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─ 宿 ─
はいはい。
俺は、二階の角部屋にいるから。
[ヘルムートに、自分の部屋の場所を教えておいて。
友の向ける表情>>199に、ほんの少し眉が落ちたりしたものの]
……お?
[妙に改まった様子のゲルダとアーベルの様子に、自然、表情は引き締まった]
─ 宿 ─
[ゲルダの唇を読む。
御伽噺の能力者。その言葉に眉根を寄せた。
言葉の真偽を見定めようと、多少睨むようにも見えるだろう。]
[席から立って、胸元から取り出した鏡を机の上に置く。
服の袖をまくり、包帯と当て布を外して切った腕を見せる。]
昨日、あの後。
これを使ってアーベルを見定めた。
──…アーベルは人間だ。
[静かに宣言した後。]
信じるか信じないかは、皆に任せる。
[とす、と席についたが、身体も声も、微かに震えていた。]
― 宿 ―
ありがとう。
[洗濯女>>202に返せた笑顔はまだ強張っていたけれど、感謝の心は素直に浮かんできたものだった。
けれど彫刻家>>200からも呼びかけられたので、先に話を聞く体勢になった。緊張が伝わってきて、手を軽く握る]
見つける力……占い師?
[加工師>>204の告白に目を丸くしてじっと見つめた]
─ 宿屋 ─
[注目を集めたゲルダは静かに言葉を紡ぐ>>204>>208。
伝承にある力ある者。
その一人である、生者を見定めることが出来る力を持つ者。
置かれた鏡と、傷付けられている腕。
それらを見る瞳は、やはり虚ろなままだった]
……そう、ゲルダ、が。
アーベルは人間、なんだね。
[繰り返すように紡ぐ言葉は落ち着いたもの]
───ああ、それじゃあ。
次はアーベルが襲われてしまうかも、知れないね。
[話自体は信じる、と言うよりはそうと言われたからその通りなのだろうと受け取る。
次いだ言葉は、自衛団長のことを思い出しながら静かに、紡がれた]
[ゲルダの話を耳にしながら周りの皆の反応を確かめるように宿屋の面々を見回す。
最後に自分が人間だと伝えるのを聞いてから口を開く]
僕が言うのもなんだけど、ゲルダが冗談とか嘘でこういうこという人じゃないことは保障するよ。
― 宿 ―
[取り出された鏡>>208を見て、人間だと告げられた彫刻家の方に顔を向けた。
加工師を見た時よりも、じっと据わった視線で見つめた]
[暫くゲルダを見ていたが。オトフリートの方へと視線を移す。
『どう思う』とは仕草で尋ねた。
そも彼女も、能力者も、よく知らないので。
真偽について判断はつけなかった。]
─ 宿 ─
……んー……。
[なされた二つの告白>>204 >>208に、僅かに首を傾ぐ。
深緑に浮かぶのは、静かないろ。
疑うでなく、だからと言って、信じている気配もない。
何れも示さなかったのは、伝承として伝えられる事例を知るが故の事。
『……身の危険を顧みず、事態収束のために名乗り出てきてくれた……と、見たい所だが。
そう言った心理を逆手に取る、強かな者もいた、という記録がある。
この場での即断定は、俺にはできんね』
友の仕種>>213には、素早くこう返す。
この場での即断定は危険なのは事実だった。
ゲルダの力の真偽がどうであっても]
― 宿 ―
ゲルダさんじゃなくて、アベさんが危険になるの?
[彫刻家を見つめすぎて、デザイナー>>210の言葉に反応するのはいくらか遅れてしまった]
[こくり、と息を飲み込んで、近くの薬師に目を移す]
……御伽話も、1日1人、でしたっけ。
[伝承に詳しいわけではないのはこちらも同じ。
それをモチーフにした歌も何処かで歌われていたけれど、自分で歌う機会はないままだった。
そのことを思い出せば、現状とは別の要因から少しだけ眉が寄る]
[腕の怪我のことは初めてしったことだけども、ここでは気にしない風を装う。後で山ほど聞きたいことではあったけども]
突然いろいろあってさ、大変なことになってるけど…、
僕も誰だって生きたいだろうし、誰かに死んでほしいとは思っていないと思うんだ。
だから、信じろとまではいわないけど、協力していけたらいいなって思うよ。
少なくとも人狼以外の多数は同じく容疑者になってるだけの人なんだし。
それと、見ての通りゲルダも何回も力使えるようなものじゃないから、皆大事にしてあげてね?
覚えてる限りでは…。
占いに使う鏡とか水晶玉が1日1回しか使えないとか、占いはとても疲れるとか、モノによって内容は違ったけど。
[1度に全員できるのなら話は簡単なのだろうなと思わざるを得ない。]
とりあえず、少しは進展したってことでいいのかな・・・。
ゲルダさんが占ったベルさんが、襲われる?
[思考が追い付いた頃に、デザイナーの言葉にえっ、えっと反応する。]
ムーさん、詳しく。
出来るだけ優しく。
[なんか無茶な注文もついた。]
─ 宿屋 ─
[視線だけでなく言葉が向けられた>>219のは、丁度食事の最後の一欠けらを口にした頃。
しっかりと咀嚼して飲み込んでから、僕はゲルダに頷いた]
うん。
人の証明を得てしまえば、人狼の隠れる場所は無くなる。
団長さんの場合はそれだけでは無いと思うけれど…。
まだ証を得られていない人を襲うよりは、ね。
[表情は変わらず、瞳は虚ろのまま。
冷静と言えるような表情で言葉を紡ぐ。
その状態で、今度は問うて来たフォルカー>>220へと視線を向けた]
……昨日、君達は御伽噺の話をしていたよね。
生者を見定めることが出来る者……占い師は、どうなったって、話をしてた?
[答えはそこにあると、謎かけのように言葉を返す]
─ 宿 ─
[友人の仕草>>218に『なるほど』と伝える。
そういう手段もあるのかとは、やや感心した素振りで。
もういちどゲルダの方を見た。同時にアーベルの方も。
彼女の真偽がどうであれ、アーベルを人だと判じて、それが正しい可能性は一応高いはずだ。数的に。
ああでもだから逆手に…とか考え出すときりは無かった。
軽く腕組んだまま、めんどくせぇ、とぼやくように溜息が落ちた。]
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