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フリーライター 礼斗 に 2人が投票した。
ママ 百華 に 1人が投票した。
童話作家 雪夜 に 5人が投票した。
少女 千恵 に 1人が投票した。
童話作家 雪夜 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、高校生 瑞穂 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、フリーライター 礼斗、漫才師 史人、高校生 伽矢、ママ 百華、巫女 神楽、少女 千恵、女子大生 黒江 の 7 名。
一人じゃないからとか、そう言う問題じゃない!
[従妹の言葉に思わず声を荒げた。
手元からあまり離れて欲しくないのは、昔も今も同じ。
その理由は若干変わっていたけれど]
……ああ、せめて、ちゃんと言ってからにしてくれ。
[そう従妹に言葉を向けながらも、周囲の会話は耳にしていた。
これで全員。
誰が敵で誰を味方に出来そうか。
見極める最中、印象の悪い二人を見つけて眉根を寄せたりもした]
―中央広場―
[百華の問いに、少しの間黙り込む。
再び開く口は重かった]
……残ってるのは、もうここにいる9人だけらしいです。
『桜花』……桜の上にいた女の子が言ってました。
[『桜花』を彼女が知っているかは分からなかったから、少しだけ補足して]
―中央公園―
[怒られた。びくっと体を強張らせた後、だいぶしょげた。]
ごめんなさぃ……。
[しょんぼりしたまま、ぎゅぅとしがみついて謝る。
言ってからにといわれれば、こっくり大人しく頷いた。]
……せったん、それってどうしてそう思うの?
[少しだけ冷静さをまとい、雪夜にその言葉の真意を問うと、『桜花から、聞いた』のだと教えてくれた]
桜花、ね。
[神楽の視線が桜へと向かう]
……嘘を言って、私達を困惑させようとしてるのかな。あやのっちを困らせたように。ああ……でも、もしも真実ならば、それを言ったほうが困惑するのかな……。
この中に、それがいるんだって、思い知らせて、笑いたいんだろうね。
……気に食わない、なあ。
─中央公園─
……桜花、が?
[周囲が口にする名に、視線を桜へと]
相変わらずと言うか……何を考えてるのか、わからん、な、あれは。
[思わず、口をつくのは小さなため息]
9人だけ。他の人は皆、どこへいったの?
死体なんてなかった。どこにも。
[史さんの重い口調が気になって、つい早口でまくしたてる。
9人の中に司や憑魔が居る事等、知りもしなかった。
そして目を見開いたまま固まって]
桜花が?
何者なの、あの子。
[何故あんな童女が『見守る』のか。
謎は未だ解けていない]
……。
[冷静に、冷静に考えるべき時は今だ。
司としての役割を果たすべき時は今だ。
桜花が真実を話しているのならば、誰を信じればいい?誰が憑魔なのか?]
……。
[もう一度ぐるりと8人の顔を見渡した。
顔見知りもいればそうでない顔もある。
その中でも信じれるのは誰だ?誰なら見捨てることが出来る?
本音を言えば、誰も見捨てたくなんて無い。みんなと一緒にここから抜け出して、いつか一緒にお茶でも飲みたい。どこかまだ自分が見つけていない憑魔がいるのだと思いたい。
だけど、それこそ、罠だ。それは甘い罠だ。それは身を滅ぼし、ひいては全滅さえありうる罠だ。
さあ、どうする?どうすればいい?あやのっちの遺体を見て、私はどうしたいと思った?]
―中央広場―
[避けていた「死体」の言葉に表情を固くする]
……えーと。
オレは聞いただけだから、詳しいことは……
[自らが『還した』記憶は無い。
百華のまくし立てる声に、助けを求めるように礼斗を見た]
[百華の言葉が耳に届いた。
したい。死んだ人の事。しがい。
夏に地面に蝉が転がっているのは見たことがあるけれど、人の死体は、見たことがなかった。
どこかにしたいが、いっぱいあったんだろうか。
そんな事を思っていた。
うさぎはそんな事おかまいなしに、空の方をみている。]
[小さく謝罪が聞こえると、許すかのように何も持たぬ右手で従妹の頭を撫でた。
腕の中から従妹を解放すると、周囲で為される会話を自分の中で整理する。
整理すると言っても内容はほぼ知っていたものばかり。
けれどオレが実際に見聞きしていない部分の区別はつけておかなければいけない。
全ては周囲から猜疑の眼を向けられないようにするため]
……ここに居る人数しかもう居ない、のか……。
人の気配がしないとは思ってた、けど。
[そんなことに、と視線を落とす。
そうしながら、オレは帽子の影から一人一人の顔を見遣った。
司は三人、そのうちの二人をオレは知っている。
残る一人は誰なのだろうか、と]
[以前、遭遇した時も、やはり全く掴み所などなくて。
最後まで、静かに笑むだけだった桜の童女。
今は見えないその姿に嘆息していた所に向けられた、史人の視線。
はあ、と、一つ息を吐いた]
……他の、連中は。
恐らく……『憑魔』、に。
[食らいつくされた、と。続く言葉は、察しがつくか]
桜花が一体、何なのかは、わからない。
答えは、誰に聞いても、得られなかった。
[既に亡い『司』、そして、童女自身。
そのどちらからも、明確な答えは得られなかった]
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