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え、ああ、よろしく。
……あんたも風繰るんじゃねぇの?
[ハンスからの挨拶に同じように返して。それから先程浮かんだ疑問をそのまま相手にぶつけた]
きりん。
きこう、りゅう?
[やっぱり、よくわからなくって。
言葉もかおも、思い切り疑問符を表していたことでしょう。]
マーガレット。
マーガレットのおうちなの、ここは。
……。
……茶話会にしては、聊か騒がしいな。
[なにやら騒がしい男の存在を、金の瞳が睨む。
彼を一方的にフルボッコにする某精霊よりも大人しくはあるが威圧感だけはたっぷりとある一睨み。
視線をウェンディに向ければ、昔と変わらない姿に曖昧にひとつ手を上げて挨拶ぐらいはするのだが]
おや。解りますか。
[目前で用いて見せて、解らなければそれはそれで「問題」だが。
風使いの男を眺め、何を思ったか、はたと手を打った]
手合わせでもしてみます?
怯えずとも。
氷破に属するものは、無益な殺生は行いません。
――されど本能はわかりますゆえ、これ以上の距離には近付きません。
[怯える様子に、矢張り笑い。
天聖の子供に、そのまま顔を向ける。
ふたつの種族に答えは告げず、]
マーガレットがここの主ですね。
お会いすると良いでしょう。きっと甘いお菓子をくれますよ。
心の傷を抉られて騒がない奴なんていねぇ。
[睨まれると若干怯むが、言う事は言う。何かどっかで感じた威圧感だと思ってたり]
[セレスの零した、似てるという言葉も意味を理解できずに。
傍から見たら泣きそうな雰囲気で、セシリアと子供達を見た]
(子供はお好き…なのであろうか)
[食べられる心配はなさそう、と何か間違った解釈をして見守る]
ああ、悪い。
まさか人間まで来ているとは思わなくて。
覚えてるかな、俺、ラッセル。
[頬を掻きながら、ハインに軽く頭を下げて謝り。
それからつい尊称を呼んでしまったことに、あ、と呟いた]
ええと…まぁ、機鋼界にも居た位だからな。
きっとそういう巡り合せなんだよ、うん。
ここがお茶会会場なのは聞いた?
呼ばれてるのは現王の方々なんだよ。他にも呼ばれているのかどうかは、俺には分からないけど。
ちなみに我らが王は、向こうで料理してる。
あまぁい、おかし。
[ほわ、ほわ。想像して、なんだかあったかくなりました。頬に手を当てて、ちょっぴり、しあわせきぶん。]
……うん。挨拶、する。
そうしたら、ベアトリーチェが、
どこから来て、どこへゆけばいいのか、解るかな。
[お友達、という言葉に一瞬きょと、としたのは、多分言葉の意味への理解が追いつかなかったから。
それでも、意を悟ればうん、と一つ頷いてから、氷破の気を待とう女性を見やり]
……ボクのこと、知ってるの?
[機鋼を凍てつかせ、止めうる力。
それを感じて、ちょっと声は震えたか]
そりゃーなぁ。
一応俺も風使いの端くれだから、そのくらいは分かるぜ。
[ハンスの言葉に返しつつ、続く言葉に僅かに呆気に取られた]
…は?
手合わせ、って。
いきなり言われてもな。
[自分は特に力比べをしたいと思っているわけでもなく。どうしたもんかと頭を掻いた]
[祈ると逆効果なんじゃ、なんて思ったのは、先ほど聞いた──心の魔の名のせいかも知れない。
勿論、口には出さないが]
ま、あれでプライドは高いんで、我が相方は。
[軽く、肩を竦めつつ。
眩いばかりの陽光の気に、す、と目を細めつつ、軽く一礼して]
心の傷なんてもの、自らで律せばどうとでもなる。
[じー、と男を見ていたが何かに気がついたように少し瞬きを。
ややしてから少しだけ唇がつりあがる。
性格が悪そうな雰囲気は、間違いなくハインリヒが見た覚えのある恐怖を与える笑みに瓜二つ]
…はーん…お前が、ぼけ、か。噂の。
それはどうかはわかりません。
[人の子の姿に、双眸を元来た方向へと向けて。]
ですが、ここに今は力が満ちています。
あなたの探す答えも、知っているかも――すぐにわかるかもしれませんね。
[そうして機鋼の竜の子を見て]
ええ。存じております。
手紙を送ってくれる友から、聞きました。
――何もしませんよ、機鋼竜。
人間はそうそう来る場所じゃねぇのか。
…妖精界だっけ、そういや。
[先程オトフリートに言われたことを思い出しつつ。頬を掻き頭を下げるラッセルにけらりと笑った]
仕事柄、記憶力には自信があるからな。
覚えてるさ。
巡り合わせ?
茶会の話はオトフリートから聞いたが…。
[言いつつラッセルの話を聞いて。その内容に一瞬目が点]
…王って、精霊の王?
しかも現王?
俺ら精霊魔法使いがいつもお世話になってる連中のトップ?
てか王が料理!?
[疑問と突っ込みどころが満載だった]
[きりん、の意味を少女に説明すべきか迷いながら。
氷破の王の声に、私は背筋がぴんと伸びる感覚を覚えた]
氷破……嗚呼、ミハエル殿と同じ…。
[慇懃無礼に近くとも礼儀正しい氷精を思い出し、ほぅと息を吐く。冷たく聞こえても、その言葉に偽りはないと思えた]
はい、大変失礼を…心しまする。
[少しだけ強張る身体の力を抜いて、小さく頭を垂れる。
そうして、ちょっと声の震えた様子の彼の仔の頭をそっと撫でた]
……?
どうしたの?
[ふたりに緊張の様子が窺えたものですから、ベアトリーチェは首を傾げました。とくべつ、怖そうな人になんて見えないのに。]
ちからが、みちている……?
頭良さそうだったもんなぁ、白もふ。
[もはや名前で読んでない。更に言い返してくるギルバートの様相に反射的にびくりと身体が強張った]
う、噂ってなんだよ!
てか何で俺が見知らぬ連中に知られまくってんだ!?
[何もしない、という言葉と、撫でてくれる手の感触。
二つの要素で、大分落ち着きを取り戻せたようで]
……うん。
驚いて、ごめんなさい。
[ぴょい、と頭を下げるものの、でもやっぱり引き気味]
まあ、それどころではなさそうですね。
[薄く、意地の悪い笑みを浮かべる青年を見やる]
人の子はか弱い、
そう苛めてやるな、“陽光王殿”。
[くつ、くつり。
楽しんでいるのがあからさまに解る口調だが]
どの程度の力、て。
大した力は持ち合わせてないと思うがねぇ。
まぁ、軽くやるくらいなら構わねぇけど。
仕事後で動き鈍いかもしれねぇけど、それでも良いならな。
[ハンスの言葉に引っかかりと疑問は浮かぶも、承諾の意を返す]
[眷属の名を聞き、頷く。]
あの子は影とうまくやっているのかと、思いますけれど。
無理はせずに構いません、麒麟。
――遅れましたが氷破界に何かございましたら、先の詫びも兼ねて手助けいたしましょう。
[そうしてベアトリーチェの言葉に、肯定の意を含めた言葉を。]
精霊王がたくさんいますから。――天聖のは、まだいないようですけれど。
そか、お久しぶり。
[覚えてる、というハインに軽く笑い]
まぁ、落ち着いて。これでも飲んで。
[咄嗟にカップに淹れたのは、一番近くに在った珈琲か]
美味いだろ?
わ…ハーヴェイ様は玄人だから。
心して味わうといいんだよ。
[宥めてるのか煽ってるのか分かりません]
………。
[最後で何故かハンスの方を窺うようにチラリと見たり]
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