情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
一人、ね。アレに行かせていれば良いなら良いが。
[無理だろうと独りごちるは、広場ちかく。
ネロの様子を見て、そこに居たカルロスに視線をくれた。]
役に立っているようじゃないか。
[わらう声。
手出しはせずに、広場へと向けて*羽ばたいた*]
―回想―
[白い狐の面に投げられた枝を、胸元に手でキャッチして、少しだけ眉を顰める。
あぁ、金持ちは余裕だから―と思うも自分のその醜い感情を押し隠すように目を細めた笑顔を顔に貼り付けた。]
ん、ありがとう。
[複雑な胸中を悟られないよう、目線を流すとジョエルがやってくるのが見えて、笑顔で手を振る。
それからアヤメとスティーヴとの会話を、2歩下がった所で手枝を弄びながら聞いていた。]
[大仰な身振り手振りを加えた説明は熱が入るも、やはりネロには届いていない事だろう。
そんなだから声が耳を掠めるまで、その気配を捉えられずにいた。
見返すよりも先に不快の表情を浮かべ]
美人なレディの頼みだからね。アンタの命令よりか、よっぽどやり甲斐があるさ。
[文句でもあるのかと視線で問い、吐き捨てる。
ケイジが飛び立つ様は見なかった。見せ付けられるのを拒む事、それすらも向こうには滑稽に映るのかもしれないけれど。
程なくしてやってきた人物にネロを投げ渡し、自身も広場の端に*佇む*]
やァ、確かネル、だったか。
[声音はきみょうに優しく響き、狐はくれないの少年を見る。
それからカルロスの言葉に、ふたたび目を向けると、喉を鳴らして嗤った。]
ずいぶんと反抗的だな。
――あァ、きずがいたむ、か?
[面の下、白いかんばせ。くれないの三日月の笑みが浮かぶのを、彼は常の様子から想像することが出来よう。
音を立てて羽ばたくと、カルロスからの視線は外れる。]
[ゆる、と頭を巡らせると、白い狐の面が着地するのが視界の端に捉えられた気がして、ぽり、と頬を掻く。
先程彼に投げられた枝から赤い実は捥がれ、それは既に腰につけた袋へと収められていた。
誰に貰ったものとは言え、父が、母が、妹が喜ぶかもしれないから。]
…早く、出てこないかなぁ。
[聖殿を見上げて呟く独り言はからりとした音色で、聞こえた者に愚痴と聞こえ無い。
雲はゆるく流れて陽を透かし隠し、影が足元に落ちた。
そのまま見上げる目線を上、空と逃がすと、細い目は更に細まった。]
[ゆるく頭を振って、長い黒髪をうしろへ回す。
と、先に枝を遣った男、ラスの姿を見て、狐は歩を進めた。]
巫女殿は未だお隠れのようだな。
[揶揄いの色を含んだ声音はまじめそうには聞こえない。]
――退屈だ。
そうは思わないか?
[玩具を見つけたように、狐はわらった。]
[白い狐の面が近づいて来るのを目の端に認め、首を回してそちらを見た。
退屈、と言われれば首をコキンと捻って]
まぁ、そう…ッスかねぇ。
でも待つのは俺嫌いじゃないし…何か?
[年上ではあるけれど敬う対象では無い相手に、曖昧な敬語で言葉を返す。
その音色に楽しそうな何かを感じ取れば、何か頼まれるのだろうか、と、長身の上で頭を傾けた。]
使いづらそうだな。
無理にそう話す必要はないと、わかっているだろう?
[クツ、嗤って狐は彼を見る。
他の翼を使えなくして以来、狐は疎まれているのだから。]
特別何もあるわけじゃァ無いが、
――あァ、こんど、仕事でもねがおうか?
あいにくと、高い位置の窓は拭かせられないんでね。
[なんら裏のないように、言葉がつくられた。
狐の下では、愉しげな三日月。]
…ん、でも年上、ッスから。
[自然と口元に貼り付けた笑みは、空の雲が溶ける様に薄れてしまう。自らのそれに気づく事も出来ずに紡がれる言葉を聞いて、む、と眉を顰めた。]
窓拭きなんて何処にでも居ると思うんスけど…
同情、スか?
それとも、ダシ、スかね。
[自らの首の後ろを右手を上げてさすりつつ、片方の膝を曲げて立ったまま足を交差させる。
トン、トン、と少しその足先が、音で苛立たしさを示して居た。]
いま、思い出しただけだが
[対して愉しげな様子、面の上にも伝わる。]
そんなつもりはなかった、といっても、信じそうにないな。
さて、困ったことだ
[足元に視線をやって、]
まァ、いやなら無理にとは言わないさ。
[楽しげな様子を見て取り、カリカリ、と首の後ろに回していた手を上げて後ろ頭を掻いた。
暫しの間目を瞑り、小さく溜息を吐く分自分の中の黒い感情を押し込めてから、口の端を持ち上げて少しだけ引き攣った笑顔を作り、竜胆色の髪を揺らして首を振る。]
いや、俺が考えすぎッスね、卑屈ですんません。
仕事が貰えるなら、勿論やりますよ。
[肩を竦め、足先は動きを止める。]
ならばこんど、手のあく時にたのもうか。
[動きを止めた足に、音に、わらい。
聖堂へと狐は目を向ける。]
もっともこれが、何を意味するか。
――あァ、そうだ。
[狐は、その面の表情を、かくす。たのしげな、悪趣味なかお。]
我慢は、身体に悪いぞ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新