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< すまなそうなアーベルの声に、一瞬めばえた殺意(?)も、消えてしまいました。
手伝うかと問われ、猫(人間)は首を横にふります。
うん、水からあがったら、だいぶ、回復。 >
だいじょうぶ。
…ナターリェ
< 手をのばして、その頭にふれます。そっとなでて…目をさましません。
ちょっと困った顔になりました。 >
[滴を散らして][水から離れる]
[二人より少し距離を置いて佇み]
[下がった眉尻には先日より感情が見えるか]
……、
心地好い、邪魔した?
< ナターリエの頭にそっと手をおいたまま、猫はアーベルを見ました。
そして、首を横にふるふる、ふります >
だいじょうぶ。
…びりって、しなかった?
…倒れてる?
[手をあげてくれたエーリヒの横には、こちらを振り向いた青とその裾には蓬髪が散っているのが見え。
慌てて木から飛び降りて、四肢で駆けてた。
草が横から後ろへと流れて行く。]
…なにか、びりびりするもの、触った?
< 雷撃の精霊…ユリアンとのことなんて、猫はみちゃいません。
だから、そうたずねて。
それから、走ってくるマテウスを、猫はただ、みていました。 >
大丈夫か?何かあったか?
襲われたのか?!
[早口でまくし立てながら、走りこんできて急ブレーキ。
草がばさっと舞った。
心配げにナターリェを覗き込みつつ、アーベルとエーリッヒに怪我がないか、ざっと目視。]
……。
[ばさりと舞う緑][目の前に立ち塞がる巨躯]
[意識に入らぬ様子で流水の獣の問いに思考]
ああ。
食事? ……雷撃のちから。
違う、よ
< マテウスの、あわてようったら。
心配してくれているのは、わかったけれど、猫はなんだかうれしくって、おかしくって、小さく笑いました。 >
電気。
びりって、したんだ。
食事?
< 猫は、ナターリエの頭をなでながら、おうむがえし。
アーベルを見ます。
雷撃…? 猫には、ちょっと、思い出すのに時間がかかりました。機鋼のことを教えてくれたときに、雷撃っていうのも、教えてくれてましたっけ? >
かみなり、食べた?
そうか、襲われたのでないのなら良かった。
3人とも、太刀打ちできなさそうだから…。
…食事?電気?
[アーベルの鋼の爪など知らない為、ただ心配で。
ほっとした後に、聞こえた言葉を復唱する。
意味が、分からない…。]
ん。
バンダナの、から。
貰った。食事。
[雷を直接食らった訳ではないから]
[短く説明とも言えない言葉を添えて]
……多分。
それで。
ちから、溜まって。
水に触れたら、 弾けた。
えぇと良くわからんが。
雷を水に流したのか?それは危ないぞ。
山で川に突き立った木に落雷したとき、魚が殆ど浮き上がってきたことがあったなぁ。
危ないことはしちゃだめだぞ。
[な?といいつつ前足でアーベルの頭をぽふぽふしようと伸ばし]
< ユリアンが食事をくれた。
というのは、猫が理解したことでした。なので、ユリアンから食事を貰う=電気っぽくなる という構造ができあがりました。 >
ええと? ちから…たまった?
…はじけた、ね
< 感覚をおもいだして、ふるふる。頭をふります。 >
……危ない。
[漸く理解したらしく][首肯を一度]
[多少は反省したのか][沈んだ色が覗く]
[けれど、]
[頭を撫ぜられて、][きょとり瞬いた。]
そうそう。
大丈夫だ、失敗は誰にでもあるさ。
次できればいいんだからなー?
[まるで学校の先生のように、しょんぼりしたアーベルの頭をぽふぽふと肉球で撫で。
脇のナターリェの口元に毛まみれの耳を寄せて呼吸音を聞いて、ほっとする。
生えている角には少々驚いたが]
あ、わりぃ。
さて、彼女運ぶかな…?
[肉球で頭をぽふぽふやったが、先ほど四肢で駆けた為青い髪に草がついてはらりと落ちた。
ナターリェを見下ろしつつ、周りもキョロキョロと見て警戒を怠らない。]
< アーベルが気持ちよさそうなので、猫はにこにことしました。
それからナターリエの頭をなでて、 >
…うん。
< マテウスのことばに うなずきます。
そっと川の中に手を入れて(もうびりびりはしませんでした)、足を…すそをなおして、水からだしました。けっして、ほかの人には、みせないように。 >
?
[謝罪の理由がわからず]
[大地の獣を見て傾ぐ首]
[まだ僅か][青に残る緑]
運んだほうが、好い?
[問い掛けは傍らの流水の獣へ]
[其方のほうが理解していそうだったから]
や、髪に草とかつけちまったなーとか。
運ぶなら、乗せてくれるか?
[ついでに乗るか?と笑いつつ、背中を低くするためそっと伏せのポーズ。
エーリヒが水の中で何かしていたのは見なかったのか見えなかったのか、コメントは全くせずに]
< すこし、猫は悩みました。だけれど、アーベルの申し出にうなずきます。
自分でも運べる、のですが。それは体調が、良いときであり。今はおせじにも、そうとはいえないって、自分でわかっていたのです。 >
部屋、のほうが、良い、かも。
< 他人に見せるのは、のぞまないだろう。
そう思って、猫は言いました。
運ぶのなら、ついていって、人の目から、*かくそうとするでしょうか* >
乗せる。
[自らの手を見][熊の巨躯を見る]
[手伝う前、流水の獣が先に彼女を抱き上げた]
乗れる?
[伏せた大地の獣の上に乗せられた身体]
[じっと見つめ]
[彼女が、なのか][自分も、なのか]
[曖昧な問い]
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