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― 回想 ―
[ブリジットとノーラがナイフを受け取るのを見ながら、
皆の先頭に立とうと、足を進める。]
ちょ。ひどいなぁ……。
僕も医師免許があるわけじゃ、ないんですけどね。
[責任を押し付けるようなハインリヒの言葉に(>>852)、
少し眉を八の字にするのは――少しだけの甘え。
それが、何かあれば話ますとの意思表示でもある。]
あはは。まるでベアトリーチェさんが、
ツヴァイさんの騎士みたいだね。
[盲目の少女が、研究員の人の手を引くのを見て、
少しだけハインリヒを揶揄う言葉を向けてから、3階へと向かう。
3階へ向かう際には、ぴんと意識を張り詰めて。]
……ピアノの音色?
[蛇と対峙することなく辿り着けたことと、
優しい音色に、少し詰めていた息を吐き出した。
ピキリ――その瞬間鳴ったのは、裡。]
ああ、イレーネさんが……。
[痛みを表情に出さぬまま、
瑠璃の眸が印象的な女性を思い出す。
どこか、記憶の端に引っ掛かる色――あれは誰だったか。
思い出せないまま休憩室へ向かうと、
果たしてイレーネの姿がそこにあった。]
――…。
[そして、ノーラによって示されたのは蛇。
自分が動くより早く、ユリアンとダーヴィッドが動く。
自分は動かなかった、否、動けなかった。]
はっ……。
[短い息を吐いて、レイピアの柄を握り直した。
視界の端で、ダーヴィッドがノーラを外へと運んでくれるのが見える。
少し安堵して、ファンシングの構えをとる。
構えた刹那――]
――…!?
[羽音が聞こえた。
その後繰り広げられる光景に、この時ばかりは弓があればと思った。
――この背の状況で引けるかどうかは怪しかったが。]
ユリアンさん、良かった。
[しかしながら、事態は好転し、一先ずの安堵の吐息を吐く。
再度痛む肺――深く息をするのが苦しいのだと気がつく。
けれど、その痛みなど、死の痛みと比べれば、どれ程のものか。]
イレーネさん?
[皆と同じよう彼女の名を口にしながら、傍へと。
自分より早く其方に人が集まるなら、叫び声をあげたノーラに、
その傍にいるベアトリーチェに寄り添う。]
くそっ…――。
[そして聞こえてきたイレーネの容体を告げる言葉に、
口汚い言の葉が一つ漏れた。
巡る思考は、切なくも聞こえるユリアンのピアノの旋律に乗って。
感じた違和感、医者としては何も役に立てない今、
そして――進行の早い自分の身体。
感じていた。また、酷く進行が進んだと。]
……あまり、良い結論には向かいません。
[やがてハインリヒに促される形で廊下に出ると、
彼の問いに、険しい顔で首を振った。
咳の止まらぬ様子に心配そうに相手を見る。
つられるように空咳が一つ唇から零れる。
ノーラが助けを求める声を上げるなら(>>118)、
手助けに向かい――アーベルの容態を知り、唇を噛む。
結論が一度皆が集まった方が良いとなるのに、
それに肯定しようとしながら、一度皆に背を向けた。]
……かはっ。
[隠れて、かみ殺すように咳を吐く。
手に零れるのは、紅混じりの砂。前より量が増えている。
もう片方の手で、首にあるバンドに触れた
――見ずとも数値が増えただろうことを悟る。]
副作用……なくは、ないかな。
[手に落ちた砂を握り潰して、下に落としながら、
振りかえりブリジットの問い(>>135)に、短く答える。]
おそらく、通常通りとはいきませんが、ある程度は有効かと。
ただ、薬の使用期限が切れてると思いますので、保障できません。
アルコールなどは大丈夫だと思うのですけど。
――使うのは、自己判断になります。
[続いて、ヘルムートの問いかけ(>>175)には、
まるで最後オペを承諾するか否かの判断を本人に促すような応えを返した。
後に聞かれる成分分析に関しては、「分からない」と答えるか。
研究室を直に見ていない為なので、後で見に行く気ではあった。
そして、皆の歩みに合わすよう、共に階下に降りると、
そこでリディの死を知ることになるか。]
リディ、さん……。
[ダンッ――と傍の壁を殴った。茨が手に傷をつける。
彼女の膵臓が悪いのは自分が一番良く知っていたのに。
例え石化病の数値が低くても、それによってなにかあるかも知れないとも。
もっと気にかけていれば……。
でも、気にかけていて自分に何ができただろう。
後悔と、自分の力のなさに歯噛みする。
自分より数値が高い人もいる、亡くなった人もいる……。
ここで自分が諦めてはいけない。
そう思いながらも、暫くは6の部屋から動けずにいた。]
―回想/了―
[階段を下り、2階までくると、リディのことを知る。ギュンターに向かっていったのを思い出して止まっていた涙が又滲んだ]
リディさん、具合悪かったんだ。
あんまり話したこともなかったの。
[悲しい、と言う気持ちと、皆がそうなるのでは、と言う思いがより増してくる。
アーベルの具合が悪そうだと聞くと、眉を寄せる]
アーベルさん、大丈夫、かな。
[2階6の部屋で邪魔にならないよう、壁に沿って立つ]
[ナターリエが見つけてきたというメモの話も、聞いてもよくわからずに、ただそこで音を聞いていた]
神様は、意地悪だわ。
[音や声でわかる。悪くなって行ってるのが。だから余計に、自分は音を立てないように、努めて、ぽつりと零す。
壁についた手に、茨の棘が刺さる。
痛いと思って触ると、滲んだ血はすぐに粉へと*変わった*]
―― 回想 2F部屋6で ――
[廊下で出会った人と。続々と部屋に集まってくる人と。
ぺこり、ぺこりと会釈して。
そうして体格や服装に視線を走らせる]
[皆、動きが引き連れていたり、庇っていたり、体の一部が変色していたり。ベアトリーチェの姿が見えると、その動きに特に違和感がないのだけを見て取って、彼女の隣へとそっと移動した]
べ ベア トリィーチェ。おとふり と、です。
だいじょ ぶで した、か?
さん階は。へにゃ、どーぶつ、います。
あぶ あぶな です。気を、つけてくださーね。
[話の合間を見つけ、膝をついてそう話しかけた。
エーリッヒが、リディの訃報に拳を打ち付けているのが見えた。小さな、守りたい少女。昨日感じた、ささやかな希望は、相次ぐ死の報告に掠れて見えない]
[せめて、彼女だけはなんとか、と。祈る。
くるりと視線をめぐらし、ノーラの姿を探した。
足を庇う様子に、痛ましそうに首を左右に振る]
…………か
[やがてカルメンと思しき女性が、男性と一緒に入ってきた。
顔を上げる。呼びかけようと、謝ろうとして、動きを止めた]
[彼女は今、どんな表情をしてるのだろう。
声をかけていいのか、迷う]
[そうしているうちに、誰かが話を始めて。
イレーネという女性の死や、その不審な点。
残されたパソコンやメモについての情報交換が始まる]
………ぴゅいとぅ……り
[その単語だけ繰り返して、ただ黙って聞いていた。
全ての話が終わるまで、少しぼうっとしたような目でたたずんでいる]
[なんでだろう。第一ボタンを早くしめなくてはいけない。
そんな気がする。指が動いても、なかなかそれはとまらない**]
[二人が亡くなり、生きているものたちも次第に蝕まれていく。
掌を見つめた。曲がったままの小指をそっとさすってぬくもりを灯す。
個人差はあるのだろうけれど、自分の進行は驚くほど緩慢。
それでも少しづつ増す負荷はわかるから、治っていっているわけではないのだろうけれど。]
[無言で見つめる。
ピアノの前で鍵盤に指を置いたまま、白い彫像と化した姿。
うっすらと浮かべた微笑は、綺麗だとすら思えた。
千切れた首輪は、いつか見た悲しい争いの痕跡に似ていて。]
…時間、ないものね。
無理も出来ないけど、留まっていても…
[その先の言葉は、口に出来なかった。]
[誰かが側に寄ってくる気配がした。同じ高さで聞こえてくる声は、オトフリートのもの。その言葉遣いに首を傾げ]
先生?
うまく喋れてないのは、病気のせい?
……私は大丈夫。先生は、大丈夫なの?
だってわかるもの。先生が苦しそうなの。
[手を伸ばす。オトフリートの腕にたどり着くと、さするように手に取る]
3階は危なかったけど、みんなが守ってくれたから大丈夫だったの。
見えないのって、不便ね。お手伝いも出来ないんだもの。
[気を紛らわせようと、わざと冗談めかして*口にした*]
屋上のヘリ…
[ぼんやりと天井を眺めて。
焦点を結ばぬ瞳。唇は意志とかけ離れた言葉を紡ぐ。]
全員が縋っては、翼は飛び立てない。
選択は賢明にして、非情。
[血の気が引く音が聞こえた。全身の震えが止まらない。
口元を覆おうと上げた手が冷たい。]
誰かを見殺し、に……
[糸の切れた操り人形のように、ふにゃりと崩れ落ちる。]
―2F 部屋6―
[>>183 壁を叩く音に驚き新緑を向ければ
エーリッヒの手に赤が滲むのが見えるだろう。]
…
[嘘が下手で感情を表に現せる彼を羨ましいと
不謹慎にも思ってしまう自分が嫌で
落ちてくる黒髪をそっと指先で耳にかけた。
足は糸を手繰り寄せるようにベアトリーチェの傍らへ。
オトフリートが少女に話しかけていて>>187
覚束ない足取りの自分を見ているとも気づけた。]
オトフリート…あなた――
[彼の呂律の回らなさに瞳を僅かに開いて彼を見た。
カルメンがダーヴィッドと戻って来た様子を気にするのなら
それ以上は言わず、暫くその場で休もうとするだろう。]
[僅かな休息。空には星が瞬いているだろう。
あの不思議な感覚が強く、強く、なっていく。
星詠みとしてではなく何か違うものが対内で蠢いているようだった。
手を胸元に添えておそらくこの部屋にいるだろう
1人の男性を―――深く、「視た」。
探すためではなくて、彼を信じるために、視る。]
……ぁ、…
[秋の夜空に輝くフォーマルハウトのような白い星のような光が一瞬ちかりと見えた気がした。]
(…良かった。)
[安堵の心と同時に、全身を襲う倦怠感。
いけないと思い、壁に手を付けたがそこは茨の壁。]
っ…!
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