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少年 ティル に 3人が投票した
小説家 ブリジット に 1人が投票した
シスター ナターリエ に 1人が投票した
ランプ屋 イレーネ に 7人が投票した
ランプ屋 イレーネ は村人の手により処刑された……
次の日の朝、青年 アーベル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、教師 オトフリート、神父 クレメンス、少女 ベアトリーチェ、少年 ティル、陶芸家 アマンダ、貴族 ミハエル、小説家 ブリジット、騎士 ダーヴィッド、シスター ナターリエ、職人見習い ユリアンの10名。
[その微笑に、手を差し伸べた瞬間、封護の力は荒れ狂った。]
…イレーネっ!!!
[母の封印を破って、暴走しかけたその強大な力に、封護結界は反応してしまったのかもしれない。
手を伸ばすが届かず、空間の割れ目に引きずり込まれる様になすすべもない。]
[アーベルに、答えようとした時には、その姿は、うねりに呑み込まれ消えていた]
なんというか…無差別ですか?
[呆れたような、声]
[不安に、ただただ、ユリアンを見上げていた苗床は、
その力にようやく目を離す。
手は離さずにただ、見る。
消えてゆく、竜の姿。
そして、心の魔と対峙していた水の精の――]
……アーベル?
[自分に水の気を与えてくれていたかれの姿が消え。
呟くように名前を呼ぶ。]
[落ちてきた力に、とっさに反応しようとしたものの]
……くっ!
[目眩が走り、その場に膝をついた。
予想以上に消耗した身体は、場の状況に対する事ができず。
今、癒した同族と。
流水の精霊が、うねりに取り込まれる]
……イレーネ……アーベル……。
[掠れた声で、名を呼んで]
!
[身構えていたからか、昨日よりもハッキリと力を感じ取れた。
消えてゆく気配は二つ。水の同族と、生命の竜と。
そこで目を見開いた]
え?
[自分で思っていたのとは違う感覚に驚いて]
−墓地−
[やって来たうねりは、イレーネを飲み込んだ。
アマンダは、ただただそれを見ていることしか出来なかった]
…ィレー…ネ……
[イレーネから見れば、お得意さんとランプ屋という関係だけかもしれない。
けれど、アマンダにとっては彼女は確かに友人だと思っていて]
また…間に合わ…なかった……
[皆の輪からまだ少し遠いその場に、へたり込み、俯く。
千花はその腕から定位置へとよじ登り、その頬を静かに舐めた]
[喪失感。
対なる流れる水も、その力に呑まれ…。
目の前で消えた同族と、傍らで消えた対なる気配と。
胸の奥で燃え上がろうとする憤りを、拳を握り締めて必死で抑える。
己の力は強すぎる。荒れ狂えばどうなるか判らない。]
[力の奔流に思わず目をつぶり。
存在する手のひらの感覚に安堵しながらも、
その目ははっきりと消えていく二つの存在を取らえていた]
イレーネさん、アーベルさん…。
[ぎゅっとティルの手の握る力が強くなった]
[掴もうとして伸ばした腕の
閉じたままの拳を開く。手の中で生まれて砕けた氷塊の、欠片が落ちる。]
オトフリート。
お前が”歪み”を引き寄せたのでは無いか?
……落ち着け。
[拳を握り締める若竜に、小さく呟いて]
……俺が、ですか。
何故、そう思います?
[それから、ミハエルの問いに、静かに問いを投げ返す]
…あの歪みは、書を封じていた、封護結界のものだと言ったな。
結界の力が書を取り戻そうとして動くものだと。
そうであれば、書を求めて、力を求めて動くのだろう。
竜の封印を解けば、巨きな力が動く。封護結界を、誘導する事が、刺激する事が出来るだろうな。
[火竜に相対するかのような、抑える風もない静かな怒りを言葉に乗せて]
[今の感覚をどう伝えたらいいのかと。
悩んでいる所にミハエルの声が響いた]
”歪み”を引き寄せた?
[ぐるぐる。
取り乱しはしないものの、疑問で頭が混乱しそうになっている]
[大きな歪みが今回飲み込んだのは]
……今度は、アーベルさんとイレーネさん?
!? くっ……
[突如襲う激しい頭痛にその場に*膝をついた*]
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