声が聞こえてくる。
教室の隅に寝具や生活用品を追いやり授業を行っているようだ。逞しいと言うべきか、呑気と言うべきか。大体どこの教室も同じような状況なのだろう。
その中でも、男女の居住空間は自然と分離しているらしい。
ウェンデルはそんな様子に感心しながら、校舎の外までぶらぶら歩いて行く。
休養を兼ねた『臨時の実地課題』を与えられたウェンデルたちは、いまのところ特に授業へ出席する必要は無いと言い渡されている。ただ、元々講義よりも実験とレポート提出の多い学年のウェンデルにはあまり関係が無いようにも思えた。]
[イヴァンが巻き起こしたふわふわタイフーンに埋もれる。
二次災害を恐れ下がっていても巻き上げられては避けられない。
ゲルダの尽力で助けられてようやく一息]
あー、ビックリした。
ありがとうゲルダ。
[翼で風を起こしているゲルダに声をかけ、イヴァンを見る]
巻き上げちゃ駄目だよイヴァン。
部屋の中で循環しても、また降り積もるんだから。
ローザも大丈夫? カルメンとゼルギウスは?
[キョロキョロ無事だったり無事でなかったりする面子を確認。
とりあえずまた消えてはいないことに息を吐いてパタパタ払う]
あーあ、一匹しか残らなかったな。
…少しは手がかりになるといいんだけれど。
[一匹しか残らなかったライヒアルトもっふり犯の一部を握る。
手の中で何か言ってるかもしれないがカヤには聞こえない]
とりあえず、寮母さんに追えるかお願いしてみ――
[ぷつっと声の途切れたクリクリの視線の先にはローザのグラス。
見れば傍にゲルダもくってりしてて、思わずつばを引き下げる。
イヴァンはイヴァンで龍にお説教を受けているし。
落雷の予感に、帽子とマフラーに隠れ*遠い目になった*]
[校舎を出ると、途端に何とも言えない良い匂いが押し寄せ来た。
どうやら、寮と共に結界内に持っていかれた食堂の代わりにテントを張り、炊き出しを行っているようだ。
何故か色とりどりのテントが並び、どういう勢いだかさまざまなメニューがブッフェ形式で並ぶ様子は最早お祭りである。実は学園自体は、突如出現した結界を楽しんでいるのではないかという疑惑すら頭を擡げてくる。]
あ…う…ま、眩しい
眩しいと言うより日差しが痛い…!
[ウェンデルはというとそれどころじゃないんだが。]
[顔の上に手でひさしを作りながらどうにかスープとパンを貰い、ひぃひぃ言いながら校内へ逃げ込んだ。挙動不審である。
それらを持って資料室へ戻る。食事を取ったり、パンをちぎってはディルクを餌付けしてみたり、起きたら怒りそうだと思いつつライヒアルトの寝顔を眺めてみたり。*]
─南館・資料室─
[ウェンデルに撫でられた鴉は寝ぼけた状態で翼をもぞもぞ。
まだ起きる様子は無く、鴉も青年も惰眠を貪った]
[先に起きたのは鴉。
青年はまだ魔法が効いているのか眠り続けている。
鴉が退くまでは魘されっ放しであるのだが]
「……んあー、そうか。弾き出されたんだっけ」
[青年の腹の上で鴉はぼへーっとしている。
戻って来たウェンデルにパンを出されると、しっかりと餌付けされたり]
[そんなこんなで青年も目を覚ます。
まだ頭がぼんやりしているのか、寝転がったまま視線は天井を見ている]
………あ?
「おっ、ライ起きたかー!
痛いところとかはないか?」
[声に気付いた鴉がばさりと羽ばたき青年の下へ。
近付いた途端、青年は鴉の頭を思いっきり引っ叩いた]
…お前また俺の腹の上で寝ただろ。
「え、あ、その。不可抗力と言うか…」
何回止めろつったら分かるんだお前は!
[ギリギリと鴉の頭を締め付けるように握る。
痛みにバタバタと翼を羽ばたかせる鴉。
青年の気が済んで手が離れ、鴉は床できゅうと気絶した]
………〜〜〜っ。
[その直後に青年も頭を押さえて蹲ったとか]
やあおはよう、ライヒ君。
[まだ忍び笑いをしている]
とりあえず、食べる物は持ってきたから食べたらどうだい?
それと、寝癖がついているよ。
[ひとしきり笑ったあと、ごくりと水を飲んだ。]
[笑い声にその存在に気付き。
バッと顔を上げた。
笑われているのを理解し、眉間に皺が寄る]
…………どうも。
[それでも食べ物に対し一応礼を言い。
寝癖と言われて一旦そこを抑えるが、直ぐに気にせず食べ物に手を出した]
君も弾き出されたんだねえ。
やああれ、痛いよね。何とかならないものか。
ベッティちゃんとピノ君が言うには、あの結界の核と思われる人物をふわふわが押し出してるらしいけど、頑張りすぎだよねえ。
[伸びたディルクを指でつついたりしつつだらだらライヒアルトを眺めている]
痛いと言うよりは、度肝を抜かれた感じが。
[潰された時のインパクトが強すぎて、痛みなどそっちのけだったらしい]
ふわふわもあの状態が居心地悪いんじゃないか?
ただでさえ自分らがぽんぽん際限無く増えてってるんだし。
[パンを千切って口の中へ。
食べながらウェンデルへと言葉を返し。
鴉は気絶したままぴくぴく痙攣]
……そう言う先輩は見た感じやる気皆無だな。
あれを生物…と言って良いのかは分からないけど、一応生物は繁殖を喜ぶんじゃないかな?
まあそれは良いとしてだ。
僕には優秀で面倒見の良い後輩が居るし、心配しているのはゼルギウスのバイオハザードくらいだよ。
そのうち結界が解けて皆が出てきたら全員吸血鬼になってました、じゃあ大変だからね。
あとは押し出される時に女の子腰がでも打ちやしないか、とか。
[ディルクの翼を持ち上げてみたり。びろーん]
―昨日、外―
[魔法下手、とのディルク談には、まったくもってその通りなもんで乾いた笑いを浮かべながら横向いた。]
や、10回に1回くらいは綺麗にできるんだ…!
[成功率がどっかの蘇生魔法以下だとか。]
―で、本日―
[目が覚めたら、ピノ君はいつの間にか縮んで、背中の上でころころり。]
……ふぁぇ?
[寝起きはぼーっと、まだ寝っ転がったまま辺りを見回す。枕にしていたふかふかが無くなったおかげで、ちょっと体が痛かった。]
増え過ぎると抑制がかかるのが節理だぜ。
無尽蔵に増えて、生活空間や食料の獲得が困難になると、生物は自然淘汰されその数が抑制される。
今のふわふわにはそれが起きてるように見えるけどな。
[現にどこかで共食いがあったようだし。
それは青年達には与り知らぬところではあるが]
ゼルギウスだってそこまで見境ないってのはないだろう。
それに吸血鬼になったとしても、一日かそこらで戻るっつー話だった気が。
出てくる場所が空中だけとは限らないし。
むしろその状況で対応出来ないっつーのはどうかと思うぞ。
[面倒見が良いとか言う話は心当たりがないのでスルー。
他に対しては返答しながら、女性に気をかけるウェンデルに対し、相変わらずだなぁ、とか思ってたり。
鴉はなす術なくびろーんとぶら下げられた。
その状態でようやくハッと目を覚ました]
なるほどね、ふわふわの自然淘汰というのは大いにアリだ。
[目を覚ましたらしいディルクを軽くくすぐった。どうも真面目に考える気はなさそうだ。]
ところでライヒ君はどうしてディルクを使い魔にしているんだい?
いかにも一匹狼を気取っているのにねえ。
[返答はあまり期待していなかったが、予想以上の気楽っぷりに僅かに溜息。
パンとスープを早々に平らげて、容器を片付ける]
……何だって良いだろ。
[鴉を使い魔にしている理由を聞かれ、一度鴉に視線を向けてから、すぃと逸らした。
擽られた鴉はくすぐったそうに身体を揺らした]
「ぬあっ、やめー。兄ちゃんくすぐるの止めてー」
[ぎゃー、とか大袈裟に騒いでいる]
[気を失っている間にいろいろあったようですけれど、
エーファはクロエのおかげもあって平和なものでした。
寝て起きて元気を取り戻すと、
すぐさま外へと向かって、
ペンギン姿のままで、ぺたぺたぺた。
行き先は昨日落っこちて来たところです。]
[目を覚ませば一人…というわけではなく。程近い場所にクロエが。ペンギンはいないっぽい。]
ペンギンさん…エーファ、っていってたっけ。あの人の使い魔かなぁ。
[とか勘違いしつつ、まだ寝ている人を起こさないように、こっそり寝倉になってた教室を出た。]
ふふ…ほれ、ここかい?
それともここか?
[翼の付け根や首をこちょこちょ…。それからディルクを床に降ろす。]
まあ、何でも良いけどね。
いやあ昨日思い出したんだけどさ、そういやあ新入生は使い魔との契約を薦められる事が多いなって。
特に、異世界から落ちてきた子はね。
[悪かった、というようにディルクを撫でた。]
(‥‥‥どこ?)
[声のない問いかけは普通のひとに
伝わることはないのですけれど、
返って来るものはありました。
土むき出しの地面のそばで立ち止まり、
手先を使って穴を掘ろうとします。]
「いーやー、えっちー」
[鴉はげらげら笑い続ける。
擽りが止まり、床に下ろされると結局ぐてーっと床に伸びた。
笑い疲れ]
……俺はこの世界の人間だ。
ディルクとは、ここに来る前から一緒だった。
[ウェンデルの方は見ずに、青年はそれだけを呟いた。
撫でられた鴉はウェンデルに対してパサパサと軽く翼を振った。
気にするなと言った態]
そうかい。
[ウェンデルもライヒアルトではなく、気の良い鴉に話し掛けるように、特に興味も無いように答えた。]
それで、異世界からたった一人でここへ来て、魔法なんてものの無い世界から来た子が、使い魔をとらない理由は何だろうと思っていただけさ。
しかし僕には分かりそうもないねえ。
[そう言って立ち上がった。]
それじゃ、ライヒ君、食器は片付けておいてー
[ほりほり
ほりほりほり。
ほりほりほりほり。
‥‥‥‥‥。
羽で根気よく掘りつづけ、
中から出てきたのは、あおいふわふわ。
その色は昨日よりもっと濃くなっていました。]
(よか‥‥‥)
「もー、なんなのよ、なんなのよー!!」
[テレパシーではなく、音のあるふわふわの 『声』。
びっくりして、目がまんまるくなりました。]
ぷっはあー!
[ゲルダの起こした風のおかげで何とかふわだまりから頭を出す。聞こえたカヤの忠告にはこくこくと今更ながら頷いた]
やっぱ、掃除は地道にやらなくちゃ駄目なんだなあ。
[しみじみ言ったところで、白いもふもふ尻尾が、びったんと鼻にヒット。さすが、異界龍。どうやら、素早く自主避難していた模様]
「まったく、あんたって子は…」
あう、ごめんなさい。白雪さん。
「謝るなら、巻き込んだ子たちにしな。ちゃんと散らばったふわふわも片付けなきゃいけないよ?」
[懇々とお説教されて、思わず正座]
うん、わかったさ。
みんな、ごめんなー。
[言いながら、周りを見渡すと、まだ半ば埋もれてるっぽいゼルるんを掘り出してみたりして]
「やんなっちゃう、やんなっちゃうー。
せっかくうまくいってたのにぃ」
[ぴょんぴょん 20センチくらいのあおい子、
ジャンプしてからだについた土を跳ね飛ばしつつ
ぶつぶつ ぐちぐち 文句を言っています。]
「つまんない つまんない つまんなーいっ」
[そのまま建物のほうに向かうのを慌てておっかけ。]
ゲルダは、どうしちまったんだ?
[やがて様子がおかしいのに気付いて、近づいてローザに尋ねる。なんとなくひきつっている、彼女の視線の先の瓶を見て、はて?と首を傾げた]
この瓶がどうかしたか?
[手にとってみて………ラベルにくっきりと書かれた言葉に固まった]
『手出し厳禁! アーデルハイド』
[がくがくぶるぶる]
……そんなの本人にしか分からねぇだろ。
[誰のことを言っているのかは何となく分かった。
彼女とは根本の考え方が自分とは違う。
だから、予測を立てることすら無理だろうと判じ、それ以上のことは言わなかった]
自分で使った分は片付けておくさ。
[それ以外は片付けないと暗に告げた]
[ピッシャーン!]
しびび〜〜〜〜〜んっ!!
[頭上に弾けた稲光に飛び上がった男の骨が透けて見えたのは、数秒後のこと]
ごめん、な、さ………[びりびりびり]い〜〜〜〜[ぱったり]
寂しく無いのかな
…と言ってもまあ、僕には関係の無いことだからねえ。
無論君にも。
[『それじゃ』とライヒアルトの暗示を黙殺し、さっさと資料室を出ていく。]
[さてさて、どこへ行くのやら。
ペンギンもそれなりに足は速いのですが、
あおい子はもっと速いのでした。
そんな追いかけっこは目につきやすく、
通りすがるひとたちは不思議そう。
なんせ あおい子 ずっと文句言ってるもの。
角を曲がって南館に入ってゆくところで、
ペンギン こけっ べちゃ 地面と、ちぅ。
ふわふわはもちろん、待ってはくれません。]
……知らね。
俺には関係ない。
[ウェンデルの言葉を繰り返すように呟く。
視線はそちらへは向けなかった。
ウェンデルの気配が離れ行くのを感じ、短く息を吐く]
…寂しかねぇはずがねぇだろ。
この世界に生まれた奴だって、同じように思うことだってあるのに。
[それは誰のことだったか。
聞く者もおらず、仮に聞かれたとしても青年は答えないことだろう。
鴉も、それには何も言わなかった]
……っ、あんにゃろ!
[そのせいかウェンデルの置いて行った食器に気付くのが遅れましたとさ]
[ピノ君を頭に乗っけて、炊き出しテント散策中。
何か出店みたいになって賑やかな様子を見ていると、ふと似た光景を思い出す。]
文化祭、楽しかったなぁ…。
[ぽつんと呟いてから、はっとしてぶるぶるぶる。
ピノ君が首の動きについてけずに、ふわんと落ちた。
わ、と慌てて両手に乗っける。]
あぅ、ごめんごめん。
[ピノ君の方は特に気にせずいつも通り。]
―回想―
あは。そういわれてみればそうね。…じゃあ気分転換かしらぁ
まぁ…どんな不思議があってもおかしくないわよねぇ
[とデュルクに答えながらケーキを食べて幸せそうにしているライヒアルトを見てふふっと微笑みながら、自分もケーキとピーチ酒を堪能の傍で響く。もふっ。というほのぼのしてるわりに不吉な音。
デュルクと話していたように術式が違うのかなんなのか。気配を察する暇もなく事が成され]
…あらぁ…またぁ?
[そしてどうなったかはこちらからは知る由もないが、どこか敵意も感じないため、呑気に目の前の欲望…であるケーキをゼルギウスの防護壁に守られながらぱくぱくと食していた]
―回想終了―
[適当に焼き鳥串と肉まんと、おまけにアイスをあったかい部屋で食べるという贅沢をしようとか思って、袋に詰めて戻ろうと思ったら何やら噂話が耳に届く。
小さい子とペンギンが、追いかけっこしているとか何とかかんとか。]
…ペンギンって、エーファ…ちゃんかなぁ?
[敬称は、ちょっと考えて"ちゃん"におさまった。
その辺にいた人ひっつかまえて、ペンギンどこ?と尋ねて指差さしてもらった方にかけてゆく。]
[資料室を出て、鼻歌なぞ歌いながら校舎を出ようとすると]
[もふっ……]
ん?
この懐かしい感触は…
[足の下に青もふ]
[目を上げれば倒れたるペンギン。]
???
[置いて行かれた食器。
流石にそのままにすることが出来ず結局全部片付けることになる。
全てを片付けてしばらくぷらりと歩き。
そのうち結界内が見れる鏡を発見する]
誰が……って、あのフリーダムしか居ないか。
あの女にこんな芸当出来るとは思えねぇし。
[何だか呼び名が酷いが、実力は認めているようで。
かけられている魔法がどんなものか少し探りながら映し出される様子を眺める]
[ケーキもおなかに入れてお酒も飲んで。ふわふわがあって…]
ふぁ…なぁにぃ?
[雷ぴっしゃーんに、うたたねをしていた...はのんびりと目を開ける。
何か。何か夢を見ていたような気はするが]
「やーん」
[あおい子、ウェンデルに踏まれてじたばた。
見た目はふわふわだけれど、
その感触はちょっぴりかため。]
「ふーんーじゃーやーだー」
ん?
…君、喋るのかい。
[ふわふわ特有のテレパスでは無いようだ、と考えながら、青もふを拾って顔の高さに持ち上げた。]
ごめんよ。痛かったね。
…どこから来たんだい?
[ペンギンは、結構早く見つかった。やっぱり目立ってたっぽくて、道側からなくなったら近くにいた人に尋ねたら大概答えてくれましたと。
おまけに現在歩みが止まって、人並みの速度の自分にも何とかおいついた。
べちゃっと倒れてるペンギンに、あうぁと近づいていく。]
えっと…エーファちゃん、だよね?
大丈夫?
[一応違うペンギンかどうか名前呼びながら。
近づいて羽をつかまえて、ぐいんと引っ張り起こした。]
…もぅっ…アーデルハイトさん。無駄に魔法は使っちゃ駄目っていってたのに、ずるぅいわぁ〜
[雷が寮母の責任であることをしっていつもとは違い子供っぽく頬を膨らませる。そういう意味ではライヒアルトはよく我慢していたよなぁ。なんて寮母を比べたことを思いながらも、寮母と同じく我慢しない人の...は治癒を施そうかと周囲の精霊に精霊語で話しかける…最も]
『んふっ…ねぇ…あなたたちに力…私に貸してぇ…おねがぁい。』
[そんな言葉ではあったが、無惨?な姿のイヴァンとゼルギウスに施す
やっぱりゼルギウスはこげたりふわふわは大量に増量したりしただろうけど]
「もう、気をつけてよねー」
[ぷんすか ごキゲンななめ
胸?を反らしてお怒りモード]
「中からだよ。
出たくなかったのに、変なのに引っ張られたよ。
おかげで半分になっちゃったじゃないか」
[ちょっと離れた場所にいた、ウェンデルと青もこに気づくのは、ペンギンを引っ張り上げて、土を払ったりしてる途中。
先にそれに気づいたのはピノ君だ。]
え?何ピノ君。
[じーっと、薄青ふわふわが、ウェンデルが手にしている青ふわを見つめている。]
あ、ウェンデル先輩!
[こんにちはーと、開いてる手をふってご挨拶。]
[鏡には自分が消えた後の食堂が映っていて。
ふわふわ掃除後に最強の寮母から文字通り雷を落とされている面々が見えた]
……アホか。
[それは酒に手を出していた面々に向けてのもの。
自分は酒を好まないために手は出さずに居たが、それが正解だったと思わせる光景だった]
[しばらくの間は鏡を眺めながらペンを走らせる。
鴉から聞いた課題をこなしているのだろう。
今まで体験したこと、今ここで見ていることを全て書き出す。
その中にはどの酒がどれだけ減ったかなど事細かに書いていたり。
きっとレポートを見た何名かの導師はショックを受けることだろう。
自分がキープしていた酒を飲まれていたのだから]
[エーファは引っ張られて地面にころり。
はっとして こくこくうなずき、
それから辺りをきょろきょろします。
ベッティが名前を呼ぶのに合わせて顔を向け、
ウェンデルのほうへと ぺた ぺた ぺた。]
引っ張られて?
そ、それは…ふーん、大変だったねえ。
[目が泳いでいる。
しかしベッティの声にはっと顔を上げた]
おー、ベッティちゃん!
そうだ、君と同じく、出てきちゃった子が居るから紹介しよう。うん。
[ふわふわを撫でながら、ペンギンとベッティのところへ運んでゆく。]
ピノ君って言うんだってさー。
[床でぴくぴくしていた身体が、カルメンの治癒を受けてむっくりと復活する]
あ、ありがとさんだ、カリメロー!
[白雪さんは、雷撃の前にテーブルに避難済みで、突っ込むには遠かった]
ふふっ。これぐらいお安い御用よぉ。
ただ…私はカルメンよぉ。イヴァン君
[めっというように鼻先を人差し指でつんと軽く触れる…その横ではふわふわたちがまたごはんだーとばかりに喜んでいるだろうとかは見てみぬ振り]
[目を覚ますと教室の隅で寝ころんでいた。辺りに誰もいない]
あれ・・・どうしてここに――ああそうか。
ふわふわに押しつぶされて、結界の外に出されて。
そして疲れちゃって、寝てしまいましたね。
皆さん、どこにいるのかしら・・・。
エーファさんはこの先にいるはずですけど。
[視線を自分の左手に転じる。誰が何のためにやったかわからないが、いつの間にか結ばれたきらきら光る『糸』。
...はその紐を辿り始めた。もちろん菫色ふわふわも後ろからついていく]
「あー」
[薄青のふわもこ、
ピノを見てやっぱりふきげんそうなあおい子]
「せっかくきみも追い出したのにさー
やんなっちゃうよねー」
[てててっ と歩いていきかけ
ぴたり エーファは止まったのでした。
自分の左の羽をじいっと見つめます。
ちょっと手をぱたぱたして引いてみたりして。]
[ペンギンエーファの後ろからとことこついていきながら、ウェンデルの方へと近づいていく。
ウェンデルの様子がちょっと変なのとかには気づいてない。]
あ、ふわふわだ。ピノ君以外にも出てきたんだ。
[クロエの傍にいた菫色のふわふわには気づいてない様子。]
こんにちはー。ベッティだよ。こっちがピノ君。
[いつも通りに、あだ名で名乗る。
ピノ君の方はじじぃっと、青もこを見つめたまま。]
[追い出したーという青もこの言葉に、薄青ふわふわがちたぱた騒ぎ出した。]
え?え?何ピノ君。
「こあー!」???
[唐突に必至でちたぱた訴えるピノ君に、こっちはきょとん。]
[ふわふわ二匹の言い合い?に、
エーファもペンギンのままできょとん。
交互に色違いの青を見比べるのです。
あおい子はと言えばあっかんべでもしそうな感じ。]
うう、がんばるさ。
[こくこく頷いてみるが、とりあえず四文字以上の名を覚えた実績は異界龍と最強寮母以外に例がないのだった]
[その最強寮母は、カヤから事の顛末を聞いてプチふわふわを手渡されると、一応追跡のための集中に入ったらしく、被害は最小に留められた模様]
[走らせていたペンが止まる。
粗方書き終えたのだろう。
鏡に視線を移しても大した変化はなく。
こんなもんで良いか、とその場を離れた]
「今回ほど中に居なくて良かったと思ったことは無いなぁ」
同感だ。
[それは最強の寮母の制裁に対する感想。
自分の身に落ちなくても、あの場には居たくない]
[頭の上のピノ君は、ぴょこんと跳ねて青ふわに飛んでった。
傍から見たらじゃれてるように見えるが、当人は必至で喧嘩?してる様子。]
わ、わ、駄目だよピノ君。喧嘩しちゃ!
[声が聞こえる自分には、一応喧嘩とは分かったが。]
おおお、えーとこれは…
[突貫してきたピノ君とベッティ、それから手に乗せていた青もふを見比べた。]
痴話喧嘩かい?
うわっと!
[いきなり左手が引っ張られ、転びそうになるのを押さえる。
そのまま「糸」に引っ張られていった先には、ペンギン一匹と人間が二人と吸血鬼が一人とふわふわ二匹]
あ、皆さんここに居たんですか?
何やってるんですか?これが喧嘩?
[声が聞こえない...には青いふわふわがじゃれあって居るようにしか見えなかったが、べッティの台詞を聞いて首を傾げた]
[適当に歩いていたら何だか騒がしい一角を見つける。
最近見慣れた顔ぶれ]
……何やってんだお前ら。
[ペンギンやらふわふわが二つわいわいやってる様子に呆れたように声をかけた。
鴉が近くに飛んで行く。
ふわふわの周辺に風が巻き起こったかも]
「ちっがーう!」
[薄青ふわふわをあしらいつつ、あおい子むきになって否定。
ちょっと毛並みがかたいものだから、体当たりには強いです。]
「こいつ邪魔するから厭ー」
[おろおろしていますと、
やってきたのはクロエとライヒアルト。
ぽふんっ と人型に戻ってふたりに寄ります。]
ええと、コアがどうとか、邪魔がどうとか、みたい?
[ことばはわかってもよくわかっていないのは、
ベッティとおんなじでしょうか。]
うふっ。ええ、それまでは間違えてもいいからがんばってねっ。
[こくこく頷くイヴァンにふふっと優しい笑みを浮かべた後]
でもぉ…さすがにもうそろそろ…なんとかならないかしらって思うわよねぇ…潰されて痛かったのかしらぁ?
[ぼぉと窓を見る。ふわふわだらけ。巨大化してるのものっしのっししてるのを見つつ、消えていった面々を少し考える。]
[軽い方は毛並みが柔らかい分、衝撃反動にも強いようで。
ふわぽんしながら、それでも青もこにぽふぽふぽふぽふ。
ダメージ0。]
なになに?
「そっちがわるい。も一匹どこだ」?
[ピノ君の通訳しながら、状況についていけずにおろおろと。
後から来たクロエとライヒアルトとディルクに気づくと、こんにちはーと一旦手を振るのだが。]
コアがどうとか、邪魔…というと
目下大騒ぎ中のあれの事だね?
[ウェンデルはそれよりも、青もふの質感が気になったようで、むぎゅっと両手で挟んでみた。
それからエーファとクロエに眼を向け…]
あ…糸、絡まる…
コア…?
結界のコアになってる奴が、こっちに来てるってのか?
[エーファの言葉に確認するように疑問を返す。
風を巻き起こした鴉は宙に留まりながら、浮き上がった青いふわふわを嘴でキャッチ]
うん、さんきゅーな!
[励まされて、にこぱと笑顔になると、立ち上がって、今度は地道にふわふわを抱えて窓からぽいぽいとお掃除開始]
そうだなあ、みんな怪我してねえといいけど。
それになんか、寂しいさ。
[カルメンの言葉に相づちをうつ。半分以上名前は覚えてないわけですが]
糸って何だ?
[ウェンデルが口走った言葉にも敏感に反応]
つかお前、食器置いてくんじゃねーよ!
[別のことを思い出しました]
どしたのピノ君。
「変な感じもする。」??
えっと、変な感じって、コア以外に結界の中に何かあるって言ってたそれ?
[前にピノ君が言っていた事を思い出しながら口にする。
説明はとっても微妙だが。]
「も一匹ってなんの話さ、勘違いしてるんじゃなーい。
‥‥‥まあ、僕が半分になったのは確かだけれど、
知能のほうもこっち寄っちゃったから、後は知らない。
この子もあの人も無自覚みたいだからねえ」
[ピノと違って、ななしのあおい子はお喋りです。
それにちょっと、いじわるみたい。
そんなことを言った直後に飛ばされちゃったけれど、
純粋なふわふわじゃない?からかしら、
すぐに地面に落ちてきました。べちょっ。]
‥‥‥たぶん、その話?
でも。
コアって、なんだっけ。
[そもそもの話をきちんと理解していない子がここにいました。
落ちてくあおい子、途中でからすにきゃっちされてぷらん。]
ライヒ君の足元に…あ、いや何でも。
片付けご苦労って事さ!
ふふ、良い後輩を持ったよ本当に!
[もふもふ同士(一部通訳つき)の会話はもう聞いているのか居ないのか、ライヒアルトへぱたぱたと手を振ってみたり。]
え、どのコア、どのコア?
[全くもって気づいていません。
ついでに、動き回るせいで『糸』が更に絡むことにも。]
[人型エーファに頭撫で撫で。
「コア」だの「邪魔」だという言葉に、菫ふわふわに視線を向けた]
君と同じような事を言っている子がいるね。
一寸僕にもわかりやすく説明してほしいな。
[...の言葉に無視するかのように、菫色ふわふわはからかうように飛んでいる。するとその上から濃い青色ふわふわが落ちてきた。ころころ二匹は転がり、「糸」に巻きついた]
[青ふわに言われて、薄青ふわもこは手の中できゅるきゅるもごもご回転。
また何か言ってるので、再びうーんと頭の中でまとめて。]
「ふたっつ感じたから、二匹だと思った。」だって。
…えーと、二匹じゃないんだ?
もともとあったのが半分こ?
んじゃ一匹じゃなくて、半分が向こうにあるんだ?
[逐一口にしつつ頭の中で整理整頓。
でもなかなか上手くいかないのは、ピノ君の会話を拾いながらだからだ。多分。]
ええ。ふふっ。
[と元気な様子に笑みをまた浮かべながらも、やっぱりぽいぽい作業やらは他人任せで]
そうねぇ…潰されていった人たちもだけど…他の人たちもどうしてるのかしら…
[それはルームメイトであり、クラスメイトのことでもある。この結界内という世界に取り残されたような錯覚を]
まぁ…なんとかなるでしょぉ…こんなこと滅多にないことですもの。楽しみましょう
[思ったのか思わなかったのか。お気楽なのはやっぱりそのままだった]
[ベッティ見ながら(こいつ馬鹿なのかな)とか思ってるとか]
コアは、アーデルさんが予測立てた結界を形成してる中心みたいなもんかな。
それがどうにか出来れば、結界が解けるらしいんだが。
[エーファの疑問には簡潔に答えて。
ウェンデルの言葉に一旦足元を見る]
はぁ?
ついに何か変なものでも見るようになったか?
[物凄い言い草]
ったく、今度はぜってぇやらねぇからな!
[今度があるのかは謎だが]
[鴉は青ふわを咥えた加えたまま青年の傍へと戻って来る]
「こいつ何か硬ぇー。ふわふわしてないぞ」
……特殊ってことかな。
[ウェンデルの「糸」という言葉に目を見開く。
何かを引っ張るような動作をしてウェンデルに訊ねる。
普通の人には何も見えないだろうけど]
・・・もしかして、先輩にもこの「糸」が見えるんですか?
というか、これが何かしってるんですか?
あ、エーファさん、絡まってるよ。
ほら、ふわふわもそれ以上動くと酷いことになるよ。
[「糸」に絡まり始めたものを見て、小剣を抜き払う。
そして何もない空間をなぎ祓う]
あー、僕の剣じゃ切れないですね。
何か特殊な魔法でもかかっているのかしら。
変態扱いのうえに幻覚まで見ると思われるとは…うふふ、良い感じに話が錯綜してきたぜ。
[額に手をあてた]
まあ、とりあえずクロエちゃん、ここで剣を振り回すのは止めようね。危ないからさ。
とりあえずもふもふ君たちのお話を聞こうじゃないか。
うん、それが良いね。
[愛想笑いを浮かべてぽんぽん、と手をたたいた。]
逞しいなあ、カルルンは。
[にこにこしながら、褒めてるつもり]
「…おばか」
[頭の上で、白雪さんが、くったりと頭を落とした]
「そのあたりは、僕もよくわかんない。
初めはその子が泣いてたから楽しい事しようと思ったんだけど。
その後、色々起こったからね。
僕の半分が向こうにあるのは確か。
でも、もしかして、ほかにも何かいるかも?」
[あおい子も騒ぎのすべてを理解しているわけではないみたいです。]
あーあーあー。
だからお酒は駄目って言ったのに。
[雷連発が終わってからコソコソを帽子のつばを上げる。
ケーキに釣られて執行猶予をあげたことは棚に上げ黙祷。
カルメンが精霊語で語りかけているのを聞き、寮母の傍へ]
寮母さん、これを。
ライヒアルトを潰した巨大ふわふわの、一部。
ほとんど逃げられちゃったけど、これだけ捕まえたんだ。
貴女なら辿れるかも……と思って。
[治癒されている面々を横目に寮母の気を引く。
もちろん、潰されたり消えたりした面々が心配なのもあるし]
ふみぃ?
あまーいから、大丈夫だよぉ?
[ローザの言葉も見事、意識の上を滑ってゆく。
それでも、渡された水は大人しく飲んで、またふにゃあん、と。
お菓子に混ざると何ともないのに、そのもので飲むとそれこそ一滴で酔っ払うのは生来体質。
ふわふわとした状態のためか、最強寮母の落雷も、ほわーん、としたまま眺めていた]
結界の中心‥‥‥。
[ふむふむと頷きつつ、あおい子の話にびっくりしつつ。
‥‥‥どこまでも無自覚みたいですね。]
からまってる? 本当?
[クロエに言われて ぱっと顔を上げ 周りをきょろきょろ。
からすにくわえられたあおい子にも、菫の子にも巻きついているのでした。]
これって、とれないのかなあ‥‥‥?
魔法?
[糸の根っこ、自分の指先を見ながら、眉を寄せます。]
どのコアって…どんなんだっけ?
[コアコア言ってたらこんがらがってきた。駄目だこりゃ。]
せ、説明ぷりーず…!
[と期待を込めて見るのは他の人だったり。
ライヒアルトの説明に、すっきりした。はふ。]
[糸は流石に見えては居ない。
ピノ君も『変な感じ』はするものの、その詳細までは知らないっぽく。
糸がらみの行動には、ちょっと不思議そうにしているものの、とりあえずそれどころじゃないというか。
ピノ君は手の中でもぞもぞ動きっぱなし。]
っきゃひゃ!ピノ君くすぐったいよー。
[思わず手を放すと、ふわころ地面にぽとり落ちた。]
じゃ、お願いします。
[寮母が集中に入ったので傍から離れ、撤去作業に参加する。
大きいのは運ぼうにも前が見えないので、小さいの担当。
小フライパンでふわふわを掬っては窓の外にポイポイ]
だ、だだだだって!いきなりあれはない、よ!
[ウェンデルの変態扱いにあわあわ手を額の前で振りながら言う。
そういや血を吸われ(舐められ)てこっちに影響がないのは、量が少なかったからか、それとも相手が純ダンピールではなく一日ダンピールだからか、それとも両方が原因か。]
[ウェンデルに言われて、剣を収めた。
何かを誤魔化された気がするが、とりあえず糸の方が先]
エーファさん、この糸、なんとか取りますね。
じっとしてて・・・。これをあっちに通して、
[エーファに近づき、絡まった「糸」を外そうと悪戦苦闘。
端が...にも結ばれているため、時々変な体勢になりつつも、何とかエーファを救出した]
[イヴァンとカルメンは少しいい雰囲気なのでそっとして。
ふわふわポイポイしながらゲルダに話しかける]
わ、ホントに弱いんだ。
もう間違って飲んじゃ駄目だよ。
[ほわーんとしている耳に届いてるか不明だけど人差し指ぴしっ]
[カヤと並んで、ふわふわをぽいぽいしながら、ふと口を開く]
なあ、コアになってるのがいるとして、本人に自覚あると思うか?
[それはもう、世間話のように、そう言った]
だってぇ、悲壮なこと考えても楽しくないんですものぉ。どうせなら楽しまなくちゃっ。それにこんなところで死ぬつもりなんてないものぉ。まだまだやりたいことはたくさんあるものね
[と、逞しいというイヴァンの言葉にはきっぱりと。言って]
ふふっ。カヤ君はさっき、ありがとぉ
[寮母の気をそらしていたことについての礼である。最も何か言われても寮母が怪我させたのだから仕方ないとか居直る気であったが]
[惚けた物言いに、幼馴染は更に遠くを見たかも知れない。
とりあえず、近くを漂っていたふわふわを一匹捕まえ、座り込んだままぎゅー、と抱え込む]
えー。
あまいのなら、飲んでもいいじゃないのー。
[カヤの言葉に、首をこてっ、と傾げながらこんな一言。
酔っている、という自覚はないようで、真紅の龍が呆れたように尻尾を揺らした]
[紫のふわふわも何とか解こうとするが、こっちはエーファよりも重症で時間がかかりそう。何かを言っているふわふわに、手を動かしながらふむふむ頷いている]
どうやら「ライヒアルト先輩がコアじゃないかと思って、結界の外に追い出したはよかったけど・・・」とか言ってます。
もしかして、ウェンデル先輩の時みたいに、また間違って追い出したりしたのですか?
[そう菫色に問いかけると、ふわふわはすまなそうにしゅんとなり、小さくなった。すると簡単に絡まった紐の輪からぽとり落ちた]
小さくなれるなら、初めからそうしてください。
余計な手間がかかったでしょうが。
その子が泣いて…エーファちゃん、が?
[とペンギンから人型に戻った(あ、この子だったんだ、とは内心で)エーファを見たりしながら。]
えっとえっと、とりあえず、ふわもこが増えてる原因って、青ふわ君でいいんだよね?
[とは一応確認というかそんな感じ。]
んで、エーファちゃんを楽しませようとして…ああなったの?
あ、でも他にも色々あったんだっけ…。
んーとんーと、過程がこじれて結果がああなった…って事なのかなぁ。
[と、ちらっと結界がある寮の方もみながら呟いた。
ピノ君はもふーんところころ。
鴉のちょうと真下あたりでころころぐるり。]
ベッティちゃん、あれは不可抗力というか、生理的欲求というか、まあ世の中BとかCとかもっと色々ある訳なので許してくれ。
[ぺたりと額を叩いた]
さて誰もわからないようだけど…
ん?
間違って追い出した?
クロエちゃん、もうちょっとその辺を僕とかライヒ君みたいにその子達と意思疎通出来ない者に分かるように説明できるかい?
[クロエの通訳に一度翠を瞬かせて]
俺がコア?
俺自身が結界に作用してるってんだったら、結界の強度確かめた時に気付いてるよ。
……そういや、コアにされてる奴って、自覚あんのかな。
[図らずも結界内のイヴァンの言葉と重なったが、そんなこと当人も知るはずもなく]
[ピノ君が自分の下に来たことに気付いた鴉は、すとんとその傍に降り立つ]
「(あむっ)」
[器用に青ふわとピノ君を纏めて嘴で咥えた]
[ポイポイしてる隣に来たイヴァンの声に、目をパチパチ。
瞳をクルクルさせてちょっと考えてから人差し指を頬に当てた]
んー、どうだろ。
ふわふわが何を考えてるかも、どうして増えるのかもわからない。
わからないものを基点としてる以上、自覚の有無も怪しいかも。
[世間話の一環として、あっさりと返してから]
……あれ、どうしたの急に?
[クリクリした瞳で不思議そうにイヴァンを見上げた。
何も考えてなさそうなのに、と思ったのが表情に見え隠れ]
[菫色のふわふわはライヒアルトのところまでとてとて行くと、頭がぱっくり半分割れた。そこからケーキ(一口食べられた跡が残っている)の乗った皿を取り出し、ラインアルトの前に置いた。そしてすぐに裂け目が閉じられ、ふわふわはもとの球体に戻った]
そのケーキ、お詫びの印だそうです。
・・・というか、それ、僕がゲルダ先輩に貰ったもの!
[菫色ふわふわをギラリと睨みつけた]
[カルメンの礼に視線を向けて、ニコニコ笑顔を返す。
集中してても寮母は地獄耳で聞こえてるかもと声は出さない。
けど、こっそり手を振って掃除の人手を復活してくれた感謝]
[青ふわと喧嘩してた事とか忘れてるのか。
ピノ君は鴉に咥えられて、きゃーきゃー言う声は何か楽しそうに聞こえてくる。]
[それからゲルダの台詞に真剣な顔]
甘いからって果汁とは限らないんだ。
甘いお酒と、甘い言葉は気をつけないと。めっ!
[ぴしっともう一度だけ指を突きつけて、またイヴァンを見る。
途中でカルメンがサボってピーチ酒飲んでいたのが見えた。
けど、これも役割分担かな、と文句は言わなかった。
カヤも出来る範囲でしかしてないし]
[菫色のふわふわがぱっくり割れたことに、びくっと驚き]
え、あ、ありが、とう?
[呆気に取られながら元に戻る菫ふわを見た。
皿を拾い上げたところでクロエの言葉が聞こえ]
……お前のだったら返すよ。
俺さっき飯食ったし。
[ちょっと後ろ髪引かれるが、拾い上げた皿をクロエへと返そうと差し出す]
んー、そっか、そかもなあ…
[カヤの言葉にはうんうん、と頷く]
いやあ、ほら、なーんか、こうアーデルさんも怖いしさ。コアになってる奴も怖くて名乗り出られないんかなあ、とか。
それとも自覚がないんかなあ、とか。
ああでも、良く考えたら自覚ないなら、俺かもしれないんだなあ。
[あっはっは、と笑った]
[救出されて、ほっとひといき。
絡まったところで苦しいわけでもないのですが、
やっぱり変な感じがしましたから。]
わたし?
[そうしていますと、ベッティの口から自分の名が零れて、
きょとりとしたかおで彼女を見るのです。]
「一因ではあるけれど、主因かはわかんない。
途中から栄養いっぱい来すぎたから、余計なの食べたり、
追い出した人からちょっと力もらったりしたけど。
そうしたら、しゃべれるようになったみたい?」
「きゃー きゃー やめてよねー」
[くわえられて ちたぱた ちたぱた。
くわえごこち?がふわふわと違うのには気づくかしら。]
[鴉は二つのふわふわを咥えたまま、再び翼を羽ばたかせた。
ちょっとした空中散歩状態]
[しばらく飛びまわると、それぞれの持ち主にふわふわ達を返す]
「何か楽しそうだったな、特にピノ君が」
‥‥‥ええっと?
うん、確かに、この子に「楽しいことしよう」って、
言われた覚えはあるよ。
そのときは、こういうふうに喋ってはいなかったけれど。
[思い出しながら、ゆっくりゆっくり、喋るのです。]
[ゲルダがよっているとは知らない...は不思議そうにゲルダを見つつ]
どうかしらねぇ…あまりないのかもぉ…?ふわふわは無差別に…とか誰かいってなかったかしらぁ
[精霊に聞いたのかなんなのか、己すらあまり把握してなかったけど
けだるげに腕を机に突いてそこに顔を乗せるようにして]
ライヒアルト君…のデュルクちゃんと少し喋ってたけど術式が違うと気配自体が感じられないから…というのもあるかもしれないわぁ
[結局仮定でしかないけれど。と思いつつ、カヤには笑みを返しつつ、堂々とサボる]
[鴉はエーファの下にも降り立って、青ふわをその手に転げ落とす]
「ピノ君と比べて分かったけど、やっぱこいつ硬ぇなー。
普通のふわふわじゃないのかも?」
[むんずと菫色を掴んで、ぷにぷに突っついた。
菫ふわふわはぷるぷる震えながら、何かを呟く]
どうやらふわふわ増殖の原因になっている人らが結界内にいるみたいです。その魔力でふわふわ暴走しているみたい。
危ないからふわふわ達はその「コアにされた」っぽい人を予想して、結界内から追い出しているみたいです。
・・・というわけで、ウェンデル先輩やライヒアルト先輩が濡れ衣をかけられたみたいです。
[いまいち意思の疎通は上手くいってないが、なんとか聞き取ったことを周りに伝える]
[イヴァンの言葉に口が『あ』の形に空いて固まった。
カヤはベッティに調べられていたのも知らないし。
おまけに結果もわからない。
一緒になって笑えはしないけど、どーしよーの顔になる]
…うー、それ、困るなあ。
カヤは違う…と思うんだけれど。何も聞こえないし。
消えたのはふわふわの声が聞こえる人達とかだったよね?
[寮母が怖くて名乗り出られない、の部分は綺麗にスルーした。
だって自明の理だからあえて肯定するまでもない]
[当然ながらグラスを手にしていたら雷を免れるわけも無く。
ただ自分から飲んだ時とはどう見ても違う様子に手加減を…されたというよりは瓶の側に居た男の子たちが主体になったからだろうか。クラクラする程度の感電で済んだらしい。
幼馴染のぼへらっとした答えにふるふると頭を振りながら]
ぜんっぜん大丈夫じゃないでしょうが!
まったく。
ヌシさま、ちょっとゲルダ捕まえててくださいね。
風起こします。
[ゲルダほど調節は効かないけれど、一応同じことはできるわけで。窓を全開にすると大きく翼を開いた]
みぃ……ダメなの?
[指を突きつけるカヤの言葉に、反対方向に首をこてっ、と傾げつつ、まだボケる。
ちょっと、幼児退行の気が出ているかも知れない。
カルメンの不思議そうな視線にも、なーに? と言わんばかりの視線を向けて。
その様子に、真紅の龍がまた、呆れたように尾を振った]
会ったときは普通だったと思うよ?
ちっちゃかったし。
[これくらい、と示した大きさはほんの一センチばかり。]
[クロエからの説明で「あー…」と声を漏らす]
まぁ、そう見られてもおかしくない状況にはなってたと、思う。
[ベッティが弾き出された時、傍から見れば青年が弾き出したような流れになっていたはずで。
それで自分が弾かれたのだろうか、と少し思ったり]
その話から行くと、『結界のコア=増殖の原因』ってことになるのかな。
結界が張られた原因とかもさっぱり見えてねぇけど…。
結果やることは同じっぽいし。
ふんふん。
まあ僕は第一容疑者だった訳だね。
で次がライヒ君と。
[ポットに湯を注ぎながら頷き、一生懸命思い出しているらしいエーファに眼を向けた。
紅茶の匂いがもわりと漂う。]
しかしその硬ふわ君、随分大きくなったんだねえ。
[ウンウン唸りながら悩んでいたら、ローザに呼ばれた]
ん、わかった!
[その内容にぱっと振り向き頷くと同時にゲルダの傍に。
ちっちゃいながらも重石になるようゲルダの肩に両手を乗せた。
後ろから見たらぶら下がってるみたいに見えなくもない]
[ケーキを断るライヒアルトだったが、僅かばかりケーキに未練があるような視線が見えて]
確かに僕が貰ったものですけど、ほしかったらどうぞ。
ライヒアルト先輩が要らないのなら、ウェンデル先輩食べますか?
[お茶を用意している人物に訊ねた]
「ほー、最初は普通だったのか。
となると、途中で何かが作用してそうなったってことになるんかな」
[鴉はエーファの話を聞きながら首を捻る]
「さっき青いのが言ってたけど、力をちょいちょい食ったりしてたから、変化が起きたのかもしんないね」
先輩そこを我慢してください。はい。
[BとかCとかは分かってないので首を傾げるに留まった、とかはどうでもいい事かもしれない。]
うん。ってそっちの子が言ってたから。
[エーファにきょとんと顔を見られて。
こくこく指差すのは、鴉が咥えた青ふわもこ。エーファの所に返されたっぽい。]
こいつにやるくらいなら俺が食う。
[どんな理屈だ。
ともあれウェンデルに渡るくらいなら貰うと、クロエに意思表示]
けど、お前は良いのか?
その様子だと食べたかったんだろ。
俺は向こうで半分は食べれたし。
僕は誰がどう見ても潔白だというのにね。
[とか言いながら紅茶を配って歩く。]
あ、ケーキ貰って良いのかい?
クロエちゃんがくれるんだったら何でも嬉しく頂くよ。
[ちなみにコアの話になると、
あおい子微妙にそっぽ向いていたり。
心当たりはあるようなんです。
エーファの手のひらの上で、他人事のようにころころり。]
[肩を押さえられて、なに? という感じで首を傾げる]
「お手数、おかけいたします……」
[まだぽえっとしている当人に代わり、真紅の龍がこう言ってぺこり、と頭を下げた]
「もっと大きくなりたかったんだよ」
[ウェンデルの台詞に、あおい子不満げ。
反省の色はちっともありません。
エーファのほうは匂いにつられて顔を向けます。]
‥‥‥それ、美味しい?
[青年に代わり鴉がそっぽを向く青ふわをじぃ]
「なーんか隠してそうだなぁ」
[じぃぃぃぃぃっと穴が開きそうなくらい見つめている。
餌を狙う眼にも見えたかも知れない]
[青もこが言った内容をこくこく噛みしめ聞いてから。]
えーと。とにかく原因その1、なのは間違いないー。
…のかなぁ。
[とか言ってたら、ディルクがやってきてピノ君を両手にぽとり。ころんと転がった。]
楽しかったー?
[鴉が言うので尋ねてみると、薄青ふわは満足そうに一回転。
よかったねーとぽふぽふなでり。]
「やぁあああぁぁぁんっ
僕食べても、美味しくないよ!」
[エーファの手から飛び降り逃げ出すあおい子。]
「第一、知っても君ら何も出来ないでしょー」
[それって知ってるって自白しているようなものですよね。
ぴょっこぴょっこと跳ねていきます。ちょっと音硬いけど。]
完全無自覚?
ある意味一番性質が悪いような。
[イヴァンの話には肩を竦め、カヤがゲルダの肩を押さえ込んだのを確認すると]
それじゃ、いきますよ!
[広げた翼を大きくはためかせた。
ぶわっと風が流れてふわふわたちがコロコロコロコロ窓の外に転がってゆく]
[実際、特に欲しそうな素振りは無い。
ライヒアルトの不満げな意思表示>>+141で満足げ。]
そうかそうか。
人間に限らず向上心は大事だよねえ。
あ、逃げた…
…エーファちゃん、これは紅茶。多分美味しいよ。
砂糖も入れようか。
[面倒なので、青もふの逃走>>+147は見なかったことにした。
手の中からぽろりと角砂糖。]
ふふっ。確かにそうねぇ。…でも自覚が合ったなら…
[そして指示でも出せるなら寮母さんを押し潰してるんじゃないかなぁとこっそり思ったり、まあ己なら押し潰さないし、後が怖いかなぁとかも思うが]
聖騎士はケーキの欲望に負けてはいけないのです。
それにライヒアルト先輩の方がケーキ食べたそうにしてるし。
あ、ウェンデル先輩、有難うございます。
[紅茶を受取、一口飲んだ。ケーキほしいというウェンデルに]
ケーキ一個しかないから、ライヒアルト先輩とどっちが貰うか話し合うか、半分こにするかしてください。
「おぅけぃ、お前が犯人だってことだな」
[自白を聞いて逃げる青ふわを飛んで追いかける]
「まぁお前みたいな硬いの食うよりだったら、もっと美味いもん食いたい。
あと、今は何も出来なくてもだな、後でお仕置きって手があるんだぜー?」
[青ふわには鴉がにまーっと笑ったように見えたかも]
うん、貰う!
[こっくり元気よくお返事して、
ウェンデルから紅茶を受け取ると、
溶けていく砂糖を見守ります。
熱いのは苦手ですから、時間をかけて飲むことになるのですが、
その間、あおい子の存在は、頭から抜けちゃってるみたい。]
[クロエの話もふんふんと、聞いてはいたがふと思い出したように。]
あ、そうだ!
えとえと、ウェンデル先輩とライさんが、ふわもこに出されたのはそうだとして。
私とクロエさんとエーファちゃんは、君が追い出したの?
[そういやさっき「せっかく君も追い出したのに」>>+81とか言ってたような事を思い出した。]
…って。あれ。君も?
ううん?違う違う、引っ張られたとか言ってたよなぁ…。
[と、思い出しながらうーん。]
……負けた痕跡があるんだが。
[一口分かけたケーキを指し示してクロエに突っ込み。
自分が食べたそうにしていると言われると、む、と少しだけ表情が強張る。
どう見ても照れ隠し]
…じゃあ貰う。
ありがとな。
[ウェンデルと相談する気は皆無だった]
「さっきも言ったでしょー
原因の一つが僕であるのは認めるけれど、
僕が知っているのは、もう一人のコアかもって人だけ。
今どうなっていて、
他のふわふわがどうするつもりなのかはわからないんだよ。
僕の意思じゃ操りきれないのもいっぱいいたもの!」
[おしおきももちろん厭ですから、ぴょこぴょこ跳ねながら反論。
でも、あんまり反論になっていないのでした。]
あらぁ…ゲルダちゃんがなんだかいつもと違う可愛さねぇ
[なんて酔ってるなんて思ってない...はそうお気楽に言いながら、ローザが風を巻き起こすのを目を細め見ながらピーチ酒を口元に寄せつつ]
無自覚…ねぇ…
[ふふっという笑みをグラスに隠れている]
ハイハイ、いいこだからじっとしてて。
[首を傾げるゲルダにニコニコ笑顔を向けて宥める。
頭を下げる真紅の龍にはフルフル首を振った]
んーん、お互い様。
けど、こんなに弱いなら危険きけん。
気をつけ…ううん、酔いが醒めたらお説教頑張って。
[既に気をつけたり苦労してたりしてそうな龍に同情の視線。
そうこうしてる内に薔薇色の翼の気流が巻き起こり始める。
押さえる両の小さな手にしっかりと力を入れた]
「そうだ!
変な糸は、きっと、ふわふわのせいじゃないよ、
あんなの知らないもの!」
[思わずその場でびょこびょこ跳ねて言っていたら、
からすのくちばしが目の前にありました。
あおい子、危うし。
捕まったって、コアが誰かは言わないのですけれどね。**]
「続々と自白ゲット。
『コア=増殖の原因』が成り立つんであれば、結局のところ厳重注意が必要になると思うぜ。
そこのお嬢さんも含めてな。
魔力の暴走って話だから、自分の力くらい自分でコントロール出来ないと、って話だ」
[鴉はエーファを指し示しながら青ふわに返す]
「今はどっちみち事態が鎮静化するのを待つしかねぇんだ。
結界内の現状をお前さんが知ってるか知らないかはあんまり関係ないかな」
[言いながら逃げる青ふわを再び咥えようと滑空]
はーい。
[カヤの言葉に素直に頷いた。
真紅の龍は、同情の視線に、ちょっとくてり、としつつ]
「まったく持って、危険極まりないのですが……この体質は、どうも遺伝のものらしく。
落ち着きましたなら、厳重に注意を」
[真面目な口調でカヤに返す。
で、話題の当人はぽやー、としたまま、薔薇色が巻き起こす気流と、舞い上がるふわふわを眺めていたり]
「糸に関してはあっちの兄ちゃんが良く知ってそうだなー」
[ちら、と鴉の視線は一瞬ウェンデルへ。
そのせいか目測を誤り青ふわの捕獲を失敗。
地面に衝突しそうになった]
「おわああああ! 危ねっ!」
[急上昇して体勢を整えてから再び追いかけっこ。
その内捕獲してまた戻って来ることだろう]
わ、わわっ!
[草原色のマフラーがフワフワはためいて顔に当たる。
ぎゅっと目を瞑ったから帽子が浮いたことに気付けなかった。
薄茶色の兎耳に当たる風に、はっとして目を開けて]
――あ、カヤの帽子っ!
[見事、帽子はすぽっとはまったふわふわと一緒に外へ。
止めようにも両手はゲルダを押さえているから伸ばせない]
[青もこ君の言葉に、左手を見つめる。「糸」がきらりと光る]
この糸が見えるようになったタイミングから、
ふわふわが関係していると思ったんですけどね。
ふわふわが原因じゃないのなら、一体誰が何のために僕とエーファさんを糸でむすんだのでしょうか・・・。
考えても埒が明きませんね。
ウェンデル先輩、紅茶のおかわりもらえませんか?
[糸から眼を離し、ウェンデルの方へ紅茶のカップを差し出した]
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