情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
え、と…ク、クロエ?
[床にへたり込んだまま、娘は困惑の貌を幼馴染に向ける。どう説明していいものか解らぬのか、自身の中の疑惑を口にする事は無く、気遣って呉れる声に、ようやっと一つ頷いた。]
……う、ん、あの、そんなに痛くは無いのだよ
唯…それより、何で此処に連れて来られたのか解らなくって…
[団員が掴んだ娘の細くしろい手首には、掴んだ後が紅く引かれて。此処まで手を引かれてきたと思しき様子は見たものをそう想わせる。手首の痛みを気にするよりは、困惑しているのだと印象を与えた。]
─工房『Horai』─
[隣に安心できる存在があったからこそぐっすりと眠り込んでしまい、
ようやっと強く扉を叩く音に、意識は持ち上がる。]
……誰、お客さん、かしら?
[やや寝ぼけた様子で目を擦りながら、
周囲を見れば、隣にいた夫も眠り込んでいるようで。
起こすのは可哀相かしらと、
昨晩の事を思い出し、その唇に軽く口付けを落としてから、
身なりを整え、段々と強くなる扉の方へと向かった。
カルメンがまだ家にいる様であれば、
扉の音に彼女も目を覚まし様子を伺いにきただろうか。
ともあれ扉を開け中から対応をすると、
待たされた分、やや苛立ちを見せる自衛団員の一人に、
夫と共に、宿屋へ来るようにと告げられた。
カルメンの姿を見咎めれば、彼女にも同じ事を告げただろう。]
大丈夫?
ゲルダ、立てる?
あ、でも立てなさそうなら無理しないでね。
ライ兄たちに手伝ってもらっても良いし、あ、そうそうベル兄も帰ってきてるんだよ。
[おろおろとしながらもゲルダに手を差し伸べ、もしも立てないようなら誰かに手を貸してもらおうとして。]
あら、またあなたなの。
申し訳ないけれど、今忙しいの。
後にしてくださらな……え?
[外にいたのは昨日も来た自衛団員の男。
同じ用件かと思いあしらおうとしたのだが、それを遮って言われたのは予想と反する言葉]
団長さんのお呼び出し?
[瞬きし、見上げた男の表情はいつもより固かった]
何の用件かしら?
[首を傾げるけれど、返ったのはただ宿屋に行けという指示。
伝えるだけ伝えると、彼は足早に女の家を去って行った]
─工房『Horai』─
え……今から、ですか?
一体何の…
[その問いには、他の者らへと対応と同様、答えはかえって来なかった。
とりつくシマも無い様子と、苛立ちが顔に見え始めたのも
見て取れたため、それ以上問うのは諦めた。]
その、少し待ってもらっていいですか。
ゼルを起こしてこないといけませんし。
[団員にそう断りを入れて、
一旦寝室へと戻った。
カルメンとミハエルのこともきになり、
途中空き部屋を覗けば、どちらにも帰宅の旨を伝える置手紙がおいてあり、二人ともが帰ったことに、少し安堵の息を漏らした。]
お客様に留守をお願いするわけにもいかないからね……。
クロエは心配性、だよ
僕なら大丈夫だから…ね、何処か打った訳じゃないから
[立てる、という声に頷き幼馴染の手を借りて立ち上がる。服についたほこりを払うとライ兄達にと口にする声を聞き漸く他にも中に人が居る事を娘は識り、]
わ…。皆、どうして集まってるのかな
団員さんに云われて…なのかい?
[おずおずとクロエの肩越しの向こう側の人を見て。中には見慣れない少年の姿も娘は眼にしただろう。]
…ゲルダ、手。
どうしたの、誰がそんなことしたの。
…ううん、それより。
ちょっと待っててね、ベッティにタオルもらってくる。
冷やした方が良さそうだもん。
[ゲルダにひどいことをした輩に対して内心怒ってはいたものの、彼女にそれを向けるのはお門違いで。
赤く筋の入った彼女の手をとると、そっと撫でて微笑んだ]
皆も、そうなの?
…とりあえず、私ベッティからタオルもらってくるから。
ゲルダは、ちょっとゆっくりしてね。
ライ兄たちはゲルダのこと、お願い。
キーファーちゃんもね。
[ミハエルの言葉やユリアンの話、ゲルダからの返事も聞けば眉を寄せて不安げに表情を曇らせた。
ここに居る皆、何も説明されていないらしいと聞けば何故、と聞くのも躊躇われてとりあえずは幼馴染の手を冷やすタオルを取ってこようと。
ふと蒼鷹に目が留まれば、優しく微笑んで自分にするようにゲルダを気遣って欲しいと頼んだ。]
─工房『Horai』─
[そして寝室に戻れば、まだ眠る夫を揺り動かし]
ゼル、起きて。
自衛団から呼び出しがあったの。
今から宿屋に集まるようにって……
[そう声をかけて、夫が起きるのを待った。]
―自宅―
何かあったのかしら。
[首を傾げながらも、まずは簡単に食事を済ませ、身支度を整える。
工房の家主たちと顔を合わせる前に帰宅したのは、寝起きをあまり見られたくないという思いもあったとかなかったとか。
自衛団員が来た時には繕う暇もなかったため、そのまま出てしまったのだが]
……ああ。
宿屋ならユリアンさんもいるかしら。
[ふと思い立ったように両手を合わせて。
手提げの籠を持ってきて、掌サイズの小さな箱を数個、その中に収めた]
―宿屋食堂―
[大丈夫とゲルダ>>208が紡げば小さく安堵の息を吐き]
薬も一応持ってきてるから
痛むようなら言うと良い。
……嗚呼。
自衛団に呼ばれて来た。
[アーベルの呟き>>210が聞こえれば柳眉を顰め]
人死に、だと?
昨日の嵐……、否、地崩れにでも巻き込まれたか……?
[そういえば、ゲルダの声が聞こえる直前の話でアーベルから相当懐いてるといわれたと思い出してアーベルを見。
なるほど、アーベルの説明を聞けばこれだけ人になれているのも納得がいった。
アーベルをじっと見上げるとにっこり笑った]
ベル兄が育てたから良い子なんだね。
キーファーちゃんにはいつもお世話になってるんだよ。
[そういうと、ありがとね?とアーベルとキーファー両方に笑いかけてからベッティの元へとタオルを取りに向かった。]
―宿屋食堂―
ああ、ほんとだ。
紅くなってる。
[タオルを貰ってくるというクロエに見上げられて頷いた]
足は平気?
あっちで座った方が楽なんじゃないかな。
[息上がってるでしょう、とゲルダに声をかける]
無視したなんて思ってやしねぇよ。
忙しかったせいだよな。
[アーベルの言葉>>200にうんうんと頷いてみせる。
適当な所で話を落ち着けようとするのは
アーベルへの配慮というよりは
クロエへの配慮であろう]
喜んで貰えて光栄だ。
ま、出来は良いはずなんで味わって飲めよ。
[幼馴染の反応に青年は相好を崩す]
― →宿屋 食堂―
[ゆっくり時間をかけて諸々を済ませ、女は漸く自宅を後にした。
いつものように帽子を被り、腕には先程の籠を下げ。
籠の中身には布が掛けられている]
こんにちは。
[帰宅時と同じように障害物に気をつけつつ、やがて宿屋に辿り着けば三度ノックをして扉を開く。
挨拶と共に食堂に入り、目を瞬かせた]
─工房『Horai』/寝室─
――……ふぇ?
[揺さぶりを受けて、まどろみから覚醒する。]
う。おはやう……―――
[とろりとした紅は、妻の姿を捉え、
何時ものように朝の接吻けをしようとしたところで]
どうか、したの?
[妻の浮かべている表情に気が付き、コテリと首を傾げた。
しかし、まだ、寝ぼけ眼である。]
…団員さん達に宿に来いって云われて…
僕ね、ギュスターおじいちゃんに昨日の凄い音の事聞こうとしてて
でも、ダメって云われて此処まで連れてこられたのだよ
[怒る様子に、ふるふると頸を振る。自分が拒もうとしなければ変な心配をさせることは無かったと想えば、少し居心地悪そうに視線を彷徨わせた。]
心配かけて、ごめんなのだよ…
ん、掴まれただけだからさ、直ぐに引くと想う
[手を撫ぜられ、其処で漸く安心出来たのか、淡く微笑みを幼馴染に向けた。ユリアンにも心配されれば、大丈夫だと娘は答えるだろう。]
ひとしに…?
[アーベルの声に、僅か表情が曇る。訊ねの声は恐る恐る腫れものに触れるかのように慎重で。]
─宿屋・食堂─
[眼で追っていた蒼鷹が鳴く。
次いで為される羽ばたき。
翡翠が何度か瞬いた]
…随分と人慣れしている鷹だな。
君は鷹匠か何かか?
[唐突な問いは蒼鷹を伴う男性へと向けて。
その男性から広がる『人死に』の言葉には、周囲の反応を見てから、再び男性へと視線を戻した]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新