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―宿屋―
[一度眠れば、前日の仕事疲れも手伝って深い眠りに落ちてゆく。
一度夫の声が聞こえたが、夢現の中ではまともに聞くも返事も出来ずに
ただ髪を梳かれる心地よさと、柔らかなぬくもりに安堵を覚え、
意識は更に深みに落ちていった。
目覚ましは喧騒だった
目を摺れば、すぐに隣に居た人が居ない事に気づき不安気な表情を浮かべる
メモが残されていたので出かけているのは分ったから、狼狽することはなかったが。
着替えも何も用意してこなかったため、服は昨日のまま
皺を手で払い伸ばし整えると、おそるおそる部屋から出て、
人の声のする方へと顔を出した。]
……ギュン爺が?
[丁度聞こえたのは、幼馴染らの会話>>261
それを聞けば、不安は更に色濃く顔に現れた。]
――…あー。
何処が大丈夫なんだよ。
[ベッティ>>259の腕に痣を見つければ流石に引き止めた]
急ぐなら食事の仕度も俺とアーベルで手伝うから
待て、って。
[なぁ、とアーベルに眼差しを向ける。
自衛団長の訃報>>261を聞けばきつく柳眉を寄せる]
……団長殿、強いんじゃなかったのかよ。
仮にも結社、だったんだろ……?
同じ、だったなら、犯人も同じ、か。
[険しくなる表情。
ゆると首を振りアーベルにも引き止められたベッティに向き直る。
慌てて一度部屋に戻り薬の類を持ってくると
痣の箇所を綺麗に拭い湿布を貼って包帯を巻いておく。
他に切り傷があれば消毒し軟膏を塗る事だろう]
― 朝方・宿屋 ―
[何時もと寝床が違うのに気がついた娘はゆるゆると身体を起こした。誰かの脚音を感じての目覚めは酷く耳慣れないものだったから。]
…こんなところで眠ってしまったのだね
[皆に見られるよりは好かったと想うことにして上体を起こす。そのままぼうっと腰かけていたが人が降りてくる様子にお早うと挨拶を交わし。半分寝ぼけていたからか、ゼルギウスが出ていくと解るのに少々時間が掛かった。眼を擦る傍ら、欠伸を噛み殺しながら待つ仕種。]
………、ふあっ!?
[刹那、宿の扉を開け放つ自衛団の騒がしさに一気に覚醒を促されて。物々しい様子に怯えながらアーベルが彼らと話しているのを聞き。]
嘘…団長さんが、おじいちゃんが……死……ッ!?
[驚愕の中、娘の翠の眸は、まあるく見開かれて。身の毛がよだち肌が泡立つ感覚を覚えていた。]
─詰め所傍─
[いつもは妻と繋がっている手で、
今は襟足から伸びる金糸が掛かる華奢な肩を抱く。
自衛団からすれば、要領を得ない言葉の羅列を紡ぐ男は、
赤毛の彼と大差ないのかも知れず……―――。]
あっ……―――
[業を煮やした自衛団の一人の手が、白銀を引いた。
それでも、少年を庇う手を離すことはなく]
だって、私はミハエル君が人狼でないと識っているのだもの。
識る手段があると謂えば、開放してくれますか?
[人外にも見える紅の眼で、真っ直ぐに髪引く人を見詰めれば
相手はたじろんだか、風に幾許かの銀糸が攫われながらも、開放を得た。
ようやっと、困惑を残すままの翡翠に腰を落とし紅玉を合わせると、
ただ、静かに安心させるように微笑んで告げる。]
私は、ミハエル君の無実を識っているよ。
ラピスラズリの精霊が教えてくれるのだといったら、
君は信じてくれる?
[語る内容は、言葉の調子は、まるで子どものお伽噺。]
ごめんね。
私も護るものがあるから、直ぐには言い出せなかったんだ。
[けれど、ミハエルの頭を撫でようとするは、
親が子を想うに似た雰囲気を醸し出す。
子どものまま大人になったかのようなアンバランスさを湛えた男は、手をミハエルに差し出す。]
取り合えず、宿に一緒に行かない?
君が望むなら、君の身の潔白は、私が皆に伝えるから。
[その手は取られたか否か。
ざぁっと風が、ゼルギウスの白銀の髪を遊んで去っていった。]
嘘だ…!!!
おじいちゃんが殺されるだなんて…!!!
[声を半ば荒げて自衛団員に問いかける。
けれども彼らの態度は置くすことなく鋭い物で。]
嘘だよ… そんなの、嘘だよ…っ
[娘はへなりと眉を寄せ、じわりと目尻に泪を浮かべる。
娘の様子が過剰な物だと気がついたのはどれ程居たのか――]
っっ、ふ、う……っ
おじいちゃん………
[暫くは泪に手が泣きぬれて。手首の処置もくしゃくしゃになりつつあった。]
[自衛団長の事を聞き驚くイレーネとゲルダ。
案じるような眼差しを送るを送れば気づいた事が一つ。
イレーネの傍に寄り添うように居るはずのゼルギウスの姿が無い]
……未だ寝てんのか。
[呟きは小さく零れたからゲルダの嗚咽に掻き消される。
手首を手当てした跡が崩れゆくのが見えたが
泣きたい時は気の済むまで泣かせてやろうという思いからか
何かを言うことは無かった]
─詰め所傍─
[笑みと共に紅玉が翡翠に合わさる]
……え?
もしかして…ゼルギウスは、見つけることが…出来るの、か?
[伝承に語られる占い師。
不可思議な力で人狼を探しだすことが出来る者についてが脳裏を過った。
驚きを見せたまま、ゼルギウスの手が頭を撫でる。
差し出された手には無意識に自分の手を重ねていた]
ま、待って!
君が見極めることが出来ると言うなら…。
……皆に伝えるのは、危険だ。
探されまいと、君が人狼に襲われてしまう──!
自衛団長の、ように…。
[慌てるような制止の声は紡ぐにつれて徐々に語気を失い。
見上げていた翡翠は揺れ、視線が地へと落ちた]
─詰め所傍─
[重なる手と手。
いつもと違う温もりに、つっと紅は細くなる。]
うん、そうだね……―――。
だから、謂わなかったのはあるよ。
[翡翠が地に落ちれば、良い子と繋いでないほうの手が
再度ミハエルの頭を撫でる。]
でも、子どもの君が、こんな風に疑われるのは
みていられないもの。
お父さんになる身としては、ね。
そうだ、ね。皆に言うのが拙いと想ってくれるなら
君が信じたい人には、謂っても良いよ。
それで、ミハエル君が、安心できるといいな。
[妻が不安を見せるときするように、繋いだ手にきゅっと力を込めた。]
[ゲルダが蹲るのが見えると僅かに迷うような素振り。
彼女の幼馴染たちが来るまではと思い
ゲルダの傍らに立てばあやすように軽く頭を撫で遣る]
泣きたい時は思いっきり泣けば良い。
[届くか届かないかの声を乗せて吐息を零した**]
─詰め所傍─
[ゼルギウスの手が再び頭を撫でる。
地面に視線を落したまま、紡がれる言葉を聞き。
信じたい人には──、と言われると、ゆっくりとした動作で顔を持ち上げた]
───分かった。
[翡翠がゼルギウスを捉え、紡がれた言葉にこくりと頷く。
繋いだ手にかかる力。
それに応じるように、承諾の意味も込めて軽く手に力を込めた]
……宿屋に行こう。
皆にも団長のことを報せないと。
[自衛団員達が報せに行ったことはまだ知らず。
そうゼルギウスに告げて、宿屋へと*向かおうと*]
―詰所傍―
[また再び、翡翠が紅玉を捕らえる。
判ったと、頷く姿に、昨夜のことを思い出したゼルギウスは]
あ。ミハエル君にも、信じたい人できたんだね。
[本当に嬉しそうに頬を緩めて微笑んだ。
繋いだ手に承諾を示す力が加わると、ゆっくりと立ち上がる。]
うん。そうだね。皆に知らせなきゃ。
けど、やっぱりミハエル君ってしっかりしてるなぁ。
[会話はミハエルの方が年嵩のように。
立ち姿はゼルギウスが年嵩なのは当り前だが。
金と銀。年齢的にも若干の無理を感じさせつつも、
それでもまるで親子のように連なって*宿屋へ*]
─翌朝・宿屋─
ん…あ、れ?…そっか、ここ、ベッティんちだ。
[疲れ果て着の身着のまま眠りについたものの、起床はそれほど遅くはなく。
見慣れぬ部屋に首を傾げるも、すぐに昨日ベッティに頼んで泊まらせてもらったのを思い出した。
体を起こしベッドを軽く直しているところに空腹を感じ、そういえば昨日はサンドイッチ以外食べてなかったと気付いてベッティに何かもらおうと部屋を出たのだ、が。]
?なんか、あったのかな…?
[扉の方がやけに騒がしいのに気付きそちらに向かえば、自衛団員とアーベル達が話しているのが見え。
その会話の内容に、目を見開いた。]
ギュン、じいちゃんが。
[殺されたの、と続けることも出来なくて。
動くことも、赤毛の男が飛び出ていくのを止めることも出来ぬまま立ち尽くした。]
ぁ…、ゲル、ダ…!
[自分も哀しいし、恐ろしかったけれど、彼女の様子を見れば放っておけるわけもなく。
ゲルダの叫びと泣き声に、ようやく時が動いたように足が動いた。
ライヒアルトが彼女の頭を撫でるのを見れば安堵の色を浮かべて、そっとゲルダの隣にしゃがみこむと肩を支えるも、名を呼ぶしかできなかった。
彼女が顔を覆う手首の包帯が乱れているのを見れば、ライヒアルトの顔を見上げるが何も言うことはなく。
彼女が落ち着くまでは、傍にいようとしたけれど。]
・・・ベッティ!!
[扉がまた開き。幼馴染が投げ込まれるのを見ると思わず立ち上がった。
ユリアンとアーベルが彼女の傍についてくれたのを見れば、そのまま心配そうに見つめるも先程飛び出ていったはずの赤毛の男の言葉に思わずきょとんとして。]
…え?
―朝方・宿屋食堂―
[ゲルダ>>268の声にも少し煽られていたかもしれない。
彼女の声より先に自分の心の重さに囚われ、切り替わってしまっていたからその過剰さには気がつけなかったけれど]
気にしない。大丈夫?
[助け起こしたベッティ>>254に尋ねて、痛めてそうな所があればアーベル>>261の言うとおりだと治療を勧めて。
立ち上がったのにあわせて周囲を確認すればゲルダが蹲っていて]
……ライさん。ゲルダちゃんの手も。
包帯ぐしゃぐしゃ。
[毒気を抜かれたおかげで態度を取り繕うことはできるようになったけれど。今の気分のまま接するのは良くない気がした。
ライヒアルト>>272があやすのを見ながら、さてどうしようかと思案しているとアーベルからの小声が届いた]
助けて、くれたの、かな。
[ベッティの代わりという訳ではないのだろうが、自衛団員に連れていかれる赤毛の男をぽかんと見送った後、ぽつりと。
だが、すぐにベッティが投げ込まれたことを思い出してライヒアルトに彼女の手当てを、と頼んだ。]
ベッティ、朝ご飯のしたくなら私でも手伝えるから。
無理しちゃダメだよ。
[ゲルダの背を撫でながら、男勝りで女の子らしい幼馴染を心配して見つめた。]
[そうして、ゲルダが落ち着くまでは傍にいようと思った時。
先程とは違う顔ぶれの自衛団員がきて、自分の名を呼ばれ。
なんだろうとそちらを見るも、今しがたの事があった為表情は強張り睨むようになっていた。]
私に何か用ですか?…ギュン、爺ちゃんが?
…わかりました。行きます。
[自衛団長の遺した指示の中に、自分に何かあった時には骸をクロエに見せるように、というのがあったと言われると、表情は硬く変わり自衛団員の後についていこうとして。]
ゲルダ。ごめんね、ちょっと…行ってくる。
─宿屋─
[幼馴染が泣くゲルダを慰めるのを、少し離れた場所で見ていた。
彼女の傍にクロエもいたため、助け手は足りているだろうと
自分はそこに行く事も出来ず。
一人椅子に座ったまま、ここで成された会話などを思い出していた。
結社、人狼、占い師、霊能者、守護者、あとは…なんだっけか。
元々そういった御伽噺の類は、夫に幼い時ねだった物語でしか聞かされておらず
何をすることが最善なのか、考えてもよく分からなかった。
夫が隣に居ない。
いつも傍立つ夫の存在を支えにしているのはこちらも同じで。
その為か、やや不安定な心を抱えて少し落ち着きなく周囲の様子を見ていた。]
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