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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、占星術師 クローディア がやってきました。
村の設定が変更されました。
『「ほしまつり」の由来をご存知か?
日の暮れぬ、この夜に、星が見えぬは、異界に住まう天狗が星を隠してしまうから。
それゆえ、人は星の帰りを願い、天狗のための祭りを開く。
星の光は人の世の道しるべ。
消えてしまえば、人は道を見失う。
迷った者は、天狗に攫われ、隠れ里へと誘われる。
やがて人の世に戻る者もあれば、遂に戻らぬ者もある。
戻らぬ者は天狗に選ばれ、己もまた天狗のひとりとなるという。
そう…それを、神隠し、と、人は呼ぶのだ』
ひふみよいむなやここのたり
ひとりはさみし
ふたりはこいし
みえぬこころに
よるもおわらず
いえぬかなしみ
むりにはすてじ
なくこえとおき
やみねのつきの
ここであはずは
とわによばわる
『一面に白い花の咲く天狗の隠れ里。
彷徨い訪れた者は皆、自分の名以外の事を忘れてしまっている。
思い出せるのは「ほしまつり」にいた、ということだけ。
ほら、またひとり、迷い人がやってくる……』
2人目、自警団員 ガウェイン がやってきました。
[村を囲う小川の辺―そこに一人の男が佇んでいた。年の頃は20も半ばを過ぎているだろうか、長身を藍色の着物に包み緩く一つに纏めた髪を風に流している]
ここは―?
[ゆるりと辺りを見回せば目に付くのは一面の白い花―その景色に見覚えは無かった]
なんでこんな所に―俺は確かほしまつりに―
[記憶を辿ろうとして愕然とする。ほしまつりにいた―それ以外何も憶えていない―]
俺は―誰だ?
[否、己が『誰』かは憶えている―
雅詠(がえい)―それが己の名と言う事だけはこの全てが不確かな中で唯一の確かな事だった―]
[リーン……と、鈴の音が、どこからか聞こえてくる。誘うように、呼ぶように。耳を澄ませばその音が、水車小屋の脇の館から聞こえる事が判るだろう]
[そして館に足を踏み入れれば、大きな座敷に通され、顔かたちの似通った数人の童子達が、酒や肴を運んでくるだろう]
3人目、烏賊 ラス がやってきました。
[白い花の咲き乱れる中を、ふらりふらりと歩み入る。]
はてさて、これはこれは…
夢か現か幻か…いやいや、とにかく面白い。
[背には、道具箱らしき箱を背負い、奇妙に色彩の鮮やかな着物に身を包んだ若い男が、きょろりと辺りを見回した。]
[声をかけると、館の中から駆け出てきた童子に手を引かれ、引かれるままに足を踏み入れる。]
いや、これはまた、楽しげな。
こちらの主殿は、いかなる御方で?
お招き頂いたなら、ご挨拶せねば。
おや?御酒も頂けるとは有り難い。
[童子達に酒と肴を差し出されると、主への挨拶も忘れ、いそいそと座り込んで呑み始めた。]
[―と、鈴の音が聞こえた―]
この音は―あの館の方か―?
[このままここに突っ立っていても何も事態は進まない―意を決して雅詠は館へと向かった]
[館の前について直ぐ童子に手を引かれ座敷へとあげられる]
ここの主人に少しばかりお尋ねしたい事があるのだが―
[何時戻られるのか、そこで酒を飲んでいる男―烏の事である―は客なのか―幾ら尋ねてみても童子達はただ笑みながら酒を振舞うばかり]
話にならない、か―
[小さく息を吐くと注がれた酒をぐいっと*飲み乾した*]
4人目、孤児 オーフェン がやってきました。
[走る、走る、とたとたと。
何か、だいじな事のため。
走って、はしって。
ふと、気がつけば]
……あーれぇ?
[そこは、白い花の中。
白い着物の少年は足を止めて、不思議そうに周囲を見回した]
……ここ……どこだろ?
[呟いて。
でも、答えは出ず]
……音がする……。
[ふと、とらえたその音の方へ、少年は歩き出す。
誰か、いるかもしれないと。
風漣(フウレン)という名、それ以外のものを忘れた事に、*未だ気づいた様子もなく*]
5人目、学生 エリカ がやってきました。
[一面の白い花に埋もれるように、白い直垂・水干の若人は眠る。
手には飴色の横笛。その傍らには、舞扇。
腰には白鞘巻の刀をさして、他には何も荷物はなく。]
………う…
[音もなく瞼が震え、琥珀色の瞳が現れた。]
[まず目に入ったのは咲き乱れる白い花。
ぼんやりと手を伸ばせば、さあ、と風が吹き白は逃れさざめく。
鼻をくすぐる香りは甘く、そのまま再び瞼を閉じかけて…]
[リーン…鈴の音が耳に届く。]
今のは…鈴じゃな。
誰か居るや否や…?
[花の褥から身を起こし、誘われるままに歩いていく。]
6人目、くの一 アヤメ がやってきました。
〔花、花、花。
真白の花の乱れ咲く。
空に輝く陽は落ちず、
天に煌く星は在らず。
辺りを覆うやうに漂う香は、
酸いか甘いか定まらず。
耳に届くは玲瓏たる鈴の音、
招く手の如く呼ぶ声の如く。
さても何方にても同じかや。
忘れし者らは何をおもふ。〕
〔いずこからか現れし女は夢幻の最中を進むかの如く、
白へと踏み入り雲を掻きて如く海を泳ぎて歩みゆく。
短く揃えられた深紫の髪には紅緋の花かんざし。
纏いし衣は藍墨茶に細かな白花の描かれし小紋、
麹塵の袋帯によりきちりと留められ狂いはなく。
柳眉の下の紫黒の眼は猫のそれを思わせて、
眦と唇とを縁取る朱は女の艶を増し魅せる。〕
さてなはてな、
ここはいかなる場所なりや。
[立ち止まりゆるりと疑問を発す]
問いは持てども答えは持たず、
なれば思考は愚にも等しき行為かな。
[見渡せど目の眩む程の白ばかり]
前に進む道も己に歩む足もあり、
こうして聞こえる音(ね)もあるならば、
それに従うが取り敢えずの道理と言う事か。
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