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狩人 ユリアン に 1人が投票した。
旅人 ハンス に 10人が投票した。
旅人 ハンス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、薬屋 ミリィ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、家事手伝い ローザ、修道士 ライヒアルト、少女 ベアトリーチェ、狩人 ユリアン、織子 カルメン、細工師 クロエ、鍛冶師 アーベル、シスター ナターリエ の 9 名。
[ユリアンが弓を番えて旅人に放たれるのを、見てしまうだろうか。
庇ってくれているミリィに隠されてしまうかもしれない。
けれど血の臭いが周りに漂えば、ビクリ、と体を固くした。]
[聞こえた銃声。増えた叫び声。
ようやく駆けつけた先の状況に、呆然と立ち尽くす。]
こ、れは……。どうし、て。
[震える声で*呟くしかなかった。*]
─ ベアトリーチェの部屋 ─
[投げた問いに、答えはなく。
結局、その場へと駆けつけることで、状況を把握した]
……っ……!
[室内に舞い散ったいろ。
それに、微か、息を飲んだ後]
ビーチェ、無事、か!
[最初に向けたのは、こんな問いかけ]
[最初の矢はハンスさんの胸に深く突き立っていた。
伸ばされた手が空を切って、ドサリと身体が倒れて。
完全に動かなくなったのを見て、ゆっくり弓を下ろした]
………。
[確認もしなければいけないのに、何故か身体が動かない。
動かなくなったハンスさんの身体をじっと見続ける]
─ 3階 ベスの部屋前 ─
[ハンスさんが動かななってく。
それ見とるうちに、じわじわ息苦しくなってきた]
……── ──。
[声出そうとしてんけど、言葉にならんで唇だけが動いてん。
呼吸しとるはずなんに、苦しくて。
右手を首んあてて、後ろにずり下がった。
誰もおらんかったら、廊下の壁に当たるまで後退ってく]
んぅ…
[軽く体を起こそうとし、身に掛かるものは後から大きなものが傍に倒れる音と、それが何かが見えて理解できた。
体が震えてそれ以上起きれなくなり]
あっ…ぁっ……
[唇も振るえ声もうまくだせなく。
それでも返り血を浴びて紅を交えたその姿が動けば、後から来たものにも自分が生きていることが伝わるだろうか]
─ベアトリーチェの部屋─
[男が漸くその部屋の前まで辿り着いた時、旅人は既に事切れていた。
何かを求めるように手を伸ばしたままの彼を前に、男は少しの間動くことができず。
目が行くのは、男が流した赤い色]
…… 嗚呼、そうだ。
あの、布の色だ。
[洩れた言葉は、あの時共に行動したシスターくらいにしか理解できなかったであろう。
そうして男は目を伏せ、静かに十字を切った]
―ベアトリーチェの部屋―
すまない、失礼する。
[部屋の主である少女に律儀に断りを入れた後で、男は中へと足を踏み入れた。
先ず旅人の遺体の傍により、その瞼を伏せる。まだ温もりは残っていた]
怪我は無いかね。
[それから視線を、赤に染まったシスター>>6へと向けた]
ぁ……は……ふぁ…い…
[もれる声は震えながら情けないものに、それでもライヒアルトの姿が見えたおかげかなんとか返事と判別できるものにはなっていた。
体を起こし……ぎゅっと自分の体を両手で抱きしめる。
おさまらない震えを、抑えようとするように]
[噎せ返るような血の匂い。
旅人の流した血の生々しさにきつく眉が寄る。
は、と息を吐き出して、ユリアンに視線を向けた]
人さらいの、末路とみて相違ないかい?
[尋ねた後、ハンスの方へと歩み寄る。
ライヒアルトが彼の瞼を伏せるを認めれば立ち止まり
その様子を静かに見つめた後、
隠すものの無い男の手指がハンスの首筋へと触れる。
すでに脈は感じられない。
生死を己で確かめるだけの、所作]
――…事切れているね。
[ゆると頸を横に振り、それを口にした]
お、にいちゃ…。
[エーリッヒの声>>2に気が緩んだのか、半泣きになって。
ミリィに放して貰うと、ハンスの体を踏まぬように避けながらも、小走りでエーリッヒの傍へと寄っていく。
拒絶されなければ、エーリッヒの体に頭を押し付け。
拒絶されれば、服をぎゅう、と握りしめた。]
おじさん、逃げよう、って。
[少女はポツリ、と口にする。
先程、投げ掛けられた答えと分かる者はいるだろうか。]
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