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─宿屋─
こんばんはーっと。
[威勢良く言いつつ、扉を開けて中へと駆け込む]
ごめんねぇ、遅くなって。
……お、ゲルダとカヤもきてたんね。
[目に入った幼馴染の姿に、やほー、と手を振る。
ぶち猫も、挨拶するようににぃぁ、と鳴いて尾を振った]
―広場―
……うん?
[一度、ヘルムートに目を戻した]
飯が美味いトコか。
だったら、すぐ近くに酒場と宿屋兼ねたトコがあるが。
フーゴーっていうおやっさんのやってる店だ。
[自らそこまで案内しよう、とは言わない]
よぉ。
そっち、もう具合はいいのか?
[再びライヒアルトのほうを向いて、その背後、鈴の音のするほうを顎で示した]
さーて、腹減ったし悪いけど勝ち逃げ。あーそうそう。これ。
――――――――――――――――――――――――――
■名前:ユリアン・ジェラルダイン(Julian=Geraldine)
■年齢:25
■職業:自称旅人。
■経歴:それなりの良家の育ちではあるが、家出人。
気の向くまま、ふらふらと生きている。
■希望縁故:島外の人間です。
ここには前にも何度か訪れているので知ってる方がいると嬉しい。
縁故は濃淡正負問いません。
――――――――――――――――――――――――――
また遊んでよ。安くしとくって。
[用紙を渡す際、相手をちらりと見遣って「な?」と耳元で囁きながら尻をぽんぽん、と叩いて。
相手が何か喚いているのもお構いなしに外へ出る。
扉が閉じる間際、ひらりと手を振って]
んじゃまあ、ご馳走様?
[目のまえのひとが片手をあげたさき。
ながくのばした金の髪をゆらし、ふりかえる。
その途中、耳にはいったのはひさしく聞いていなかった声]
…アル、先輩?
[大学はすでに卒業しており、いまさら先輩後輩もないが。
おもわず口をついて出たのは当時の呼びかた]
アールせーんぱーいっ!
[語尾にハートマークを散らしつつタックル…ではなく、両腕をひろげて抱きつこうとしてみたり。
たったひとり以外、即興味をなくしたようでもある]
―宿屋―
悪い、親父さん。
ちょっとね…気をつけるよ。
[窘められて溜息をつき、小さく頭を下げた。
それでもなおゲルダに直接謝ることまではできないわけだが]
いや、待ってる間は特に。
クロエのお袋さんの話し相手くらいしか決まってない。
そうだな、見ようによっては遊んでるって言われちまうか。
[空気を変えようとしたリッキーに突っ込まれて苦笑う。
まだ冷めないだろうからと、先に甘いソーダだけ口にしていた]
[恫喝に近い声音>>176に一瞬怯えの色を瞳に浮かべ、けれどそれをすぐにおおい隠す。]
あっそう。
ならさっさと仕事を済ませて立ち去ればいいのに。
[ぼそりと小さい声で呟く。
ぶっきらぼうであっても普通に話しかけてくるアーベルにやっぱり胡乱な視線を向けてしまい。
デザートを持ってきたフーゴーに叱られればちょっとばかり反省した。]
おっちゃん、ごめん……
[デザートに手をつけて、少しばかり反省してみたりした。
カヤは食べるのに夢中で此方の話には入ってきていなかったのか、女が聞いていなかったのかさだかではないが、食べ終われば代金をテーブルの上において。]
あたしはもう帰るね。
ありがと、おいしかったよ。
[フーゴーとリッキーに声をかけ、カヤにまたね、と手を振り。
アーベルには一瞥を向けただけで宿屋から出て行く]
─宿屋─
おー、来たかクロエ。
[駆け込んで来た人物に気付くと視線と声を向けて。厨房へと引っ込むと下準備をしていた料理を火にかける。やや後にそれらを持ち、厨房を出て来た]
ほれ、直ぐ食えるぞ。
[持ってきた料理を示してクロエに着席を促す。アーベルの謝罪には短く、ん、と返すのだった]
─ゲルダ─
おぅ、毎度あり。
気を付けてな。
[帰ると言うゲルダにお決まりの言葉を向けて。テーブルに近付くと代金を回収した]
― 広場 ―
リディさんのことですか?
肉体的には問題ないみたいですよ。
[ウィンデルの問いに返したところで、
ヘルムートの声が鼓膜に飛び込む。
それで色々と脳内の回路が繋がり]
おや、ヘルムートさんではないですか。
お元気にそうで何よりです。
[何故此処にいるのか?等々、
常人ならば聴きそうなことはするっと抜け落ちた言の葉を紡ぐ。
相変わらず顔は無表情で、抱きつかれるならばされるがまま、
ヘルムートとの再会を受け入れた。]
―宿屋―
いや、予想より早いくらいだ。
大して待ってないよ。大丈夫。
[杯片手にクロエへ掛けた声は軽い。
席を立ったゲルダは視線で追いかけただけで何も言わなかった]
[入れ違いにはいってきたクロエにわずかに苦笑をむける。]
やぁ。
あたしは食べ終わったからもう帰るところだけどね。
[普段ならもうちょっと長居をするが、本日はアレがいるし、と目でうったえるのは喧嘩友達が居る方向。]
あ、そだ。
また明日あたり、出来上がった作品もっていくよ。
[それじゃね、とクロエに手を振り、夕闇迫る外へと出て行く。]
あ、うん。
フーゴーさんね、ありがと。
[返答が極端にそっけなくなったのは、気のせいではない。
案内をもうしでられなくても不満をあらわさず。
それどころかおざなりにぱたぱた手をふる具合で]
やぁだ、もぅせんぱぁい。
ルーミィって呼んでくださいってばぁ、あいかわらずなんだからぁ、もぅ。
アル先輩もおげんきそうでなによりで…って。
[ぎゅうっと抱きついたあと、首をかしげて。
ふたりの会話が示す少女のほうをみやった。衝撃の顔]
いつのまにか、子持ちに…っ!?
─宿屋─
……んん?
[アーベルとゲルダの様子に、小さく声を上げて首を傾げる。
またやってたんかなぁ、と。呟きは声にはせずに]
ん、そっか、残念。
じゃあ、その時一緒にお茶しよね。
[作品を、というゲルダに笑って手を振り返し。
フーゴーに促され、席に着く]
ちょいと、お客さん来て捕まってたんだけど。
かあさんが、自分大丈夫だから、いっといで、って言ってくれたんよ。
[アーベルにはどこか、決まり悪そうにこう言って。
ごめんねー、と小さく謝った]
あぁ、そりゃよかった。
……いや、待て。肉体的にはって
[どういうことだ、と続けようとしたようだ。
が、ヘルムートの動きに一度口は閉じられた]
……知り合いなのか?
[次に開いたとき出たのは別の言葉。
訝しげな顔で、金髪と黒髪を交互に見た]
村の設定が変更されました。
─宿屋─
[席に着いたクロエの前に料理を並べて]
お袋さん大丈夫なんかい?
折角だしデザートでも包んでやろうか。
[今日のデザートはさっぱりするぞ、とも付け加えてクロエに訊ねかけた]
[鼻歌交じり、すっかり暗くなった道の先。灯りの方へと歩いて]
…とりあえず、今日は飯にありつけそうだな。
[歩くたびにしゃりんしゃりんと音を立てる硬貨に満足気。見知った宿屋の扉に手をかける]
いやー、おやっさん久しぶり!また来ちゃった。
暫く世話になるわー!
[手持ちの袋をどさっと床に置くと、笑顔でカウンターに席を取る]
とりあえず、飯。
[にやっと笑って今日は金あるから、と言い張る。部屋を見渡して、一人の横顔に目が止まる。
二度見。三度見。]
アーベル?
[躊躇いもなく聞いてみた]
ああ、そうだ。
ルーミィさんと呼ぶのだったね。
どうも、作家の君の方が、最近はイメージが大きかったから。
新刊も、読ませてもらってる。
[抱きついた相手の肩を、ぽんぽんと軽く叩き]
……流石にこの歳で、リディさん位の子はいない。
[自分の子どもと云うことは否定した。]
ああ、大学が一緒で、
出会いは確かルーミィさんが取材にきたことだったか。
[ウェンデルとリディに、ヘルムートを紹介するように言葉を発する。]
この人は、作家だから。
[ただし、やはり端的過ぎる説明ではあった。]
12人目、細工職人 ヴィリー がやってきました。
─海辺─
[入り江近くの小さな家屋の中、黙々と作業を続ける男が一人。
彼の手の中の大きな貝殻が徐々に虹色の輝きを放つ、それを見て満足そうに頬を緩めたところに来客を報せるノックの音が響いた。]
……誰、だ…?
……んん?
[ヘルムートがライヒアルトに抱きついている姿を見ると、チリンチリン鳴らしていた鈴の音を止めて、じっとそれを見つめた]
……みゅう。
[なんだろう。
なんかよく分かんない感情がグルグル回ってる]
みゅう。
[こてんと首を傾げて、見つめ続ける]
[なんか、変]
─宿屋─
んー、最近は発作も起きないし、落ち着いてるよ。
寝てばっかりでも良くない、って、お医者様にも言われてるから、なるべく動くんだ、って言ってはいるけど。
[心配なんだよね、と言う言葉はごく小さな呟き]
……あ、デザート?
うん、お願いするわぁ。
[デザートの申し出には、嬉しそうに笑って頷いた]
─宿屋─
いらっしゃー………お?
[開く扉の音、かけられる声に視線を扉へと向けて。そこに居た人物に瞬き一つ]
ユリアンじゃねぇか、また来たのか。
今度はどのくらい居るんだ?
[久々にみた顔に笑みが浮かぶ。金はあると聞くと、そうかい、と言ってまた笑って]
飯の希望は?
無いなら今日はアラビアンだ。
[言って、一度カウンターへと入る]
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