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大したことじゃろうが!
[逃げようとするエーリッヒの腕──左腕を掴み上げる。その掴んだ感触からして普段とは違うものと変貌していた]
──……ボロボロではないか。
何をしてこのようなことに…。
[己が左手でエーリッヒの左腕を持ち上げ、労わるように右手で擦る。そして感じる微かな剣の気配。訝しげに首を捻る]
…何ゆえ剣の気配が…。
ともかく、食い止めねば。
[構成する鉱物へと働きかけ、その崩れを抑えようと試みる。エーリッヒの腕を持ち上げる左腕から覗く黒き腕輪。それは何かを中和するが如く鈍く光った。どれ程効果があったかは定かではないが]
[幼子はぐるりと回廊を遠回りしながら、食堂へと向かう。
逆の方へと進めば遥かに食堂へと近い筈であるが、前回幼子が食堂へ到った道は確かに此れと同様。
はてまさかと思ったが幼子は食堂へと続く道程を知らぬのやも知れぬ。
帰路は心竜殿に部屋へと送って貰った筈であるが成る程、帰路を逆に辿るには風景が些か異なる。慣れぬ場所を幼子が歩くには、目指す場所が決まっている今冒険をするには不向きであるのやも知れぬ。
たっぷりと時間を掛けて、漸く幼子は食堂へと到る。
他の個室とは異質とも言えるその扉を押し開けて、仔はおずと顔を覗かせた。]
― →食堂―
[影の言葉に、ナターリエも微笑む]
まさしく。
人手は多ければ多いほどいいですぁ。
[そう言って、右手の人差し指を、左手の上でとんとんと叩き、思考を進める]
……そうねぃ。
貴方を疑っている点はただ一つ。それを私は解消してほしいところ。
先日の、「影」の如き、混沌のカケラの大量発生。
それについて、お話を、嘘偽り無く聞かせてほしいですわぁ。
[穏やかに。だが、限りなく鋭い視線でノーラを見つめる。
彼女が影のように相手の姿を映すように、ナターリエもまた、水鏡のように相手の姿を映し出す]
…つっ!
[メタルの腕にも神経は通っている。それは無機の生命と有機の生命を併せ持つ機鋼故の特性。痛みに顔を顰めながら、中和を働きかけるザムエルの行動に、目を見張った]
ザムエルさん…やっぱり、本当にあなたが…?
[対なる剣の力は、確かにいくらか浸食を食い止めた。が、元凶である剣の悲しみ、或いは怒りの深さ故か、完治には至らない]
―食堂―
[大きな音をたてたのを聞き、目を離す。]
[何かを言おうとし、それから扉の開く音にそちらをみた。]
ベアトリーチェ殿
[先も会った子に微笑みを]
―食堂―
ごちそうさまでした。
[ゆっくりと歩いて扉に手をかける頃、硝子の割れる音が響いた。
それとは別に感じた違和感は、大地竜の黒い腕輪だろう。青年の口元に笑みが浮かぶ]
おや、いらっしゃい。
[触れた扉は力を入れる前に薄く開き、覗いた仔竜に微笑みかける]
どうぞ、中に。
[そして入れ違うように廊下へと出た]
[ノーラと話しながらも、エーリッヒの言葉には困ったように笑み]
おバカさぁん。
何があったのかは知らないけれど、もし、大地のが貴方の敵になっているならば、貴方を癒すはず無いでしょう?
[そこまで言うと、―――くん。と鼻をひくつかせて]
流……水。
何故、貴方から流水の気配が?
…?
――オト!
[大きな音は幼子の耳にも届いたか、不思議そに一度周囲を見回し
しかし中に居た人物に仔の意識は即座に其方へと向けられた。
先日ほどの賑やかさは無いが、良く見れば心竜殿も中に見られる様子。
もう僅か扉を押し開け、幼子は顔を綻ばせる。]
…あのね、おみず。
のみにきたの。
……今更隠しておいても無駄じゃろう。
儂が剣を持つと言うことは既に連中には知れておる。
[中和を働き掛けながら小さく息を漏らす。ある程度食い止めると、己が左手を持ち上げ、黒き腕輪を示すように見せ]
この通りじゃ。
これが連中に奪われし聖魔剣が対、神斬剣よ。
「揺らすもの」の干渉を阻止し、この剣を護ることが今の儂の使命。
竜王様達より命じられたことじゃ。
[エーリッヒに告げる言葉はもちろんノーラにも届くことだろう。言葉を言い終えてから、ナターリエとノーラのやり取りを視界に収めた]
お水ですね?
わかりました。今淹れます。
座って待っていてください
[微笑んで、コップを取る。
アーベルが出て行くのも笑顔で見送った。]
嘘偽りなく、という言葉を貴方から聞くとはねぃ。
< 微かに笑みが浮かべられた。
己を偽りと称すものが、そのようなことを――と >
嘘と偽りで出来たものには困難な話ですわぁ。
暴走した影輝の力ゆえ、欠片はその形状を変貌させた。
私はそう見ていますけど?
< 朗々と語る翁の姿を視界の端に留めながら、言う >
―― 廊下 ――
俺は、誰も敵だとは思っていませんよ。
[水竜の言葉には、静かに答えた。が、流水の気配を嗅ぎ付けられると、また目が泳ぐ]
それはその…
[適当な言い訳を思いつく前に、地竜が示した腕輪に目が吸い寄せられる]
腕輪?そんな形に変化を?すごいなあ!
[きらきらきらきら]
あぁら。
私は「偽者」なのかも知れないけれど、嘘をついたことは一度も無くてよ?
[それこそ、本当か嘘か分からないことを、ナターリエは堂々と答えた]
ふぅん……。
つまり、貴方は先日の混沌のカケラには全く関与していない、とそういうことかしらぁ?
[表情にはおくびにも出さずに問いかけるが、やはり、影の奥を見通すのは難しい、とナターリエは感じた]
ん。
[闇竜殿の言葉にぱたりと椅子へと駆け寄る。
僅かな新緑を芽吹かせながら辿り着いた其の先、
仔は半ば攀じ登るようにして腰掛けた。]
ブリジットもね、疲れてるみたいだから。
あとで、おみずもってってあげるの。
[差し出されたグラスにありがと。と小さく言葉を紡ぐと仔は其れへと手を伸ばした。
掌に包んで、そうしてから闇竜殿へと視線をじと向ける。]
…まだオト、中 いかないよね?
[心配げに仔が呟く言の葉の意味は、私には判らぬが。]
―食堂前/回廊―
[闇色の毛を持つ馬が嘶くのをレンズ越しの紺碧は見つめ、馬が蹄を翻した瞬間、誘うように駆け出した]
――おいで。
[青年の混沌の気配に引かれたか、馬はその後を追う。目指すのは剣を持つ大地のいる方向]
それがよろしいでしょうね。
[微笑む。
それで少しはごまかせるだろうと、思ったのもある。]
ブリジット殿もお喜びになると思います。
――ええ。まだいきません。
大丈夫ですよ。
…暴走せしはお主の力ではあるまいな?
陽光が欠け、安定を欠いたのではないか?
剣の力は安定しておる。
仮とは言え契約せし儂がおるしの。
[ノーラの見解にはやはり異を唱える。あの時の力の増大は己を護るために働いたもの故に。
腕輪を見て目を輝かせるエーリッヒにはやや呆れの表情]
お主は…。
そのように感動して居る場合では無かろうが!
[こん、と拳でエーリッヒの額を小突いた]
[その直後、響く嘶き。何かの思惑を乗せたその気配はこちらへと近付いてくる。急速に。
ハッとして、そちらに視線を向けた]
…、…おうまさん?
[どうやら回廊から響く嘶きらしき音に、幼子は一度きょとりと瞬いた。
しかしその意識も、闇竜殿の笑みに意識が逸れる。
または殿の中に馬が居る事など無いと思ったからやも知れぬ。]
うん。
ブリジット、すごく、つかれてたみたいだったから。
…ほんとう?
[返る言葉に、幼子はほうと安堵の息を零す。
何処へ行くというのか――私にはやはり会話の流れを汲むことが出来ぬが
幼子には其の言葉で十分であったか、こくりと一口喉を潤す。]
―東殿/回廊―
[角を曲がると同時、集まる竜達の姿が見えた。躊躇いなくそちらに走り抜ける]
混沌の欠片が!
[するりと間を抜けた所で振り返り、指差すのは闇色の毛を持つ馬]
―― 回廊 ――
[地竜に、ごつんと拳を当てられて、額に左手を当てる]
てて…っ!
[駆けてくる闇の馬の気配に気付いたのは、その直後だった]
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