情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[人影は、ない。部屋を間違えたのか。
けれど、机の周囲に散らばる煌めき――瓶の破片が、それを否定した]
……。
何、してんだか。
[呆れたような口調。声は、違った。
ざわめくような感覚。嫌になる。過敏になっているだけだ]
[一歩、二歩と近づいて、しゃがみ込み、欠片のひとつに触れる。
べとりと、指先に、何かが付いた]
[ 赤 ]
本当に。
[探している間に彼女の声が後ろから聞こえた]
おはようございます、ブリジット君
[探していた手を止め、微笑む]
よく休めましたか?
…ええ。
[軽く笑む。][ぎこちなくは無いが、"彼女"とは少し違う笑み。]
神父さんこそ。
今朝早くに起きてたみたいでスけど。
何かありました?
[問いには二つの意味を含んでいた。][朝何かあったのかと。][どうして自分の部屋を避けたのかと。]
─森の何処か─
[ぼんやりと、開かれた目。
蒼は自分の居場所を捉え損ねたか、数度、瞬き]
……ぁー……。
[喉の奥、のこるあまさ。
それが、記憶を繋げる]
そーか。
さすがに、あそこにゃいられねぇから……。
[出てたんだっけ、と。
呟きが零れ落ちる]
ああいえ、
血のにおいを直接かぐと、大変かなと思っただけですよ
リディ君が、死にました
[ためらうことなく口にした]
そういうわけで、人を捜していたんです
―村の手前―
[村への道を塞ぐように…けれど、どこか及び腰で…見張りに立っていたのが顔を知る自衛団員だったのは、幸運だった。男は、震える声で戻らなければ撃つと脅す相手にの前に膝をつき、両手を挙げる]
判った、判ったよ。
あんただって辛いんだよなあ。
[深い溜め息と共に項垂れる]
なあ、せめて一つだけ、最後の頼みを聞いちゃくれねえか?
[しばしの沈黙…やがて頭上から「何だ?」と、幾分震えの収まった声で尋ねる声が聞こえると、男は、ゆっくりと手にしていた封筒を差し出した]
女への、手紙だ。約束してたんだよ。頼む、投函するだけでいい。
[雪の上に封筒を置き、そのまま後ずさりに、距離をあける。相手が躊躇いがちに一歩を踏み出したのだけを確かめると、そのまま背を向けて、集会所に向かって歩き出した]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken……。
[歌の、最初の部分を、口ずさみ。
ぴたり、止める。
静まり返っているはずの森は、どこか、ざわめいているような。
そんな、奇妙な感覚を覚える]
……ん……また、何かやったんか……。
[誰が何を、と。
口に出しはせずに。
ただ、気だるげなため息を]
血には慣れてまスから、そんなに倒れたりはしませんよ。
[それは本当のこと。][彼女も、彼らも。][血には近しい故に。]
[リディが死んだ、には何度か瞬き、俯いて。]
そう、ですか。
[声にはそれだけ、応えた。][驚きは当然無かった。知っていたのだから。]
[だが一旦言葉を切り、驚いているフリはする。]
みんな死んでゆくんですね。
人狼が殺したり、人が殺したりして。
[ゆっくりと目を伏せて。][口からは、溜息。][普段の彼女よりは大きめな。]
[遺書を託した男に相応しく、背を丸め、とぼとぼと男は歩く]
[手紙の宛名は、ソフィー=ミューラー]
[男は、嘘はついていなかった]
[広間に入る]
アーくん、見ました?
[会話をしていたようだが、口は挟まなかった。
視線も向けずに問いかけながら、暖炉傍の椅子に置き去りにしていた上着を羽織り、手袋を嵌める]
おはよう。
…アベル?
今日はまだ、見てない、、よ。
[起きたばかりなので、挨拶はおはようのままで。][兄のような人の名を問われても、そう応える。]
[動きを注視するのは、彼女の時の癖か。]
そっか。
[パチり、][火の弾ける音に人の声が重なる]
ええ。
場所も、必要でしょうから。
[扉を押し開く。
温度がぐっと下がる。
乾きかけの髪が、風に煽られるのが鬱陶しかった。
白い雪が、陽のひかりが、目に痛い]
人狼も、人。
[初めて聞いた言葉には、少し驚いた様子で。]
[だが小さな笑いに、こちらも笑う。]
そうは見てくれない人の方が多いデスけどね。
それはきっと、正しい。
[どこか乾いた笑みだった。]
[ぼんやりとしたまま、また、歌を紡いで]
あー……そういや。
忘れてたなあ。
[ふと、ある事を思い出す]
この曲の、楽譜のコト……。
確か、慰霊碑の、前だか横だかに埋めてあんだっけ……。
っても、大分前の事らしいし。
もう、ぼろぼろかねぇ……。
[父さんがここに来てすぐ、だもんな、と。
ため息混じりの呟きが零れる]
[目を擦って、歩み出した]
[ざく、ざくり、]
[雪を踏む音は大きく響いて聞こえる]
[村の方角から歩いて来る人影が、視界に映った。
足を止めて、顔を向ける]
[出て行くユリアンを止める事なく見送り。][その視力の衰えは見えていたが、今はどうでも良く思い。]
[ぱちりと薪が爆ぜて。][その下でゆっくり燃えている香は、その姿を半分ほど失っただろうか。]
[意識は浮かび上がる。鮮明にはならぬままに]
あかいはな さかそう
しろいゆきのうえ たいりんの
[呟くのは、最初の切欠となった]
あおいはな ちらそう
くるしまぬよう あかいろにそめて
[あの時失われていた記憶は殆ど戻った]
システムだからって。
諦めることはないのだと。
希望もあることを知っているのだと。
そうも、言っていたんだっけ。
[けれども、それはアーベルではないようだったから、声をかけることはしなかった。青はよく似ていても、違った]
……やっぱり、森かなあ。
[事件が起こってから、踏み入ったことはない]
[空を見上げる。まだ、明るかった。
いなければいいんだけれど。
呟いて、歩を進める]
―二階・自室―
[いつ部屋に戻ったのかは覚えていない]
[ただ、目覚めて、昨日までの事を思い返す]
……エーリッヒさん。
[目の前で消えたもの。
だけど、それは彼が同じように他の誰かにしたことで]
[誰かがこれからするかもしれないことで]
……終わらせるには、見つけなくてはいけない?
[人狼を]
[だけど自分にその術は無くて]
――でも。
壊さないことには、終わらない。
止まることは、ない。
[だから、あの時もあんな結果になってしまった]
時は川の流れのように変わらない。
場所は全てが決するまで開かない。
選べるのは。
命を、どうするのかだけ。
[自嘲の笑み]
無駄になんか、できるわけ、なかったのにね。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新