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[アーベルの声と笑顔に視線を戻し、こくりと頷く。
勝手に付けられた渾名に対しては特に気にした風もなく。
むしろそっちで呼ばれるほうが良いのかも知れないが]
[薄茶猫の懸念は当たらずとも遠からず。さすがにヨハナの家からは無理かもしれないが、帰りに他の家から菓子をくすねる気は満々だ]
それにしてもへんな人間ばかりにゃ。
[昨日の妖精を使う青年だの、箒の魔女だのを思い出し、ぶつぶつぼそり。相手も猫妖精に言われたくはないだろうが、まあ知ったこっちゃない]
はぅぅ……。
[ユリアンの驚いたような表情と、問うような仕種に、はぁ、とため息をついて]
どこからそういう勘違いが出てくるですかぁ、ユーリは……。
いるわけないでしょう、もぉ。
[何となくくったりとしつつ、肩に戻ってきた鳥を撫で]
嫌いではないですよぉ。
色んな色や模様は、見てて綺麗ですし。
でも、自分でつけるのは、また話が別なのです。
[アーベルの問いにはこんな答えを返した]
…はて、少々意地悪しすぎたかねェ。
素直にお使い頼むより面白いかと思ったんだがなァ。
[少しだけ元気の無い声に首を傾げたものの、元気に駆け出して行ったリディの背を見送りキッチンへと戻る。
天板に再び包み終えた生地を並べ、オーブンに入れた。今度は切り分けるナイフを残し、テーブルの上を完全に片付けていく。
本当は熱々を食べるつもりが、上げてしまったのだから仕方ない。
二回目のユリアンへの代金分とミリィへのお詫び分は、やがていい匂いをさせ始めた]
んんん……
女の子ってリボンが好きなんだと思ってた。
つけるのが。
ユー君、ユーリ君の方がいい?
[ミリィの呼び方に、つられて聞いてみた。]
ほうほう。
つまり知らない分からない力無しと。
[弄りネタの一つだったか否かの答えは青年の心の内にしかない。
距離を離したままに道を行き、やがて見えて来るのは広場]
子供と聞こえたから。
[呆れた声や溜息にも悪びれた様子はない。
ところで、子供という言葉に不意に脳裏を過ぎる昨日の影。
ちょっと眉が寄ったかも知れない]
[広場にまだ彼らがいるのを見つけると、籠を抱えたまま走り出した。]
おおーい!
アーベルさーん!
お届けものですよー!
[走りながら叫ぶ声は切れ切れで。
けれど疲れた様子もなく広場で会話するお使い先に駆け寄る。
先程より一人多くなった顔ぶれに、改めて挨拶した。]
馬鹿にするにゃ!力ならあるにゃっ!
[ぷんすかぷん。青年の意図がどこにあるかなぞ、元より考える気は無く、言い返す。「力」が何を指すのかはさすがに判るまいが]
へ?
[いきなり聞こえた大声に、そっちを見てきょとんとした顔]
あれ、リディちゃん。
お届けものって何?
おれにお届け物なんて、そんなにないと思うんだけど。
ええと、でもお疲れ。
ありがとう。
つけるのが好きな人の方が、多いでしょうけどね。
ボクは、そうじゃないのです。
[なんとなく、アーベルに返す口調は投げやりだったかも知れない]
聞こえたからって、飛躍しすぎなのですよぉ。
……あら?
どうか、しました?
[それから、ユリアンに向き直り。
僅かに寄った眉に、きょとり、と一つ瞬いた]
[大きな声に振り向き。
それが先程の少女と分かれば、軽く頭を下げる。
直後の別の大声が届いたなら、軽く首を傾げたかも知れない。
語尾とかの点で]
とりあえず主張する前に、語尾をなんとかしたほうがいいと思うが。
人の世に邪魔するつもりなら。
[耳を抑えたまま、目を細めて言う。
雑踏の中では何処まで届いたやら知らぬけれど]
[飛躍しすぎと言われれば頭を掻くが、相変わらず悪いとは思っていなさげだった。
問いにはやっぱり眉を寄せ]
…妙なモノを思い出した。
[モノ扱いである。
妖精王の姿なぞ知らないから仕方ないことではあるが]
あら、リディさん。
[戻ってきた少女に、声をかけ。
違うところから響いた声に、あららぁ? と言いつつ瞬き一つ]
あの声は、猫君?
[その認識はどうなのか]
うーん、どうしよう。
ユー君のままにする。
[いうだけ言ったのかと思えるほど、すぐに決めた。]
まあ、個人の好き好きだよね。
リボンだし。
泥棒猫君じゃなくて、ティー君だね。
[一応名前を言った。そっちをみた。]
妙なもの?
そういえばなにかおれも見た気がするけど、なんだったかな。
覚えてないや。
[配達先の青年の前で急停止。ぴっと肘を三角に曲げてポーズをとると言った。]
エーリヒさんちのお客さんのアーベルさん、アーベルさん。
ウェーバーさんちのおばあちゃんよりお荷物が届いております!
エーリヒさんが欲しい欲しいってねだってた奴!
[それだけ一息に言うと、両手で籠を差し出した。
差し出す瞬間、少し、いや、かなり悲しそうな顔をして。]
未だ温かいよ!
ふみゃっ!
[語尾の方にか、内容にか、まずいと思ったのは確かのようで、慌てて片手で口を押さえる。目を細める青年の顔を見る視線は、やっぱり不信気味]
お、おいら、先に行く、よ!
[広場に他の不審人物達も居る事を見て取ると、籠をしっかり抱えたまま駆け出した]
妙な、モノ?
何か、見たのですかぁ?
[ユリアンの言葉に、こちらもふと思い出したのは、昨日見た怪しい影。
その正体なんて、今は知る由もない訳ですが]
うんそう、好き好きなのですよっ。
[アーベルの言葉には、こくこくと頷いた]
……リディちゃん、ありがとう。
ええと。
食べる?
[思わず尋ねた。まだ中を見る前なのに。]
でも、エーリ君にもあげないとね。
おねだりしたの、エーリ君だし。
はい、はい……っと。
[青年も行こうとはしたもののだが、匂いの源は好物に思えて、つい釣られたのと、何より近寄った折に聞こえた少女の声の中に己の名を拾って、猫妖精とは別方向に歩を進めた]
何の話だ。何の。
[二人の後を付いてきた薄茶猫は、広間に集まる人物に敵を見つけてぴたりと四つ足を止めた。
「ナ゛ァゥ゛(ち、あいつか…)」と低く唸りながら様子見。
が、駆け出した猫妖精の姿に、はっとして注意が逸れる]
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