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うん、きっとー
ゼツメツキグシュいっぱいですよねー
[フユの言葉に真剣に頷いて、
チャンネルを変えた瞬間の血文字に、きゃぁーと恐怖よりも楽しそうな響きを持った悲鳴。むしろ歓声]
そうこれですー!
すっごい怖いんですよー!!
前の時はー
[ものすごく楽しそうに前回の内容を語ろうとするが、やめろといわれればやめるだろうし、
*チャンネルを変えてもきっと文句を言うだけだろう*]
いや……メールには、それだけしか書いてなかったので、俺にはなんとも。
[真剣な様子に、こちらも真剣にこう返す。
反面、ノリと勢いの良さが身上の末姉の事、特に深い考えはなかったのでは、なんて思いもあったりする]
「いえ、な、んでもありません、よ」
[亘が逃げ腰なのは誰の目にも明らかだ。
が、請われれば、むしろ命令されればその場に戻り
*言われるままに話をするのだろう*
そうでなければきっと逃げる。]
オレだっていつもじゃねーもーんだ。
[子供っぽい台詞を返して、寮へと足を向ける]
んー、自分で作りゃいーじゃん。
材料は、御堂サンに頼んで置かして貰ってるから、問題なし。
[流石は調理部、と言ったところだろうか。
休み中は部室を使うのも難しいから、
代わりに炊事室や給湯室を使わせて貰っているらしい]
あ、そーそー。
シャーベット作ったんだけど、食う?
ピンクグレープフルーツのー。
そろそろ出来てるはずだし。
[人気のない道、二人の姿は、遠目にも目立つだろうか]
怒らせたのでなければいいんだが。
ああ……俺は、天野久鷹、二年に編入した。よろしく。
[真剣な顔のまま言って、ふいに思い出したように自己紹介]
いや、トンネルの壁に生きたまま塗り込まれた人とか……。え、まだあるの……
[止めろと言おうと思うも、先輩としての矜持が邪魔してそうもいかず。結局は元気一杯な怪談を聞いている。]
……何かさ、日月君。
俺のこと怖がってない?
[何を今更。聞かれた本人及び周りにはそう思われたかもしれないが、洋亮にとってはそうではない。
視線の高さを合わせ、じっと見る。何と返答しようが彼の残留は決定事項のようだ。妹絡みがないだけ今日は未だマシかも知れない。]
あれ。
天野先輩…て、あの天野先輩?
[ふとアメリカ云々の会話が聞こえたらしい。振り返って大柄な男子生徒のほうを見た。]
…そりゃ、いつもロッククライミングしてたら、
俺の心臓が保ちませんって。
[子供の様な言葉に、けら、と小さく笑いを零して。]
あーなーるほど。自分で作れる人は羨ましー。
俺なんて食いっぱぐれたら、間違いなく夕食抜き決定ッスもん。
[調理実習の様なレシピを用意してならば兎も角、
子供の手作り料理代表・カレーの作り方すら空で記憶にない彼が、
まさか夕食に代わる食事を作る事など出来るはずも無い。
ほとほと感心したような溜息を零しながら、
ショウと並んで寮へと向って足を向ける。
と、続く言葉に、ぱっと顔を相手へと向けた。]
って、食う!食います!!
食わせて下さい。ゴチソウサマです。
[思いがけないデザートにラッキー!と右腕で小さくガッツポーズ]
いや……それはないと思いますよ?
[怒らせて、という言葉に、僅かに首を傾げて]
七恵姉さんて、怒ったらその相手と徹底的に関わらなくなる人ですから。
[だから、大丈夫だと思いますけど、と笑い。
自己紹介に、居住まいを正す]
俺は、各務誠人。二年……という事は、学年はおんなじですね。
[この場合、なんて呼べばいいんだろうか、と。
そんなことを考えつつ、わずかに首を傾げて。
……視界の隅を掠めたワタルの様子には、心の奥底で合掌していたかも知れないが]
天野先輩。
留学してて
本当はもっと早くに転入してくる筈だったのに
空港で麻薬所持が見付かって遅れてる、
って噂の?
[天野という名前は、
耳聡いクラスメイトが休み前に話していた。]
[矜持と恐怖の折衷案として、マイコの気を逸らそうとフユはやや必死だ。]
……ヒサタカでいい。
[呼び方に迷っているのを感じ取ったのか、マコトにはそう告げて。先輩と呼ぶヨウスケに振り向いた]
…………君は?
いつもは失敗しねぇーって。
[本当ホント、とやけに強調して繰り返す。
今までに表沙汰になっていなかった事を考えれば
それは真実なのだろうか、逆に嘘っぽく聞こえてしまう]
あずまん食いっぱぐれたら作ってもいーよ。
[貸しにしとくー、と笑みを作り答えつつ歩く。
次第に近づいて灯りと、微かに届くのは、賑やかな声]
オッケー。
んじゃ、夕飯作りついでに出して来る。
かき氷食いたくなったケド、機械なかったから、
シャーベットでも作ってみようと思ってさー。
ウチにはあったんだけどな、ペンギンの。
[フユの話には、沈黙]
………………………
…………………………………
……………………………………………面白いな。
[感心したようだ]
ん、わかりました。
[告げられた言葉に一つ、頷く。
さすがに呼び捨てや、同い年のようにくん、と呼ぶ訳にはいかないから、さん、てつけるようかな、などと*ふと考えて*]
うん。その天野先輩。
元々アメリカにも密入国してて、バレそうになったから飛行機ハイジャックして戻って来たとかも聞いた。
[再び振り向いた少女に返す。根も葉もない噂話はあちこちで飛躍しているらしい。]
…えーと。
佐久間洋亮、です。今3年の。
[本人から声を掛けられれば、少し躊躇った後名前を告げた。]
嗚呼そう、そのハイジャックの話も……
いえ、すみません。
都市伝説のようなものだとばかり。
3年の、榎本芙由です。
[座ったままで、機敏に頭を下げた。
だが実際のところ、ヒサタカは
反応からしてえらく変わった人だと思った。]
なるほど…
[密入国云々には、やはり感心した様子で]
三年、なら、そちらが先輩だな。
よろしく、佐久間先輩。
[そして相変わらず無表情]
―寮―
[玄関をくぐれば、騒がしい声が聞こえる。]
[ほとんどが帰省したはずなのにそれでも騒がしいのは相変わらずだななどと思いながらも、寮母に帰ったと声をかける為に声のする方へと足を向け。]
…昨日の今日じゃ信用難しいッスよ、センパイ。
つーか、何でそんな必死に言うんスか。
[逆に信じられないんスけど。と何処か疑いの眼差しを相手へと向ける。
尤も、実際に失敗していたらまず自分が知るだろうから
そうで無いのは判ってもいるのだが。]
わ、マジっすか。いやー持つべきモンは料理の出来る先輩っつーか!
でも、貸しにされても返すモン無いんスけど。
一先ず、シャーベット楽しみにしてまーす…っとと。
[向けられる笑みに、けらりと更に笑みを浮べて。
漸く寮前へと辿り着くと、手に握った携帯で何処かへワンコール。
本来なら、インターホンを鳴らせば寮管理人が開けてくれるのだろうが
無断外出していた人間、しかも昨日の今日では…まぁ、絞られるだろうから]
よす、慎サンキュー。助かった。
[通話を切って数十秒。こっそりと、ばれない様に内側から扉を開ける
友人の姿にヒラリと手を上げて。]
[すみません、というフユの言葉には不思議そうに]
君が謝ることはないと思う。
………榎本先輩。
[呼び名にだけ先輩とつけるのは、どうなのかとか、勿論考えちゃいない]
いえ、あの。
先輩と言われましても、形式だけのものですから。
本来は天野さんの方が年長になる訳ですし。
[どうも妙な調子だ。]
嗚呼、サヤカさん。
[小さく会釈を返した。]
あ、…え。
…呼び捨てで良いすよ、年齢的にゃこっちが下ですし…
[先輩に先輩と呼ばれる違和感はかなりのものらしい。無表情ながら感心しているらしいことはかろうじて分かったものの、何となく落ち着かない。]
…あ、霧生さん。
どーしたん?
[同じ無表情でもそれがクラスメイトであれば、若干落ち着いた態度で軽く手を上げた。]
………………………
………………………………それじゃ、佐久間くんと榎本さん。
俺のことも呼び捨てで構わないが、強制はしない。
[考えた結果、呼び名変更]
必死じゃねーってばー。
[腕を組み、むすっとした表情を作る。
…余計に言葉を重ねるのが怪しいのだけれども]
そのうち、なんかあるかもしんないしー。
作っとくに越したコトはないっしょ。
[辿り着いてからの手際の良さに、感嘆の声を上げる。
とは言えこちらは、今日は無断外出ではないから、
咎められる事もない…はずなのだが、
昨日の事を思えば、用心に越した事は無いだろう]
おー。いい仲間持ってんなー。
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