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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
混沌の海──全てが生じ、全てが還る場所。
変わる事なき変革の源は、今は停滞の只中。
一つの世界。
無限なる時は緩やかに過ぎ、悠久なる天は全てを見守り。
均衡保たれし理性と感情は、無為なる破壊を呼び起こす事なく。
安定した世界の内、自由なる変化と創造は紡がれ。
正しき輪転は多くの誕生を促す。
和を過剰に乱す混沌は、裁定の下に封印され。
穏やかに。
穏やかに。
世界は息づいていた。
変わらぬ緩やかさは停滞を早め。
早まる停滞は変革を欲し。
それは『世界の循環』を加速させる。
循環の加速は、螺旋の巡りをも早め、彼らの交差をも引き起こす要素となりうる。
『ドラゴンズ・ランド』。
『力』の具象であり、その流れ司る『律』を重んじ、その内にて生きるものたちの住まう地。
『竜郷』とも称されるその地は、その時、慌しさに包まれていた。
地、水、火、風、氷、樹、雷、光、闇、影、天、心、命、時、機。
世界を形作る十五の要素、その象徴たる十五竜王。
百年に一度、王たちは『竜郷』の中央に位置する『竜都』に集い、『竜王会議』と呼ばれる会を開く。
……が。
実際には放浪癖のある嵐竜王や影竜王、そして己が領域を離れる事のない『万年欠席』虚竜王の存在により、十五竜王が一堂に会した例などない──のだが。
会議に出る、と。
皇竜の元に虚竜王からもたらされたその報せ、その真意は知れぬものの。
この先、十五竜王が一堂に会する機会があろうか──いや、ない。
そんな結論から急遽、全ての竜王の出席が義務付けられた『竜王会議』。
……何かが起きる、と。
予見した者は、少なくはなかった──かもしれない。
村の設定が変更されました。
2人目、疾風竜 ティル がやってきました。
[岩山に響く甲高い声は、それだけ聞けば少年のそれ]
……おらよっと!
[掛け声と共に岩塊から飛び降り、手にした銀色のバトルロッドを下にいた人相風体のよろしくない男の脳天に振り下ろす姿、それもやっぱり少年のもの]
あの程度のトラップでオレをまけると思ったんなら、お生憎様ってな!
[脳天にいい一撃をもらった男を軽く踏んづけてから距離を取り、手にしたロッドを確りと構える]
わ、り、い、け、ど。
おっさんたちって、高額賞金かかってンだよね。
オレの明日の生活のためにも、大人しくお縄になってくんない?
[肯定など、返るはずなしとわかった上での、問い。
答えは罵声と、刃物の煌めきで返される]
わー、いたいけなお子サマ相手に、マジ刃物持ち出しちゃう?
おっとなげなーい。
[揶揄めいた言葉と笑みとは裏腹、澄んだ青の瞳は鋭く、険しい]
ピア、下がってろ。
[肩に掴まる白い子猿にこう言って、ロッドを両手で水平に保つ。
子猿はお揃いの常磐緑のマフラーを揺らしつつ、近くの岩影へと消えた。
直後、正面に立っていた男たちが雄叫びと共に、迫る]
よっ、と!
[掛け声と共に前へ転がり、男たちの間をすり抜ける。
軸を膝をついた左足に定め、右足は地を蹴って]
せい、やっ!
[掛け声、同時、横薙ぎに振るわれる銀のロッド。
回転の勢いを乗せるよに振りきられたそれは、標的を見失った男たちを文字通りまとめて吹き飛ばす]
……Eins!
[カウントと共に左足は地を蹴り、その場から飛び退く。
着地点、体勢を整えながら、居並ぶ男たちを見据えた]
Zweiっ!
[続くカウントの直後、小柄な身体は地を蹴り、駆けた。
常磐緑のマフラーが風に揺れる。
短く吐き出す気合の息、直後、ロッドが地面すれすれを擦るように横に、そこから斜め上へ向けて大きく振り上げられる。
その動きは予想外だったか、数人が振り上げの一撃を喰らってよろめいた]
[銀のロッド、それを追う、風。
振り上げと同時、地を蹴り、高く跳ぶ、否、翔ぶ]
……Dreiっ!
[掛け声と共、蒼穹で回転する、銀。
巻き起こるのは風の唸り。
にい、と。笑みの形に口元が歪む]
風雷棒、風打の陣っ!
[空に響く、声。
地へと投げ落とされた銀は鈍い音と共に大地に突き立ち、その身にまとった風を解放する。
唸りの音。
風は、男たちを捕らえ、近くの岩場や岩壁にその身を叩きつける。
やがて静まる風鳴り、響く、とん、と言う軽い音]
いよっしゃ、おしごとしゅーりょーっと。
[ロッドを引き抜き、数回回転させてから、肩に担ぐ。
離れていた白い子猿がととと、と駆け寄り、頭の上にぴょこり、と陣取った]
さあて、後は……って、お?
……兄貴?
え、なんだよいきなり……帰って来い?
えー、やだよ随行役とかめんどい。
ねーさんに行ってもらえば……って、なんだよまだ仲直りしてねぇのぉ?
しゃーねーなぁ、このカイショーナシ兄貴は……。
あー、はいはい、わかったわかりました!
我らが王の仰せのままに!
っとにもー……。
ピア、予定変更。
このおっさんたちの手続き終わったら、オレの里帰りだぜ。
[頭の上できょとり、としていた子猿に向け、どこか疲れたよに告げる。
子猿は丸い目をくるりとさせ、お疲れさま、とでも言いたげに、金色の髪をてちてちと撫でた]
[その頃の竜皇殿。
どうにか決まった嵐竜王の随行者の名簿は、早々と提出・受理されていたとか]
──────
■名前:ティル=ビルガー Till=Würger
■属性:疾風
■年齢:外見15歳/実年齢300歳
■刻印:有。位置は右手の甲
■経歴:嵐竜王テュポンの眷族。嵐竜王妃の弟で、王とは幼い頃から気心の知れた付き合いをしている。
200歳の頃から竜郷を離れ、人間界で気ままな放浪生活をしている。
連れている白い小猿・ピアは風獣王ハヌマーンの眷族。
/*
以下、背後視点にて補足。
嵐竜王の義弟、純血種の疾風竜。本性は常磐緑の鱗を持つ、スタンダードなフォルムのドラゴン。飛行能力に特化しているため体躯は小柄で翼は大きめです。
人間界では何でも屋稼業でその日暮らしをしているので、そちらでの知り合いもいるかも知れません。
小猿のピアは、言葉は喋れませんが、ティルとは以心伝心状態です。
愛用のバトルロッドは精霊鋼製で、銘は『風雷棒(フウライボウ)』。
縁故は竜郷を出る前のものでも出てからのものでもお気軽に。
*/
──────
[やがて、人間界での『やる事』を終えたなら。
若き疾風竜は界を越える。
自らの生まれた、竜の郷へと。
風の祝福受けし、翼を*広げて*]
3人目、天竜 エルザ がやってきました。
竜都でちょっとした騒ぎがあった。皇竜の娘が竜郷を離れ、戻るはずの時期を大分過ぎても帰らなかったのだ。
外世界に出ている他属の竜達にも探してもらった結果、発見されたのは、人間界のとある洞窟の中に隠されていた、卵が一つ。
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